鉄道写真
2018年08月20日
☆★歴史に触れる紅花染め体験〜ボーイズキャンプ最終日
<「あゆーむ」での鉄道写真展で>
月山登山の疲れもあろうかと、キャンプ三日目の朝はこちらでは起こしに行かなかったのですが、彼らは7時半ごろ自分たちで起き出してきました。
朝ごはんをしっかり食べた後、白鷹町に向かいました。
白鷹町総合文化交流センター「あゆーむ」ではいま、鉄道写真家の中井精也さんの「一日一鉄!」という写真展が開かれています(9月2日まで)。
<アオイ君が選んだNo.1写真はこれ!>
これは一見に値します。
日本中のローカル線を巡って、列車が走る風景や列車に関わる人々が見事に写されています。
NHKで放送された中井さん出演の番組がロビーで映されていましたが、それはフラワー長井線が登場したときのものでした。
帰り際、「森の休日」のサポーターを務めてくださったこともある職員のYさんが、絵葉書セットをプレゼントしてくださいました。
お心遣いありがとうございました。
<今野さんの工房「紅花の館」で>
写真展を見た後に向かったのは今野正明さんが運営している「紅花の館」(はなのやかた)です。
ここでは「ほんものの紅花」を使っての紅花染め体験ができます。
子どもたちの中で、歴史に詳しい6年生は、時折クイズを出しながら紅花染めの解説をしてくださる今野さんのお話しにすっかり引き込まれていました。
<紅花染めの作業中>
江戸時代には白鷹町だけでなく、今の長井市やその隣の飯豊町あたりでも紅花が栽培されていて、全国有数の生産地であったそうです。
一度廃れた紅花栽培を今野さんが中心となって復活させ、今では白鷹町は日本の紅花生産量の70%を占めるほどになっています。
町内に「日本の紅(あか)をつくる町」という幟が立っている由縁でもあります。
<出来上がった作品とともに>
絞り染めの方法で挑戦してみた子どもたちの作品です。
今野さんから、出来上がりがどうなるか想像して描いてみて、と言われて画用紙に描いてみたものと比べてみましたが、なかなかよく予想できていましたね。
1回染めただけでは木綿のハンカチはこのような色に染まるだけですが、これを何度も繰り返して「深紅」にまで染め上げてゆくことの大変さを、子どもたちも少しは想像できたのではないでしょうか。
<ランチは「そばきり八寸」で>
今野さんにお礼を申し上げて、ランチには白鷹町の「そばきり八寸」さんへ。
以前長井市内にあったお店が、今はご実家だという白鷹町浅立地内で営業されています。
休日とあって、お店は大賑わいでしたが、私たちはこの日最後のお蕎麦をゲットすることができました。
手打ちのお蕎麦がなくなり次第その日の営業が終わるのです。
子どもたちと「板そば」2枚を注文したのですが、よほどおいしかったと見えて、「もう一枚はいけました」とのこと。
一緒に注文した「げそ天」も香ばしくっておいしかったね!
<これに乗って帰ります!>
初めて親と離れて、新幹線で福島からやってきた子どもたちでしたが、三日間はあっという間ではなかったでしょうか?
声がなかなか出せなかった初日とはまるで別の四人でもあるように活発に話をしていました。
いろいろな方にお世話になり、スペシャルな体験をさせていただきました。
私たちの日常が、多くの人々との繋がりの中で営まれているということを少しだけでも感じ取ることができたのであれば、このキャンプを企画した者としては嬉しい限りです。
参加賞、月山登頂記念としてプレゼントしたお揃いのTシャツを着て、彼らは福島に帰ってゆきました。
「森の休日」でまた会えるのを楽しみにしています。
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