2023年11月02日

☆★大雲海、ブナ黄葉を楽しむ長井葉山

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<霧が漂う中腹のブナの森>


  10月31日も好天の予報が出ていました。

  この時季のそんな朝は霧に包まれます。

  この日の霧はとても濃くて、外に出ているとまるで小雨が降っているかのように、軒先から「雨だれ」があるのでした。

  勧進代(かんじんだい)林道ゲートに車を置いて8時15分に出発。

  標高4〜500mの林道のあたりもだいぶ紅葉が進んできていました。

  登山口から勧進代尾根に上がってもまだ霧の中。

  この日の霧は標高840m付近にある「トチノキ展望台」あたりまで昇っていました。


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<すっかり葉が落ちた山荘周辺>


  標高1050mにあるオケサ堀登山道との分岐「追分」あたりまで登ると、すでに落葉が進んでいて、木々の隙間から夏場は見えない飯豊連峰が見えていました。

  「追分」から先は、がらんと明るくなった森の中を歩いてゆきます。

  山荘に着いて、ザックから背負ってきた薪を取り出し、山荘に備えてある斧を持ち出してしばし薪割り。

  持参した薪があまりに太いものでしたので、燃やすには不都合だったのです。

  今年3月に伐採してもらったわが家のスギの木でしたが、半年あまりでだいぶ乾燥が進み、気持ち良く割れました。


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<「鉾立清水」から見る大雲海>


  ザックの底にPETボトルを詰め込んでいたのは「鉾立清水」で冷たい水を汲むためでした。

  時間は10時半近くになっていましたが、そこからはまだ大雲海を眺めることができました。

  白鷹町から米沢市までが真っ白な雲の下に沈んでいました。

  大雲海の向こうに微かに磐梯山が見えています。


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<コシアブラの落葉>


  この時季、ブナの森の中のコシアブラが目立ちます。

  紅葉でも黄葉でもなく、「白葉」するからです。

  こうして落ちているコシアブラの葉っぱを見ると、これで1枚の葉っぱなのだということがわかります。

  まるで5枚の葉っぱに見えますが、これ全体で1枚です。

  葉っぱは秋に落葉する時に「一枚単位」で落ちるのです。

  こういう葉っぱを複葉といいます。

  コシアブラは5枚の小葉からなる複葉ということになります。

  広げた手のひらのようにも見えるので掌状複葉ともいいます。


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<標高800m付近のブナ黄葉>


  勧進代尾根を下ってくると、ようやく雲海が消えようとしていました。

  見事に黄葉したブナの森が黄金色に輝いていました!

  まるで金色の光に包まれて歩いているような気がします。

  猛暑の夏だったわけですが、今年のブナはなかなか美しいではありませんか。

  下る途中で地元のOさんとお仲間のMさんにお会いしました。

  スライドする際にしばし山談義。

  Oさんの山情報はいつもありがたいです。

  雪が降る前に、薪をもう少し荷揚げし、「鉾立清水」はあと数本汲んでおきたいと思っています。







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2023年03月26日

☆★伐採終了! たくさん薪ができました!〜欲しい方に差し上げます!

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<最後の木の伐採作業>


  ☆トルコ、シリア大地震にお力を!



  24日から作業してもらっていた家の西側のスギの伐採作業が25日に終了しました。

  幸い2日間天候に恵まれ、順調に進みました。

  最後に残っていた一番太かったスギは、倒してみたら、根元が腐りかけて空洞ができていました。

  こんなのが強風で倒れたら、わが家が大損害を受けるところでした


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<薪割り機登場!>


  前日から輪切りにしていたスギを、この日は片端から「薪割り機」にかけてもらいました。

  油圧で斧を押し込んでゆくというものです。

  まだ切り倒したばかりのスギからは、水分がにじみ出てきました。


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<軒下に積んだ薪>


  ある程度細くなったものを、軒下に積み上げてゆきました。

  たった8本のスギでしたが、薪としては想像以上の量となりました。

  わが家には薪ストーブがありませんので、もしほしいという方がいらっしゃいましたら差し上げます。

  ご自分で取りに来ていただければ、いくらでも持って行ってください。

  ブルーシートをかぶせてしばらく乾燥させておきます。

  秋の芋煮会シーズンあたりまでには乾燥が進み、大丈夫ではないでしょうか。


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<すっきりした母屋西側>


  作業前の様子と完了後の様子を比べてみてください。

  さっぱりしました。

  伐採した木を、同級生が早速その日の夕方にもらいに来てくれました。

  お役に立つのであれば、伐採した甲斐があるというものです。

  ご連絡お待ちしています。

   【連絡先】 葉っぱ塾 八木
      電話090-5230-8819
      happa-fy★dewa.or.jp
   (送信の際は★を@に変えてください。)






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2022年10月28日

☆★中腹の紅葉見事な長井葉山〜ウリハダカエデでグラデーション・アート

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<雲海に浮かぶ白鷹山>


  10月27日朝は、この秋の最低気温を更新し、長井市では午前4時半過ぎに+0.5℃を記録しました。

  10月としては異例の寒さと言ってよいでしょう。

  前夜から晴れたことによる放射冷却でした。

  秋のそんな朝は、このあたりは決まって深い霧に包まれます。

  朝食後、思い立って先日買っておいた薪をザックに詰め込んで、葉山に向かいました。

  冬から春にかけて葉山に登り、山荘で休むときに、ストーブにくべる薪は、今のうちに荷揚げしておくのがいちばんですから。

  この朝の霧は標高300mほどの高さまで。

  その上には雲一つない青空が広がっていました!

  下界を見下ろす場所に来ると、まるで仙人にでもなったような気分です。

  雲海に白鷹山が島のように浮かんでいました。


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<山頂付近の落葉したコシアブラ>


  中腹は紅葉の盛りでしたが、標高1000mを超えると木々の葉っぱはほとんど落ち、すっかり冬を迎える準備と言ったところでした。

  山荘近くまで行ったところで見上げると、葉っぱを全て落としたコシアブラの実だけがまだ残っていました。

  落葉が進んだブナの森は、明るくなり、木立を透かして風景が見えるようになります。


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<標高850m付近の黄葉するブナ>


  山荘に薪を下ろし、ザックの隙間に詰めた空のペットボトルを持って「鉾立清水」へと下ります。

  このところ雨が少ないせいか、清水の水量はかなり細くなっていました。

  少し重くなったザックを背負い、勧進代の尾根を駆けるように下ってきました。

  標高800m前後がブナの黄色が見事でした。


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<ウリハダカエデのグラデーション>


  登山道を登るとき、ウリハダカエデの紅葉の色合いが様々あることに気づいていました。

  帰り道でいろいろな色のものを集めてみようと思い立ちました。

  ウリハダカエデは、それがカエデの仲間だと指摘されなければ誰もカエデだとは思わないのではないでしょうか。

  葉っぱの形が人の手のひらのような形状をしていないのがその理由です。

  しかし、これが実に多彩な色合いに紅葉するのです。

  帰宅して白い紙の上に並べてみました。

  形は「カエル手(カエデ)」らしくなくとも、色合いは立派にカエデですよね。

  明日29日は「カエデを探す晩秋の白鷹山」を計画していましたが、何と8名ものみなさんがお申し込みくださいました。

  モミジやカエデについての学びを深めたいと準備しています。







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2020年10月21日

☆★葉山の紅葉進む〜薪の荷揚げを兼ねて

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<大雲海に浮かぶ白鷹山>


  20日朝は盆地特有の霧が発生しました。

  冬の登山に備えての1回目の薪の荷揚げを兼ねて、朝食後に葉山に向かいました。

  勧進代尾根を登る途中で、白鷹山方向が開けるところがあります。

  700mぐらいのところだったでしょうか。

  盆地は大雲海の下に沈み、白鷹山がまるで島のように見えました。

  そして大雲海の上空は青空でした!


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<「立岩」下の新しい標識>


  「追分」で草岡からの道と合流し、「昭和堰」への分岐も過ぎると、山頂平原に上がる「立岩」という急斜面があるのですが、その下のブナの木に真新しい標識が括り付けられていました。

  草岡からの登山道は、かつて上杉の時代に整備された「朝日軍道」の名残りでもあります。

  主だった場所にこうして標識を付けてくださったようです。

  番号からみると、相当あちこちに付けてくださったのかもしれません。


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<山頂神社とブナ>


  山頂一帯は紅葉が終わりかけていました。

  かすかな風が吹いただけで、ブナやカエデ類の葉がはらはらと落ちてきました。

  神社に参拝し、背負ってきた薪を山荘の中にしまい、そこから「奥の院」行ってみました。


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<「奥の院」から見る祝瓶山>


  ここは年中風が強く、冬でもほとんど雪が積もらないいわゆる「風衝地」で、木が大きく育たないために、展望台になっています。

  真正面に祝瓶山が見える素晴らしい場所です。

  ここで祝瓶山を見て、「こんどはあの山へ」と決意する方も多くおられます。

  この時間帯、少し雲が多くなり、弱い風も吹いていました。

  大きくなれないミズナラの灌木が見事に橙色に変わっていました。


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<彩り鮮やかなヤマモミジ>


  帰りも同じ道です。

  荷物が軽くなると、足取りも軽快です。

  標高1100mから950mあたりが紅葉が一番きれいでした。

  ヤマモミジは黄色の中に赤も混じって彩り鮮やかでした。

  来年も元日から葉山に登る予定です。

  ストーブをガンガン焚くためにも、もう1、2回は薪を背負って登ろうと思います。



   ☆日航123便墜落「事件」関連記事




2020.10.31山形テルサチラシ
<10月31日、やぎりんたちの山形市公演>


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  ☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」


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