フタリシズカ
2023年05月17日
☆★初夏の花咲き進む庭（２）
＜ミヤコワスレ＞
※「初夏の花咲き進む庭」（１）
キクの仲間と言えば秋をイメージしますが、ミヤコワスレは春から初夏の花です。
調べてみると、この花はミヤマヨメナという野生の花の栽培品種だということです。
園芸関係のHPを覗いてみると、「日当たりと水はけのよい場所を好み、場所が合えば、植えっぱなしで毎年よく咲く多年草です。」とありました。
どうりで、お世話しているということでもないのに毎年ちゃんと咲いてくれるわけです。
わが家にはぴったりです。
＜フタリシズカ＞
今年はわが家の庭に初めてヒトリシズカが咲いたのを見つけたのでしたが、それより遅れること３週間あまり。
フタリシズカの穂状の花が白くなってきました。
これは草刈り機を使う時も刈らないように注意してきたためか、昨年よりは増えている感じです。
＜ヤマボウシ＞
ヤマボウシは花が上向きに咲くので、その木の下を行き来していても気づかないことがあります。
今年は「そろそろ咲くかな？」と意識して背伸びしてみたら咲いていました！
「友情」という花言葉があるそうですが、どんなことからくるのでしょうか？
街路樹として植えられていることろもありますね。
＜カンボク＞
花がガクアジサイのようですが、ガマズミと同じ仲間のレンプクソウ科の樹木です。
白く目立つのは本当の花ではなく装飾花です。
はなれの南側の藤棚用だった鉄製のアーチに寄り掛かるように育っていて、夏はこんもりとした木陰を作ってくれます。
＜コデマリ＞
バラ科のコデマリは、一時隣の木に押されるようになって勢いをなくしていましたが、隣の木の枝を思い切って剪定したらやや元気を回復してきました。
私の座右の書『誕生日の花と短歌３６５日』（鳥海（とりのうみ）昭子著）では、４月29日の花として載っています。
添えられた短歌が、
心身を労して生きて逝きにける
母が好きだったコデマリの花
とあるせいか、この花を見ると亡くなった母を連想します。
今年は母の33回忌の年にあたっています。
先日紹介したウワミズザクラと同様に、小さな５枚花弁の花がたくさん集まって塊をつくっているのです。
小さな花でも集まることで大きく見えるから花言葉が「努力する」なのでしょうか？
わが家の庭は、意識的に植えた花がほとんどないので、庭のあちこちにちょっとずついろいろ咲くのです。
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2023年04月27日
☆★ヒトリシズカも咲いた！〜庭に初夏の花々
＜庭に初めて咲いたヒトリシズカ＞
☆トルコ、シリア大地震にお力を！
先日庭の掃除をしていたら、はなれの南側にヒトリシズカが咲いているのを見つけました！
フタリシズカは前からあったのですが、ヒトリシズカを庭で見つけたのは初めてです。
静御前が吉野山で舞った姿からの命名だというセンリョウ科のこの花が、わが家の庭に咲いてくれるなんて、嬉しいことです。
フタリシズカのほうは、これから咲きます。
＜小さな花のニョイスミレ＞
母屋の軒下に何やら小さな白い花があると近づいてみたら、スミレでした。
早速『スミレハンドブック』を開いて調べてみると、日本全土に不通に分布するニョイスミレ（別名ツボスミレ）のようでした。
「ニョイ」というのは仏具の如意のことだそうで、別名の「ツボ」は古語で「庭」のことだと書いてありました。
＜エビネラン＞
エビネランも咲き始めました。
幅広の葉っぱが地面に広がるので、それを目印に、草刈り機で刈らないように注意しています。
これも日本全土に分布するようですが、図鑑によれば生育地は「山地」とありました。
＜軒下のシロミミナグサ＞
シロミミナグサはナデシコ科の花で、イタリア南部が原産の園芸品種です。
丈夫で増えやすいので、ほったらかしのわが家には最適です。
ナツユキソウ（夏雪草）、セラスチウムなどの名で呼ばれることもあるようです。
花弁がハート型であるからなのか、花言葉は「幸福」とか「思いがけない出会い」などがありました。
咲き始めですが、まもなく軒下が真っ白になるほどに咲きます。
いつもなら５月になってから咲く花々が、今年はもう咲いています。
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2022年05月24日
☆★「小満」過ぎ、緑濃くなる庭に咲く花々
＜フタリシズカ＞
５月２１日は二十四節気の一つの「小満」でした。
全てのものが成長し、天地に生命の躍動が満ちてゆく季節というような意味です。
わが家の庭もすっかり緑が濃くなり、その中に初夏の花々が咲いています。
フタリシズカは高い木々の下にいくつか群落をつくっていますが、少し増えたような気がします。
＜ミヤコワスレ＞
ミヤマヨメナという野生種の栽培種といわれるミヤコワスレ。
栽培種なので、いろいろな色のものがあるようなのですが、わが家に咲くものは薄紫色の花です。
＜オオアマナ＞
オオアマナは漢字では「大甘菜」。
通常名前に「菜」とつくものは食べられるものなのですが、調べてみると、これは有毒とのことでした。
＜ウノハナ＞
ウノハナは「ウツギ」が正式な名前の小低木です。
「秘密」という花言葉があるそうですが、真っ白い花には似つかわしくないような花言葉です。
座右の書『誕生日の花と短歌３６５日』（鳥海（とりのうみ）昭子著）では、６月２日の花として掲載されていてます。
ひっそりと卯の花匂う露地を来て
今は秘密とするものもなく
という短歌が添えられています。
＜カンボク＞
ガクアジサイのような花を咲かせるのはカンボク。
漢字では「肝木」と書くそうです。
はなれの鉄骨のアーチに寄り掛かるように立っている木ですが、白く目立つ外縁の部分は装飾花です。
＜サラサドウダン＞
サラサドウダンはツツジ科の木です。
山形県の中央部にある「やまがた百名山」、村山葉山には「百万ドルのドウダン」がありますが、それがこのサラサドウダンです。
わが家のは「百ドル」ぐらいでしょう。
漢字名が面白くて、「更紗灯台」、あるいは「更紗満天星」と書くそうです。
＜この花は？＞
先日庭で「こんな花初めて！」と驚いたのがこの花です。
釣鐘状のピンクの花が咲いていて、細めの葉っぱが根元から放射状に伸びていました。
いろいろ調べてみて「ツリガネズイセン」という花に似ているかとも思いましたが、不確かです。
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2021年05月10日
☆★移り変わる庭の花々
＜ヤマオダマキ＞
二十四節気の「立夏」が過ぎ、荒れ放題のわが家の庭にも春の花に代わって初夏の花々が咲き始めています。
キンポウゲ科のヤマオダマキは、図鑑によれば深山に咲く花となっていますので、これは栽培種の可能性もあります。
数年前紫の花が咲くものが１本だけ出たことがありますが、今はこのエンジ色の花のものだけになってしまいました。
＜フタリシズカ＞
この３月に伐採してもらったトチノキの根元にあったフタリシズカを心配していました。
作業で踏まれたかもしれないし、大きな木がなくなったことで光の環境が激変し、そうした影響を受けるかもしれないと考えていました。
しかし、昨年と同じあたりに出てきてくれました！
＜ワスレナグサ＞
中庭のワスレナグサは、ワスレナグサでよいのかどうか、ちょっと不安です。
古くから日本にあるもので近い種だと、エゾムラサキがあります。
ワスレナグサはもともとヨーロッパ原産で、明治時代に日本に輸入されたものだそうです。
花は小さいのですが、鮮やかな空色の花弁が目を引きます。
＜エビネ＞
エビネはランの仲間です。
樹木の新緑が光を遮り始めてから花が咲きました。
「謙虚」、「謙虚な恋」などの花言葉があるそうですが、樹下にひっそりと咲いていることがそうした花言葉につながっているのかもしれません。
＜ホウチャクソウ＞
６年前に伐採してもらったオオヤマザクラのひこばえの根元にまとまって咲いているのはホウチャクソウです。
ユリ科チゴユリ属の花です。
漢字では「宝鐸草」で、宝鐸というのは寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾りのことだそうです。
＜シロミミナグサ＞
十年ほど前お隣さんからいただいたシロミミナグサは、もともとはヨーロッパ原産のセラスチウムの和名です。
あまり世話をしなくとも勝手に増えてくれて、他の雑草の繁茂を抑えてくれたりするので、手抜きが得意の私には相性のよい花です。
この時期に軒下や花壇の縁を真っ白い花が埋め尽くそうとしています。
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2020年05月20日
☆★庭の花を『誕生日の花と短歌３６５日』で楽しむ
＜ミヤコワスレ（ミヤマヨメナ）＞
手入れの行き届かないわが家の庭は、木々の葉っぱも出そろって、さながら小さな森のようになってきました。
そんな「森」のあちこちに、初夏の花々が今年も咲いてくれました。
ミヤコワスレはミヤマヨメナの園芸種に付けられた名前だとのことです。
わが家にあるものは薄紫色の花です。
「忘れ得ぬ人」という花言葉があります。
山形県遊佐町出身の鳥海（とりのうみ）昭子さんの『誕生日の花と短歌３６５日』では４月１１日の花として紹介されています。
添えられた短歌は、
◆忘れいし人の顕（た）ちきて歩をとどむ
都忘れの花のむらさき
＜ウノハナ＞
『夏は来ぬ』という唱歌の冒頭に出てくるウノハナ（卯の花）は、ウツギの別名です。
「卯月」に咲くから「卯の花」。
きょう５月２０日は「小満」で、月の暦では「卯月二十八日」です。
わが家では、大きな木の下に毎年ひっそりと白い花を咲かせてくれます。
近寄ってみると、星の形をした花です！
花言葉は「秘密」。
６月２日の花として紹介されていて、短歌は
◆ひっそりと卯の花匂う露地を来て
今は秘密とするものもなく
＜コデマリ＞
よそのお宅では豊かな枝ぶりのコデマリを見かけますが、わが家にあるのは隣の木に負けそうになっている弱々しいコデマリです。
昨年、隣の木の枝を剪定しましたら、少し元気になってきました。
４月２９日の花として紹介されていて、「努力する」の花言葉があります。
◆心身を労して生きて逝きにける
母が好きだったコデマリの花
この短歌からは、６０歳そこそこで亡くなった私の母のことを思い出さずにはおれません。
＜フタリシズカ＞
わが家の庭にヒトリシズカはありませんが、同じセンリョウ科のフタリシズカがあります。
５月３０日の花として紹介されているこの花には「いつまでも一緒に」という花言葉があります。
添えられた短歌は、
◆おはなしはあしたのばんげのこととして
二人静の今夜を閉じる
＜スズラン＞
家の北西の軒下に咲いているスズランは、「純愛」や「希望」の花言葉があります。
５月１日の花として紹介されています。
鳥海さんは北海道を旅した時に「果てしないスズランの群生を見た」と書いておられます。
◆スズランの群生ありき
霧雨にぬれてさ揺れて涯（はて）もなかりき
とあります。
見渡す限り一面に広がるスズランの群生は今もあるのでしょうか？
＜ヤマオダマキ＞
オダマキには様々な種類があるようで、わが家に育つえんじ色の花のものはヤマオダマキのようです。
紫色のものが一株あったのですが、今年は咲いてくれませんでした。
中庭で勝手に増えているところをみますと、かなり丈夫な花のようです。
鳥海さんの短歌は紫色のオダマキについて詠まれています。
◆誓いなどもたざるもよし
オダマキの意志たかだかと花の紫
とあって、花言葉は「勝利の誓い」とあります。
＜キランソウ＞
シソ科のキランソウは丈夫な雑草です。
踏みつけられることの少ないところでは立ち上がっていますが、踏みつけが激しいところでは茎を地に這わせています。
小さな濃い紫色の花を咲かせますが、見かけに似合わず「ジゴクノカマノフタ」という別名があることに驚きます。
３月１１日の花として紹介されており、花言葉は「あなたを待っています」です。
◆人を待ち人に待たれる春の日の
野のキランソウ深いむらさき
東日本大震災が起こった日の花ということになります。
いまだ行方の分からない２５００名を超える方々のご遺族は、ずっと待ち続けておられるんだな、とふと思いました。
＜私の座右の鳥海さんの著書＞
季節の移り変わりは関東とは違っていますが、それぞれの花に込められた人々の思いを花言葉や短歌から感じながら、庭の花を眺めています。
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2019年05月23日
☆★初夏の花が次々咲くわが家の庭
＜庭のミヤコワスレ＞
２１日にしっかりと雨が降って、庭の木々の緑が一層深まってきました。
草むしりや野菜の苗を植えるために庭を行ったり来たりしていると、初夏に咲く花々が目につくようになりました。
ハクモクレンの木の下に毎年咲くミヤコワスレの花の色が鮮やかです。
ミヤマヨメナという植物が原種で、ミヤコワスレはその栽培種だそうですが、たぶん亡くなった母が植えたわが家のは、栽培種でしょうか？
歌人鳥海（とりのうみ）昭子さんの『誕生日の花と短歌３６５日』では４月１１日の花になっており、「忘れ得ぬ人」という花言葉があります。
＜雪の結晶のような白い花＞
この６枚花弁の白い花は、ハナニラかと思って調べていると、オオアマナという花に似ていると見ました。
春の山野にキバナノアマナという花が咲きますが、花の形が良く似ています。
オオアマナであれば、これはヨーロッパ原産の帰化植物となりますが、はたしてわが家にどうやって入り込んできたものか。
畑や庭のあちこちに点在しています。
＜フタリシズカの花穂＞
フタリシズカは３か所に咲いていますが、この群落が一番元気良く咲いています。
『誕生日の花と短歌３６５日』では５月３０日の花として紹介されています。
花言葉は「いつまでも一緒に」とあります。
＜コデマリは５枚花弁＞
コデマリははなれの南側のウコギの生垣の隣にある小低木ですが、このところ他の木に押されて、勢いがなくなってきていました。
春に隣の木の枝を思い切って剪定して空間を作ってあげたら、少し元気が戻ったようです。
『誕生日の花と短歌３６５日』では４月２９日の花となっていて、花言葉は「努力する」です。
小さな花に近づいてみると５枚花弁で、バラ科であるということに納得します。
庭や畑の雑草の勢いが増してきて、今年も雑草との戦いに敗れてしまいそうです。
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2018年05月27日
☆★手抜きの庭にも花は咲く
＜ミヤマヨメナの花＞
わが家の庭が小さな森のようになってきました。
森といえば聞こえはよいですが、言い換えれば、手抜きの庭ということです。
そんな庭にも、毎年咲いてくれる花があります。
ハクモクレンの木の下に咲くのはミヤマヨメナ。
この花の園芸種がミワコワスレだというのですが、区別がどうもよくわかりません。
私が持っている『誕生日の花と短歌３６５日』という本ではこの花は４月１１日の誕生花になっていますが、月の暦では、一昨日（５月２５日）が「卯月十一日」でした。
＜樹下のフタリシズカ＞
太いトチノキの周辺にあるのはフタリシズカ。
毎年Ｓさんに庭の草刈りをお願いしていますが、この花の周辺は注意していただいています。
そのおかげか、少しずつ増えているように思われます。
上記の本ではこの花は５月３０日の誕生花。
こちらは太陽暦と合うようです。
＜オオアマナ？＞
ニラの花にも似たこの花は、オオアマナというのでしょうか？
このあたりで春先にキバナノアマナという花が咲きますが、花の形がよく似ています。
＜夏雪草＞
お隣の家からいただいたものが増えた夏雪草は、玄関先の植え込みのところに満開となっています。
丈夫な花で、雑草対策によいかもしれません。
近くを通ると甘い香りが漂っています。
季節が夏に向かって進んでいます。
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2014年06月04日
☆★フタリシズカ、カルミア、バラ〜野性味のある（？）わが家の庭
＜フタリシズカ＞
あまりかまってあげられないわが家の庭の花々が、少しずつ移り変わって咲いています。
センリョウ科のフタリシズカは本来は山の花ですが、わが家の大きなトチノキの下に群生しています。こういう野性味のある植物は、あまりかまわなくても自分でしっかり生きられるのでしょうか？
「いつまでも一緒に」という花言葉があるようです。
＜カルミア＞
カルミアは北米原産のツツジ科の植物ということで、１９１５年に日本に持ち込まれたものだそうです。
花が独特で、なかなか華やかです。こうして花が咲いているときのことを秋になって忘れずに雪から守ってあげればいいのでしょうが、秋にはすっかりこの花の見事さを忘れています。
「大きな希望」という花言葉がありました。
＜「和音」という品種のバラ＞
この「和音」というバラは一昨年だったか、埼玉の�気気鵑�送ってくださったものです。
軒下に穴を掘って植えたものが、すっかり大きく成長してきました。
バラは虫に弱いと言われます。なるほど近くで見ると虫が集まっているようなところもありますが、無農薬のわが家では消毒もできません。
「和音」というくらいだから、他の生き物たちともうまくやって、という感じです。
＜切り花にした「和音」＞
あまりに新しい枝が繁茂してきたので、剪定を兼ねてバラを切って玄関に差してみました。
花の咲くものだけだといいのですが、雑草といわれる植物たちも、この暑さで成長に勢いがついてきています。しだいに手に負えなくなりそうです。
野生味のある庭、ということにしておけばいいでしょうか。
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2013年05月27日
☆★庭のフタリシズカ
＜わが家の庭のフタリシズカ＞
庭のトチノキの大木の根元に、今年もフタリシズカが咲き始めています。センリョウ科の山野草で、全国に分布しているようです。小さな白い一つひとつが花です。
今、荒れ放題の庭を少しずつ手入れしています。広い庭の南側にはさらに畑がありますが、日当たりのよいのをいいことに、雑草たちが伸び放題。作業用の小道も草に覆われてしまいました。草を削り、少しずつ道を復元していますが、その作業中に「おや、こんなところにこんな植物が！」と驚くこともときどきあります。
手入れすることで保たれていく植物もあれば、人手が入ることを嫌う植物もあって、その兼ね合いはなかなかむずかしいものです。
鳥海（とりのうみ）昭子さんの『誕生日の花と短歌３６５日』では、フタリシズカは５月３０日のところにあります。添えられた短歌は、
おはなしはあしたのばんげのこととして
二人静の今夜を閉じる
とあります。
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2012年05月31日
小さな森の花
＜エビネラン＞
わが家の庭は木が多くて、もうこの季節には天気がよい日でも地面に直射日光が差さないぐらいになります。山野草が好きだった母が育てていた山の花が、季節を辿るように次々と咲きます。エビネには「謙虚な恋」とう花言葉があります。見過ごしてしまうような小さな花が咲くからでしょうか。
＜チゴユリ＞
このあたりの山々では麓近くから中腹までよく目にするチゴユリ。花が小さいことで「稚児」なのですね。ユリといえば大きな花のものが多いので、小さいことが特徴になったのです。花言葉は「恥ずかしがりや」や「純潔」。うつむいて咲くことからの連想でしょうか。これは少し前に咲いていたものです。
＜フタリシズカ＞
今盛りのフタリシズカも山麓で見かける花です。花穂が２本のものが多く、その仲間のヒトリシズカに対応した命名なのでしょうが、ときどき山を歩いていると花穂が３本のものもあります。「サンニンシズカ？ 三人ならシズカじゃないよね」などと冗談を言い合うこともあります。花言葉は「いつまでも一緒に」です。
＜ヤマオダマキ＞
洗濯を干す中庭の日当たりのよいところに今にぎやかなのがヤマオダマキです。登山のときの衣服に種が付いてきて、中庭に干されたときにばら撒かれたもの？ まさか。クリーム色の花もあるそうですが、我が家のものは紫褐色です。「協調性」「激しい束縛」などの花言葉があるようですが、姿形から素直には思いつきません。
＜ミヤマオダマキ＞
群生するヤマオダマキに混じって、一本だけ青紫の花がありました。こちらはミヤマオダマキです。私の図鑑では生育地はヤマオダマキは「深山」、ミヤマオダマキは「高山」とあります。なんだかおかしいです。深山なら「ミヤマ」、高山なら「タカネ」などとつけてこれればいいのにと恨みたくなります。花言葉はいろいろあって、「断固として戦う」、「努力の勝利」、「温和」など。同じ花とは思えないこの違いはどこからくるのでしょうか。
最近、敷地の南のほうにある畑によく通うようになって、その途中の「小さな森」の花々にも気づくようになりました。
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