ふっきーの演劇ワークショップ日誌

演劇ワークショップと言ってもいろいろ。自分の考える「演劇」や「ワークショップ」を、現場だけでなく率直な言葉で発信していきたいと思い、このブログを作りました。が、最近は地元葛飾区立石の関係の発信が多くなってきております。

July 2008

埼玉大学で水俣の講義に兆戦!

7月10日。埼玉大学教育学部の安藤先生から1年生たちに「演劇活動を通じて水俣を伝える」というテーマで、講義をしてほしいという依頼をいただき、行ってきた。
つまり、一昨年の創作舞台『水俣ば生きて』の演劇製作についてなのだが、やりながらすごく難しい点が一点あることに気づいた。
「今年水俣に行こうと思っている人?」
あいさつのつもりで聞いてみる、手を上げたのは1人か2人。安藤ゼミは毎年水俣に合宿に行っているのだ。遠慮している面もあったのだろうが、少々驚く。動機が見えづらい。そうか、先生も苦労されているのだなぁ。

実は、自分も当初、水俣へは意気揚々と行ったわけではなかった。なにより「水俣」の言葉は暗くて怖いイメージを伴う。行く前は、水俣の食べ物を食べても大丈夫なのだろうか、胎児性水俣病患者とはどんな人たちなのだろうか、地域の人は受け入れてくれるのだろうか。怖くて仕方がなかった。かっこ悪いけど事実。でも、それにもまして、事前に行ったときに演劇表現を本当に必要としている人たちがいると確信したことが、水俣の半年間の滞在を決めたきっかけだった。
演劇表現を本当に必要としている人たちとやる演劇は楽しい。そこにはプロとかアマとかという範疇では捉えきれない表現があって、本番以上に作る過程の中に心が躍るものがたくさんつまっている。特に水俣の場合、胎児性や障害者の方々にとって、ワークショップへの参加そのものがいろいろなバリアの連続だった。施設の壁、これまでの人間関係の壁、地域の壁、交通問題の壁。彼らといっしょになって、水俣にあるバリアをゆるやかに破っていったという実感がある。だから、一日だけしかない本番はあんなにも楽しくて、切なかったのだ。
と、こんなことを熱く伝えたかったのだけど伝わったのだろうか。
安藤先生は伝える手段として「演劇」を使うことに興味を持たれていた。後半の質疑応答の時間には、先生の示唆や学生の質問に導かれるように、地元立石での演劇活動のことを話した。そう、自分の中では、立石のことも水俣で演劇をやったことと太くつながっているのだ。
講義終了後、熱心に話しかけてきてくれた学生がひとりいた。その後、自分も立石をギルドの成沢さんやご友人の方々に案内する予定があったので、彼を誘って立石へ連れて行った。まち歩きの後、せっかくなので、立石の名店ひとつ蘭州の餃子とラーメンをおごる。試験前だというのに、つきあってくれた学生さんありがとう。

新宿ゴールデン街&二丁目探検

bad774f5.JPG7月8日つづき。勢いにのったまるさんに「あなたに紹介したいお店と人がある」と連れられ、地元の立石を離れることになった。お互いにネットワークを持っている自分たちはこの一ヶ月間で、100人以上を紹介しあっているのではないだろうか。いい意味で立石でのライバルである。

一路、ふたりで新宿へ。まさか朝起きたときは新宿に行くとは思わなかった。
ゴールデン街に足を踏み入れたのははじめてだった。入り口の小道や柳がなんとなく、昔の遊郭の風情を残している。とまるでかつての遊郭を知っているかのように書いているのも、いま色町の歴史を勉強しているからなのだ。立石にも戦後、赤線・青線と呼ばれる場所があった。地域の歴史を調べれば、必然的にそのことともぶつかるはずなので、一応、最低限の知識は仕入れておこうと思ったのだ。
当然、江戸時代に宿場町の機能をもった新宿の歴史も色町とともに始まる。地名どおり「新しい宿」である。こうやって歴史を紐解いていくと、東京が違う角度から見えておもしろい。
一軒目は「花の木」。まるさんにママさんを紹介してもらう。このママさんはお客さんに厳しいので有名な方だそうだ。みんなで話している間にも、なじみのお客さんが数人か来て、そのたびにママさんは「会いたかった、飲みたかった、やりたかったぁ」とおどけて言う。まるさんも社交的な方なので、いつの間にか新しいお客さん巻き込んで話をし始める。コミュニケーションの極意を学んでいるみたいである。
二軒目は二丁目に場所を移して「らいら」。このお店は場所がすごい。香港にあるようなマンションの一角で営業しているのである。まるさんいわく、「連れて来てくれた男の人が信頼できる人だからよかったけど、その人以外だったら逃げていた」とのこと。それほど、お店よりもマフィアの事務所でもありそうな趣のある建物のなかにあるのだ。
ところが、中にいたのは若い女性がひとり。しかもいたってふつうそうな方で拍子抜けした。聞けば、彼女はほぼ同い年でシャンソンをやりながら、アルバイトとして一日、ママさんもやっているらしい。まるさんが紹介したかったのは、別の方だったのだが、立石のスナックっぽい場所で若い人を見たことがなかったので、とても新鮮だった。しかも職業柄、話がうまい。立石ではどちらかというと、ママさんの話を聞きに行ったり、イベントがらみで行ったりすることのほうが多いのだけど、こちらは気の合う同世代の異性と話をするかんじである。立石よりも値は張ったけど、スナックにふらりと通う男性の気持ちが理解できた気がした。
立石から出て、改めて立石のことが見えてきた一日だった。

立石自慢のコンビニ、倉井ストア

0523452d.JPG7月8日。お昼に立石で秋に予定しているイベントの実行委員会の顔合わせ。
終了後、1ヶ月前に人の紹介で出会って以来、立石で新たな企画をいっしょに始めようとしている女性、通称まるさんといっしょに打ち合わせを兼ねた昼食。
まずは市民活動支援センターの近くにある倉井ストアに入る。
このお店、かなり変わった作りになっている。左側がスーパー、奥が惣菜とお弁当コーナー、右側が定食屋兼飲み屋になっている。店内は行ったり来たりが自由で、スーパーで買ったお酒なんかを隣の定食コーナーで飲めたりなんかしてしまうのだ。大手のコンビニ、ミニストップなんかは、食事コーナーを設けていてもファーストフード以外のものは食べてはいけない。その点、倉井ストアの太っ腹ぶりは際立っている。これぞ、本当のコンビニじゃないだろうか。

時間は15時すぎ。遅めの昼食と称して飲み会になった。ビール2本にモツ煮、ポテトサラダ、炒め物など。お昼からのお酒はおいしいし、楽しい。隣では、近所のおじちゃん、おばちゃんと思しきグループが井戸端会議のような飲み会をやっている。平日の昼間から贅沢な時間。
ふたりで1800円程度。安い!駅から離れたところにもちゃんと優良店が存在する立石はすばらしい。

立石をチョット楽しまNIGHT!〜居酒屋編〜報告2

0bc654db.JPG進行役の自分も1つのグループに参加。ほかの2グループが南口に消えたのを見計らい、自分たちは北口に行くことにした。北口にも気になるお店は山ほどあるのだ。
あまり迷っていてもしかたないので、なかなか足が向かない水道道のお店を選ぶことにする。駅から少し離れているので、ふらっとよる機会があまりなかったのだ。自分も初挑戦。みんなも初挑戦。ドキドキである。
選んだお店は「とりひで」。下町の居酒屋らしく、ほどよいかんじにさびれている。全くもって、おしゃれな感じがしないのがよい。店内に入るとカウンターに年配のご主人がひとり。少々緊張しながらカウンター席を占拠させてもらう。とりあえず、みんな生ビールを注文。乾杯。ワークショップの途中、しかも自分は進行の途中なのに、お酒を飲めてしまうなんて。自分が企画したのだけれど、変なワークショップである。隣に座っていた、世田谷のまちづくり関係の方にも「いままでたくさんのワークショップにかかわってきたけど、途中でお酒を飲むワークショップははじめてです」と言われた。
無口そうなご主人なので、注文をきっかけにこちらからコミュニケーションの糸口をつかもうと、「おすすめはありますか?」と聞く。するとそっけなく「ないよ」と一言。さすが立石。商売っ気がない。ひとまず、こちらでメニューを見比べながら、食べたいものを適当に頼むことにする。焼き鳥に手羽先、カツ煮など。ご主人は淡々と調理をして、一品一品出していく。焼き鳥の焼き方など、仕事ぶりはかなり丁寧で、そんじょそこらのお店では真似ができないと思われる。チェーン店など論外。立石もこういう地味なお店が頑張っていればこそ、町が活気を保っていられるのだろう。
と、いつの間にか8時過ぎ。一応、進行役なので、ほかのグループの様子を聞くために連絡する。ハイボールを追加注文したばかりの自分たちを棚上げして「早く戻ってきてください」とせかす。帰り際、無口だったおじさんが「今度は面倒でないの頼んでね」と言っていたのには笑った。不器用そうなご主人は昭和の雰囲気が残る立石の町に似つかわしく、ほほえましかった。
結局、真面目に戻ってきたグループはひとつ。自分たちが戻った後、連れ立って二つのグループが戻ってきた。時間も少なくなってきたのであわただしく、結果報告。
中にはできあがっている人もいて、みなさんはかなり盛り上がった様子。
今回開拓したお店は〇杏戞椒曠襯皀鷁亜´▲曠襯皀鷁亜椶でん屋 スナック博多 い箸蠅劼如,旅膩廝掬后どのお店もかなり安く、おいしいものがたくさんあったようです。個人的にはの「すいとん」が気になった。
ふりかえりのとき、「いくつもワークショップに出たけれど、今回ほど報告を聞き漏らすまいとしたワークショップははじめて」と言っていた参加者がいたが、自分も同感。狙い通り。1軒で5倍おいしい思いをしたワークショップだった。

立石をチョット楽しまNIGHT!〜居酒屋編〜報告1

f7dd3a88.JPGすみません。日々のあわただしさのせいで、更新が遅れていました。
嵐のような1ヶ月を送っています。いろいろ報告したいのですが、まずは先月のことから。

6月21日。まち歩きメンバーとプラネタリウムを見た後、自分は夜のワークショップの準備のため、いったん家に戻る。と言ってもあらかた準備はできていたので、ワークショップをするために、気持ちを切り替える時間が少しほしかったのだ。

17時30分に会場入り。会場レイアウトをしたりしていうちに少しずつ人が集まってくる。先ほどのまち歩きメンバーも無事に合流。結局、18時過ぎの段階で20名くらいが集まる。想像以上に人が集まってくれた。幸先よし。
まずは簡単に自己紹介。呼ばれたい名前といままで食べたおいしかったもの、今日なにを期待して参加をしたかをそれぞれ言ってもらう。「おいしかったもの」というのは非常におもしろかった。こんな集まりに参加をする人たちはみんななんかしらに食にこだわりを持っていて、さっき食べたみたいにおいしかったものの話をするのだ。当然、本日の居酒屋ツアーへの期待も高まってくる。この時点で大いに盛り上がった。
まぁ、いきなりグループ分けもどうかということで、「なんでもバスケット」というゲームをやる。「フルーツバスケット」の要領で、鬼の人が言ったことに当てはまる人は席を移動しなければいけない。一種のいす取りゲームである。今回は居酒屋編だけに「ゲームを終えて、一刻も早く飲みに行きたい人!」と言う参加者なんかもいたりして、ほぼ全員が笑顔で移動し始めたのには苦笑した。はいはい、わかっています。
その後、グループ分け。ランダムに分けさせてもらい、知り合いがいるところは調整をしてもらう。その結果、4グループに分かれる。
「野暮なのはわかっていますけど、8時までには戻ってきてください。別に飲んでいてもかまわないんですけど、ほかのグループの報告が聞けなくなります!」
かなり念を押す。みなさんは意気揚々と町に散って行った。

立石まち歩き9〜證源寺のプラネタリウム〜

f299f3c9.JPG今回のまち歩きのとっておきのスポットは證源寺。このお寺はプラネタリウムが名物である。本日はここに15時までに来るために、それまでのまち歩きが駆け足になってしまった。自分は一年ぶりの見学である。(ちなみに、ここは以前にも何度か紹介したことのある、ステゴザウルスがいるお寺である。)
月に二度しかないプラネタリウムはあいかわらずの大盛況で、予約が遅かった自分たちのうち、常設のリクライニングシートに座れるのはたった2人。受付で問答無用のじゃんけん大会が始まった。なんと自分が一番に勝ち抜け。地元で今後も一番機会があるにもかかわらず、せっかく勝ったので堂々と座らせてもらう。ここらへんが人でなしたる所以だ。
去年はメイドさん、今年はミニスカートをはいたスーパーガール?が案内をしてくれる。ここはお寺。見るのはプラネタリウム。案内はスーパーガール、始まる前から来た人を混乱させる仕掛けになっている。

今回のテーマは「宇宙と老化」だったと思う。もう1ヶ月も過ぎているので正確には覚えていない。内容もそんなに覚えていない。
覚えているのは、「本日の日の出は何時で、日の入りは何時です」とか「本日の星座はこんなふうになっています」と真面目なプラネタリウムをやるふりをして、突然、宇宙とは直接関係ないような「老化」にかんするプレゼン(パワーポイント?)をプラネタリウムで始めたことだ。今回のプラネタリウムの多くは「老化」についての彼のトークショーと、星が13等星くらいまでうつってしまう機械の暴走にさかれる。期待したものと違うが、これほど印象に残るプラネタリウムも全国でそうそうないだろう。ふつうに電車に乗ったはずなのに、ジェットコースターに乗った感覚を味わえる立石自慢のエンターテイメント施設だ。(ちなみに、裏にはこれまた日本が誇る優良エンターテイメント企業タカラトミーがある。この一角はさしずめ、立石のディズニーランドなのかもしれない。と勝手なことを書いてみる。)

立石まち歩き8〜立石さまでお弁当〜

e81be923.JPG6月21日つづき。やはり立石さまは地名の由来である以上、案内ではずすことはできない。しかもいかにも「お祭りされています」「崇拝されています」というような仰々しいものでなく、児童遊園にさりげなくたたずんでいる雰囲気がとても気に入っている。
ここでしばしお弁当タイム。思い思いのベンチにすわり、食事をしながら、会話を楽しむ。なんだか小学校の遠足みたい。立石さまを見ながら、みんなで食事をするって意外と贅沢なまち歩きなのかもと思った。今後も時間がないときには使おう。

し、しまったぁ、明日は『立石をチョット楽しまNIGHT!』だ!

e5f1895b.JPG本当にうっかりしていた。ブログを放置過ぎていて、こちらでの告知を忘れてしまっていた。最近、あまりにも慌しく毎日が過ぎていっている。

例えば、この一週間、いろいろなことがあった。
葛飾区市民活動支援センターの非常勤になったり、埼玉大学に水俣関係の講義に行って来たり、立石のイベントの助成金申請のプレゼンをやったり・・・。目まぐるしい日々。一度、ブログに整理をしておきたいのだが、先月やったまち歩きや『立石をチョット楽しまNIGHT!〜居酒屋編』の報告すらまだできていない。(←これがまた楽しかったのですよ。酔っ払いながら報告をしあうワークショップなんてはじめてでした。まぁ、企画したのは自分ですが。)

今回は調子にのってDeep呑んべ横丁編です。
呑んべ横丁は昭和レトロなどという言葉では表せないほど、
昭和へのタイムスリップを可能にしてくれる飲み屋街です。
今回は地元の人でも近よりがたい呑んべ横丁のお店に
入ってみようというさらに冒険的な企画です。
初めての方もぜひ及び腰でいらしてください。
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立石企画第四弾!『立石をチョット楽しまNIGHT!〜Deep呑んべ横丁編〜』
○日時:2008年7月16日(水)19:00〜22:00
○会場:立石地区センター第一会議室集合
     (京成線立石駅下車 葛飾区役所方面出口の目の前です)
○定員:20名
○参加費:500円(実費・飲食費は別)
○主催:立石チョットどうする!?会
○お問い合わせ・お申し込み:080−6767−8362 fukky@edg.or.jp


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