February 17, 2007

スタートライン

d5e3a66f.jpg今日はしっとり真面目にいこうと思う。
長くなると思うよ。

10月の6日の夕方、二日前にやった大手術が失敗に終わったことを告げられる。
この時初めて自分の右足が短くなることを覚悟した。
まぁ、前の手術で指は全部取り除かれちゃってたんだけどね。

10月16日、俺の右足は右脚となりそのままでは絶対、地を踏むことは出来なくなった。
切断手術だ。
この時はいっぱいいっぱいだったし、それまでに泣き喚きまくってたから泣かなかった。
それより執刀医から事前に
「いや、これまでの手術と比べたら痛くないと思うよ」
てのが全くもって違うくて嫌んなった。
傷も痛いし、切って失くなった足も痛い。
幻肢痛っつーやつだ。
今もバリバリあるよ。
英語では‘phantom limb pain’て言うんだ。
そっちの方が言い当てている気がする。

その約一ヶ月後、11月の20日から俺の新な二足歩行生活が始まった。
不安ばっかだけど、希望が持てた。
なのに一ヶ月もしないうちに義足が合わなくなってきて(浮腫とかが取れてきて)、妙な痛みが生じ始めて正直、嫌んなってきた。
『明日に希望が持てない』
てのはこーゆーことだと思った。
泣きまくった。
けど、泣きまくった次の日は義足がわりとしっくりきて良かったりもした。
まぁ、そんな精神状態だったけど、博士課程の入試受けたし(合格した)、修士の研究発表したし、修士論文も提出した。
今年度をしっかり終わらせ、来年度もしっかり始めるように出来たと思う。
まぁ、俺一人じゃ何も出来てねーけどな。
母さん、親父、そして研究室や研究所の皆さんに感謝。

そんなこんな時間が経っていったら義足の合わない度は頂点に達し、どうにもいかんようになってしまった。
まだ、本義足にするんはもったいないってことで、ソケット(残った脚が入る義足とのジョイント部分みたいなとこ)の作り替えをすることに。
二週間が待ち遠しかった。
出来上がってきた時は本当、嬉しかったよ。
嬉しさも束の間、またまた原因不明の痛み発生。
「また痛くなるんじゃねーのかなぁ。。。」
て臆病になるだけで痛みの頻度は倍増していく。
どーしたら良いかわかんなくなった。
けど、事実としてあるのは今月22日からアメリカに行かなきゃならんてこと。
先週末の三連休は
「何故、痛みが出るの?」
てことを考えまくる時間だった。
親にはホント、感謝だよ。
だって、義足痛いからってヒッキーになりそうな俺の尻叩いて外に連れてってくれるんだもん。
三連休過ぎても痛い時は痛かった。
頻度は減ったけどね。
けど、火曜は途中から松葉杖使わなかったし、実験が普通に出来た。
水曜は朝、めちゃくちゃ調子悪かったけど、昼からは調子良くてリハビリでルームランナー使って歩きまくっちゃった。
木曜も調子良く、金曜はもっと良かった。

これで自信がついたんだろう。
土曜、今日は母さんと久しぶりに近くにあるアウトレットモールへ繰り出してショッピング。
楽しかった。
疲れまくったけど、これといって悩むことはなかった。
しいて言うならば、歩き方が変なこと(笑)。

歩けなくて苦しいのは自分だけではないのだ。
それを間近で見ている母さんと親父だって苦しいし、悲しいのだ。
凄く身に染みてそう思った。
今日、中華料理屋でランチ中に
「楽しいべ?」
て母さんにニヤニヤしながら問いたら泣いてたっけな。

うちの家族はあったかいよー。
今回、義足つけた時の痛みがなくなった原因は思うに簡単で
「悩まなくなった」
てこと。
言い方変えると
「いつでも笑ってろ」
てことになるかな。
それもこれも母さんと親父のお陰だ。
悩み聞いてくれた兄貴と兄貴の嫁さんも忘れちゃおえん。


今日、やっとこれから生きていける気がした。
‘死なないから生きる’ってのじゃなくて能動的な気持ちでね。
アメリカも行くんだから楽しまなきゃねー。

もっと沢山の女とヤリたいとも思った。




今日のうた
『ねがい/B'z』


happybook1983 at 19:35│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字