昨日の当ブログで、東映の人気シリーズの合体映画について書きました。「極道」シリーズは、釜ヶ崎を舞台に山高帽に黒のダボシャツのコテコテ・スタイルの天衣無縫な島村清吉を若山富三郎さんが演じました。
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第1作「極道」(1968 山下耕作監督)が封切られた時に全盛だった、高倉健さんや鶴田浩二さんが演じたストイックなヒーローと真逆の陽性キャラでした。劇中、女房の清川虹子さんとかわす濃厚キス(ブチューと音が聞こえてきそう)が毎回のお約束で笑わせました。
そういうコミカルな作品ですから、アナーキーなギャグ満載の「不良番長」シリーズとの相性はピッタリ。どちらのシリーズも元々、弱小グループがシノギを得ようと商売を始めるも地元の大手暴力団の妨害を受け、反撃する……というパターンが多いのです。「極道VS不良番長」(1974 山下耕作監督)1200x630bb
もそんな感じで、清吉親分と地元ヤクザの争いを利用してカポネ団がニセ拳銃を売りつけようと絡んでくるというストーリ―でした。残念なのは、不良番長・神坂弘=梅宮辰夫さんが撮影中に骨折し、出番が少なかったことです。劇中でも、骨折して入院中という設定でベッドに寝ている姿で登場するだけで極道=若山さんとの直接対決がなかったのが物足りなかったです! 代わってカポネ団を率いるのは神坂の弟役の渡瀬恒彦さんでした。また、山城新伍さんは「極道」「不良番長」両シリーズのレギュラーですが、本作ではカポネ団の一員として「不良番長」側で登場します。いっそ二役で両陣営で出ても面白かったのではなどと思いました。
これより前、「不良番長」の神坂弘(梅宮辰夫さん)は池玲子さん主演の「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」(1972 鈴木則文監督)にもスケ番グループの助っ人として登場します。ダウンロード (3)
「女番長」ミーツ「不良番長」というわけです。
このように他のシリーズのキャラクターが別の映画に出てくるというのは、各映画会社が自社の撮影所で製作していたからこそ出来たわけです。そういう意味では、東映は、アイアンマンやハルク、マイティ・ソーとかマーベル・コミックスのヒーローが一堂に会する「アベンジャーズ」(2012 ジョス・ウェドン監督)の先取りをしていたのです。the-avengers-big
 (ジャッピー!編集長)
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