ゴヨウマツ
2024年01月18日
☆★熊野山の2種類のマツ
<ウサギの足跡>
この冬は寒気が入っても長く続きません。
15日は一日じゅう降り続いた雪も、16日夕方には止んで、17日は朝から時折青空ものぞく空になりました。
朝のうちに「ボランティア支援募金」の中間報告を封入し、切手を貼って100通ほど投函準備し、9時半過ぎに熊野山に向かいました。
登山口の「道照寺平スキー場」は、駐車場に除雪車が入ってきれいに除雪完了されていましたが、スキー場の営業を開始するにはまだ雪が足りないようでした。
新しく降った雪の上はまだ誰も歩いてはいませんでしたが、動物たちの足跡は賑やかでした。
ゲレンデ上部で見た兎の足跡には びっくりしました。
と言うのも、足跡が直角方向に折れ曲がっていたからです。
こんなふうに急な方向転換ができるのも、肉食動物を避けるための能力の一つなのでしょうか?
<アカマツとゴヨウマツ>
この日も祝瓶山は見えず、飯豊は山頂部が隠れていました。
雪の上の所々に、登山道沿いに生えている2種類のマツの葉っぱが落ちていました。
アカマツはこのあたりの里山では普通に見られるマツです。
森林を伐採した後、たくさんの光を浴びながら育つタイプの樹木です。
標高約500mの三角点のあたりから山頂までは、アカマツに代わってゴヨウマツが増えてゆきます。
落ちている葉を注意深く見ると、アカマツとゴヨウマツとでは葉っぱが明らかに違っています。
アカマツは1枚の葉っぱが2本の針葉でできていますが、ゴヨウマツは「五葉松」と書くだけあって、1枚の葉っぱは5本の針葉からできているのです。
盆栽の愛好家の方などは、こちらのマツになじみがあるかもしれません。
アカマツは葉っぱが長く8〜10センチほど。
ゴヨウマツのほうは4〜6センチほどと、アカマツに比べると明らかに短いのです。
この日は雪に埋もれて拾うことができませんでしたが、マツボックリの大きさも違っていて、アカマツは小さく、ゴヨウマツのほうはアカマツのものよりも数倍大きいものです。
熊野山の山頂一帯はほとんどゴヨウマツで占められています。
雪が降った直後の登山は、ラッセルが大変ではありますが、それもトレーニングと思って登りました。
下山の際、山の大先輩のOさんとスライドしました。
山でしかお会いしない方です。
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2022年01月09日
☆★長井ダム「百秋湖」白くなる〜熊野山から
<湖面が白くなった長井ダム百秋湖>
2022年最初の3連休の初日は、比較的穏やかで気温も高めとなりました。
早朝のうちに家の周辺の除雪をやって、およそ7000歩稼ぎました。
朝はまだ小雪がちらついていましたが、朝食後に熊野山に向かいました。
この3連休に登る人がいるかもしれないので、おせっかいラッセルと自分のトレーニングを兼ねました。
前日か前々日、どなたか登ったトレースが微かに残っていました。
雪面が溝状に窪んでいるところを歩くと、その下の雪が締まっていることが伝わってきます。
おかげで、そう大変なラッセルにもならずに登ることができました。
2日に登ったときにはまだ黒々していた長井ダムの百秋湖の湖面が白くなっていました。
前日までの寒波と降雪とで、湖面に氷が張りかかっているのでしょう。
<頭だけ出ている山頂標識>
山頂の標識はわずかに先端部が雪の上に出ていました。
私の頬の高さぐらいはあったはずですから、積雪は120センチぐらいにはなっているでしょうか。
山頂部は木が茂っているので、積雪は少なめになっているはずです。
<風上側に着雪した山頂のゴヨウマツ>
山頂部を歩いて振り返ると、林立するゴヨウマツの幹の風上側に雪がびっしりと付いていました。
この高さではさすがに樹氷にはなりませんが、寒波の時の風で吹きつけられたものです。
木は林立していることによって、1本に当たる風の強さをそれぞれが緩衝し合っています。
遮蔽するものがないところでは、強風で倒れてしまうはずです。
木それ自身は、そのことに気がついているでしょうか。
<電波反射板前からの野川と散居集落>
電波反射板のところに立ち寄ってみると、登る時には雪雲でやや霞んでいた散居集落がだいぶくっきりと見えるようになっていました。
上空の雲の隙間から青空も見え始め、午後に向かって天候が回復してゆきました。
雪質は気温には正直に反応し、下る時にはコキコキと音をたてて固まるような湿った雪に変わり始めました。
3連休のきょう、明日ぐらいは、この日のトレースが役立ちそうです。
熊野山ではおよそ11000歩稼いでいました。
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2019年01月27日
☆★熊野山雪上散策〜話題の製品も試す
<一時的にのぞいた青空>
26日は小雪がちらついていましたが、風は穏やかでしたので、朝食後に熊野山に出かけました。
わが家から最も近い「やまがた百名山」でもあります。
市営の「道照寺平スキー場」の駐車場に車を置き、ゲレンデの端を登ってゲレンデの最上部へ。
その先はここ数日の降雪で誰の足跡もない尾根を登ってゆきました。
<熊野神社あたりは170cmほどの積雪>
温暖な日に雨やみぞれも降ったせいか、新雪の下の雪は締まっていて、ラッセルはそれほど大変ではありませんでした。
スキー場より標高が高いところは雲の中に入っていて、この日の眺望はほとんどありませんでした。
熊野神社付近で積雪を測ると、およそ170cm。
市内の3倍ほどはありました。
平地は平年並みかそれ以下ですが、山のほうはそれなりに降っているようです。
神社にはちょっと遅めの初詣となりましたが、秘かに祈ったのは大坂さんのこと。
10時間後、それが見事に叶いました!
<これはゴヨウマツかな?>
<葉っぱは確かに5枚に分かれていた>
熊野神社を過ぎ、熊野山山頂に向けて歩いてゆくと、スギ以外に2種類の針葉樹がみられます。
一つはクロベ。
そしてもう一つがこのゴヨウマツです。
帰宅してから調べてみたのですが、キタゴヨウマツと言うべきなのか迷うところです。
<キツネとウサギの足跡>
動物たちの足跡がたくさん見られました。
この写真では左にキツネ、右にウサギが、共に山頂方向に向かっていました。
このほかにリスの足跡を1回見つけました。
<帰りに眺めたゲレンデ>
第一展望台も第二展望台も山頂も、展望はありませんでした。
山頂すぐ手前の開けた場所で積雪を測ると225cmありました。
来た道を戻り、ようやく展望が開けたのはゲレンデに出たあたりです。
登り始めた時はまだ誰もいなかったゲレンデに、スキーヤーが何人か見えました。
<初めて試した「防寒テムレス」>
この日、初めて「防寒テムレス」を試してみました。
山の世界で最近話題になっている手袋ですが、ホームセンターで売っているものです。
内側に起毛された布が張ってあって、表面はゴムですから、外から水がしみこむことはありません。
薄手のウールの手袋をインナーとしたり、素手にそのままはめてみたりしましたが、汗をかかないのであれば、なかなか快適だと感じました。
素手でこの手袋をした状態で、デジタルカメラの操作もできました。
ただ、手首の部分を絞ることができないので、動き方によっては手首から雪が侵入する可能性があります。
アウトドア用の本格的な手袋に比べれば安価ですから、ザックに一つ入れておいてもよいかもしれません。
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