こんにちは。管理者は自分に割り当てられた仕事を部下を通して成し遂げる責任があります。そのために必要な能力の一つに説得力があります。
説得力というのは自分の信念や部下に期待していることあるいはアイデアなどを相手に話し納得させ行動させる能力のことです。管理者であれば部下に対してこういう行動をとらせるための能力です。そのために管理者は部下に指示したり教育訓練をしたり時には注意をしたりすることが必要です。そのほか部下の悩みを聞いてやるなど色々な方法で部下の管理をしているわけです。
このほとんどは管理者の説得力が必要なわけです。説得力のない管理者は管理に成功することは中々苦労が要ることでしょう。
ところが管理者の中にはそのことに気付いていない人もいます。そういう人は自分の説得力のなさを権力で補っていることが多いものです。自分に与えられた権限を笠に着て部下に仕事を強制し嫌々ながら仕方なく働くという態度を部下にとらせている人がいるでしょう。こんなことで問題が片付くわけではありません。
説得力のない管理者は部下から誤解されたり恨みをかったりしがちです。また命令の徹底を欠き仕事が上手くいかないこともしばしばあります。またお互いの『人間関係』もなんとなくシックリいかないなどその弊害は大きいものです。
説得の基礎には<誠実性・愛情・積極性>など人格的な要素が必要です。しかしそれだけで部下を説得することはできません。説得力に欠けている人でもその気になればその能力を伸ばすことはできます。勉強会でご一緒したある管理者は謙虚に自分を反省し自己啓発をした結果説得力が向上したという事実があります。
その管理者には話し方と一般意味論のほか人間関係論についての本を自己啓発教材として薦め、併せて自己啓発する方法もアドバイスしました。その管理者はそれから6ヶ月間説得力の自己啓発について真剣に取り組みました。その結果は多くの管理者が苦手とするスピーチやカウンセリングの技術も平均以上の能力を習得できたと聞きました。
あなたもぜひ時間を捻出し説得力を強化しマネジメント能力向上に資するようにしてほしいと思います。ありがとうございました。
❒ 管理者教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって
挑戦しよう ‼」)