安保法制
2020年09月19日
☆★「安保法案強行採決クーデター」から5年
<『赤旗』日曜版最新号の第1面にスクープ!>
覚えていますか?
2015年のきょう、9月19日。
良識ある多くの国民が反対していた安保法案が、国会で強行成立した日です。
その日を前に、18日にわが家に届いた『赤旗日曜版』9月20日号には、在日アメリカ大使館が本国宛てにこの強行採決前後に送った5通の秘密公電を、アメリカの情報自由法を活用して入手したとのスクープ記事が掲載されていました。
私はあの日の朝の衝撃をまだ覚えています。
※2015年9月19日のブログ記事
今回のスクープ記事には、5つの公電の内容が詳細に紹介されていますが、印象に残ったのは、アメリカ大使館は私たち日本人が考えている以上に反対運動の盛り上がりに神経質になっていたということでした。
採決直前のデモの規模などをていねいに報告しています。
その中には「安保法制への反対世論は強まり続けてきた。法案への反対は約40%〜70%に及ぶと見られている。」との警戒感も示されています。
また、日本政府が国民に対して「日本の安全を守るため」と説明していたのとは対照的に、アメリカ側は「これにより、日本の軍隊は特定の条件のもとで同盟国への攻撃に対処することが認められる」と認識していたことも含まれていました。
5年目の節目の日にあたり、私はあらためてこの安保法制は日本国憲法に違反する「違憲立法」であったことを心に留めておこうと思います。
5年前の強行採決は、憲法をないがしろにする「クーデター」でした。
☆日航123便墜落「事件」関連記事
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2018年09月20日
☆★安保関連法採決から3年、わが国のリーダーのミスリード続く
<9月19日の朝焼けの空>
3年前の9月19日未明、安全保障関連法案が参議院で可決されました。
多くの国民が反対し、また憲法学者の中からも違憲の疑いが濃厚であるとの指摘があったにもかかわらず、自衛隊の海外派兵が可能になる道が開かれたのです。
19日付けの朝日新聞社説の中に、政府がシナイ半島(エジプト東部)への自衛官の派遣を検討しているとの情報が掲載されていました。
「せっかく作った法律を活用しよう」というような動きに見えて、実に不快です。
いっぽうで19日は、日本海を挟んだ朝鮮半島から、喜ばしいニュースが伝わってきました。
韓国と北朝鮮の首脳会談の中で、「南北は地上、海上、空中をはじめとするあらゆる空間で、軍事的緊張と衝突の根源となる、一切の敵対行為を全面中止することにした」ということを約束したとの大ニュースです。
これは、実質的には朝鮮戦争の終結ということではありませんか!
国の頂点に立つ人が、真剣に平和を模索するのか、なるだけきな臭い所に国を導こうとするのか、この大きな違いはいったいどこからくるものでしょうか。
ツイッターで私がフォローしている「きっこ」さんのツイートから2つをご紹介します。
◆きっこ @kikko_no_blog
今年になって北朝鮮の金正恩が行なった首脳会談は、中国の習金平が3回、韓国の文在寅も3回、アメリカのトランプは1回、しかし日本の安倍晋三は未だに0回。つまり安倍は「最優先課題」と言っていた拉致問題を100%、他国に丸投げしているのだ。こんなテイタラクで拉致被害者を取り戻せるわけがない。
◆きっこ @kikko_no_blog
仲良しの外務省のエリート官僚が電話で教えてくれたんだけど、23日からの訪米で、安倍官邸はトランプとのゴルフを打診したそうだ。そしたらトランプ側が激怒して「こんな時にゴルフなんかしていられるか!安倍はバカなのか?」と一喝されたと言う。あたしは電話中に缶チューハイを噴いてしまった(笑)
わが国の政治の頂点に立つ人の姿勢がどういうものであるのかが伝わってくるのではないでしょうか。
19日の素晴しい朝焼けの空は「朝焼けは雨」との諺とは裏腹に、素晴しい好天へとつながりました。
私たちの国の未来にもそんなすがすがしい空が広がるように、自分ができることを積み上げてゆかねばなりません。
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2015年09月19日
☆★「クーデター」に屈せず続ける「小さな抵抗」
<委員会での強行採決報じる18日朝刊>
「安保法案」が19日未明に参議院本会議で可決されたとのニュースを見て、改めて「日本国憲法」を読んでみました。
前文の中に次のような一文があります。
「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。」
これまで何度も読んでいたはずのこの憲法が、自国のあり方について述べるにとどまらず、「全世界の国民」、「いづれの国家も」と、大きな世界観のもとに書かれていることに、新鮮な思いを持って気づきました。
またその第99条では、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。 」とあります。
しかし、今の国会は、この条文を尊重しているとはとうてい思えない人々によって物事が決められています。
「これはクーデターだ」と語った研究者がいたとのことですが、まさしく今回のことは、政権を担う人々による、国民に対するクーデターだと思います。
この国会に足を運び、声を上げてくださっている多くの市民のみなさんには、心から「ありがとう!」を伝えたいと思います。
主権者として当然の意見表明をする人々を警察権力で抑え込もうとしている。そのことも大きな問題です。
様々な思いがまとまらないこの一週間でしたが、一つの希望があると感ずるのは、今、私たち国民が「民主主義を闘い取る」ということを経験しつつあるのではないかということです。
政治は政治家に任せておけばよい。ここ数十年のそうした主権者の態度が、積もり積もって「クーデター」までたどり着いてしまった。
ならばそれを改めるには、やはり私たちの態度が改まってゆく必要があります。
身近な選挙から逃げず、憲法を尊重できる人を選んで行かなければなりません。
一人ひとりの意見表明を恐れず、しっかりと発信してゆかなければなりません。
どんな弾圧にもしなやかに対応し、非暴力の行動を続けてゆかなければなりません。
☆参考:「やぎりんブログ」より〜「集会の自由」妨害かも
私は、この「クーデター」にけっして屈することなく「小さな抵抗」を続けてゆきます。
※なぜ「安保法案」は違憲なのか
〜日弁連伊藤真さんの意見陳述
※クミコさんの長井市でのディナーショー
※長井市広報映像『水の都 長井』
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2015年09月14日
☆★「コスモス革命」今日、そしてこれからさらに!〜国会前大行動の朝に
今週、もしかしたらこの国の方向性が大きく変わってしまうことが起こるかもしれないという不安と緊張の朝を迎えています。
配達されていた地元紙の第一面は、前夜開票された山形市長選挙の結果が大きく報じられています。
自公などが推薦した新人が当選したとのことです。市レベルの問題と国政の問題とは関連しないのだろうかという疑問を抱きながらその結果を眺めました。
しかし、長野県にある人口5千人に満たない中川村の村長さんが、定例議会の開会の挨拶で述べられた内容は、小さな村であってさえ、国のあり方、進み方と無関係ではないことをしっかりと踏まえた格調高いものです。
「私たちは70年間憲法を守ってきた。」という声に、最近違和感を覚えるようになりました。
この「安保法制」が大きな問題としてクローズアップされるようになって思ったのは、どんな立場にある日本国民も、「70年間、憲法によって守られてきた」ということでした。
とりわけ「憲法第9条」が、世界の中で日本にしかできない貢献のしかたがあるということの足がかりになってきたのです。
憲法の位置づけは、主権者である国民が、為政者たちの権力の濫用に歯止めをかけるためのものという考えが一般的です。
しかし今この国では、政治家たちの多くが、この憲法を踏まえない法律を強行に成立させようとしています。
そのことは、政治家たちの主権者に対する「反乱」以外の何物でもありません。
9月10日のこのブログ記事でご紹介した、日弁連の伊藤真さんの参議院での参考人意見陳述を、ここで再度アップしておきます。
なぜ「安保法制」が許されないのか、改めてかみしめたいと思います。
きょう14日、国会前に多くの人々が集まろうと呼びかけられています。
勝手に「コスモス革命」と呼ぶことにします。
いまだかつてない多くの人々が、自分の意志で集まる。その一人一人の背後には、さらに多くの人々の意志があります。
日本国憲法が目指した理想をけっしてあきらめないという強い気持ちに支えられた人々の声を、為政者たちは聞くべきです。
憲法第99条にはこうあります。
「第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。 」
このことを、為政者たちはしっかりと踏まえた行動をとるべきです。
静かに風に揺れるコスモスのようにしなやかに、良識ある国民の権力との闘いはしたたかに続いてゆきます。
ケーナ奏者の弟、八木倫明も、この問題に関わって最新のブログ記事をアップしていますのでご覧ください。
※クミコさんの長井市でのディナーショー
※長井市広報映像『水の都 長井』
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2015年08月19日
☆★『戦争やんだ!』の声、長井市からも〜23日の集会のこと
<23日の集まりのチラシ>
先日、同級生のNさんがチラシを送ってくれました。
23日、長井市内で『戦争やんだ(いやだ)!』と名付けた集会があるそうです。
国会周辺で、様々な方たちがここ数か月、安保法制反対の声を上げ続けてくださっています。
山形市内でも有志の方々が継続的に行動してくださっています。
長井市でもようやく開催です。
準備くださったみなさん、ありがとうございました。
先日、戦後70年にあたって、首相が発表したいわゆる「安倍談話」。みなさんもお聞きになったと思います。
「お詫び」や「侵略」と言う言葉を、「使えばいいんでしょ?」というだけの、空疎な内容のものでした。
そして何より、政権が進めようとしている安保法制と、どのように考えてもかみ合わない内容でした。
牙を研ぎながら融和を訴えて、果たしてどれだけの説得力があるというのでしょうか。
この小さな地域で、どれだけの方が集まってくださるかわかりませんが、地方の片隅からも、しっかり声を上げてゆきたいと思います。
※クミコさんの長井市でのディナーショー
※長井市広報映像『水の都 長井』
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2015年08月13日
☆★後ろ暗いものを認めない〜30年前の大事故のことなど
<12日朝刊の記事>
8月は、亡くなった人々のことに思いを馳せることが多い月です。
12日は日航ジャンボ機が墜落し、520名もの方々が犠牲になられた日からちょうど30年目にあたりました。
思い起こしてみると、あの日は天童市にある「県教育センター」での研修会に参加していました。
夕食を終えて自室に戻ってテレビを見たときに、そのニュースを目にしたのです。
大きな事故のことは、簡単には自分の心の中から消えず、毎年この時期がきっかけとなって本を探したり、インターネットで配信された記事を読んだりします。
ドキュメンタリー作家の吉岡忍さんの『墜落の夏』は、事故後4年目に出された作品でしたが、これは2回読みました。
映画では『クライマーズ・ハイ』という作品が、この事故を扱っています。地元の新聞社の側からみた事故直後の緊迫した状況が描かれています。
この事故のことを調べてみると、「本当に圧力隔壁の破損による事故だったのか?」という疑問に立ち向かう様々な記事に出会います。
自衛隊や米軍が絡んでいたという記事もたくさん見ることができます。
たとえばこちらの記事。
肉親を亡くされたご遺族の方々であれば、きっと事故の真相を知りたいというお気持ちは強いと想像します。
この夏は、安保法制の問題が私たち国民に大きくのしかかってきています。
自衛隊内部では、この安保法制を先取りして、行動計画を練っていたというとんでもない事実が国会で暴露されました。
国民の目から隠さねばならないような後ろ暗いものは、事故であっても政策であっても、認めてはならないと思います。
※クミコさんの長井市でのディナーショー
※長井市広報映像『水の都 長井』
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2015年07月24日
☆★「安保法制」って何?〜パロディ動画が大人気!
<話題のパロディ動画>
「安保法案」の衆議院での強行採決は、一種のクーデターであったとする意見がありました。
武力を行使してのものではなかったけれど、憲法を遵守すべき議員や閣僚たちが、その憲法の解釈を勝手に変更し、政治の連続性を断ち切ろうとしている。
まさに「クーデター」です。
政権への支持が揺れ動く中で、権力者たちは様々な方法で「安保法制」の必要性を訴えています。
しかし、ここで紹介した動画は、若者たちが抜群のセンスでその動きを逆手にとって切り返したものとして、今話題となっています。
もともとの動画は、「ヒゲの隊長」として知られている佐藤正久参議院議員(自民党国防部会長)が作ったものだそうです。
<金子兜太さんが書かれたチラシ>
先日、首相自らがテレビ番組に出演し、「安保法制」の必要性を、隣家の火災に例えて説明を試みていました。
無残なものでした。
国と国とが争い、火器が火を噴き、人が殺傷される事態を、民家の火災に例えるのは、大きな無理があります。
そんなたとえ話に置き換えなければ、実態を隠せないというところに、後ろめたさがあるのでしょう。
「アベ政治を許さない」というチラシが、コンビニでダウンロードもできるそうで、私は車の後方のガラスに貼ってみました。
国会前にはなかなか行けないけれど、やれることはやろう。そんなふうに思っています。
※クミコさんの長井市でのディナーショー
※長井市広報映像『水の都 長井』
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