ふっきーの演劇ワークショップ日誌

演劇ワークショップと言ってもいろいろ。自分の考える「演劇」や「ワークショップ」を、現場だけでなく率直な言葉で発信していきたいと思い、このブログを作りました。が、最近は地元葛飾区立石の関係の発信が多くなってきております。

January 2016

自分が認知症になったら〜『認知症になった私が伝えたいこと』を読んで その1〜

ここ1年、このことをずーっと考えています。

なので、最近は人にも質問しています。

「あなたは認知症になったら、どうなると思いますか?」

 

すると、「徘徊すると思う」とか、
「好きなことしかやらないんじゃないかな」とか、
「人に厳しいかも」とかけっこう面白い答えが返ってきます。

 
 

なぜ私がそう考えているのかというと。

デイサービスの仕事で関わる認知症の方々の
生活をどう成り立たせるかを考えるとき、
自分自身のことをイメージしないと
当事者性が持ちづらいからです。
別の言葉で言うと、距離を持って
相手をサポートするためには
自分の中に必然性や理由、想いが必要だからです。



 そんなとき、よい本に出会いました。

 『認知症になった私が伝えたいこと』佐藤雅彦著


 

 

佐藤さんは45歳のとき、
仕事の会議の議事録が書けなくなったことをきっかけに、
徐々にいろいろなことができなくなり、
200510月に51歳で
アルツハイマー型認知症の診断を受けます。
そして、2006年に25年勤めた会社を退職します。

 

「はじめに」に書かれた言葉はすごく勇気をもらいます。
 

 

認知症になると、たしかに不便ですが、けっして不幸ではありません。自分がどのように生きていくかは、自分で決めて、自分でつくることができるのです。

 
 

施設入所しか道がないと考えていた
彼が悩みに悩んで気づいたのは、

「自分のマンションに戻って、一人暮らしを続けたい」
という自分の欲求でした。
そこで、三つのことを実行していきます。
 

  生活の中の自分の不自由を具体的にメモし、
自分なりにできる工夫をすること。

  散歩したり、楽しいことを見つけて出かけたりすること。

  認知症当事者の会に出ていくこと。

 

う〜ん、すごいとしか言いようがありません。
 

  は日常生活の課題を設定と対策。

  は体調管理と自分のQOL(生活の質)の向上。

  はピアカウンセリングを兼ねたネットワークの構築。

 

たとえ、認知症になったとしても、課題をクリアし、
前向きに生きていくことは可能なのです。
さらに佐藤さんはこんな言葉も紹介しています。


 

あきらめだって、ひとつの「希望」になるのです。


 

私たちはついつい自分の「できること」だけに
目を向けがちですが、
「できない」と自覚しあきらめることで、
何かを工夫したり、人とつながったりする
可能性も出てきます。
それは認知症の方ゆえの優先順位をつけていくことであり、
高度な生存戦略に他なりません。

私は佐藤さんの本を読んで、
ビジネス書を読んでいる錯覚に陥りました。
というのも、課題があって、仮説をたて、分析をし、
実行をしていくというプロセスが
同じのように感じられたからです。
認知症の当事者がここまでできるなんて。

 

自分が認知症になったとしても、
いろいろな可能性を想起させてくれる
貴重な本に出会いました。

高齢者はシクロポリタンの夢を見るのか

突然ですが、シクロポリタンをご存知ですか。


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シクロポリタンはフランス発の電動付きの三輪自転車です。

私の前職の上司、三好義仁さん(右が三好さん、左は板倉さん)が若者の就労支援を目的に
起業をして4年がたちました。(スゴい!)
NPO法人みらくるHP参照
※私のブログ記事「噂の柴又ベロタクシーの魅力」参照

当初は、柴又の観光ガイドが主でしたが、
最近では高齢者の移動のニーズが出てきたようです。


 

実は、私が勤めるデイサービスでは、
毎年、1月に初詣の企画をやっています。

 

今回、利用者様ひとりひとりに行くとしたらどこに行きたいか、
聞いてみたところ、近所の神社以外は、
3人から「浅草」「成田山」「柴又」が出てきました。
この中で実現がしやすいのは「柴又」です。

あ、柴又と言えば、シクロポリタンがある。
せっかくなら乗ってもらおうということで、
希望を聞いたら、全員が「乗りたい」ということになりました。

 
 

意外や意外、びっくり!!!

 


寒いから、目立つから嫌じゃないのかな。

という心配を押しのけ、全員が希望をしたのです。



なので、言い出しっぺの私はあとにひけず、
柴又に下見に行ってきました。

 

案内をしてくれるのは、もちろん、三好さんです。

時間も限られているので、15分〜20分のコースをお願いしました。

 

コースは、

二天門→寅さん記念館→山本亭→江戸川沿い→二天門

です。

 

  頑張っている防寒対策
 

寒い冬。自転車タクシーは
中に暖房があるわけではありませんし、
外気もふつうに入ってきます。
そこで、ふたつの対策が取られていました。

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一つ目は厚めの毛布をひざかけとして貸してくれます。

なるほど、これで下半身の寒さはだいぶ違います。

また後部座席はシートをつけてくれるので、ある程度の風は防げます。

 
image1 5
 








 

まあ、帽子や手袋、マフラーなどをして日中の20分程度なら、
元気な高齢者でも大丈夫かなというふうに考えました。
自分は高齢者じゃないからわからないけれど。

 
 

  三好さんのガイドが上達している!!!

 
 image1 3










「川甚はひろしとさくらの結婚式が行われたところなんですよ。
ここにタコ社長が車で頭から突っこんで遅れて来るんです。」
 

 

特に映画好きの私としては、
「男はつらいよ」のエピソードが
ちょこちょこ入るのがとても楽しかったです。
江戸川沿いでは第一作の寅さんが柴又に
帰ってきたときのセリフをしゃべってもらいました。

 

だいたいの利用者さんは寅さんが大好きです。
喜ばないわけがありません。

 

 

  心地よいスピード


 高齢者になると、移動が大変になります。

しかも歩行が不安定な人が非常に多い。
ちょっと転倒すれば、大腿部骨折、
寝たきりなんてことになりかねません。
 

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シクロポリタンはふつうに歩くのよりは

少し速いぐらいのペースで走ります。
これが大変心地よいのです。
自分の足で歩くような感覚で、柴又の街を散策できます。

余裕があったら、ドライバーと相談しながら、
名所だけなく、住宅地を散策したいとも思いました。

 



ということで、高齢者にシクロポリタンは意外と相性がいいのです。

実際に乗ってもらいましたが、全員楽しかったようです。

 image2 3











1月の平日は、デイサービスの車で柴又が賑わいます。
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境内と参道も車椅子の方が多かったです。

あともう一歩。柴又に行ったら、
シクロポリタンを試してみるのも一興かもしれません。 

「樹木希林」と「死」と私

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(宝島社HPより転載)


1月5日。

宝島社の広告が大手新聞に掲載され、話題になりました。


ミレイの『オフィーリア』をモチーフに、
樹木希林さんが小川の中に横たわります。


そこに書いてある言葉がすごい。


「死ぬときぐらい好きにさせてよ」



そして、文章が続きます。


「人は必ず死ぬというのに。

 

 長生きを叶える技術ばかりが進歩して

 

 なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。

 

 死を疎むことなく、死を焦ることもなく。

 

 ひとつひとつの欲を手放して

 

 身じまいをしていきたいと思うのです。

 人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵芥になりたい。

 それが、最後の欲なのです。」




死ぬこと。それは自由になるものでしょうか。

 

私は地域のデイサービスに勤めています。

デイサービスは高齢者の人たちが地域で生活し続けられるように、
職員の手伝いや見守りで食事ができたり、お風呂に入れたり、
トイレに行けたり、交流の場が持てたりするところです。
 

言うなれば、できるだけ「長く生きる」ための場所です。
そこは選んで来る人もいる一方、中には家族の都合で来る人もいます。
そして、年に数人は、死ぬことによる「別れ」もあります。


 

私がこの広告を見てショックだったのは、
仕事柄、「死」が身近にあるのに、
自分の「死」は遠いものだと、
どこかにうっちゃっていることに気づいたからでした。


 

いつ死ぬかわからないから、
一生懸命生きるという考え方もありますが、
私はその考えはあまり好きではありません。


 

やはり「こう死にたい」と考えることは、
「こう生きる」と意思を持つことや
行動を起こすことにつながると思うのです。

 

また自分の「死」をもっともっと意識することで、
身近な人たちの「死」に寄り添うことが
できるかもしれないと思うのです。

 


今簡単に答えが出せる問題ではありませんが、

今年は「死」を考える一年にしていきたいと思います。 




2016年新年の抱負

私なりに「新年の抱負」が全然達成されなかった

2015年をふりかえり、反省をしました。



大きな抱負と各項目が合っておらず、

成果が出しづらかったのだと思います。

なので、今年は思い切って、
次の3つのことを実行します。



’知症を予防するプログラムをつくり、広げる。
 

▲僉璽肇福爾鮓つける。
 

寝る時間、考える時間を確保する。




大風呂敷を広げてみました(笑)
,蓮◆屬海劼弔献妊ぅ機璽咼垢錣家」で実施する仕事です。
もうすでにやれている部分もあります。

実際に問題のある方がデイサービスに通うことで
症状が緩和したり、身体機能が改善したりする
例をたくさん見てきました。 
しかし、プログラムには
まだ改善の余地があります。
実際の効果と評価の仕方を検証し、
使いやすい形にして、
外へと発信したいと思っています。

そのためには、自分自身も
勉強し直さなくてはなりません。

職員だけでなく、地域の人も巻き込み、

仕組みを作っていきたいと思います。

※そのプロセスで「演劇」を使っていく予定です。



△蓮▲廛薀ぅ戞璽箸任后

一応、婚活もやっていることはやっているのですが、

忙しさにかまけて、自分が想定していた

「ユニークな婚活」ができていません。

なので、本腰を入れていきたいと思っています。

※途中でプロセスも報告をしていく予定です。



は、去年両方とも確保できなかったことです。

そのため、結果的に非効率的な動きに

なってしまったように思います。
勇気を持って、時間をつくります。 



一度きりの人生。
後悔がないように、

以上3点を、楽しみながら頑張ります。
ブログ更新も頑張ります。
みなさま、今年もよろしくお願いいたします。 

♪ラブ・ユー立石(先輩&友人柳田さんの人気ブログ)
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