葛飾区と台東区で本日2日から放射線量の測定が始まったという記事が載っていた。
千葉県の我孫子市・柏市あたりから東京東部までの放射線量の値が
震災以降、他地域よりも高いと話題になっていたのだ。

毎日新聞「東日本大震災:葛飾、台東で空間放射線量測定開始へ/東京」

ついでに区のHPを確認してみたら、6月2日11時現在、
放射線量の測定のことはUPされていなかったが、
洪水のハザードマップが目に入り、じっくり見てしまった。

葛飾区は荒川、綾瀬川、中川、新中川、江戸川の下流域。
そのうち、荒川放水路と新中川は治水事業によって作られた人工河川である。
昔から洪水に悩まされてきた土地であるがゆえに、
洪水対策には並々ならぬ気の使いようをしてきた。
しかし、最近は新住民はもちろん、長く住んできた人の中にも
荒川や新中川が自然の川だと思っている人も大勢いる。

葛飾区の土地は砂地で地盤も弱い。
大震災時には液状化も心配されている。
根有石と言われた立石様信仰は
地震や洪水に悩まされた湿地帯であることから来ているのだと思う。

さて、今回の本題はハザードマップ。
荒川、中川・綾瀬川、江戸川が洪水したときの被害状況を想定している。

★葛飾区荒川洪水ハザードマップ(浸水深・避難行動等)(PDFファイル 1.9MB)

★葛飾区中川・綾瀬川洪水ハザードマップ(PDFファイル 1.8MB)

★葛飾区江戸川洪水ハザードマップ(浸水深・避難行動等)(PDFファイル 1.8MB)

さてさて、東立石地区にある我が家は2階建て。
1階の部分までが約2メートルとすると。

々喟遒洪水を起こした場合、3〜4メートルの浸水
 「避難勧告・指示」が出た場合、松戸市へ
 ※できるだけ公共交通機関を利用する。 

中川・綾瀬川が洪水を起こした場合、1.5〜2メートルの浸水
 このままであれば、「現状待機」になるのだが、
 「避難勧告・指示」が出た場合、荒川区または墨田区の浸水しない区域の避難所へ。
 ※できるだけ公共交通機関を利用する。

9掌誉遒洪水した場合、1.5〜2メートルの浸水
 このままであれば、「現状待機」になるのだが、
 「避難勧告・指示」が出た場合、荒川区または墨田区の浸水しない区域の避難所へ。
 ※できるだけ公共交通機関を利用する。

我が家で洪水の経験があるのは、94歳の祖母だけである。
昭和22年のキャサリン台風はこれまで何度も聞いた話。
二階屋に住んでいたため、狭い一室で、何人もの人が寝起きをし、
最終的には墨田区に一週間くらい避難したそうである。

今回のポイントは「できるだけ『公共交通機関』を利用する」というところか。
果たして、こんな状態になったら公共交通機関など利用できるのか。

いずれの場合も最寄りの立石駅は浸水するのは目に見えている。
他に身近であるのは京成バスだけだ。
しかも、いずれかの河川が氾濫するような大雨や台風の場合、
荒川と江戸川が同時に氾濫するようなことは想定できないだろうか。
そして、荒川区と墨田区と松戸市は
どのような「ハザードマップ」を持っているのだろうか。
葛飾からの避難民なんて想定しているのだろうか。

我が家には94歳の祖母がいるから、
浸水している中、大雨が降り注ぐ中、
公共交通機関までたどり着くことができるだろうか。

近年、ずっと考えてきたことだけれど、
震災の後、より現実味を帯びてきた。不安はつきない。

そんな中、葛飾区市民活動支援センターでも
6月・7月「地元学講座〜いま考えよう!葛飾の防災〜入門編・実践編」が開催される。
こんなご時世なので、申し込みがたくさん集まっている。
私も改めて勉強したい。