私はまだ実家で
産後のお世話になってますが
土日だけカレのいるアパートに
1泊2日で戻ってます。
なので土日はウチの両親も
ふたりで外にごはんに行ったりと
息抜きできる日になってるようですが
この前の日曜日
そんな両親にベビーを預けて
カレとふたりでお出かけしてきました。
6代目神田伯山さんの講談を聞きに。
久々のデェトです♡

私もカレも講談は初体験。
興味をもったきっかけはテレビです。
数ヶ月前に漫才とかコントとかが
入り混じったお笑い番組を見てたら
最後に出てきたのが神田伯山さんで
宮本武蔵の1席を
ものすごい迫力でお話しになって
ふたり揃ってテレビの前で
それはそれは圧倒されました。
見終わったあと
「なんかすごかったね‥。」
「続きが聴きたくなっちゃうね。」
と言い合ったくらい。

そしたらその後カレが
神田伯山さんの独演会が
岐阜県の
ローカルな芝居小屋に
やってくるという情報をキャッチし
チケットを申し込んでくれてました。
元々かなり人気の高いチケットなのに
コロナで席数を減らして上演するため
競争率がとても高いそうで
抽選方式での販売だったらしく
ある日カレから
「当たったんだけど行けるかな?」
と連絡が入ったのです。
そのときはまだ
ベビーを置いて出かけたことがなく
独演会が開催されるときには
ベビーは生後2ヶ月になる前。
どうなのかな~と悩んでたら母が
「大丈夫だから行っておいで。」
と言ってくれたので
お願いして預けることにしました。


そんなわけで人生初の
講談というものを聴きにお出かけ。

授乳のことを気にしなくていいので
久しぶりに
お出かけ用のワンピースに袖を通しました。
それだけで気分が上がります♪

現地に到着すると
体温測定にアルコール消毒。
チケットのモギリはお客が自分で、と
コロナ対策が徹底されてます。
芝居小屋は江戸時代に建てられた
重要有形民俗文化財に指定されている
とても雰囲気がある小バコ。
もちろん客席も直接板床に座る造りで
通常は200人くらい収容するそうですが
今回はソーシャルディスタンスのため
ゆとりのある間隔でイスが設置され
100人弱の席数に制限されてました。
逆に快適‥(´∀`)。

20201115_115603657

芝居小屋なので桟敷席があり
私たちは花道側の1階桟敷席の
前列1・2のお席でした。
私は落語すら聴いたことがなく
講談師の舞台がドーンと鎮座する
こーゆうしつらえの舞台を見るのも初。
「わぁ~!」とはしゃぎ気味に(*´艸`*)
お客さんの年齢層はやっぱり高め。
私たちで若いほうなくらいでした。

上演時間は2時間半。
前座に神田鯉花(りか)さんの
1席のあと、伯山さんが3席。

20-11-17-23-06-02-896_deco

長いの?短いの?
そんなこともわからない知識のなさ。
(独演会でこれは長いそうです。
 私の喉は大丈夫なんだろうか、と
 冒頭でご本人がおっしゃってました。)

正午の開演と同時に
前座の鯉花さんが袖から登場して
ほんとにほんとの、初めての講談。
まだ2年ほどの方らしく
聞き取りづらいところもあったけど
それでもお話はおもしろく
内容がよくわかりました。

その後真打登場。
今か今かとワクワクしながら
舞台袖を見つめていたら
伯山さんは花道から登場しました。
「2時間半は長いので
 ちょっとでも時間を稼ごうと。」
だそうです。
なのでまさしく目の前を
挨拶をしながら通られ
ものすごぉく間近で
お顔もくっきりハッキリ拝見♪

講談を始める前に
いろいろとお話ししてくださるのが
そもそもめちゃくちゃおもしろい!
観客のほとんどが
講談初体験ということで
構成とかしきたりとかを
ざっと説明をしてくださったし
各演目の前には
どうしてこれを選んだのかの説明が。
なにかと落語を引き合いに出し
講談をアゲたりディスったりして
客席に笑いがたくさん起こってました。

最初の演目は飽きたり疲れたり
難しくてイヤになったりしないように
15分と短めなものを。
そして次に30分のもの。
休憩を挟んでラストに
30分超のもの、という組み立てで
いつ終わるかわからないのは
聞いてても辛いと思うので、と
始める前に時間を教えてくださる
初心者に対する丁寧な心配り。

もちろん講談自体も
ものすごーくおもしろくて
ほんとにすぐ引き込まれました。
とにかくおもしろい!
わかりやすい!
そしてまったく眠くなりません!
歌舞伎でもオペラでもミュージカルでも
だいたい睡魔に襲われる私としては
この点スゴイです‥。

最後の演目の"神崎与五郎の詫び証文"では
迫真の講談に泣いてしまいました。
感受性が豊かですので、ワタクシ(*´ω`*)
(但し、泣いてるとバレると恥ずかしいので
 涙を拭かず鼻もすすらずじいっと不動で。)

他の方を知らないので
(前座の鯉花さんは聴きましたけど。
 もちろん全然レベルが違います。)
伯山さんの話術が優れてるのか
講談がすべてこうおもしろいのか
そのへんのことは不明です。

ベビーを置いてきてる身としては
2時間半って
確かに長いなと思っていたのに
終わってみればあっという間!

伯山さんが舞台袖に消えて
退場のアナウンスが流れるなか
「おもしろかったね。」
「これはお金を払ってでも
 聞きたいと思えるね。」
とカレも私も満足感でいっぱい。
趣味趣向が全然違う私たちですが
また機会があったら聴きに行こうと
珍しく意見が一致しました。

「講談、好きです。」
と確実に言える文化ものが
ようやくひとつ、できました


六代目 神田伯山