ふっきーの演劇ワークショップ日誌

演劇ワークショップと言ってもいろいろ。自分の考える「演劇」や「ワークショップ」を、現場だけでなく率直な言葉で発信していきたいと思い、このブログを作りました。が、最近は地元葛飾区立石の関係の発信が多くなってきております。

May 2012

葛飾あるものさがしツアー東堀切編レポートその2〜ティファニーで朝食を

グループに分かれて、いよいよ東堀切に入りました。
私の入ったグループは東堀切の南側に照準を合わせます。


いきなり目に入ってきたのは「ティファニー」。
すごく独特の建築物です。
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一階がcoffee&snackティファニー。
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側面が町工場。
二階は住宅になっています。
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側面には消えかけたコカコーラの看板もあります。

地元人のEさんに聞いたところ、
「(ティファニーは)町会の人とかが使っているんじゃない」
とのこと。


店主に店名の由来などを聞きたいところですが、
開いておらず。


往時は無駄なく活用されてきたんだろうなと思う建築物。
場所の使い方に涙ぐましい創意工夫が見られます。



町工場関係の打ち合わせはきっとティファニーだったんだろうな。

葛飾あるものさがしツアー東堀切編レポートその1〜想定外の「あるもの」

4月28日。東堀切編。
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今回の地元人(じもとびと)は飛田健一さん。
NPO法人葛飾アクティブ.COMの理事。
退職後、葛飾でシニアの生きがいづくりの活動を
地道にやられてきた方です。
ついに20号を越えた、シニアの取材誌
「まちナビ」の編集・執筆などの中心人物です。
下町ハイボールの特集の際、取材を受けたのですが、
何度も何度も私や関係者に確認をする姿勢に頭が下がりました。


今回も「僕でいいの?」とおっしゃっていましたが、
あるものさがしは「ガイドをしないこと」がルールなので、
まさに東堀切生まれで、謙虚な飛田さんは適役なのでした。



東堀切に公共施設はありません。
集合場所は堀切にある南綾瀬地区センターです。
参加者は5名。
それ以外に飛田さん+Eさん(もうひとりの地元人)+葭原さん+私。


まずはみんなで、飛田さんが子ども時代に溺れた、
九品寺前の用水路まで行ってみようということになりました。
*写真が溺れた場所です(笑)溺れた真似はしてくれませんでした。


4月にしては強い日差しが降り注ぐ午後、
住宅街の道をふらりふらりと歩いていると。


いきなり。


玄関先のドアが少し開いて、
前に置かれた靴・・・と靴下? え!?


変な干し方をしているなぁと思った瞬間、
ドアの中から「誰か来て」という低い声がしました。


私がドアを開けると、
高齢で体格の大きい女性がひとり玄関先に倒れていたのでした。


「散歩に行こうと思ったら、倒れて、起きられなくなっちゃったのよ」


10人弱がわらわらと取り囲みます。
とりあえず、このままだといけないということで、
参加者のみーねーさんに先導してもらって、
家の奥にあるベッドまで運びました。
う〜ん、台所も部屋も汚れ気味で、
一人で日常生活を送るには大変なかんじです。


「このあと、誰か来るの?」
「夕方、ヘルパーが来る」
「一応、連絡しておきましょうか?連絡先はわかります?」
「わからない」
「事業所や担当者の名前は?」
「どこかに書いてあるけれど、わからない」


んんん・・。困惑。
みんなで手紙やら、貼り紙やらを必死にさがします。
近くにあった封筒に
高齢者総合相談センターの連絡先が書いてあったので、
私が連絡をしてみました。

その間も事業所の連絡先さがしは続いています。
電話の近くで発見!

高齢者総合相談センターの担当者に伝えて、
事業所に連絡をとって、
ヘルパーに早めに来てもらうことになりました。


ひとまず安心。
参加者の1人が買ってきてくれた水を枕元に置いて、退出しました。


この間、20分から30分。
ツアーを続けていくと、
こういうこともあるんだなぁという波乱の幕開けでした。
高齢者の単身世帯が増えていくことの深刻さを肌で感じた時間でした。

これも葛飾の大事な「あるもの」のひとつです。

葛飾あるものさがしツアー堀切リベンジ編レポートその2〜温交な理由

7.地元求人ニュース どうだ!
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「どうだ!」の勢いが逆にさびしい、福喜湯の前にあった掲示板。
(そう言えば、DUDAという求人誌もあったなぁ。)
現在は使われている気配はありません。
昔は、お風呂の行き帰りに見ていくなんてことがあったんだろうな。
生活の中に、仕事があった一風景。

今こそ、こういうのがあったら絶対に楽しいはず。
いつか「東京仕事百貨」の葛飾版
「葛飾仕事百貨」をこんな形でやれたら素敵だなと夢想します。

往時は、5丁目商店街の活気もすごかったそう。
現在のように歯抜けにはなっておらず、
生鮮3食品のほか、必要なものはすべて揃っていました。



8. 温交自治会
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え?温交?

全く聞いたことがない名前だけにひっかかってしまいました。
ここは確か昔の地名は下千葉、いまは堀切だし、
なぜに温交?
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さっそく、近くにあった「手作りとうふ小林」の
おばあさんに聞いてみました。
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「うちは昭和30年頃からやっているよ。
 『温交』?そうだからとしか言えないね。」

別の参加者の人たちも
私たち同様にインタビューをしていました。

「あっちの自治会は『共和』。こっちは『温交』
ここらへんは氷川神社の管轄で、おまつりは天祖神社よりすごいよ。
 神輿はあっちのほうがすごい。」

なるほど、「共和」も記号のように見過ごされがちですが、
なかよくやっていこうという意味合いが表現されたものかもしれません。
「なかよし自治会」「あったか介護」「ほのぼのローン」
みたいなもんでしょう。

やはり、地名では同じ「堀切」になっていますが、
住民がイメージしている文化圏は全く別です。
おそらく鎮守の社が別のように、
意識の上では「堀切」と「下千葉」で分かれているのでしょう。

私が住んでいる東立石でも、
「原町」と「川端」は別の意識がありますから、
想像に難くありません。


以下、取材をしていないので、そんなに力を入れて書きません。
ただ、あるものとして写真を撮ってきたので並べてみます。


9. 米屋と酒蔵?
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何とも老舗の風格が漂う建築物です。
どの町の商店街でもお米屋さんは
一番になくてはならないお店だったんでしょうね。

酒蔵?
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10.立派なご神木
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氷川神社のわきにあったご神木です。
しめ縄に5円を挟んであるところが日本人らしい習慣でしょうか。
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11.赤門

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近所の子どもたちが「赤門」と呼んでいた、正王寺の門です。
立派!
ここらへんになると疲れてきていて、
集中力が持続していません。
なので、ルーズになっています。

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12. ココナッツケーキ
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2時間弱のあるものさがしのあとは、
安達さんお手製のケーキをいただきました。
安達さんは少し不満みたいでしたが、
ココナッツがサクサクとした繊維質の食感と、
つ〜んとした香ばしさが
ケーキのほんのりした甘さをひき立て、
むしゃむしゃぱくぱくといただきました。

ごちそうさまでした。

別グループも、
パッチワーク的住宅・葛飾版スモールワールドなどと称する建物ほか、
すごく面白いものをたくさん発見してきた模様。
地元の人や出身の人も、
初めて見つけたものに驚いていました。
あるものさがしのスゴさです。

13. きよし&とん将

終了後は、安達さんおすすめの「きよし」と「とん将」へ。
堀切の下町ハイボールと本物のB級グルメを堪能しました。
きよしの鍋は安くていいです。また来たいなぁ。

「とん将」
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完璧な一日終了。しばしさようなら堀切。

*まとめは一人でまとめきれなくなったので、
 今度みんなでやろうと思っています。

葛飾あるものさがしツアー堀切リベンジ編レポートその1〜あだちさんち

4月21日。
堀切リベンジ編の地元人(じもとびと)は安達清志さん。
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ご本人は「鉄工所の親父」と言っていますが、
名刺には「安達金属代表取締役」と書いてあります。
でも、「鉄工所の親父」の方が親しみがわきやすいので、
いつか気軽に「親父さん」と呼べるようになりたいものです。
いや、すべての代表取締役のことを
「親父さん」と呼ぶ文化に日本がなったら、
面白いだろうなと思います。

なんと!本日の会場は「あだちさんち」
公共施設ではなく、人の家が会場。
下町ではどの家にも縁側があったように、
ふつうの人の家の中に公共スペースがあったものです。
どこぞの公共施設しか居場所がなくなった
現代の子どもたちがいかにかわいそうなことか。
昔は○○くんちも□□ちゃんちところか、
△△くんちの親父の工場でさえ、遊び場だったのです。

あだちさんちは「すばらしい!」としか言いようがありません。

参加者は7名+安達さん。

前回の非公式なおしゃべり会では
堀切菖蒲園近辺を歩き回ったので、
今回のリベンジ編では主に駅の北側を歩くことにしました。
2グループに分かれ、私たちは下千葉(堀切5丁目以北)方面、
もう一方は小谷野(堀切4丁目)方面に行くことになりました。



0.水路の上のマンホール


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さてさて、いきなり変な道が現れます。
さすが堀切。
犬も歩けば棒ならず、わけのわからない道に当たります。
ふむふむ、今までのツアーで学習しているとおり、
こういうのは決まって用水路が暗渠になった跡。

今回、とりわけ変なのは妙にたくさんあるマンホール。
これ必要?というくらいついています。

「一軒ごとにマンホールがあるんじゃない」と
誰かが言っていましたが、真相はわからず。


1. 天祖神社は神社のデパート


駅の近くに天祖神社があります。
初めての訪問。
この神社はとても不思議。
境内にいくつも神社が入っている複合神社なのです。
まるで神社のたたき売り。まつっている神様が全然違います。

「天祖神社」
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「豊受稲荷神社」

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「八幡神社」
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「出雲大社」(なぜかパワースポット)

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こんなに沢山の八百万の神々で
仲よくやっていけているのか心配になってきます。
この中で、私が気になったのは「豊受稲荷神社」です。

鳥居がたくさん。
左右のお稲荷様もたくさん。
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さらに狛犬までいます。
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茂みの中までお稲荷様がいます。(よく見てください!)
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「日露戦争の記念碑」が鳥居で半分見えないような状況。
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なぜこんなカオスな状況を作り出してしまったのかがわかりません。

これも宿題ですね。


2. 映画館跡


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堀切文化映画劇場跡。
最盛期は堀切に映画館は6館あったそうです。
それだけ町が栄えていたということですね。



3. 堀切らしい風景


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高架下を抜けて、駅の北側へ。
スナック街が見えてきます。
駅方向を振り返ると、ゴミが荒らされた中、
立ち話をする住民二人。
堀切らしい風景のように感じて写真を撮ってしまいました。


4. 道路中心

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参加者が気づいた「道路中心」の印。
かーりーさんいわく、
葛飾のように狭い道が入り組んでいるところでは、
道路の中心がないと、両側の家がセットバックするときなどに
基準が生まれず、いざこざが起こるため、
いちいち印をつけていくことが大事ということです。
さすが。


5. 「私有地」に付き

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これもすごい。
北側の314号線のお店の並びの裏側は、
用水路(どぶ川)の上に、
お店を拡張した建築物がならんでいます。

その一画に通り抜けできる道があり、
このさびついた標識がありました。
さらに驚くのは、
この裏側にもしつこく同じことが表記されていること。

確かに、商店の間のどぶ川の上を
コンクリで固めているだけの細い道なので、
車が通るのは双方にとって怖いはずです・・・。
でも、裏のスナック街から抜けて、
商店に出る際は近道になるから
お客さんが流れやすくお店にもメリットはあるんですよね。
だから道として活かしてある。

理由が「『私有地』に付き」となっている背景に、
土地をめぐる複雑な葛藤とアイデンティティがあるように思います。


6.趣味の菓子

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お店の人に「なんで趣味なんですか?」と聞いたら、
「わからない」と返ってきました。
前はお煎餅屋さんだったそうです。
(つづく)
♪ラブ・ユー立石(先輩&友人柳田さんの人気ブログ)
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