阪神淡路大震災

2024年03月05日

☆★ありがとう!「手をつなごうコンサート」〜大阪箕面からの温かな手

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<ご出演のみなさんと>


  3月3日、大阪の箕面市にある「メイプルホール」で開催された「手をつなごうコンサート」に行ってきました。

  2011年3月の東日本大震災の直後、この街で演奏活動をしておられたリコーダーのグループが、周りの音楽グループに呼びかけて被災地支援のためのコンサートを開き、募金を被災地に贈ったのが始まりのこのコンサートが、その後コロナ禍による中断をはさみながらも、14年目の今年も開催されたのです。


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<会場入り口で>


  会場の入り口には大きなパネルが立てられ、「森の休日」への支援をしていることやこれまでのコンサート風景の写真が紹介されていました。

  受け付けには募金箱が置かれているのですが、今までと違うのは、能登半島地震のための募金箱も別に用意されていたことでした。


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<縁結びのお二人>


  このコンサートで集まった募金を2013年の第3回目のときから「森の休日」に贈ってくださることになるきっかけを作ってくださったのは、神奈川から参加しておられた「ぷりずむくぷれDuo」の中山ご夫妻でした。

  わざわざ神奈川から、山形県で開催されている「森の休日」にも足を運んでくださり、その様子を実行委員の皆さまに伝えてくださったことから、その後ずっと募金を「葉っぱ塾」にいただいてきました。

  コロナ禍でコンサートが中止になったときにも送金は続き、昨年までの11回の募金額は160万円以上になっています。


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<責任者の成元さん>


  被災地から遠く離れた大阪のみなさんがこうした活動を展開してくださる背景に、1995年に起こった阪神淡路大震災があります。

  このコンサートに関わっておられる方々の多くが、あの震災を何らかの形で体験されており、東日本大震災が起こったときに「今度は私たちがお手伝いする番だ!」と立ち上がられたのでした。

  その中心になってこのコンサートをとりまとめてくださったのが成元さんでした。


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<ゴスペルのグループ>


  このコンサートに出演されるグループは実に多彩です。

  吹奏楽、ウクレレ、フラダンス、ギター、奏楽、リコーダー、ゴスペル、朗読などなど。

  箕面市やその周辺の街で継続的に芸術文化活動に取り組んでおられる17ものグループが、1部と2部に分かれて15分から20分の持ち時間の中で演奏を披露してくださいます。

  演奏の合間のコメントの中で、多くの方々が口にされるのが「こんな素晴らしいコンサートに参加させていただいてありがたい」という実に謙虚な言葉です。

  自分たちの演奏が、遠くの誰かのために役立っているという思いが、この場に立つ大きなエネルギーになっているように思われます。


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<打ち上げで乾杯!>


  「森の休日」は今年が最後の取り組みになりますとお伝えしていました。

  2012年5月から始まった「森の休日」は今年で13年目を迎えようとしています。

  福島の原発の状況は全くと言っていいほど改善していません。

  しかし、保養ということの本来の意味合いが変化してきていることも事実です。

  私自身は楽しく継続してきましたが、様々な事情を勘案し、今年で最後と決めたのでした。

  そうしましたら、これまでのコンサートにはなかった「打ち上げ」を準備してくださっていました。


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<功労者のお二人に花束!>


  「葉っぱ塾」からは密かに、功労者のお二人にささやかながら花束を準備していました。

  みなさんが見守ってくださる中で、長くご支援を続けてくださったお二人に花束をお渡ししました。

  このコンサートが始まる時、私の携帯にメールが入ってきました。

  開くと、「森の休日」に学生時代から参加してくれていたS君が、「先ほど婚姻届けを出してきました!」と写真付きで送ってくれたものでした。

  13年という時間の重みを感ずるこの日の出来事でした。

  「森の休日」の終わりに合わせるように、このコンサートは今年でいったん取り組みを終えるとのことですが、音楽活動によるこんな取り組みはおそらく全国的にも例を見ないものではないでしょうか。

  長い間のご支援、ほんとうにありがとうございました。







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2024年02月28日

☆★3月3日「手をつなごうコンサート」で会いましょう!〜ご支援の継続に感謝

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<2019年のコンサート会場で>


  東日本大震災が起きた直後に第1回目が開催された「手をつなごうコンサート」が今年も3月3日に開催されることになりました。

  大震災への支援を目的としたこのコンサートは、大阪の箕面市とその周辺で音楽活動しておられるいくつものグループの方々が、参加費を負担して集まってくださり、聴衆のみなさんは、受け付けの募金箱に支援のお志を入れるというスタイルで行われています。

  会場は箕面市の「メイプルホール」という公共施設です。

  2公演予定されていて、3月3日(日)正午開演と15時30分開演となっています。


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<公演リーダーの成元さん>


  このコンサートは、途中でコロナ拡大によって中止された回もありましたが、その間もこの「葉っぱ塾」が呼びかける「ボランティア支援募金」に送金を続けてくださいました。

  「葉っぱ塾」への支援が始まったのは2013年の第3回公演からでしたが、昨年までの11年間で総額160万円以上もの募金を送っていただいて、福島の子どもたちの週末保養「森の休日」で活用させていただきました。

  この公演を中心となって主催してこられたリコーダーのグループRMOは、ほとんどの方が阪神大震災で被災されていました。

  東日本大震災が起こったときに、いち早く「こんどは私たちが応援する!」ということで立ち上がり、それがこれまで継続されてきたのです。

  中心になって継続してくださったグループの代表、成元さんには頭が上がりません。

  「森の休日」は13年目の今年の取り組みを最後に終えることになっています。

  関係者の皆さんに御礼をお伝えするべく、私も大阪に出かける準備をしています。

  大阪近郊の皆さま、ぜひお出かけください。

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2024年01月17日

☆★繰り返される災害、進歩しない避難者環境

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<オオヤマザクラの雪囲い>


  きょうは1月17日。

  阪神淡路大震災から29年が経過しました。

  現地ではまだ暗いうちから鎮魂の行事があちこちで開かれているでしょうか。

  今年のこの日を私たちは、能登半島地震の災害直後に迎えました。

  今朝の新聞の第1面には、「能登 2次避難いまだ7% 住宅被害2万棟超える」の見出しがありました。

  厳しい寒さと雪の降る中で、発災後2週間以上経ってもなお劣悪な避難環境の中で過ごさねばならない方々の大変さはいかばかりでしょうか?

  16日のX(旧ツイッター)で見つけたのですが、防災システム研究所の山村武彦氏が、招かれたテレビ番組の中で語っていた言葉が心に残りました。


  「海外メディアが取材に来たが、『日本の避難所は難民と一緒ですね』と言われた。なぜですか?と尋ねると『プライバシーが全くない。難民の国際基準すら満たしていない』との答え。想定外の災害に精一杯対応しているのはわかるが、もう少し準備しておけなかったものかと反省される。」


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<雪化粧の庭とはなれ>


   私たちの国では、阪神大震災以降のこの29年で、いくつかの大きな地震を経験しましたし、毎年のように各地で大きな豪雨災害が起こっています。

  行政の広域連携などは進んできているとはいえ、避難生活を送らざるを得ない方々の環境がなかなか改善されていないことに愕然とします。

  軍事費に何千億円支出、海外の国への支援にも何千億円もの支出とよく聞くのですが、そんなお金があったら、全国各地での災害への備えのために国費を使うべきです。

  パフォーマンスのような視察で首相は何を見て、何を学んだか知りませんが、今の政治が続く限り、被災者の置かれる状況は変わらない気がします。

  年末に一度十数センチの積雪があって「根雪になるか」と思われたのでしたが、いったん雪は消えていました。

  14日深夜から降り始めた雪が、16日の日中17センチにまでなりました。

  今度こそ根雪でしょうか?

  被災地の方々に少しでも暖かな環境と湯気が立ち昇る食事が提供されるようにと願っています。







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2023年03月15日

☆★4年ぶりの開催! 「手をつなごうコンサート」in 箕面市

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<コンサートご出演のみなさん>


  ☆トルコ、シリア大地震にお力を!



  3月12日、大阪の箕面市で「手をつなごうコンサート」が開催され、主催者から写真を送っていただきました。

  このコンサートは箕面市や周辺の街で演奏活動している様々なグループに呼びかけて、東日本大震災の被災地を応援しようと、震災直後の2011年に第1回が開催されています。

  中心になって動いてくださっているのは箕面市を中心に演奏活動を展開しておられる「Recorder Magic Orchestra」というグループのみなさんです。

  入場は無料だけれど会場で募金が呼びかけられるというスタイルが、ずっと続けられています。

  ここで集まった募金が、第3回コンサートのときから「葉っぱ塾」が取り組む福島の子どもたちとその家族のための週末保養「森の休日」開催のために贈られるようになりました。

  ご縁をつないでくださったのは、神奈川県在住の中山ご夫妻です。

  演奏活動されるこのご夫妻も、これまで何度も箕面でのこのコンサートに出演されています。

  私も何度かこのコンサートに伺う機会がありましたが、今年は「葉っぱ塾」の行事と重なってしまい、伺うことができませんでした。

  「森の休日2022」のDVDを先にお送りし、コンサート会場でみなさんに見ていただきました。


チラシ2023
<コンサートのチラシ>


  このコンサートの開催は、実は4年ぶりのことでした。

  10回目となるはずだった2020年3月のコンサートから3年続けて、コロナのために開催できなかったのです。

  ですから、主催してくださった方々も、初めての取り組みのようなところもあって、さぞ大変だったのではないかと想像しています。

  コンサートが開催できなかった年にも、募金だけはこちらにお届けくださっていたのは驚異的でさえあります。

  関西の皆様がこのような支援の活動を展開してくださる背景に、1995年の阪神淡路大震災があります。

  このコンサートにご出演くださる多くの方々が、何らかの形で被災されていました。

  東日本大震災が起こった時に「今度は私たちがお手伝いする番!」とすぐに立ち上がったのには、そんな理由があるのです。

  昨年までで、このコンサートから届けられた募金は145万円を超えていました。

  来年はこのコンサートに伺うことができるように日程を調整したいと考えています。






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2020年01月17日

☆★阪神淡路大震災から25年〜被災者が安心して暮らせる政治を!

蜜ろうキャンドル



  きょうは1月17日。

  1995年の阪神淡路大震災から25年の節目の日です。

  朝まだ暗いうちにジョギングに出かけ、白川橋に差し掛かったところで5時46分を迎えました。

  まだ夜の暗さの南西の空に下弦の月があり、それが神戸や大阪の方角でした。

  しばし足を止めて黙とうを捧げました。

  帰宅して見たテレビでは、現地の様子が流れていました。

  家族、親戚、教え子などを亡くされた方々がインタビューに答えていましたが、みなさんの記憶の中にある犠牲者のみなさんは、きっと25年前のままですね。

  被災地の一つ神戸市では、復興住宅に住まわれていた方々が、入居期限を過ぎたということで市から、退去を迫られ、訴訟でも退去を認める判決が出されていたことを知りました。


   ※2019年2月7日「神戸新聞」記事


  こうした問題は、その後起こった東日本大震災や各地で相次いだ台風、豪雨災害などでも繰り返される恐れがあります。

  原発事故で避難生活を強いられている福島の人々には、9年しか経っていないのに、露骨な支援打ち切り政策が進められています。

  宝塚市や伊丹市では、継続しての入居を認めるという対応がなされているそうですから、法律や条例の運用で解決できる余地があるのではないでしょうか?

  人々が安心して暮らすことができるために何ができるのかを、行政や司法の方々に十分に考えていただきたい!



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  ☆やぎりん当面のコンサート

2020.1.18チラシ



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  ☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」


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2019年02月24日

☆★大阪から伸びる温かな手が福島っ子を応援〜手をつなごうコンサート2019

手をつなごうコンサート2019チラシ
<今年のコンサートのチラシ>


  遠く大阪から、東日本大震災のことを忘れずに差し伸べられるあたたかな手があります。

  9回目の「手をつなごうコンサート」が3月24日、大阪府箕面市のメイプルホールで開催されます。

  箕面市やその周辺で音楽活動をしている多くの団体がこの日会場に集まり、被災地への思いを届けてくださいます。

  震災のその年に初回を開催し、会場で集めた募金を被災地へと送ってくださっているのですが、3回目の2013年からは、「葉っぱ塾ボランティア支援募金」にお送りくださっています。

  これまで6回のコンサートでの送金総額は100万円を超えています。

  「葉っぱ塾」ではその募金を活用して、福島の子どもたちとその家族のための週末保養「森の休日」の取り組みを継続しています。

  この背景には、阪神淡路大震災を経験されたことが大きいとお聞きしています。

  昨年6月、大阪で大きな地震がありましたが、主催者の皆様は今年もこのコンサートの開催を決断されました。

  当日は私も大阪にお伺いして、皆様に取り組みの中間報告と御礼をお伝えしたいと考えています。

  近隣のみなさんは、ぜひ会場に足をお運びください。

  「葉っぱ塾」では、「ボランティア支援募金」を多くの皆様方に呼びかけています。



   【葉っぱ塾ボランティア支援募金】

      ■郵便振替口座    02420−5− 19722

      ■加入者名       八木文明

       ※通信欄に「ボランティア支援」とご記入ください。




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2019年01月20日

☆★阪神淡路被災者を追い出す神戸市の冷淡さ

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<『週刊金曜日』1216号表紙>


  1995年1月17日に起こった阪神淡路大震災から、先日で24年の月日が流れました。

  新聞やテレビのニュースで、未明からの慰霊の集いのことなどは報道されていましたが、一昨日届いた『週刊金曜日』(2019年1月19日号)で、深刻な住居の問題が住民に降りかかっていると知りました。

  記事のタイトルは「高齢の被災者を無視して三宮開発へ猛進する神戸市」というものです。

  JR三宮駅周辺の開発が、議会で全体の予算を尋ねても答えないままに進められていることが述べられている現状があり、そのことから派生して住民を被告とする住宅訴訟にもなっている問題が出ているというのです。


  「大震災で住居が不足し、阪神間の自治体は民間マンションを20年契約で借り上げて貸与したが、行政側は期限を入居者に知らせなかった。ところが16年から神戸市と西宮市は、退去に応じない住民を次々と提訴したため、高齢の住民が今も法廷で被告にされていた。」(記事本文より)


  昨年10月に、1件の高裁判決と1件の地裁判決があり、どちらも住居の明け渡しを認めたものだったそうです。

  こうした被災者の住居問題への対応は、自治体によって異なっているということが記事に書かれていました。

  宝塚市、伊丹市は20年を超えても無条件で入居でき、西宮市は一切認めず、神戸市は85歳以上、要介護度3以上、重度障碍者は認められる。

  また、同じマンションでも、県が借り上げた部屋の住人は住み続けられる。

  同じ災害で被災した人々への対応がこんなにばらばらでよいものでしょうか?

  政治はいったい誰のためにあるのでしょうか。

  東日本大震災から8年が経過しようとしていますが、東北の被災者の方々は今後どうなるのかも気になります。




  ☆辺野古埋め立て、県民投票まで待って!
     ホワイトハウス宛請願署名


  ☆「葉っぱ塾こんなことできます2019」


  ☆「月と季節の暦」のおすすめ


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2018年02月03日

☆★今年も開催「手をつなごうコンサート」〜大阪・箕面から福島の子どもたちへの応援

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<「手をつなごうコンサート2018」のチラシ>


  大阪・箕面市のみなさんが中心となって東日本大震災が起こった2011年から続けられてきた「手をつなごうコンサート」を今年も開催していただけることになりました。

  最初の年は5月開催だったそうですが、2回目以降は3月下旬に開催となっています。

  そしてこの会場で呼びかけられた募金が、3回目の2013年からは「葉っぱ塾」が取り組んでいる福島の子どもたちとその家族のための週末保養「森の休日」のために送られるようになりました。

  このコンサートの中心となっているのはRMO(Recorder Magic Orchestra)というリコーダー・アンサンブルの皆さんです。

  箕面市やその周辺の街で活動している様々な音楽団体にこのコンサートへの参加を呼びかけてくださって、毎年20団体近くのグループが参加して行われています。

  参加する団体が参加費を払ってこのコンサートに参加してくださるのだそうです。

  「ボランティア」を呼びかけながら、出演者がしっかりギャラをもらっているというテレビ局主催の番組とは全く異次元の、真のボランティアです。


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<昨年のコンサートに参加くださったみなさんと>


  東日本大震災の被災地から遠く離れた大阪のみなさんが「葉っぱ塾」の取り組みを応援してくださる背景には、1995年の阪神淡路大震災の体験がおありです。

  「大変なときに応援してもらった、そのことを忘れず、今度は私たちが応援しよう!」という思いでこのコンサートを続けてくださっています。

  これまでに「葉っぱ塾」に送っていただいた募金の総額は実に82万円を超えます!

  福島の子どもたちが、放射能のことを気にせず思いっきり外遊びできる場を今後も継続させてゆくために、こうしたお力添えはまだまだ必要です。

  関西地域にお住まいのみなさん、3月25日、ぜひ会場に足を運んでください。

  会場でお会いできますこと楽しみに私も大阪に向かいます。



   【葉っぱ塾ボランティア支援募金】

      ■郵便振替口座    02420−5− 19722

      ■加入者名       八木文明

       ※通信欄に「ボランティア支援」とご記入ください。





  ☆「葉っぱ塾」のリーフレットできました!
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    ※配布にお力添えください。


  ☆「月と季節の暦」(2018年版)完成しました。


  ☆「やまがた冬のあった回廊」ホームページ


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  ☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」


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2017年02月17日

☆★遠くから差し伸べられる「手」〜「手をつなごうコンサート2017」

手をつなごうコンサート2017チラシ

<「手をつなごうコンサート2017」のちらし(表)>


  まもなく東日本大震災から6年になります。

  時間の経過の中で大きな災害の記憶が薄れてゆくことはどうにも防ぎようがありません。

  日本ではその後も大きな災害が相次いでいますから、なおさらのことです。

  そんな中で、被災地から遠く離れた大阪・箕面市で、今年も「手をつなごうコンサート」が開催されることになりました。

  このコンサートは、箕面市やその周辺で演奏活動を行っているアマチュアの団体に出演を呼びかけ、来場くださる皆様に募金を呼びかけます。

  その募金を、2013年以降は「葉っぱ塾」が取り組んでいる「森の休日」のために送ってくださっているのです。

  福島の子どもたちとその家族のための週末保養「森の休日」は、こうしたおかげもあって、今年も夏休み前まで5回の開催が決まっています。


手をつなごうコンサート2017チラシ裏面

<「手をつなごうコンサート2017」のちらし(裏)>


  このコンサートを開いてくださったいる皆さんは、1995年の阪神淡路大震災を経験しておられます。

  その被災の経験が、災害のときに今度は自分たちが誰かの役に立ちたい、という思いになって現れるのだと思います。

  それにしても、東北の地でさえもあの災害の記憶が薄れているというのに、遠く大阪の地でこうした活動を継続されることは、並大抵のご苦労ではないと思います。

  私はこのコンサートに今年も伺うことにしています。

  出演下さる皆さんや、ご来場いただく方々に、直接現状を伝えることが、こうした支援活動の継続に役立つと考えるからです。

  もしこのブログ記事をご覧くださった方で、関西圏に友人、知人がいらっしゃる方は、このコンサートのことをぜひ広めていただけたら嬉しい限りです。

  どうぞよろしくお願い申し上げます。




 ☆村上信夫さん『ひらがなの生き方』
    CD発売されました!
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 ☆ケーナ奏者やぎりん、コンサート情報 


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2017年01月17日

☆★1月17日、阪神淡路大震災から22年の朝に

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  4日間降り続いた雪がひとやすみしたきょうは1月17日。

  1995年のこの日、阪神淡路大震災が起こった日です。

  ここ長井市は―8℃以下に冷え込んでいますが、あの大震災の朝も寒い朝だったのではなかったでしょうか?

  震災で亡くなられた犠牲者の皆さまのご冥福をお祈りするとともに、震災の被害を受けなかった地域に住む者として、自分ができる範囲での災害支援について改めて考える日にしたいと思います。

  95年の震災のときは、わたしはまだ勤めを持っていました。

  「何かお手伝いをしたい」と思う気持ちはあっても、結局は募金ぐらいで終わってしまいました。

  その2年後から、朝日町の安藤さんが呼びかけた慰霊祭へのキャンドルの提供の活動には、年に一度のお手伝いを十数年間続けました。

  今は、6年前の東日本大震災の被災された方々のお手伝い。

  時間的には自分の時間を持て余すほどに持っていることをでき得る限り生かして、「手」を必要としている人たちと共に歩み続けたいと考えています。





 ☆村上信夫さん『ひらがなの生き方』
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 ☆ウォン・ウィンツァンさん『光を世界へ』
 


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2016年02月11日

☆★「手をつなごうコンサート」今年も!〜大阪から「森の休日」への応援続く

手をつなごうコンサート2016チラシ

<「手をつなごうコンサート2016のチラシ>


  大阪の箕面市で、今年も「手をつなごうコンサート」が開かれます。

  このコンサートは東日本大震災直後の2011年から毎年行われてきたものですが、その場で集まった募金を、2013年からは、この「葉っぱ塾」が取り組んできた「森の休日」のために送ってくださっています。

  音楽や踊りを楽しむいくつかのグループが、まさにボランティアで集まり、当日の入場者の方々と共に、遠い東北の被災地に思いを馳せてくださいます。


  ※昨年のコンサートの様子


  このコンサートを継続してくださっているみなさんは、95年の阪神淡路大震災を経験された方々です。

  ですから、3.11の大災害のときに、誰よりも強く、「自分たちにできることで応援したい!」と考えられたのだと想像します。

  この山形でさえも、震災から5年という時間は、関心が薄れるのには十分な時間でした。

  ましてや遠い大阪で、この災害への関心を呼び起こすのは容易なことではないでしょう。

  そんな困難を乗り越えて今年もこうして準備くださったこと、ほんとうにありがたいことです。

  3月27日は、私も現地に出向き、主催者の皆さまや参加者の皆さんと、交流を深めたいと考えています。

  お近くのみなさん、ぜひ会場にお越しくださいますようお願い申し上げます。



    ☆「葉っぱ塾」・モンベルのコラボイベント

    ☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」
           (Yamagata1)



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2016年01月17日

☆★災害に備える小物をあなどらず準備

  きょう1月17日は、95年に発生した「阪神淡路大震災」から21年目の日です。

  あの日はどんな日だったか、データを調べてみました。

  「成人の日」がまだ1月15日に固定されていて、95年は15日が日曜日でした。

  したがって、16日が振り替え休日で、17日は連休明けの火曜日でした。

  地震が発生したのは午前5時46分。まだ夜明け前でした。

  ここ長井市では積雪が42センチほどあって、気温はー9.2℃まで下がり、かなりの冷え込みでした。

  一方神戸は気温が3.4℃。4.6m/秒の風が吹いていましたから、体感気温は―1℃ほどだったと思われます。

  阪神地域の方々にとっても、厳しい寒さの明け方ではなかったかと想像します。

  犠牲になられた6400余名の皆さまのご冥福を、改めて、心からお祈り申し上げます。


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<新しく購入したヘッドランプ>


  年明け早々に、自分へのお年玉代わりに、新しいヘッドランプを購入しました。

  震災の話題から山の小道具の話かと思われるかもしれませんが、しばしお付き合いください。

  東日本大震災のときに、大きな被害を受けた仙台やその周辺の山好きの皆さんをガイドしたときに、「ヘッドランプが役立ちました」ということをずいぶんお聞きしました。

  懐中電灯と違って、頭にセットしますので、両手が使えるのですね。

  停電した際、調理の時などに便利だったという体験談でした。

  山の行事の際に、初心者の方から多くある質問の一つに、「日帰り登山でもヘッドランプが必要なのですか?」というのがあります。

  山から予定通り無事に下りてくれば、ヘッドランプのお世話になる必要はありませんが、もし万が一道に迷ったり、足をくじいて動けなくなった場合、下山が日没後になったり、最悪、夜明かしせざるを得ない場合があります。

  なので、ヘッドランプは重要です。加えて、それに必要な予備電池を必ずザックに入れておくことも忘れてはなりません。

  早朝暗いうちの出発のときなども多々ありますが、「あれ? 電池なくなった!」という声をこれまで何度もガイドとして聞いています。

  上の写真のヘッドランプはモンベル社のものですが、価格が手ごろなことに加え、強力な明るさが得られることと、電源スイッチがボタンをダブルクリックするようになっているところが素晴らしいと感じました。

  ザックに入れている間にスイッチオンになってしまい、取り出したときには電池切れ、ということがまれにですがあるのです。ダブルクリックだとそのおそれがかなり低減されることになるでしょう。

  因みに、このヘッドランプの電源は単4乾電池3本です。予備を持ち歩くのにも軽いですね。


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<ランタンシェードは優れもの!>


  ヘッドランプと一緒に購入したのがこの「クラッシャブル・ランタンシェード」です。

  これは、ヘッドランプに被せて使うと、写真の通り、ランタンのように周りを照らします。

  これがなければただ直進する光の束を、散乱させることでランタンのようになるのです。

  最近は家に仏壇がないお家も多く、したがってろうそくを常備していない家庭も多いと聞きますが、これは停電のとき、食卓などに置いて照明代わりにすることができます。

  重さわずか8グラムですので、山小屋泊りのときにも重宝しそうです。

  災害に備えて準備しておくべきものはいろいろあると思いますが、こうした小物をあなどらないようにしたいものです。



    ☆「葉っぱ塾」・モンベルのコラボイベント

    ☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」
           (Yamagata1)



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2014年12月03日

☆★たかこ&やぎりんバンド 1月17日公演〜阪神淡路大震災から20年

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<たかこ&やぎりんバンド1月公演チラシ>


  アルパ奏者の藤枝貴子さんと、弟でケーナ奏者の八木倫明(やぎりん)のコンサートが、1月17日に東京初台の近江楽堂で開催されます。

  この日はみなさん覚えておられますか? 1995年でした。そう、阪神淡路大震災が起こった日です。

  あれから20年の節目の日に、1月17日生まれの弟がステージに上がるのも、何かの因縁かもしれません。

  この日に合わせて、私も久々に上京しようかと考えています。

  首都圏のみなさん、ぜひ会場に足をお運びください。久々にお元気な顔をお見せください。お待ちしています。

  演奏予定曲目は以下の通りです。

 
♪広い河の岸辺 The Water Is Wide
 スコットランド民謡/八木倫明 訳詞 

♪思い出のサリーガーデン 
 アイルランド民謡/やぎりん訳詞

♪ラ・ゴロンドリーナ(つばめ)
  N.S.セビージャ/やぎりん訳詞

♪僕の森 遊佐未森/工藤順子作詞

♪いのち 古木涼子 作詞作曲

♪コンドルは飛んで行く D.A.ロブレス

♪アマポーラ J.M.ラカーリェ 

♪引き潮 R.マックスウェル

♪ラピュタ・シチリアーナ 久石譲

♪映画『ライムライト』〜テリーのテーマ
  Ch.チャップリン

♪ラ・サンドウンガ メキシコ民謡

♪黄色い村の門 アイルランド民謡 

♪映画『ミッション』〜ガブリエルのオーボエ
  E.モリコーネ

♪『銀河鉄道の夜』〜白鳥の停車場 
 藤平慎太郎
ほか アルパ独奏曲など

★《広い河の岸辺》の日本語は本当に
良いですね。長く歌い継がれて
いくでしょう。
湯川れい子(音楽評論・作詞)

★《広い河の岸辺》は易しい表現であり
ながら、人生というものを、愛というものを、
深くとらえています。
繰り返し聴きたい歌、繰り返し読みたい詩です。
新井竹子(詩人)



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2014年01月18日

☆★1.17に3.11の被災地へ

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<おや、この人にも「おのくん」が!>


  昨日1月17日は、1995年の阪神淡路大震災から19年目の日。早朝5時46分に、一人で黙とうを捧げました。

  今年初めての東松島訪問がこの日だったのは偶然です。小野仮設住宅に、「おのくん」の材料の靴下や綿を届けに行ってきました。

  平日とあって、比較的静かな集会所でしたが、1時間あまりお邪魔していた間に、何人もの方が「おのくん」の里親になってゆかれました。

  集会所の壁を見ましたら、新しい額が飾ってありました。サッカーの香川選手! 「おのくん」の人気ぶりが伺われます。


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<武田さんが腕をふるってくださった昼食>


  伺うたびに昼食をごちそうになります。この日はいただきものとおっしゃる讃岐うどん。エビでだしをとって、野菜や厚揚げも入った豪華版。しかも、クジラの刺身付き! 

  珍しい海の幸、ごちそうさまでした。

  この日の集会所で「おのくん」づくりをしていた方はTさんお一人でした。ご自宅が海岸からすぐのところにあったTさんは、九死に一生を得た方です。

  「ご自分の家に入れるのはいつごろになりそうですか?」と尋ねましたら、まだ3年以上先とのことでした。もう3度目の仮設での冬ですが、さらに3回の冬をここで過ごすことになる方がたくさんおられることに、ため息が出ます。

  トンボ返りのようにして、頼まれていた「おのくん」を車に乗せて山形に戻りました。

  皆様からいただいた「ボランティア支援募金」でまた靴下や綿を購入しお届けします。「綿はいくらあっても足りない」とおっしゃる武田さんでした。



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2013年01月17日

☆★「森観音」〜置賜三十三観音第32番札所

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<森集落内の案内標識>


  一週間ほど前の朝のジョギングで、長井市森地内にある「森観音堂」を訪ねてきました。「置賜三十三観音」の第32番札所です。

  長井市の森地区は、最上川右岸にある集落で、国道287号を長井市から白鷹に向けて進むと、右手の山の麓にある集落です。今の国道がこの集落の西側を通っているために、「そのつもり」でなければ、この集落の中に入ることはありません。


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<石段下のお地蔵さん>


  先に訪ねた「芦沢観音」もそうでしたが、集落内に蔵が目立つのは、古いお屋敷が多いということでしょう。標識を見て、その方向に進むと、身の丈2mほどのお地蔵さんが立っていました。そこからは、石段を登ることになります。


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<石段脇の「庚申塔」>


  石段の上部で、観音堂が見えてくると、右側に高さ50センチほどの丸い石がたくさん並んでいました。近寄ってみると、「庚申塔」と刻んでありました。

  庚申信仰は江戸時代に最も盛んであったということですが、この塔は大正9年のものだということです。「かのえさる」の年に、人々が何らかの願いを込めて立てたものなのでしょう。それぞれの庚申塔が、地区内の家々が立てたものだとすれば、今とは比べ物にならないぐらいのたくさんの人々がこの地で暮らしていたことを示してもいるようです。


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<森観音堂>


  石段を登りきった平坦地の杉木立の中に、「森観音堂」は静かに建っていました。案内板を読むと、今のこのお堂は享保7年(1722年)に再建されたものだとのことです。火災で消失する以前のものの歴史は明らかではありません。

  ご本尊は「十一面観世音菩薩」とのことですが、秘仏とのことで、見ることはできません。

  このブログを書いているのは1月17日朝。さきほど5時46分でした。18年前、阪神淡路大震災が発生した日です。あの災害と、それ以降の数々の災害、そしてまもなく2年になる東日本大震災で亡くなられた方々に、静かに手を合わせます。


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2012年01月17日

阪神淡路から17年〜灯そうボランティアの火

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<2年前の神戸での慰霊祭の様子(安藤竜二さん提供)>

  
  きょう1月17日は、阪神淡路大震災が起こった日。17年の月日が流れました。今朝の新聞を開いてみましたら、すでに昨日から、宝塚市や伊丹市では慰霊の行事が行なわれているとの記事が掲載されていました。

  このブログに毎日のようにコメントをくださる「きよこさん」も、阪神淡路大震災の被災者です。今回の東日本大震災の支援活動に携わってきたこの10か月の間、被災者ならではの細やかなご配慮やアドバイスをいただいてきました。

  現地での慰霊祭に使用されるキャンドルの一部は、長く山形からも送ってきたものです。朝日町で蜜ろうそく作りを営む安藤竜二さんの呼びかけで始まったものでした。一つひとつは小さなともしびですが、継続することで、関わってきた人々の心の中を暖め続けてきたのではないかと振り返っています。

  あの年は「ボランティア元年」とも言われました。行政による支援だけではなく、民間の支援が被災者のお役に立ったのでしたが、それはこの東日本大震災に引き継がれています。ただ、このところボランティアの数が最盛期の1割ほどにまで減っている、との報道もあります。支援の手はまだまだ必要です。ボランティアの火を灯し続けましょう。

  私が関わっているものでは、21日「アウトドア義援隊」の今年の仕事始め。東松島市内で活動です。22日、「日曜奉仕団」による陸前高田へのボランティア・バス。28日は「山形こころサポーター」の2回目の活動となっています。参加についてのご相談などありましたら「葉っぱ塾」(090-5230−8819)にお知らせください。関係者におつなぎします。

  阪神淡路の被災地では、まもなく5時46分を迎えます。


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2011年01月17日

今日、1.17

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<キャンドルづくりを紹介した記事>


  まもなく午前5時46分を迎えます。阪神淡路大震災で犠牲になられた6千名を超える方々のご冥福をお祈りします。

  この16年の間に、全国各地で地震の被害がありました。阪神で露呈された被災者への支援体制の法の未整備が十分改善されないうちに、新たな犠牲者や被災者が出てしまいました。人々が救援を望む気持ちを考えると、何ともどかしい進み方なのかと思うことがあります。

  ここ山形にあって、この16年、大きな災害に遭うこともなく過ごしてきたことは、単に奇跡か偶然なのかもしれないという思いがあります。いつなんどき自分が当事者にならないともかぎらない、と。

  であれば、今の私にできることを少しだけでもという思いで、慰霊祭で使われるキャンドルを作り続けてきました。年に一度のことなのに、現地からは昨年、感謝状やら記念の品が届いたことに心苦しい思いがしました。また、現地の慰霊祭実行委員長のNさんからは、毎年、ご丁寧に年賀状もいただいています。

  今年はそのNさんに、年賀状への返信を兼ねて、弟たちの「デュオ・ケーナルパ」の新しいCDを添えてお送りしました。偶然ですが、弟の誕生日が1月17日なのです。今後何かでつながることもあるかもしれないと思っています。

  心の片隅でいつもチクチクしていることがあります。沖縄のことです。地震や台風のように非日常的な災害には目を向けながら、私たちはその「災害」があまりに日常的になった沖縄のことに目をつぶってしまってはいないか、と。

  沖縄の友人が、そして沖縄に何度も足を運んだ静岡の友人が、しばしば情報を投げかけてくださいます。そうしたはたらきかけにどう応えてゆくのか、私自身に問い続けなければなりません。

  山形は今朝も気温が氷点下。雪が降り続いています。震災の慰霊祭が行われているところも寒さが厳しかろうと想像します。



※「葉っぱ塾」では2011年前半のおおまかな予定を作りました。こちらをごらんいただき、ぜひご参加を検討ください。


■「葉っぱ塾」では現在、デュオ・ケーナルパのCD『広い河の岸辺』を発売しています。こちらをご覧ください。お申し込みお待ちしています。


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2011年01月11日

1.17 慰霊のキャンドル

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<深い雪の中に立つ安藤さんの工房>

  来週月曜日は1月17日。阪神淡路大震災から16年目の慰霊の日です。朝日町の蜜ロウソク職人、安藤竜二さんの呼びかけで私が慰霊のキャンドルづくりに参加し始めて14回目になりますが、昨日(10日)午後、安藤さんの工房でキャンドルづくりをするとの連絡があって、参加してきました。

  工房のある朝日町立木は豪雪地帯で、すでに150センチ近い積雪がありました。冬の間はクロ−ズしているのですが、この日だけ特別に開けたとのこと。

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<芯になる糸に溶けたロウをかけながら太らせてゆく。>

  今回は天候も悪かったためか参加者は少なかったのですが、現地の慰霊祭でたくさんのキャンドルに点火するためのキャンドルを作りました。

  回転する台に芯になる麻糸をたくさん吊り下げ、溶けたロウをかけながら少しずつ太らせてゆくやり方がこちらです。

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<芯を溶けたロウに繰り返し浸して太らせてゆく。>

  もう一つのやり方は、3本の芯の真ん中をクリップで留め、木の板の両側に垂れた芯を、缶の中に溶かしたロウに繰り返し浸しながら太らせてゆく方法です。ディッピング方式というのだそうです。

  1回浸しただけでは太くなるような気がしませんが、少し冷やしては浸すということを15回から20回繰り返す作業を続けてゆくと、キャンドルらしくなってゆきます。

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<完成した2種類のキャンドル>

  型に流し込んで作ったキャンドルのようにきれいな形ではありませんが、いかにも手作りという素朴なものができました。

  昨日はテレビや新聞の取材の方もおいでだったので、これまでの思い出話などしながら作業を進めましたが、昨年現地での慰霊祭に行った安藤さんは、ご遺族の方々の悲しみはまだまだ癒えてはいないことを感じて来られたそうです。

  安藤さんの呼びかけで、山形からはかなりたくさんのキャンドルが毎年届けられていましたが、その活動をするグループも少なくなってきているのが現状です。それでも今年はおよそ5000個近いキャンドルが現地へ届けられるだろうと安藤さんはおっしゃっていました。参加した多くは、あの大震災の頃に生まれた高校生たちです。

  こうしたボランティア活動でいつも思うことは、その活動の原点を伝えるということの難しさです。本当にその人の「自発的な心」から発したものではなく、形式的だったり、半強制的な取り組みになったりするものも多々目にしてきました。また、参加する人たちが社会的な評価を自ら求めるということも目にすることがあります。

  私にとってこの慰霊のキャンドルづくりは、「ボランティア」とは何かということを考える大切な取り組みになっています。今年も声をかけてくださった安藤さんに、心から感謝申し上げます。

  今回作ったキャンドルは少しだけですが、震災でお亡くなりになられた6千人あまりの方々の鎮魂と、ご遺族の方々の心のなぐさめに役立つことを心から願っています。



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2010年01月17日

一人ひとりに名前がある

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  1995年1月17日早朝、まだ夜が明けないうちに感じた小さな揺れが、あれほどの大きな災害だったと知ったのは完全に明るくなってからでした。あの直後の1月下旬、仙台から長崎に向かう飛行機の窓から見た阪神地区の遠望も忘れることのできないものです。

  6434人が犠牲になられたあの震災から15年です。あのときは震災にあわれた方々に知人は全くいませんでしたが、その後、多くの親しい方々と知り合い、それぞれに震災の被害を受けておられたことを知りました。

  亡くなられた方が数で表現されることが多いわけですが、もちろん一人ひとりにお名前があって、生活があって、家族があったのです。時間が経過したから悲しみが薄れるというのではなく、おそらく、悲しみは深く心に刻まれ、現れにくくなっているだけなのではないかと想像します。

  おりしもカリブ海のハイチで、首都が壊滅するほどの大地震が起こり、5日経ちます。犠牲者が20万人にもなるのではないか、との報道もあります。忘れてならないのは、その一人ひとりにも、同じように名前があるということです。現地のことを思うとき、ここに安穏として生きている自分自身が後ろめたくさえ感じられます。わずかのお金を募金することで区切りをつけているような自分がいます。だからと言って何ができるというわけでもないのですが・・・。

  せめて、犠牲者のことを思い、支援の輪を広げるべく呼びかけることだけはしたいと思い続けてきました。教員として勤務していたときには生徒たちに「きょうは阪神淡路大震災があった日で・・・」というように話をしていました。家族の団欒のときの話題にもしていました。どうか、全国の先生方、そして子どもを持つ親のみなさんが、このことに触れてくださるようにと願っています。

  ハイチの地震の日赤の救援金受け付けについては前日の記事にアップしておりますのでご覧下さい。




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