本日はエクササイズから演劇作りに至るまでのワークショップの一日を
参加者として体験、過程をていねいに検証していく日だった。
講師のディディはワークショップを説明するのに「旅」という言葉を使う。
個人で体験する「旅」とみんなで体験する「旅」の二通りだ。
自分の言葉に言い換えると、前者は自分との対話、後者は他人との対話である。
でも、ディディの「旅」のほうが詩的で素敵だ。
(最近、「対話」という言葉を使うと、北朝鮮を連想されてしまう。
本来、もっと豊かな意味をもつ言葉なのに、安部ちゃんが苦い顔をして
「対話と圧力」という言葉を連呼するから違う印象を持たれてしまう。
もっとも「対話」よりも「圧力」のほうが強調されているかんじがするのだが。
やはり、しばらくは「旅」を使おう。)

現在、自分の演劇ワークショップの進行役としての課題のひとつは
初対面の人たちを進行していく能力だと考えている。
自分が見知って、いくらか特徴や性格、問題を知った人たちなら、
ある程度のことはできる自信がある。
しかし、ワークショップの当日にはじめて会い、
短期間で即座にその人の持つ可能性を引き出せるか、
また場所をそのような環境にできるかということはまだまだおぼつかない。
それはひとえに経験だと思うのだが、ワークショップ自体新しい分野で、
体系だって若手を育てる環境がないし、
自分自身まだ見つけられていないのが現状である。
(まあ、演劇自体教えられてできるようなものではないと思うのだけれど。)
自分の力と今後の可能性を知る上で、飛び込んだ今回のワークショップだった。