ふっきーの演劇ワークショップ日誌

演劇ワークショップと言ってもいろいろ。自分の考える「演劇」や「ワークショップ」を、現場だけでなく率直な言葉で発信していきたいと思い、このブログを作りました。が、最近は地元葛飾区立石の関係の発信が多くなってきております。

June 2012

葛飾あるものさがしツアー東堀切編レポートその6〜双葉湯前商店街

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私が東堀切編の一番の成果だと思っているのが、
「双葉湯前商店街」である。


まず、なぜに「双葉」かというと。


双葉中学校の学校名の由来に詳しい。

葛飾区率第十一中学校として創立されたが、
昭和25年2月1日双葉中学校に変更。
学区域が上千葉町・下千葉町にまたがっていたこともあり、
両方の葉をとり双葉とした。
(「特集 葛飾区内の小・中学校の交渉と校歌(概報)」
  平成16年 葛飾区郷土と天文の博物館)


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入口。青果店が駐車場になっている。

営業していた二軒のうちの一軒「池澤茶園」さん。
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「団地があるんでいいなと思って
 立石から引っ越してきたんだよ。
 昭和33年だったね。」
とは、お茶屋のご主人池澤秀和さん。現在80歳だそう。

「これは私が書いたんだよ。代表の方にあげる」
と詩集もいただいた。

その中の一節。

60年代の高度経済成長期 公衆浴場周辺に店舗12軒
活気の渦と弾んだこえ 
2008年夏 すでに浴場はなく
タバコ屋 精肉店 茶舗の3店
隙間風が 吹き抜け
人のこえも 会話も まばら
(2010年 池澤秀和詩集『奏葉』より一部抜粋)



もう一冊の本にこんな一節もある。

中途半端な場所なので
周辺の店の盛衰がよくみえて
片すみの賑わいも遠ざかったまま
通りを見つめる時間ばかりがながくなるらしい
(2002年 池澤秀和詩集『秒針』より一部抜粋)


商店街はその名の通り、
目の前にあった双葉湯で発達したらしい。
この立地、前に銭湯、後ろに団地。
池澤さんのおっしゃるように、商売には最適の土地だ。
池澤さん記憶を元に、店舗を書きとめる。
2005年に双葉湯は火事でなくなったらしい。
いまは歯抜けになった商店街にその名をとどめるのみ。

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奥にはきちんと茶箱がならぶ。
「昔はみんなこうやって売っていたんだよ」
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番外編。

終了後、帰り際にもう一度寄ってみると、
今度は肉屋さんの前に人だかりができていた。
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品揃えをよく見てみると、
肉だけでなく、魚もあるし、野菜もある。

「ほかの店がなくなっちゃったから、
 『置いて』っていう人が多いんだよ。
 だから、置いているんだ」
と肉屋のご主人。

さしづめ、ミニミニスーパーだ。
コロッケを頼んで買って頬張る10分ほどの間に、
人がひっきりなしに訪れている。

う〜ん。このお店、すごい。

葛飾あるものさがしツアー東堀切編レポートその5〜国府台のお山が見えた

地元人飛田健一さんが連れて来てくれた
もうひとりの地元人Eさんが関口商店のおばあさんを紹介してくれた。
東堀切では、「東の相川、南の関口」というらしい。
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「いやぁ、この人たちが『地元を案内しろ』っていうんだけれど、
あたしはわかんないから、あんた教えてあげて」とEさん。


「地元を案内しろ」とは全く言っていないけれど、
おそらくプレッシャーを感じていたのだろう。
非常にありがたい。



「この道?ちょろちょろと流れている小川があった。
 店の前の橋は『豊年二橋』、その先が『豊年橋』
 昔は田んぼと畑ばかりでね。氷川神社から見渡して、
 杉浦さんの家とか、あたしの家しかなかった」
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あ、出てきた。杉浦さん。
その4で写真をのせた『杉浦』と書かれた
立派な瓦はこの杉浦さんのものだった。
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「昭和一ケタ代に区画整理をして、その時に道ができた。
 ぐにゃぐにゃ道が昔の村の道だよ。
 うちが煙草屋を始めたのは昭和30年代半ばくらい。
 その頃はかやぶき屋根ばかりだったね。」

この写真がたぶんぐにゃぐにゃした道のひとつ。
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みーねーさんが、昔は東西南北にどんな風景が見えたか質問する。
すごくいい質問。


「子どもの頃、寝ぼけて起きると(東には)国府台のお山が見えた。
 いかに田んぼが多かったかってことだよね。あたしは昭和9年生まれ。
 戦争のとき、青戸の高射砲陣地では、
 空襲になると『ドカンドカン』とやっていた。
 東京大空襲のときは、空が真っ赤できれいだなと思った。
 西は氷川神社の森、その先に四本煙突(通称:お化け煙突)が見えた。
 北はね、天気がいいと筑波山が見えたね」


あぁ、今は建物ばかり。さすがにそんな風景が見えたとは想像もつかない。

葛飾あるものさがしツアー東堀切編レポートその4〜勇気を持って並べてみる

勇気を持って編集をしないで
自分が「あるもの」と思ったものを並べてみる。

こういうことが
今回の葛飾あるものさがしツアーの趣旨のひとつである。

これらは50メートルぐらいの道にあった「あるもの」である。


「ベルシオン堀切」のわきで発見したお稲荷様。
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その傍らには「杉浦」という文字が彫られた立派な瓦が。
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マンションの側面にあった立派な道。
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マンションの向かいの老舗の洋服店。
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枯れ葉がたくさん見える、一軒家の玄関先。
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のどかな住宅街に突如現れた黄色い車。
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穴がたくさんあるシャッター。
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取材ができていないので、とりあえず並べてみた。
思うところはたくさんあるがあえて書かない。

葛飾あるものさがしツアー東堀切編レポートその3〜クリーニング店の謎の自転車

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東堀切1丁目のクリーニング屋さん。
店名はどこにも書いておらず。

トマソン的オブジェ。

このクリーニング屋さんは角地。
我々がいる間にも数台、車が通り抜けて行った。
ちょうどこのお店の前は抜け道になっており、
狭いのに交通量が多そうだ。

店主いわく
「3度引っかけられたんだよ。
(自転車)置いたのは、10年とか20年前」

本人もいつ置いたのか忘れていそう・・・。
店舗防衛の知恵だったわけだ。
それにしても人身御供となった自転車がちょっとかわいそう。

葛飾あるものさがしツアー夏の総まとめスペシャル

今年2月から葛飾あるものさがしツアーを始め、
細田から奥戸まで地元人と参加者とともに、
7地域を歩きました。(6月9日宝町編を入れると8地域)

同じ葛飾だから漠然と似通っていると思っていた
各地域は全然違って、
未知の「あるもの」をたくさん発見し、驚いてきました。

「なにもない」と言っていた地元人が
一番びっくりすることもしばしば。

今、現在7地域の膨大な「あるもの」が蓄積され続けています。
そこで、今回は一度、各地域の「あるもの」を整理し、
地域間をつなげていったとき、
どんな「あるもの」が見えてくるかという実験を行います。
そして、最後にちょこっと発表しちゃいます。

■日時
6月30日(土)午後4時〜午後5時

■会場
総合スポーツセンター体育館第三会議室

■地元人
辻洋介さん(青戸編)、安達清志さん(堀切編)、
穴澤剛さん(柴又編)、飛田健一さん(東堀切編)、
奥村麻理さん(鎌倉編)、市原みずよさん(奥戸編)

■対象
取り組みに関心がある人たち

■定員
10名*発表の時間のみです。

■参加費
500円(実費)

■主催 葛飾まちづくり劇場

■締切・申込み方法 
 6月27日(水)まで
 下記のメールアドレスに
 A.名前(ふりがな) B.電話番号 
 C.参加動機をお知らせください。


■問い合わせ・申込み先
 TEL:090-4003-5873 (福原)
 E-mail:fukky@edg.or.jp
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