アイスブレイク
2022年06月04日
☆★若者エキスをしっかり吸収〜インターアクト・クラブ年次大会の講師を務める
<大会パンフレット>
6月3日、南陽市の「蔵楽(くらら)」で、国際ロータリー第2800地区「第29回 インターアクト・クラブ年次大会」が開催されました。
現役教員の最後だった南陽高校で私は、立ち上がったばかりのインターアクト・クラブの顧問として、ロータリークラブの方々から様々なご支援を受けながら活動していました。
3日に会場に伺うと、そのときお世話になったロータリアンの皆様や、一緒に顧問をした他校の先生方としばらくぶりにお会いし、懐かしさいっぱいでした。
<開会行事進行中>
教職を「中退」してからもう14年も経ちます。
今回の私の役割は、大会のテーマである「奉仕の心の深化と発展」に即し、午前中は「アイスブレイク」に関するワークショップ、午後は「災害時に私たちにできること」のテーマで、私の経験を踏まえてボランティア活動のあり方を生徒たちに伝えることでした。
<午前中のワークショップ>
初めて顔を合わせる県内8校の生徒たちおよそ80名との90分の活動は、携帯マイクを使っても声が枯れそうなくらいでしたが、次第になごんでゆく雰囲気の中で、生徒たちが生き生きと活動してくれました。
単純なルールの中で、できるだけ声を出し、語り合い、笑顔になる。
そんなアクティビティをいくつか準備し、ロータリアンにも参加していただきながら進めることができました。
学校や地域でのボランティア活動の中で、あるいは子どもたちとの活動の中で生かしてもらえたら嬉しいことです。
<午後はヤギおじさんのレク>
昼食休憩の後は、2011年の東日本大震災を踏まえ、その直後から私が関わってきた被災地の支援活動から説き始め、近隣で災害が起こった時に自分の安全が確認された後に、ぜひみなさんがボランティア・リーダーやコーディネーターになってほしいとの願いを伝えました。
彼らは当時はまだ未就学児でした!
個人でできることは小さいものであることはしかたがないので、それならば続けてゆきましょう、と呼びかけました。
11年目に入ろうとしている福島の子どもたちのための週末保養「森の休日」のことも紹介しながら、継続の大切さを強調したところです。
その後、各校から活動発表がありましたが、それぞれの学校で地域の特徴を生かした活動が行われていました。
若者たちのエネルギーって素晴らしい!
ヤギおじさんも、若者エキスを吸収し、ちょっと若返った気がしました。
この度はお招きいただきありがとうございました。
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2021年10月09日
☆★若者たちの自然体験お手伝い〜東海大山形高校の生徒たちと
<はじめはアイスブレイクから>
8日は東海大山形高校の生徒たちのネイチャーゲーム体験のお手伝いをしてきました。
2年生の選択授業の中に「自然」という科目があるのだそうです。
実習で草刈り機の使い方もマスターしているそうですから、なかなかです。
欠席があって、この日は生徒9名、先生2名、それにオブザーバーとして森林関係の団体の方が2名おいでくださって、活動するにはほどよい人数でした。
<公園案内板>
会場となったのは学校からさほど遠くない山形市の「成沢城跡公園」というところでした。
なかなか素晴らしいフィールドでした。
<どの動物の特徴だろう?>
アイスブレイクの活動を行うと、生徒たちの表情が和やかになるのがわかります。
動物カードを使ったアクティビティを2つやり終えた頃には、自分たちから声も出るようになってゆきました。
<合間に「人間知恵の輪」>
アイスブレイクで取り入れた「人間知恵の輪」の活動も、各自のアイディアを口に出していると、どんどんほどけてゆくから不思議です。
<公園の森を歩く>
最後のアクティビティは「フィールド・ビンゴ」。
ビンゴカードを持って公園の遊歩道を1周してみました。
普段は見上げない高い梢、しゃがみこまないと見えない地上の生き物、耳を澄まさないと聞こえない生き物たちの声。
生徒たちには何度か訪れている場所も、新鮮な発見に満ちたワンダーランドでした!
<クルミってこうなってる!>
途中にクルミの木があって、落ちたばかりの実や、何日か経過して表面が朽ちてきた実などを広い、最後に並べてみました。
クルミが、あの形のまま木に実っているわけではなく、梅干しの種のようなものであることがわかってもらえたようです。
小さな体験を通じて、ちょっと自然に近づいて、まわりの見え方が違ってくるようになったら嬉しいな!
生徒たちは来週のこの時間は、この公園の草刈りを体験するようです。
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2021年04月10日
☆★『若い友へ』贈る新たな出発の日〜南陽高校で
<自己紹介活動を行う新入生たち>
4月7日に入学式が行われた県立南陽高校。
昨年はコロナによる休校によって実施されなかった新入生のオリエンテーション活動に、今年はまたお招きいただきました。
この学校で教員を「中退」したのはもう13年前のことになります。
4月9日の朝は雪が降る朝で、気温が低く、体育館での活動に不安もありましたが、大きなヒーターを稼働させて暖めてくださっていました。
124名の生徒たちが整列した体育館で生徒たちの正面に立って「ヤギおじさんです!」と声をかけましたが、ほとんど表情が変わらないほどにまだ緊張していました。
いくつかのアイスブレイクの活動を行い、自己紹介の活動を展開しているうちに、次第に表情が和んでゆきました。
やっぱり、自分から声を発するということは大切なことです。
<新2年生の活動>
実はこの日の午前中は2年生の活動にも呼ばれていました。
彼らとは本来ならば一年前に出会うはずでした。
2年生はこの高校で一年を過ごし、文系・理系のクラス分けがありました。
新しいクラスに所属したという緊張感は、新入生ほどではないとしてもあったはずです。
この中の何人かの生徒たちとは、この冬のスキー授業で一緒しています。
最初のアイスブレイクの活動ではこの日が誕生日だという生徒が2人いて、それもちょうど隣に座っている二人でした。
お互いびっくりしていました。
<入学式の花が飾られた玄関で>
この活動では以前から、最後に芳賀秀次郎先生の詩『若い友へ』を紹介してきました。
若者たちがこれから過ごす2年間、3年間は、自分の人生の方向性を決める上でもとても意味のある時間になるはずです。
思春期の中で様々な悩みや苦しみを味わうことがあるかもしれませんが、自分だけの道を切り開いていってほしいと願わずにはおれません。
若い友へ
芳賀秀次郎
ともよ
心をはげまして
今夜も 夜ふけの机に向おう
苦しさに耐えて
夜ふけのノートを読み続けなかった人
疲れに耐えて
夜明けのペンをにぎり続けなかった人
その人は学ぶことの喜びを知らない
人類の遠い歴史のなかで
いのちを守るために
幸せを創り出すために
愛を実らせるために
生み出され 語り伝えられてきた数々の智恵
それを学びとろう
テキストのわずかな一頁にも
ぼくらの祖先が
たたかいとってきた百の知識がこめられている
数々の試行錯誤をかさねて
確かめ合ってきた千の法則が輝いている
それを学びとろう
新しい歴史をひらくために
人間の幸せを築くために
きみと
きみらと
助け合い
はげまし合って
ともよ
今夜も 夜ふけの机に向おう
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2019年06月11日
☆★図形の中から漢字探し〜どんな漢字が見つかるかな?
<ここにどんな漢字が隠れているかな?>
大学の授業で毎回外でのアイスブレイク的な活動を行っているのですが、10日は室内でできるものをやってみました。
その一つが、写真のような図形の中に隠れている漢字探しです。
最初は一人で取り組んでもらい、数分したら周りの人たちと見せ合い、教え合ってよいことにしました。
一人だと15〜20個ぐらいがせいぜいでしたが、わいわい話し合いを始めると、どんどん増えてゆきました。
線の長さや「はね」などは全く考慮せず、とにかく「読める」ということで考えてみます。
「一」、「二」、「三」、「田」などは誰でもすぐに見つかります。
さてみなさんはどれぐらい見つけられますか?
大学生たちはなんと60以上も見つけたのです。
だから助け合うって素晴しい!
☆『広い河の岸辺コンサート』第3回!
チケット発売を開始しました!
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☆好評、三刷! やぎりんの新著『わくわくオーケストラ楽器物語』!
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☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」
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2017年05月17日
☆★若者たちとの交流は「4合目」〜若者たちの感性は刺激的!
<このフープ、どうして浮き上がるの>
☆「葉っぱ塾」は「共謀罪」の成立に強く反対します! 賛同署名に ご協力ください。
山形市内の大学での非常勤講師、早いもので「4合目」を過ぎました。
私の毎回の講義の最初では、何かしら「アイスブレイク」の活動を行います。
彼らが教育の現場に立つときに、少しでも役立つものがあればとの思いで、毎回準備してゆきます。
この日は「ヘリウム・リング」と呼ばれる活動を行いました。
フラフープを十数人の人が指一本で支え、指が離れないようにしながら地面まで下ろすというものです。
不思議なことに、このフラフープ、上に向って浮き上がってしまうのです。
どうやったらうまく地面に下ろすことができるのか、それが問題です。
<提出された「園だより」>
この日は「園だより」を作ることがメインの活動でした。
保育園や幼稚園からは、いろいろな「通信」が家庭に配布されるはずです。
その中でも、「きょうはこんな活動しました」というお知らせを作ってみようということで取り組んでもらいました。
速報としての役割を持たせるにはどんな配慮が必要なのでしょうか?
若い感性でそれぞれに取り組んでくれましたが、難しいのは「何を入れるか」ではなく、「何を削るか」なのかもしれません。
提出された「通信」に刺激を受けています!
☆吉永小百合さんからの復興支援Tシャツ
☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」
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2014年04月17日
☆★若者たちと学び合う春!
<明けゆく東の空>
16日も好天の朝を迎えました。日の出直前にジョギングを始めると、東の空が素晴らしい色に染まり、刻々と色を変化させてゆきました。
長井市内の「白つつじ公園」の周囲の桜が「ポチッ」と開き始めていました。いよいよ桜の開花です。
あちこちで梅の花の香りを感じました。桜より一足早く咲き始めた梅は、今がほぼ満開。この春は梅が咲いてから桜が咲くまでの間がなかったような気がしますが、これはちょっと不確かです。
この日、私にとって一つの新しいスタートがありました。
4月から7月までの「前期」、ある大学の非常勤講師を務めることになり、この日が最初の授業でした。
山形県の事業の中に「森のようちえん」というものがあって、この大学のS先生と知り合ったのがきっかけです。
S先生は昨年、ゲストとして私を授業に招いてくださったばかりでなく、スクールインタープリター養成講座、ネイチャーゲームリーダー養成講座に、学生とともに参加してもくださいましいた。
保育者を養成する専門家として、ご自身も実践者であろうとするその姿勢に、私は敬意をもっていたのです。
そのS先生から、前任の講師の先生が退任されるあとをお願いしたいとお話をいただきました。新たな挑戦ということととらえ、お引き受けしたのです。
<感想を記入する学生たち>
何度か大学に足を運び、事務の方々からも様々サポートをいただきながら、スケジュール調整や、機材の使用について、ご助言をいただいてきました。そして16日が「第1講」。
高校の教員のときも、最初の授業をどう組み立てるか、いろいろ考えたことを思い出しながら、準備していました。
オリエンテーション的な場でもありましたので、自分の紹介や、講座のスケジュール、福島の子どもたちのための週末保養「森の休日」の活動映像、そしてテキストに選んだレイチェル・カーソンンの『センス・オブ・ワンダー』のことなどを盛り込んでみました。
学生たちから出席カード代わりに感想を書いてもらいましたので、その一部を紹介します。保育士や幼稚園、小学校の教員を目指す学生たちです。
☆「こんにちはー!! ヤギおじさんでーす!!」に度肝を抜かれました。後ろからチラリと見えたヒゲに驚いて、なんだかこわそう・・・という私の思いも吹っ飛んでゆきました。
☆アイスブレイクで一気に場の空気が変わりました。八木先生の初めての授業で、緊張のような少し張った空気だったのが和んだのを感じました。
☆朝日町出身なので、DVD(注:「森の休日2012」のもの)の映像がとても身近に感じた。幼い頃から自然いっぱいのこの町で、裏山で遊んだり、川で泳いだり、虫つかまえをしていて、こうやって遊べることが当たり前だったけど、実はそうではないことをこのDVDを観て実感した。福島の子どもたちにとっては当たり前ではなく、とても貴重な体験なのだと思った。
☆八木先生がボランティアで石巻に来てくださっていたと聞き、すごく驚いたと同時に、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。日々、少しずつですが、今も復興に向け前進しています。「森の休日」とても素敵です。
☆「あなたもあるとき 私のための風だったのかもしれない」。自分が感じていなくても、誰かの役に立ち、誰かの不充分を満たしていたのかもしれないと考えると、少し自信がでてきた気がした。
☆レイチェル・カーソンは、『沈黙の春』の本の題名を知っているぐらいだったので、『センス・オブ・ワンダー』を家でゆっくり読んでみたいと思います。
☆出始めのオリエンテーションで授業の流れを説明するのと、ちょっと何かしてみるということを加えるのでは、生徒側の意欲も変わってきますね。先生と生徒のコミュニケーションととらえるか、主体客体ととらえるかで、授業の中身や態度はだいぶ違うものになるのだと感じました。つまらない先生にはなりたくないぞ!
☆DVDで見た子どもの姿を見たら、こっちまで笑顔になってしまった。この「森の休日」のサポーターになりたい。
若者たちと学び合う機会をいただいたこと、ほんとうにありがたいことだと感じています。子どもたちを育てることが大変な環境になってきているということも感じますが、若い芽がこれから、どんなふうに伸び、どんな花を咲かせるのか、楽しみにしています!
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