ふっきーの演劇ワークショップ日誌

演劇ワークショップと言ってもいろいろ。自分の考える「演劇」や「ワークショップ」を、現場だけでなく率直な言葉で発信していきたいと思い、このブログを作りました。が、最近は地元葛飾区立石の関係の発信が多くなってきております。

水俣

8/5(水)miuいらすと展 at葛飾・白い牛

2015白い牛ポスターA3-02













水俣から葛飾に
2年ぶりにmiuちゃんがやってきます!!!

緊急開催のため、
平日の日中ですが、
ご近所の方、
暇で困っている方、
お仕事の休憩時間に来られる方、
たまたまお休みの方、
仕事中でも「いいや!行っちゃえ!」と思える方は
ぜひいらしてください。


【日時】8月5日(水)10時〜17時
【会場】青戸 白い牛(葛飾区青戸1-5-12APTルマ101)


水俣出身のmiuちゃんの
ちょっと不思議で、
ちょっとほんわかして、
ちょっとピリリとしたイラストを見ながら、
いつもとは違った時間を過ごしましょう。

※私は、ちょうど9年前、水俣に住み込みで
仕事をしていた時にmiuちゃんと出会いました。
魅力的な友人を葛飾の人たちに
紹介できるのはすごく嬉しいことです。

※ちなみに会場の「白い牛」も大好きなお店です。
フェアトレードの衣服・雑貨・食品・
アクセサリーなどを扱っていて、
いつ行っても素敵なオーナーに
元気をもらえます。

miu
熊本県水俣生まれ・在住。本名、小田実宇。
ヤギやニワトリ、アイガモに囲まれながら
絵を描いて育つ。
農繁期が気になるイラストレーター。
縁あって数年に一度、
葛飾に遊びに来る。
かぶりものをした呑気な田舎のネコ、
通称「ほっかむねこ」が主な登場人物。

悪の市民活動入門講座

突然だが、市民活動に携わる人は「悪」について学ぶべきだと思う。



市民活動は、地域や社会をよくするための活動である。

当然のことながら、
関わる人たちは、高い問題意識を持っているし、
「いいことをしたい」「社会のためになりたい」という善意にあふれている。


でも、いい人はだまされやすい。

「気持ちはイヤだ」とか、
「体力的に厳しい」とか思っていても、
「世のため」「人のため」と崇高な目標を掲げられると
巻き込まれしまい、
さらに問題をこじらせたり、
不満を抱えていったりするケースをたくさん見てきた。


事実、貧困ビジネスなど犯罪をしているような団体が
「NPO法人」を隠れ蓑をしているのもだましやすいからだ。

だからこそ、市民活動に携わる人たちは自らの身を守るために、
「悪」を学んだ方がいいと思うのだ。




私がこういうふうに考えるようになったのは、
仕事で滞在していた水俣での体験が大きい。


水俣には、とある福祉施設の経営をしていた人がいた。
患者や障害者が通える施設をつくり、
話題性があることをやり、マスコミにも取り上げられ、
事業を拡大させていた。
わかりやすく、「いいこと」をやっていた。

でも、肝心の施設の職員や利用者、地域の人たちから
その方の不満を聞かない日はなかった。

私自身、その人に目を輝かせて「○○のため」と言われて
仕事をしたことが何度かある。
(反面、議論や喧嘩をしたことの方が多かったが。)


当時、その人に
「あなたが死んだら(施設や利用者は)どうするんですか?」
と聞いたことがある。

「そのときはみんな終わりです」と返ってきた。


どっひゃー!と驚いた。

いくら一生懸命やっていても、
意味が全くないじゃないか!
問題解決につながってないのである。

トップがいざというときのリスクを考えていないのである。
下手をしたら本末転倒になっている可能性がある。

でも、本気で「いいこと」を語るその人に、
多くの人が動かされていた。
陰で「イヤだ」と言っている人たちが動いていく様子は
信じられなかった。



水俣には、地元学提唱者の吉本哲郎さんがいる。
当時、吉本さんに会うたびに口酸っぱく言われた。


「下心でつき合え」
「正しいことには気をつけろ。それは人を攻めるのに使われるから」と。


だまされないように注意を喚起する言葉である。


それ以来、私は「いいこと」を耳にすると、
この言葉を思ってしまう。
あえて、希望的観測ではなく、
無数の悪いことを思い浮かべてしまう。
私自身が不本意な形で、悪い結果に関与しないために。



市民活動に携わる人たちは
「悪」について学んでおいた方がいい。
「いいこと」は「悪いこと」以上に怖いのである。

「眠たい人は寝てください」〜永本賢二さんとの再会

9月12日最終日。
午前中は取材に同行。
午後は水俣病資料館に
胎児性水俣病患者の永本賢二さんの語り部を聞きに行きました。
永本さんのお父さんは加害企業であるチッソの会社員。
身内に被害者である賢二さんが出てしまったことから、
狭間の立場に立たされます。
そして、息子のために戦います。
ですから、永本さん自身もチッソには
複雑な思いを持っているそうです。
2006年のときは、一番多く遊んでもらった方です。
ふたりでよく温泉やドライブに行ったり、
お酒を飲んだりしました。
(2006年7月9日「水俣で一番昼寝がしやすい場所は1・2」参照)

永本さんとは東京の講演会で会っているので、
約2年半ぶりの再会です。
いい笑顔。元気そうでした。

その日は佐賀の小学生がお相手でした。

永本さん「眠たい人は寝てください」
資料館の人「寝ないでください」

笑わせてもらいました。
しょっぱなから永本さんらしいユーモアある前ふり。
小学生も好きで来させられているわけではないので、
話す方も大変なのだろうと思いました。

そして、子どもたちを連れてきた先生たちも
気を使っている様子がうかがわれます。
あらかじめ「質問」や「お礼の言葉」を
用意してきていました。
あぁ、せっかく子ども好きな
永本さんみたいな人がいるのだから、
もっと率直に対話ができればいいのになぁと思いました。

永本さんは前々日、水俣に帰ってきたばかり。
私もすぐに帰らなければいけなかったので、
語り部が終わったあと30分ほど話ができただけでした。
今度はゆっくりお酒を飲みながら話をしたいです。

あの日の小学生・中学生と再会

4年前。
小学生は私の携帯電話を奪っては追いかけっこをしていました。
中学生のみんなは劇の軸の部分をつくり、
全体的なフォローにも回ってくれました。
2006年8月25日「小学生のワークショップ」参照)
(2006年9月24日「小学生と湯の児海岸に行く1・2」参照)
(2006年10月14日「大きな拍手のカーテンコール」参照)

今回の水俣行きで、
私がかなり楽しみにしていたのが彼らとの再会でした。
4年もたてば、子どもは見かけも中身も想像以上に変わります。
私もいい方向に変わっている!・・・と思いたいところ。
だから、半分は怖いもの見たさでした。

予定どおり、おれんじ館納涼際で再会。
小学生のみんなは妙に大人びていて、
敬語とため口が半分ずつくらい。
うんうん、わかる。この微妙なかんじ。
こっちの認識はあまり変わらないんだけど、
彼らも社会的に成長しているんだよね。
でも、そこは水俣の子どもたち、
少し時間がたつと、素直な元気さが出てきました。

彼らがおもちゃにしていた携帯電話を見せると、
「え!まだ変えていないの!?」とびっくりされました。

中学生もあともうちょっとで、
一緒にお酒が飲めるほどの年齢。
楽しみというか、時がたつのは早いというか。

夜は当時の先生のお宅に子どもたちも含めてお食事会。
子どもたちを先に帰して、
大人たちは深夜2時過ぎまで楽しみました。
先生、お世話になりました。

水俣で二人羽織に挑戦!

9月11日。
午後はおれんじ館納涼祭のお手伝い&出演。
おれんじ館納涼祭は4年ぶりでした
前回は当日Kさんのご指名で、
大声大会の司会をつとめさせていただきました。
(「おれんじ館納涼祭で大声大会の司会をやる」記事参照)


今回は館長の徳冨さんから
納涼祭で忙しいさなかに
私の同行者の取材を引き受ける代わりに
ある条件を出されていました。

その条件とは・・・
まつりでなにか出し物をやること。

私は以前世田谷の商店街のおまつりでやって
好評で、そんなに準備もいらない
二人羽織を迷わず提案しました。

会場に行くと、
プログラムには「ふっきーず」の名前。
(徳冨さんがつけてくれたみたいです。)
メインステージの前半は
フラダンスなどの踊り。
後半は地元のミュージシャンによる音楽。
その間を埋めるように私たちの二人羽織があります。
ひとつだけ明らかに異色の出し物です(笑)

同行者と私のどちらが前をやるか・・・ということで
同行者の希望で彼が前、私が後ろになりました。
食べるものはまつりの会場で売っている品物。
野菜ジュース、カレーライス、焼きそば、焼き鳥を選び、
食べながら美味しさを
宣伝をしていくしかけになっています。

いやぁ、後ろは意外と難しかったです。
徳冨さんから借りた半纏はキツキツ。
中はとにかく暑い。そして汗臭い。
「顔が見えているよ!」と
子どもたちから容赦ないダメ出しもありました。
目の前のマイクを汚さないように気にするあまり、
同行者に意外とスマートに食べさせてしまったようで、
カレーを顔にぬりたくるぐらいに、
派手にやればよかったなぁと反省です。

最後にタバコを吸うシーンを入れたのですが、
そのときは拍手が巻き起こりました。
が、さすが水俣。
子どもから「タバコは嫌い!」のきつい一言もありました。

二人羽織は奥が深いですな。
今回の収穫は後ろ役の難しさを知ったこと。
いつかリベンジしたいです(笑)

車は悪者?〜フェルスト・ビアンカさんのお話〜

9月10日夜。
吉本哲郎さんからのお誘いで、
水俣市役所の方々が集まる勉強会に参加させてもらった。

その日のゲストは札幌からいらした
環境カウンセラーのフェルスト・ビアンカさん。
(オホーツク新聞の記事参照)
ドイツの環境に配慮した
先進的なまちづくりを紹介していただいた。

その日、印象に残ったのは交通についてのお話。
エコを考えるならば、
二酸化炭素の排出量が多い車は一番の悪者・・・。
でも、「行きたいところにいつでもどこでも簡単に行ける」
という利便性は捨てがたい。
特に水俣のような地域では必須の乗り物で、
私の仕事も車なくしては考えられなかった。

そこで、この矛盾を解消するシステムが
「Car2Go」である。

一言で言うと、町ぐるみのカーシェアリング。

町の至るところに「Car2Go」用の車が止められていて、
登録さえすれば、乗車は自由。
市内の駐車禁止でない場所であれば、
乗り捨ても自由。
使用料金は月ごとに口座引き落としになる。

もちろん、公共交通や自転車にも
魅力的な取り組みが報告されたが、
「Car2Go」はそれを補完するような魅力的なシステムだった。

一般的に「悪者」と考えられるものも
使い方によってはこんなにも魅力が引き出せるのかと驚いた。

開かれた場所は居酒屋さん。
スクリーンとプロジェクターは持ち込み。
こういう勉強会が個人の人脈を使って、
業務外で自主的に行われるところに
水俣のすごさを感じてしまう。

いずれ、こういう会を立石でも開きたい。

ぐるぐる再会

9月11日。

「誰かと思ったよぉ〜」

この方との出会いはいつもこんなかんじ。
喜怒哀楽が激しく、
喜ぶときも怒るときも思いっきり。

そして、私は同姓の方がいる
熊本県の職員といつも間違えられる。

以前、1年ぶりぐらいに電話がかかってきて。
その方「いま、どこ?」
私「お久しぶりです。東京ですけど?」
その方「東京?熊本じゃないの?」
私「・・・熊本にはしばらく行けませんね」
その方「あらら。あんた、誰?」

あははと、ふたりで大笑いして終わり。

今回も正味30分程度の再会でしたが、
お互いの近況報告をして別れました。

朝は湯堂港にちょこっと寄りました。
とても懐かしかったので、写真を一枚。IMGP2670

午前中はもやい館で同行者が取材。
途中、私が「あれれ、ふっきーさんでしょ」と
もやい館の喫茶のオーナーに声をかけられました。
こちらもイベントがあるたびごとにお世話になった方。
なので、昼食は喫茶”花”でチーズカレーを食べました。IMGP2673

会話に花が咲く、いい時間でした。

大好きな久木野へのドライブ

IMGP2661
ペーパードライバーだった私が
車の運転をできるようになったのも水俣。
広大な市内を時間と関係なく動き回るには、
車が不可欠です。

本当に便利。仕事の忙しさも手伝って、
終盤はほとんど車に頼りっぱなし。
食べ物もおいしかったせいか、
はたまたストレスも多かったせいか、
水俣ではこれまでの人生で一番太りました(笑)

IMGP2660
仕事の合間ができたので、同行者に
「山の方に行きましょう!」と半ば強引に声をかけ、
久木野に行ってきました。
久木野は山間部の地域。
4年前の仕事では
中学生たちの棒踊りの伝承を取材させてもらったところです。
(2006年7月27日の記事参照)

車を走らせる右側には立派な棚田が広がります。
ここを通るときは、
人間関係が複雑な市街の喧騒から少し離れて、
落ち着く心持ちがしました。

時間があるときは、途中で車を降りて棚田を眺めます。
その気持ちがよいこと。
今回も堪能してきました。

その後は愛林館で一休み。
IMGP2662


それにしても入口の階段のところにある
この切り株はなんだろう?
いつ来ても疑問です。職員に聞けばよかった。
IMGP2664


ここで見ず知らずの中学生から
「ふっきー」と呼ばれたことを思い出しました。
イベントの説明で会っていたようです。
みんな、大きくなっているのだろうなぁ。

森と棚田で考えた―水俣発◎山里のエコロジー
森と棚田で考えた―水俣発◎山里のエコロジー

水俣のどこで何をたべようか

9月10日。
仕事の傍ら、食いしん坊の私はずーっと考えていました。

水俣で舌がだいぶ肥えてしまった私。
東京に帰ってからは
大手のハンバーガーチェーンや牛丼屋の
ファーストフードをほとんど食べなくなりました。
塩分にも敏感になりました。
旬の素材をふつうに料理すれば
はるかにおいしいんです!

そして、地元である立石にもモツ焼きほか
おいしいものがたくさんあることを知ってしまいました。
が、魚だけは水俣にはかなわない。

午後には「養老の瀧」ならぬ
水俣駅前の「曽木の瀧」でランチをしました。
当初、「太刀魚定食」を頼みたかったのだけれど、
私の連れで終わり。
代わりに「アジの刺身定食」を頼みました。IMGP2658
アジフライもついていて700円。安い。

東京と違って醤油も甘いんです。
あぁ、水俣に戻ってきた・・・至福の時間でした。

夜の集まりの前には、
幾度となくお世話になった「おふくろ」で
お目当ての「豚足」を食べました。IMGP2669
ここの「豚足」は絶妙にこんがり焼かれて出てきます。
中のお肉はジューシーで、噛むと肉汁が
口いっぱいに広がります。

IMGP2668
店内には水俣出身の漫画家
江口寿史さんの落書きもありました。
この遊び心。楽しい!

ほっとはうすの大きな木

IMGP2650
9月9日。
3年ぶりの水俣ということは・・・3年ぶりのほっとはうす。
ほっとはうすは水俣病患者と障害者が通う共同作業所だ。
4年前、私は以前の場所にあったほっとはうすの上の
ワンルームマンションを借りてもらい、約半年間住んだ。

今回は新築されたほっとはうすを初めて訪れた。

施設長の加藤たけ子さんは不在だった。
メンバーと北海道に
水俣病を伝えるプログラムに行っているとのこと。
終わってからも東京で仕事があり、
ちょうど入れ違いだった。
この方なしには私の水俣での大変な仕事は語れないだけに、
今回はお会いできなくてとても残念だった。
・・・が、少しほっとしたのも事実(笑)

残っているメンバーや世田谷から引っ越してきた方とも再会。
「俺んちに泊まりに来い」とありがたいお誘いを受けたが、
この時点で夜の予定が目白押し。
「次の機会に」と謝り、断らせていただいた。

ほっとはうすは以前から話をしていた
「レスパイト」を始めていた。
「レスパイト」とは、介護から離れられずにいる家族を
障害者の介護から一時的に開放する支援のこと。

そこで、主な事業として「ショートステイ」がある。
つまり、ヘルパー付きの宿泊設備が3部屋整っているのだ。
中には週に3日や4日使っている人もいると言っていた。

昔からは考えられないほど立派な建物ができていた。

施設の中央を支えるのが、
元水俣市長の吉井さんが寄贈したという杉。

今回、お会いした水俣病患者・障害者も
「見に行った」「入ることを考えている」とおっしゃっていた。
水俣では福祉の大きな受け皿となっていることがうかがわれた。

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♪ラブ・ユー立石(先輩&友人柳田さんの人気ブログ)
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