読書日和。

と言うのも、
本日たまたま仕事がお休みで
風邪をひいたから。

ここ数か月、ものすごい忙しさで
読みたい本はたまるのに比例して、
そして疲労もたまっていた。
そして、風邪をひくと同時に
図書館に数か月前から
予約していた本が届く不思議。




前に日経新聞の広告欄で見てから、
これは面白いのは間違いないと思い、
予約をしておいたんだっけ。

この監督の指導方法が非常にユニーク。
試合にのぞむ子どもたちに
「一生懸命投げようとするな!」とか
「甘い球を投げろ!」とか
挙句の果てには「野球をしようとするな!」とか
「これじゃまるで強いチームじゃないか!」とか
信じられないことをたくさん言う。
サインも無駄だから一切なし。
グラウンドを使った練習も週に一回だから、
主にバッティング練習しかやらない。

目標は甲子園に出ることではなく、
常連の強豪校を撃破すること。
バンドなどせずに、ひたすら強振を繰り返し、
たまたま長打が出て、
相手のピッチャーが動揺しているすきに、
大量点を積み重ね、
勝ってしまうのが唯一の戦略である。

考えに裏打ちされたシンプルさが
いかに強いかを思い知らされる一冊である。






こちらもツイッターでフォローをしている
ジャーナリスト佐々木俊尚さんの異色の料理本。
弱者や被害者の気持ちを代弁する
「マイノリティー憑依」を紹介した
『当事者の時代』などはすごく面白く、
私自身の仕事の言語化にも大いに役に立った。

今回もなぜ?と思いつつ、読み進めると、
こんな一節があった。

私は自分のジャーナリストという仕事を
「いまこの社会で起きていることの意味をとらえて、
それを概念化し言語に変換し、読者に提示すること」
という定義で捉えています。

そして、その延長線上に本書があることを指摘する。

不確実な時代だからこそ、生活だけでも構築的に。
不確実な時代に不確実な生活を送っていたら、
私たちは何も依拠できるものがなくなってしまいます。
せめてライフスタイルや、「誰とつながるのか」という
人間関係ぐらいはちゃんと構築して生きていこうというのが、
この本の私のメッセージなのです。


なるほど、食も他人につくられたものを
お金を出して食べるのでなく、
自分で主体的に選び、
つくる時代になってきたのか。
そして、ジャーナリストが自ら
実践して紹介する時代になってきたのか・・・と思う。


考え方は極めてシンプル。
最初に今日の夕飯は「カレー」にしようとか、
「ハンバーグ」にしようとかではなく、
冷蔵庫にあるものや、お店で安く
売っているものから考えていく。

【献立の組み立て方】
,泙査能蕕某材から考える 
⊆,北つけを選ぶ 
最後に調理法を決める 

【味つけ】
甘い、酸っぱい、塩味、醤油味、
味噌味、クリーム味、カレー味 

【調理法】
炒める、蒸す、煮る、焼く、
ゆでる、揚げる、あえる

この考え方に沿って、
無数のバリエーションが生まれるということが
メニューとともに紹介されていくのだ。

たまたま読んだ二つの本だが、
どちらも「シンプルさ」を大事にしている。

仕事では自分の強みを活かして道を開き、
生活では食もとりこぼさず大事にする。
そんな「シンプルな生き方」をしたい
と風邪を治しつつ思うのだ。