November 2008

November 02, 2008

あの時、君は愛していたのか

692bc6f0.jpg以前、自分が使っていたケータイの電源を久し振りに入れてみた。
三年前に使っていたのだが、バイク事故入院中、当時使っていたケータイが故障し、半日だけ使用したのだった。
そこには父母から入院中に届いたメールが一通ずつ残っていた。
それを読んで少し涙ぐむ自分がいた。

母は変わってやれない自分を悔やみながら毎日、励ましてくれた。
父は何も出来ない自分に憤りを感じていた。
そんな二人がいつも口を揃えて言うのが

「絶対治るから!」

と言う言葉だった。
根拠なんて全く無いわけだが、そう信じたかったのだ。
自分自身だってそうだった。
そのメールは2006年9月1日のものであった。
四回の手術が終わり、未だ絶対安静が解けず、ベッドに張り付けられていた。

「あんな時もあったなー」

と、思いながら、今の自分は元通りではないけど、あの状況からはベターな状態であると言い聞かせるわけであった。


そんな感動メールもありながら当時、付き合っていた子からのメールも。
三年前のメール。
その中であの子は俺の好きな部分をたっぷり述べてくれていた。
人間の心は永遠なわけはなく、変化していくものである。
しかし、それを理解はしていても、完璧に受け止めることは至難の業である。
少なくとも俺には。

「あの時は好きて言ってくれてたじゃん」

と言うわけだが、それは`あの時'なのである。
何かしら面白いことをでっかくやり遂げれば、その思い出に浸っていつまでも仲良くやっていける気がしていた。
しかし、そんな思い出もいつかは色褪せていくのだろう。

好かれていた恋人にフラれて、その`フラれた'ことをいつまでも引き摺るよりは`好かれた'事実を励みにしていくことは出来ないのだろーか。

ロクデナシだけど、これまで数人の異性に愛された経験はある。

そう思いたいのである。
まぁ、まずは本当の所、俺があの子を本気で愛していたのか、てとこが重要だわな。


写真は横浜ベイブリッジ上から見たみなとみらいの夜景。
まだバイク乗りだった頃、ベイブリッジでバイクを停めて撮ったものである。
この写真だけでも色んなエピソードがある。
そんな思い出も忘れたくはないわけである。




今日のうた
東京/銀杏BOYZ


happybook1983 at 02:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)