ふっきーの演劇ワークショップ日誌

演劇ワークショップと言ってもいろいろ。自分の考える「演劇」や「ワークショップ」を、現場だけでなく率直な言葉で発信していきたいと思い、このブログを作りました。が、最近は地元葛飾区立石の関係の発信が多くなってきております。

August 2006

やくざな障がい者

相変わらず、忙しい日でした。またしても、午前、午後で取材づくめ。テープ起こしを想定するからには、的確な質問をしてコンパクトにしっかりとまとめようなどという気は現場に行くとさらさら起きず、やはら、のんびりと取材をしてしまう。みんなテープ起こしのことを考えて、ゆっくりしゃべってくれるとか、おもしろいところを緩急つけて話してくれるといいのだけど、なんて思ったり、思ってもみなかったり。
でも、今日も素敵な再会がありました。特に、午後は十数年ぶりの再会。胎児性の方といっしょに障がい者の方に八代のほうまで会いに行ってきました。重度の脳性マヒの方でしたが、とてもユーモアあふれる方で、やくざな障がい者でした(笑)。
水俣に帰ってきてから、紹介者に「やくざな障がい者でした」と感想を言うと、「どこがやくざだと思った?」と聞かれました。ちょっと考えた挙句「人の使い方を知っているところ」と答えました。すぐさま「だと思った」とのお言葉。
そう、障がい者は健常者のできる力を見定めて、使える能力というのは、とても重要です。でも、水俣にいると、そういう障がい者の方にはなかなか会えなかったので、とても新鮮でした。水俣に行くまで、ヘルパーをやっていた世田谷の障がい者の方々を思い出しました。帰りの車中で、胎児性の方も大いに刺激を受けていました。もっとも、この紹介者自身もひと癖もふた癖もある、やくざな障がい者なのですが(笑)。

テープ起こし地獄

取材が多いということは、当然のことながらテープ起こしが多いということ。
こんなに起こしたことがないというくらい起こしています。起こしても起こしても先が見えない。抜けられる日は来るのでしょうか。

第八回ワークショップ終了。取材のまとめなんだけれど

波乱含みのワークショップでした。いろいろと理由があって、時間になっても参加者が集まってこない。結局30分以上遅れて、ワークショップが始まりました。
取材自体は具体的で中身のあるものが出てきているので、心配はなかったのですが、参加者が障がい者や高校生以下の人が多いため、その日の体調だったり、行事の忙しさによって、来たり来なかったりしているため、計算ができません。過程は大切に丁寧にやってきているので、舞台に直結はしないまでも成果は具体的に出始めているのですが。

でも、全体での取材内容の発表のときは、取材で出たそれぞれの想いに耳を傾けました。いままでにない、緊張感と共感があったように感じました。依然としてワークショップは前途多難です。さらに大変な一ヵ月半が始まりました。

ワークショップ終了後、進行役チームは、自分の提案で湯の鶴温泉に行きました。温泉はぬるめのお湯で、とても肌に合いました。前日はほぼ徹夜だっただけに、こういう時間は落ち着きます。

小学生のワークショップ

651780c4.JPG今日は小学生のワークショップをやってきました。花崎さんが提案し、本人が先生と日程等も交渉してきたので、当然花崎さんがやるものと思いきや、準備の関係で自分がやることに。前日に決まったので、心の準備もする間もなく、ワークショップに突入しました。小学生との関係はすでにできているのが救いです。サポートとしてスタッフの山田さんについてもらいました。

まずは名前のゲーム。ぶーぶー文句を言っていた子どもたちもやり始めれば、集中します。障がい者の人とはなかなかできない種類のゲームを久しぶりにやりました。
次はからだほぐし。ここは山田さんにおまかせ。小学生相手にけっこう本格的なことをやっていきます。例えば、転がり方や、力の抜き方、開脚時の座り方など、最初は戸惑っていた小学生も徐々に本気モードに。自分も途中から、進行役というよりは先生になっていました。やはり、子どもたちとの身体の使い方の差は歴然。だから、自然と子どもたちも耳を傾けます。からだの専門家の山田さんに「いい使い方をしている」とほめられました(笑)。

お昼は、みんなでカレーライス作り。子どもたちに指示しながら作っていくのですが、子どもたちも意外と料理慣れをしています。わきあいあいと作ったカレーはなかなかのできでした。ここでも料理上手の山田さんにお世話になりました。

午後は「だるまさんがころんだ」。知っているゲームは子どもたちも盛り上がります。その次からは、テーマを決めた「だるまさんがころんだ」で、動物、文房具、スポーツ、野菜などをやりました。個性が出ますね。
そのあとは、定番のシェイプ&スペース。からだで、物や場所を表現していきます。自分のお気に入りは、シェイプでみんなで作った扇風機かな。回転あり、リモコンありの見るからに楽しい扇風機ができあがりました。なにより楽しそうにやる子どもの表情がすばらしいです。
最後は今回のメイン、個人詩にうつります。お昼休みに、先生から以前に水俣病の授業で作った構成詩を見せてもらったので、それとは違う形で、詩を作れないかと思い、やってみることに。なにより詩は形に残せるのが強みです。まずは練習ということで、やわらかいボールを題材に、ガイドに従って、詩を作っていきます。やはり子どもたち、発想がうまくはまるとおもしろいです。次に本番ということで、水俣のことを題材に作ることにしました。魚が何匹いるのか想像した子。水俣病のことと、自分が好きなカニ料理のことを並べた子。二度目とあって、けっこう自由に書いています。とても楽しい詩ができあがりました。この子どもたちなかなかやります。さすが水俣の小学生です。
自分も久々に純粋にワークショップを楽しみました。

取材が続きます

64ff33a6.JPG本日も取材が二件、打ち合わせが二件。ハードです。
午後に胎児性水俣病の人が望んでいた、参加者同士の取材。
だんだんと打ち解けて、恋愛の話になってしまいました。ふだんマスコミに取り上げられることが多い方だけに、その場所ではいつもとは違う穏やかな表情をされていました。小さいことだけど、そんなことがうれしく思います。

次に町のお菓子屋さんに。以前、町歩きのときに寄ったお店で、何度か足を運んでいるうちに、顔も覚えてもらえ、今回も快く取材をOKしてもらいました。そこでも貴重なお話を聞けたのですが、帰り際に、取材のお礼に買おうとした何種類かのお菓子を、お土産にと全部いただいてしまいました。さすが歴史がある店です。商売のコツをご存知です。また寄らせてもらおうっと。

取材で湯の鶴温泉まで

12a29a7f.JPG本日は午後から取材。
湯の鶴温泉で精神障がい者の人たちと、家族の集まりがあり、そこで取材をさせてもらいました。

そのあと、足湯につかりながら、花崎さんとスタッフの山田さんとミーティング。ただ、取材だけではもったいないと、別の温泉にも入っちゃいました。連日、仕事づくめ。たまにはこういう時間も必要です。

出前ワークショップにまたまた

c4cc2eb8.JPG通所授産施設のわくワークに出前ワークショップに行って来ました。
この日は自分が疲れていたので、楽しいことよりも、からだのマッサージをやってもらいたいなと思っていました。自分がやってもらいたいことを人にやるワークショップ。健全です。二人組になって、からだの中でマッサージをされたら、一番気持ちがいい部分を探し、さらにその状態で自己紹介をするということをやりました。
実は、自分もだれかにやってもらいたかったのですが、人があまるわけでも、そんな余裕もなく、結局、始終見て回って、温度上げをすることに。自分のためのワークショップをやるはずが、また働いてしまいました。けっこう盛り上がって、好評だったと思うのですが、自分のからだには疲労が蓄積したように思います。
誰か、自分のためにワークショップをやって。いや、休みがほしい。

内部取材日

グループに分かれて、話を聞く日だったのですが、とにかく大変でした。まさに、ファシリテーターの技術が問われるような展開だったのですが、何分、人手が足りなさすぎです。また、現場でも水俣独自の事情があって。一難さって、また大大大大大∞一難です。

詳しくはあとで書きます。

ウタサガシ★ライブ盛況

01c3768c.JPG頑張った。とても頑張りました。
中学生のブラスバンド、棒踊り。柏木さんと胎児性の鬼塚さんの「安心のうた」のデュエット。季村さんの詩。港さんのピアノ。みんなよかったなぁ。ひとつひとつがいまの水俣を表現していました。当初は、うたさがし中心のライブだったのですが、ひょんなことから、水俣の音楽バラエティのような構成になり、本来の趣旨から想像していたものとは違うものに。唯一の目玉は、うたさがしの映像です。これがなかったら、ウタサガシ★ライブにはなりえなかったでしょう。でも、一年目としては、このやり方もありかなとやってみて思いました。それほど、ひとつひとつの精度は高かった。企画自体も紆余曲折ありましたが、やってみて苦労した甲斐はあったなと思いました。特に、直接声をかけてくれるお客さんの声がうれしかったです。

500円じゃ安すぎる、と言ってくれた人もいました。自分がきっかけで来てくれた人も何人かいました。何人かに10月の舞台に向けて、激励されました。とにかくやれて、よかった。

今回共有できたうたさがしのおもしろさ、大事さを、今後、現地の人、特に若い子どもたちがつないでくれるといいな、と思います。

取り急ぎ、協力してくれたみなさん、ライブに来てくれたみなさん、心からありがとうございました。

一日ウタサガシ★ライブの準備

昨日は花崎さんが水俣に到着して、隣の出水市まで迎えに行きました。
酔っ払った成沢さんに「明日一日休んでいいよ」と言われ、酔っ払っていた自分も半ば本気でやってみようかという気になりました。さらに、朝は雨が強く、どうせ台風だという気持ちにもなり、まるっきりやる気が起きませんでしたね。もっとも、ホテルのチェックアウトの時間が過ぎた花崎さんから電話があって、からだにスイッチが入らざるをえませんでしたが。

ホテルに花崎さんを迎えに行ったあとから、いろいろあり・・・。いきなりハードスケジュールの予感。午後から、打ち合わせや資料の準備、買い物、お金の用意など、急ピッチですすめました。でも、量は半端ではなく、終わらない終わらない。結局、夜の主催者との打ち合わせも長引き、残った作業は夜にひとり黙々とこなしました。いわゆる徹夜というやつです。うつらうつらとしたのですが、ちゃんと横になることはなく、夜が明けてしまいました・・・。
♪ラブ・ユー立石(先輩&友人柳田さんの人気ブログ)
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