村田孝

2018年01月11日

☆★受け継がれる『若い友へ』〜若者励まし続ける芳賀秀次郎先生の言葉

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<1月8日の朝焼けの空>


  10日午前、村田孝さんがやっておられる学習塾「七色学舎」の教室をお借りして、ある会合がもたれました。

  予定された話し合いなどを終えて、教室の隅の本棚にどんなものが置いてあるのか見ていましたら、村田さんが塾生向けの資料集を棚から引っ張り出されました。

  「八木さんから教えてもらった詩を表紙に載せてあるんですよ。」

  それは以前、自分通信の「LEAF」に載せた、芳賀秀次郎(はが ひでじろう)先生の『若い友へ』でした。

  芳賀先生は私が長井高校に在学していたとき、2,3年時の校長でした。

  アララギ派の歌人でもあった芳賀先生は、校内で発行される印刷物や、学校行事の挨拶などで、非常に印象深い文章や言葉を語られる方でした。

  この『若い人へ』は、私が高校を卒業して二年後の1974年4月に発行された『進路のみちしるべ』という生徒向け資料に寄稿されたものです。

  それが40年以上の歳月を飛び越えて、村田さんの塾で学ぶ若者たちに贈られたことを知って、なんだかとても嬉しくなりました。

  今週末は「センター試験」があるようです。その後も二次試験に向けて、夜更けまで、ときに東の空が明るくなる頃まで勉強する若者たちもいることでしょう。

  村田さんの塾では、高校入試突破を目指す中学生たちでしょうか。

  私がお習いしてからもう半世紀近く経つ2018年、芳賀先生の言葉がまだ生き生きと受け継がれ、若者たちを励ましていることに、芳賀先生の偉大さを感じないわけにはいきません。



    若い友へ
  
            芳賀秀次郎

ともよ
心をはげまして
今夜も 夜ふけの机に向おう

   苦しさに耐えて
   夜ふけのノートを読み続けなかった人
   疲れに耐えて
   夜明けのペンをにぎり続けなかった人
   その人は学ぶことの喜びを知らない

人類の遠い歴史のなかで
いのちを守るために
幸せを創り出すために
愛を実らせるために
生み出され 語り伝えられてきた数々の智恵
それを学びとろう

   テキストのわずかな一頁にも
   ぼくらの祖先が
   たたかいとってきた百の知識がこめられている
   数々の試行錯誤をかさねて
   確かめ合ってきた千の法則が輝いている
   それを学びとろう

新しい歴史をひらくために
人間の幸せを築くために

   きみと
   きみらと
   助け合い
   はげまし合って

ともよ
今夜も 夜ふけの机に向おう






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2017年11月30日

☆★「第73回支援者の集い」で村田さんのお話しを聞く

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<南陽市で開催された「第73回支援者の集い」>


  いつもは山形市内で開催される「支援者の集い」が、今月の分は南陽市で開催されました。

  東日本大震災の年の確か4月あたりから開催されていると思います。

  せっかく近くで開催されるということに加え、この日は、震災直後いわき市から長井市に移住された村田孝さんが、ゲストとして講話をされるということで、これもお聞きしたかったのです。


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<村田孝さんの興味深いお話しを聞く>


  村田さんとは、ここ数年、様々な連携をとりながら一緒に活動する場面も多かったのですが、震災直後の避難や移住決断の経緯についてはまとまったお話しをお伺いしていませんでした。

  出張先の千葉県で大震災を経験し、17時間もかけていわき市に戻り、翌12日には、最初の原発の爆発があり、幼いお子さんを抱えて、14日にはお兄さんが住む長井市に移動されたそうです。

  学生時代から原発や原爆のことなどに関心が高かった村田さんならではの危機感覚が、このときに役立ったのかもしれません。

  お話しの中で特に興味深かったのが、村田さんが学生時代に日本でホピ族の方々に会ったときのものでした。

  彼らの壁画の中には、広島や長崎に落とされた原爆を現すのではないかという記号が描かれてもいるそうです。

  果たして、彼らの予言は今後のこの世界をどのように述べているのでしょうか?


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<活躍するホワイトボード担当の多田さん>


  この集いに参加すると毎回「復興ボランティア支援センター」の多田さんがホワイトボードに参加者の発言要旨を書き出してくださいます。

  的を得たまとめとなっており、最後にこのホワイトボードをカメラで撮影して帰られる方も少なくありません。

  話を聞きながら書くなんて、私にはできないなあ。


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<「葉っぱ塾」の報告メモ>


  「葉っぱ塾」からは、「森の休日2017」の報告と、来年の取り組みの予告を行いました。

  支援団体に助成金を分配している団体からも参加がありましたが、こういう団体の助成金は「葉っぱ塾」とは無縁のものです。

  これまで同様、「葉っぱ塾」では一般の方々に募金の働きかけを重ねていこうと思っています。

  福島の子どもたちとその家族のための週末保養「森の休日」は、みなさんからの募金によって来年7年目に入ろうとしています。

  ぜひお力添えください。


【葉っぱ塾ボランティア支援募金】

    ■郵便振替口座    02420−5− 19722

    ■加入者名       八木文明

     ※通信欄に「ボランティア支援」とご記入ください。





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2017年11月12日

☆★津波から復活した鈴木酒造長井蔵〜避難者支援事業で講演を聞く

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<鈴木さん(左)と進行役の村田さん>


  予定していた葉山への登山を、悪天候の予報だったために中止したおかげで、参加できないはずだった講演会に参加することができました。

  長井市社会福祉協議会主催の「避難者支援事業」として行われた秋の交流会が11日午後、市内の宴会場で開催されました。

  前半の講演は、いわき市から長井市に家族で移住されて活躍しておられる村田孝さんが進行役となって、鈴木大介さんの「長井に来て、そしてこれから」と題する講演会でした。

  鈴木さんはこの十月、先代社長であるお父上を継いで、鈴木酒造長井蔵の社長に就任されたばかりです。


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<ここに酒蔵があった!>


   東日本大震災の大津波で、浪江町の海岸ばたにあった酒蔵は全てを失いました。

   鈴木さんのお話しは、そのことから始まりました。

   『磐城壽』」という銘柄の酒を飲んでいたお客様や、酒販店としっかりしたつながりがあった震災前の様子も紹介されました。

   タイミングよく酒造りをやめたばかりの酒蔵がここ長井市にあって、鈴木酒造はこちらに移って酒造りの再開に挑戦したのです。


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<偶然保存されていた酵母>


  幸運だったのは、震災の2か月前にたまたま研究用にと会津の研究所に送ってあった酒蔵の酵母が、残っていたことでした。

  酒米の調達も、最初の年は資金的にも量の確保も大変だったとのことですが、その後は様々な人的ネットワークに恵まれて、復活してきたのです。

  今年5月には、全国の日本酒の品評会で『一生幸福』の大吟醸酒が、長井市の酒蔵としては初めて金賞を獲得しました。

  「葉っぱ塾」とのつながりもあります。

  この酒蔵で『甦る』というお酒も作られていますが、この売り上げの一部が「葉っぱ塾ボランティア支援募金」として何度か提供されました。

  福島の子どもたちとその家族のための週末保養「森の休日」の大切な資金源ともなているのです。

  「葉っぱ塾」ではこの「森の休日」には欠かさず『磐城壽』か『甦る』を用意するようにしています。

  この日の講演会には、長井市内に避難しておられ、今は福島に戻られたご家族も参加しておられました。

  講演会後の交流会では、おいしいお酒をいただいたことはいうまでもありません。

  鈴木さんから、「『甦る』の仕込みが来週から始まります」とお聞きしました。

  できるのが今から楽しみです。





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2015年12月26日

☆★新たな「塾」の誕生〜長井市に「七色学舎」

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<真新しい看板>


  長井市に新たな「塾」が誕生しました。

  何をするのかなんともあいまいな存在の「葉っぱ塾」とは違い、ここは学習塾です。

  震災と原発事故直後、いわき市からこの長井市に家族全員で避難し、そのまま移住を決断された村田孝さんが創立されたものです。

  村田さんは長井に移住してからしばらくは、NPO法人「レインボープラン市民農場」で働いていたことに因んだのか、塾の名前が「虹」を連想させます。

  村田さんは、いわきではある学習塾の講師として23年間も勤務されていたご経験がおありです。

  それをこの長井の地でさらに発展させてゆこうと、新たな一歩を踏み出されました。


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<広まっているチラシ>


  村田さんは、こちらにおいでになってから、子どもたちの自然の中での体験の重要さを認識され、スクールインタープリターやネイチャーゲーム・リーダーの養成講座にも参加くださいました。

  チラシには、土日を活用して、自然体験、野菜収穫体験、バスハイクなどのアウトドア系の活動にも取り組むことが書いてあります。

  この「葉っぱ塾」との連携も視野に入れてくださっていることが嬉しい!

  「七色学舎」は長井小学校の北西100mほどのところにあります。

  お問い合わせは14:30〜17:00
    0238−87−1270 村田さんまで



    ☆「葉っぱ塾」・モンベルのコラボイベント

    ☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」
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