市民運動

2019年06月16日

☆★物言わぬままの国民であってはならない〜香港の市民運動に学ぶ

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<好天の日の朝日連峰(大江町内から)>


  「老後は蓄えが2000万円以上ないと暮らしてゆけない」という有識者会議からの提言が話題に上るやいなや、政権に不都合とみてのことでしょうが、それを否定し、あげくのはてにはその報告書は「なかった」とまで言う腐った政治が私たちの頭上を暗雲のように覆っています。

  現在の年金制度が、制度設立当初の社会状況を踏まえたものであるのに、それが根本から違ってきていることは誰の目にも明らかでした。

  だからこそ政府は有識者会議を招集し、新たな方向性を見出すきっかけを示さねばなりませんでした。

  大企業が優遇され、1機116億円もするポンコツ戦闘機を100機以上もアメリカから買うことを約束するなど、そのままにされてよいはずはないのです。

  原発事故の問題、沖縄の問題、「森友」問題、「加計学園」問題などで明らかになったのは、大企業や「お友だち」への利益誘導です。

  一部の国民だけが潤い、大多数は犠牲にされている。

  こうした政府のやり方にもかかわらず、国民から大きな声が上がらないのはどうしてなのか。

  香港で起こっている、中国本土への犯罪容疑者の引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」に反対する市民の大きな反対運動のニュースを見聞きするにつけ、この「静かな」日本社会のありようは、かえって異様です。


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<残雪の月山(白鷹町中山地内から)>


  1970年代の後半から30年あまり教員を務めてきた私には、かすかに思い当たることが一つあります。

  それは、主権者としての政治教育が十分に行われてこなかったことです。


   ※「教育基本法」より
     (政治教育) 第十四条 良識ある公民として必要      な政治的教養は、教育上尊重されなければならな      い。



  学校で若者たちを前に政治のことを語ることはタブー視され、生徒たちの自治活動も様々な制約のもとに矮小化されてゆきました。

  上からの指示や命令に従順に従うことが組織のために大事だとされ、個人よりも組織という考え方が浸透してきていたと思うのです。

  息苦しさに耐え切れずそこから「はみ出る」者は生徒であれ教員であれ、「異端者」として扱われてきたのです。

  数十年間にわたる貧しい政治教育の「成果」が、多くの物言わぬ国民を育てたのかもしれません。

  心の片隅に「とげ」が刺さったような痛みがあります。

  しかし、そうした状況の中にあっても、香港の市民の運動に連帯する日本の若者たちの動きが出てきています。

  芽はあるのです。

  その芽をどう育てるのか。

  人生の夕暮れ時を迎えた私たちが真剣に考えなければばらないことです。

  今朝(16日)の新聞では、香港の状況を「審議を延期、撤回は否定」と伝え、市民側は「撤回まで闘う」との考えを表明しているとのこと。

  いつまでも「物言わぬ国民」であってはなりません。

  そろそろ私たちも目を覚まさないといけないのではありませんか?



  ☆『広い河の岸辺コンサート』第3回!
     チケット発売を開始しました!

8.31長井公演チラシ表面



  ☆「葉っぱ塾こんなことできます2019」


  ☆週末保養「森の休日」ボランティア募集


  ☆好評、三刷! やぎりんの新著『わくわくオーケストラ楽器物語』!『わくわくオーケストラ音楽物語』表紙



  ☆「葉っぱ塾」のリーフレットできました!
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  ※配布にお力添えください。

  ☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」


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2017年02月09日

☆★地道な市民運動の仲間たちと学び合う〜山形県自然保護団体協議会総会に参加

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<飯豊町東部公民館での会合>


  8日午後、飯豊町の東部公民館で、「山形県自然保護団体協議会」の総会が開催され、参加してきました。

  県内で活動している14の団体が加盟するこの協議会は、毎年総会を開催するほか、選挙の際に立候補者に環境問題に関しての公開質問状を送ったり、共通の課題については、連携して、行政との話し合いの場の設定や、要望書のとりまとめなどを行ってきました。

  「日本熊森協会山形県支部」が参加したのは2010年からです。

  この日は、最上小国川ダムの問題、庄内の風力発電所建設の問題、そして私からは野生動物に関する県の「保護管理計画」について話題を提供し、話し合いを行いました。

  それぞれの団体の活動のテーマは異なっていますが、こうした活動に関わっているみなさんの意識の高さに、いつも学びを得ています。

  私はこの協議会を代表する立場で、県の「特定鳥獣保護管理検討委員会」の委員として会議に出席していますが、その会合が7日に開催されたばかりで、みなさんに、最新の話題を提供することができました。

  こうした市民運動は今、若い人たちの参加をもっともっと進めてゆくことが共通の課題となっています。





 ☆村上信夫さん『ひらがなの生き方』
    CD発売されました!
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 ☆ケーナ奏者やぎりん、コンサート情報 


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2016年05月06日

☆★政権の動きにセンサー研ぎ澄ませよう!〜憲法を守る小さな取り組み

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<3日付けの新聞に載った全面広告>


  5月3日は「憲法記念日」。

  このところ毎年、この日に全国紙の一面に「意見広告」を載せる市民運動があって、私も1口協力していました。

  掲載された市民や団体の数は11000名ほど。

  文字の濃淡を使って、「戦争させない」という文字が浮き上がっています。


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<自分の名前も発見!>


  今年は都道府県ごとに氏名が掲載されていましたので、自分の名前はたやすく見つけられました。

  米粒ほど小さな一人一人の名前が集まると、新聞一面にもなる!

  市民運動とはまさに、そうした小さなことの積み上げだとつくづく感じます。

  今できることを、少しだけやる。

  そしてそれを続ける。

  そのことが周りの人たちに、ちょっとだけ伝わる。

  「改憲」をもくろむ勢力が政権をとっているこの国ではありますが、改憲を望まない人々が半数をゆうに超えているという調査もなされています。

  とりわけ「第9条」は、私たちの国ばかりでなく、今や世界の人々が注目するものとなっています。

  政権は、「第9条」を改正するのは困難と見て、「緊急事態条項」などを加えて、国民の権利を制限しようとしています。

  そうした動きにセンサーを研ぎ澄ませていたいものです。

  「葉っぱ塾」の大きなテーマは「おとなも子どもも森で遊べ」。

  その裏側にある “遊んでいられる平和が大事” をこれからもしっかり実践してゆこうと考えています。









    ☆モンベルの「アウトドア義援隊」、熊本への支援活動開始!

「アウトドア義援隊」熊本支援 その1

<熊本で活動する「アウトドア義援隊」のメンバー>


    ☆「いちよ・たかこ・やぎりんトリオ」飯豊、寒河江公演

    ☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」
           (Yamagata1)


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2010年08月26日

自分にとっての「平和」の意味を問う

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作支援へのご協力を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。


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<月山山頂近くで見たアザミ。ナガバキタアザミ?>


  昨夜、長井市民文化会館の会議室で、「『いのちと平和』講演会」が開催されました。主催したのは長井市の「レインボープラン」に関わっている人たちを中心とした実行委員会。講師は弘田しずえさん。日本女子修道会という組織で重職を担われている方でした。

  7年ほど前からこの組織のシスターたちが、様々な体験をすべく長井市を訪れていたのだそうですが、世界を舞台に活躍しておられる弘田さんがおいでになるのだからと、急遽講演会の開催が決まったのだそうです。

  主催者が開会の挨拶を始めたころ、入り口付近に座っていた私の右隣に黒いTシャツとジーンズ姿の女性が座られたのですが、司会者が「では弘田さんお願いします。」と言ったときに私の傍から立って行ったのが弘田さんでした。

  弘田さんのお話は、彼女が世界のあちこちで活躍しておられることそのままに、ぽんぽん飛ぶものですから、ついてゆくのがやっとという感じでしたが、印象に残ったいくつかの言葉があります。

  「『9条』は守るだけでなく『生かす』ことが大切」。世界各地の良心的な人々が憲法9条に注目しているとのこと。

  「『平和を愛する』というのは単に感情的なものではなく、極めて政治的な行為」。世界中にばらまかれた「点」のような人々がネットワークをつくることの大切さ、そしてオルタナティブ(他にとるべき道がないかと問う)であること。

  「市民運動の大切さ」。とりわけその「質」。それにかかわる人間の「質」が重要であること。運動に関わる人々がそれぞれに、自分にとっての「平和」が具体的に何を意味しているのかを問うこと。

  そのように語る弘田さんが、けっして眉間に縦しわをつくらず、微笑みながらお話をされたことが最も印象に残りました。



☆クリックしてくださると、読む人が少し増えるかもしれません。
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2009年09月16日

いま、祝島(山口県)では・・・・

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 大阪の友人Oさんから、祝島のことを多くの皆さんに知ってほしいとお電話とともにメールで情報が寄せられました。私たちの「平和な」日常と同時進行で、原発の建設のために生活の基盤を揺るがされている人々がおられるのですね。

 せっかく政権も交代するのですから、これまでのように「お上のやることに口出しするな」というやり方でない新たな方向性を見出したいものだと思います。これまで政治家に任せてきた政治を、私たちの手に取り戻すきっかけは、こんなところにもあるような気がします。

 住民からの現状の訴えと、運動に参加してこられた方の生の声を続けて掲載いたします。とりあえず、読むだけでもぜひお願いいたします。

 また、転載は自由にということでした。皆様のネットワークで広めていただくこともありがたいです。


*********(以下、転載 その1)************


■■■ 祝島島民の会からの呼びかけとお願い 2009/9/14 ■■■


※2009/9/10から3日間の阻止行動を続け、また本日9/14も阻止行動を継続している祝島島民の会からの呼びかけです。



 瀬戸内に残された豊かな海が、今、原発のために埋め立てられようとしています。

 1982年に山口県の上関町に原発建設計画が持ち上がってから、地元住民は賛否の対立に苦しんできました。

 28年たった今でも未だに続いています。

 そして原発予定地の対岸わずか3.5kmに浮かぶ祝島では、住民の9割が計画に反対し続けてきました。

 原発建設予定地周辺は豊かな漁場であると同時に、小型の鯨のスナメリが群れをなして泳ぎ、天然記念物のカンムリウミスズメの生息が確認されるなど、希少な動植物の宝庫でもあります。

 しかし昨年山口県は、原子炉設置許可申請すら出されていない状況にもかかわらず海の埋め立ての許可を出してしまいました。

 そして今、中国電力は原発建設予定地の目前に住む祝島の島民に対する説明も対話もないまま、海の埋め立てと原発の建設を強行しようとしています。

 私たちは自分たち自身の命や生活を守るために、生活の糧である美しい海や豊かな自然を守るために、中国電力の埋め立ての強行に抗議しています。

 祝島島民の会では9/10から12までの三日間、埋め立て工事の先鞭となる大型浮標(ブイ)の搬出を阻止するため、平生町の田名埠頭で阻止行動を続けてきました。

 この3日間で延べ漁船80隻以上、陸上からも500人以上の人たちが阻止行動に参加しました。

 そしてまた本日9/14も、海上では漁船約30隻が、陸上では県内外からの応援に駆けつけてくれた人たちも含め100人以上が阻止行動を行っています。

 祝島島民の会ではホームページ(http://shimabito.net/)や当blog(http://blog.shimabito.net/)も開設していますが、多くの島民が阻止行動に参加しているためリアルタイムで現地の様子をお伝えできません。

 現地の状況はRadioActive(http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/)に特に詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください。

 これまでの動きについてはUrauraNews(http://
iwaijima.jugem.jp/)や小中進オフィシャルサイトのニュース&トピッ
クス(http://www.midori-konaka.jp/cgi-bin/news/view.cgi?
m=slst&reles=1)等で紹介されていますので、ぜひご覧ください。

 祝島島民は、特に今回の埋め立て工事の強行に対しては、地元の反対の声を無視して埋め立ての許可を出した山口県と、その許可をたてに反対意見を「一部の声」として力で押しつぶそうとし、祝島をはじめとした地元住民の27年以上に及ぶ思いを理解しようとする態度すら見せない中国電力に対しての怒りや憤りを強く感じています。

 山口県は埋め立ての許可を出す際に、中国電力に対して地元住民や県民の理解を得る努力を尽くすことを要請してますが、それが果たされていないことは現地の状況をみれば明らかです。

 どうか山口県や中国電力に対して「地元住民の理解を得ていない埋め立て工事は中止するべきだ」という抗議の声を届けてください。疑問があれば問い合わせをして彼らの姿勢を質してください。

 そしてこの呼びかけを多くの方々につないでください。どうかご協力をお願いします。

2009/9/14
上関原発を建てさせない祝島島民の会
iwaishima@gmail.com


山口県
・海の埋め立てに関してはこちら
土木建築部港湾課
TEL083-933-3810(管理班、港政班)
FAX083-933-3829
メールアドレスa18700@pref.yamaguchi.lg.jp

・スナメリやカンムリウミスズメなどの希少生物についてはこちら
環境生活部自然保護課
自然・野生生物保護班
TEL(083)933-3050
Fax(083)933-3069
Mail a15600@pref.yamaguchi.lg.jp


中国電力
TEL 082-241-0211
FAX 082-523-6185
原発関連メールフォーム https://cc-www.energia.co.jp/faq/1024/
app/servlet/ext_inquiry_a?linkid=904&linkstr=%8C%B4%8E%71%97%CD%8F%EE%
95%F1


上関町
電話 0820-62-0311
FAX 0820-62-1600
メール k_yakuba@d2.dion.ne.jp

※可能であれば、送られた質問やそれに対する回答、また相手方とのや
り取りの内容などを、簡単でかまいませんので祝島島民の会
(iwaishima@gmail.com)へお寄せください
 今後の活動の参考にさせていただきます。


**********(以下、転載 その2)*************



みなさんいろいろありがとうございます!

とり急ぎ、想いがまとめきれないまま、こころはあの海
を漕ぎながら、報告を踏まえたお願いです!

乱文、長文失礼します!(こんな文でよければ転送なん
でもオーケーです!)


9月10日より12日まで3日間カヤックで阻止行動に
参加してきました。

きのうは中電側も休みを取ったので、祝島のお父さん、
お母さんたちも島で休まれたかと思います。

ぼくらカヤック隊も現地の原くんところで休みを兼ねて
これからの話をしましたが、さすがに疲れが出ました。

海にいるときは気合いも入り、力も湧いてくるのですが、
初日のかんかん照りと、3日目の雨が応えているのだと
思います。

そんなぼくらみたいなまだまだ若造?も疲れがあるのだ
から祝島のお父さんやお母さんたち(ほとんどが60後
半から70代のように思います)はさぞかしお疲れも出
てることだ、と思います。

さすがに漁や日々の暮らしでの鍛え方や、27年間の反
対運動での修羅場で養われた精神力はぼくらとは比べ物
にはならないでしょうが、それでもやはり心配です。

50代でも島では若い人と呼ばれていますが、この人た
ちがお母さんたち女衆を船に乗せて中電の警戒船に向か
って獅子奮迅の活躍をします。

お母さんたちは陸上でも、そして海上でも拡声器を手に
あらん限り中電社員に訴え続けます。


「わたしら漁師は海を売った憶えはない!海を壊したら
わたしらは生きていけないんです!」

「原発がそんなにいいもんなら、どうぞあんたのところ
の本社がある広島に持って帰りなさい!そして広島の人
に聞いてみなさい!」

「そんなにいいもんなら、どうしてお金を出すんですか
?本当にいいものならお金はもらわんでも建てさせてあ
げます。あんたらは嘘ばっかりじゃないですか!恥をし
りなさい!」

「27年間のわたしらの苦しみはあんたらにはわからん
でしょう!わたしらはそんな悪いものはいりません!持
って帰ってください!」

「あなたたちは上関住民です、言うたけど、海を壊して
原発を建てるために一時的に住んでるだけでしょう!
そんなあなたたちが安全だとか、海は汚れませんとか、
魚は減りません、とか言っても移動や定年になったらど
こか他に行くんでしょう? わたしらは死ぬまでここで
暮らすんです。この海があるから暮らしていけるんです
。だからなにも要りませんと、ここで暮らすわたしらが
言うんです。」


・・・・書き出したらキリがないですが、お母さんたち
の言葉は聞きながら何度も涙があふれました。


中電の副所長や社員の言葉は、パンフレットやコマーシ
ャルで言うような子どもだましの原発の宣伝文句を並べ
立て、原発の雇用で他所に行った子どもたちが帰って来
るとか、27年間何も知らされず、無知や偏った知識し
か祝島の人がないかのような、そんな見下した言い方に
しか聞こえない内容を並び立て、そして工事の開始協力
を懇切丁寧にお願いする。

そんな形式を1時間おきに繰り返す。

それはさも仕事としてマニュアル的にやっているとしか
見えません。

あたかも中電のチャーター船に乗り込んだ、とても中立
公正に報道するようには見えない多くのマスコミのカメ
ラを意識するかのように。

それはカヤックで近くで見ていても恥ずかしさを通り越
して腹立たしいまでに、そのパフォーマンスを現場にい
る祝島の人たちではなく、テレビのニュースで見ている
人に向けて、そんな何も知らない人やいままでもテレビ
でしか見ていない人の目に、”丁寧にお願いを繰り返す中
電と、それを過激に阻止する反対派”、と映って欲しいの
だろう、と見え見えでした。

もちろんそんな言葉はこころに何も響きません。

でも最初は祝島の人たちが言わない限りはだまって無視
しようと思った自分のこころはかき乱しました(笑)。


「まだ原発建設許可はおろか申請すらしていないのに、
何故埋め立てを急ぐのか!」

「温暖化に貢献する原発なら、放射能のリスクはどうな
のか!」

「その出される温排水は温暖化と環境汚染を加速するで
はないか!」

「あなたたち社員は原子炉内部の仕事に従事するのか!
作業させるのは皆下請け労働者じゃないか!そこで彼ら
は被曝しているではないか!被曝の上にしか成り立たな
いのが原発ではないか!」

「もうすぐ東海村JCOでの臨界被曝事故で下請け作業員
が死んで、そして近隣の住民たちが被曝してから10年
が来るけれど、わたしはその近くで住んでいて、子ども
を被曝させてしまったのではないか、と泣きながら話す
お母さんに直接会ったことがあります。この臨界事故に
ついて、同じ原子力政策を推進する立場の責任ある者と
して、これについてどう思うか!臨界被曝、JCO事故に
ついてしっかり答えろ!」


・・・時に、力の限り中電の船の目の前で、御用マスコ
ミの前で大きく叫びましたが、彼らは、このような質問
には何も言いません。それは無視してる、と言うより何
も応えられない、言葉が出ない、という感じです。

自分で言うのもなんですが、ほんとうにこころの底から
出る言葉は力がある、と感じました。


また、さも自分たち中電はあなたたちのことは判ってる
んだ、と言わんばかりに、行動に参加する祝島の漁師の
お父さんたち一人一人の名前をあげ、説得するふりをし
て明らかに圧力をかけていたと思うのですが、舫をとっ
た船の上、初日、2日目と何も言わず黙って悠然と構え
ていた親父さんたちが、さすがに3日目のお昼過ぎ、同
じような言い方で漁船団近くで言い始めた中電の社員た
ちを前に立ち上がり、


「あんたたちの中にも帰りたい人もいるじゃろう?だと
?そんな気持ちでここに来とる人間は一人もおらん!そ
んな気持ちなら最初から来とらん!わしらの27年間を
どう思ちょるんか!どういうつもりで言うちょるんか!
わしらをバカにしちょるんか!黙って聞いておれば勝手
なことばかり言いおって!  ここへ来て謝れ!」


と、マイクも拡声器のない船の上からあらんかぎりの大
声で一喝したこともありました。

もちろん彼らは何も言い返す事もできません。

原稿を読むかのように同じような言葉を繰り返したり、
泣き落とし的な言葉を並べたり、丁寧な言葉で応対して
いるつもりでしょうが、本当に自分自身の心から出され
た祝島の人たちの言葉とはくらべものにならないロボッ
トのような言葉には力も何もありません。

その上、ところどころに人を見下すかのような横柄な姿
勢が垣間出るのを祝島の人たちはしっかり、じっと見て
います。

そこかしこに、祝島の漁師さんやお母さんたちから人間
としての誇りや尊厳、それらを歴然と感じさせてもらい、
同じ海の上に居させてもらう事をとてもありがたく思い
ました。


陸上からの祝島のお母さんたちの言葉や各地から駆けつ
けた人たちからのエールや言葉は海にいて心強かったで
す。


「祝島のお父さん、がんばれー!」

「祝島のお母さん、がんばれー!」


などの声援は、お父さんたち、お母さんたちの励みだけ
ではなく、ぼくらの心にも大きな勇気を与えてくれまし
た。

そして、その声は中電の社員たちにはじわじわと効いて
いたはずです。

現地の状況は、その一見中立に見える報道を見ても、あ
くまで祝島の反対と中電の対立、という図式にしたいの
でしょう。

他の地元の反対する人や、駆けつけたぼくらカヤッカー
含め県外からも反対の声をあげ、埋め立て、建設阻止を
しよう、という想いやその現実を見せたくないのは明ら
かです。

それは逆に考えると、いま祝島、上関町以外の山口県や
県外から反対の声が広く大きくなるのを嫌がっている、
そうなればやりにくい、と思ってる事の裏返しだという
ことです。

だから、なんとしてでもいま、なにがなんでもやってし
まいたい、とかなり焦っているのだと思います。


ちょうど、選挙前の自民党のように、いま無党派が大き
く動き出されればマズい。その前に、いろんな重要法案
を通そうとした、そんな空気に似ています。

なので、もちろん現地に行って海上行動はもちろん、陸
上行動に参加出来る人は、すごくありがたいですし、出
来るだけたくさん行っていただきたいと思うのですが、
でも行けなくてもこの、いまここで起っていることを一
人でも多くの人に伝えて、そして直接、山口県庁や、中
電や、議員たち、そして現地に声を届ける。


これは今すごく!力になると思います!


それぞれの心から湧き出る想いをストレートにメールや
FAXやもちろん電話でも直接届ける事は、きっと大きな
大きな力になると信じます。


なので、みなさんぜひ、どうぞよろしくお願いします!




冨田貴史さんのブログ http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/


YOUTUBE

【9月14日午前・上関原発埋め立て準備作業阻止行動(海
上)】

http://www.youtube.com/watch?v=pbPy-bfkcto


【9月14日午後・上関原発埋め立て準備作業阻止行動(海
上)】

http://www.youtube.com/watch?v=sgMnYWUQK1s


尚、この日に撮った写真と動画はすべて転載・転送自由です。

よろしくお願いします。






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2008年11月10日

熊森山形支部結成に向け小さな一歩

c7f2a672.JPG☆参加者は小さな会議室いっぱいになる
 ぐらい集まってくださいました。





  「日本熊森協会の山形支部をつくりたい」と呼びかけて開催した9日の「結成準備会」は、事前に参加を表明してくださった方は数名でしたが、当日は予想もしないほどたくさんの方々にお集まりいただき、小さな会議室は、いっぱいになりました。「葉っぱ塾」で遊んでくださっている方々を含め、北は庄内の鶴岡から、南は米沢まで、本当に県内各地からお集まりいただきました。また、協会からは早朝の飛行機で山形までお二人のスタッフがおいでくださり、有意義な話し合いができたと感謝しております。

  新しい組織を立ち上げることは、実はたいへんなことです。しかも、何かの行事の「実行委員会」のようなものと違って、どこまで進めば「終点」というものではない類の市民運動の場合は、何を目標とし、どうやって進んでゆくのか、また、活動の資金の面でも、全てが「ゼロ」からのスタートです。しかし、今回多くの皆様に集まっていただけたことで、心強い思いでスタートを切ることができそうです。

  20年前、日本フィルのコンサートを県内でも開催したいと動き始めたときは、全くの一人からのスタートでした。音楽の先生方なら協力をいただけるだろう、と名簿をたよりに県内のいろいろな学校の音楽の先生宛に200通を超えるお手紙を出したのが最初でした。しかしあのときは、その手紙への反応は全くありませんでした。「全く」です。あのころは、この活動が20年も続くなどとは思わずに夢中で取り組んでいたものでした。

  それに比べてみれば、今回のスタートは本当に恵まれています。クマの問題をはじめとして、自然とどのように向き合ってゆくのかということへの関心が高まっているということなのだろうと想像します。

  来年3月あたりをめどとして、「支部結成」というところにこぎつけたいと思います。「森を残し、全生物と共存しなければ人間も生き残れない。全生物の命と全産業を支える豊かな森を、子や孫に残そう」という協会の理念を、広く県民のみなさんに伝えていきながら、草の根の活動を展開してゆければと考えております。賛同していただける皆様のご参加をお待ちいたします。下記へご連絡ください。

【連絡先】葉っぱ塾 八木文明 TEL/FAX 0238−84−1537
      e-mail happa-fy@dewa.or.jp




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