ふっきーの演劇ワークショップ日誌

演劇ワークショップと言ってもいろいろ。自分の考える「演劇」や「ワークショップ」を、現場だけでなく率直な言葉で発信していきたいと思い、このブログを作りました。が、最近は地元葛飾区立石の関係の発信が多くなってきております。

演劇ワークショップ

地域の物語「生と性をめぐるささやかな冒険」女性編と男性編を観てきた

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どちらも「ささやか」では全然ない!
というのが、第一の感想だ。

3月26日(日)、世田谷パブリックシアター主催の
2017年度の地域の物語の発表会
を見に行ってきた。
(「女性編」のプレビューと「男性編」の長編)


今回は昨年に引き続き、テーマが「生」と「性」。
誰もが当事者であるのに立ち止まることがなければ、
またはきっかけがなければ、
誰もが当事者だとは思いづらいテーマである。
そして語るのに勇気がいるテーマだとも思う。
舞台では、参加者たちが自らの「性」を手掛かりに
ワークショップを通じて「生」について考えてきた様子が発表される。


まずは「女性編」。
「ゆきのおばあちゃんの話」がとても印象的だった。
おばあちゃんの遺品である、
90歳のときの日記を、舞台上で20代の女性(孫)が読み始める。
おばあちゃんは子どもを埋めず、
病弱だった弟の子どもを引きとって
自分の子どもとして育てたそう。
歳をとってなお、
「子どもを産まなかったこと」を自問自答していたり、
自分の行動の結果、生まれてきた孫娘を愛おしく思ったり。
とつとつと読む女性が祖母の葛藤と愛情を
そのまま引き受けているように見える。
数十年を超えた家族の物語とつながりが垣間見えた瞬間だった。
前年は「男性性」を強く意識した「女性性」が強く出ていて、
同時に怖さも感じた発表だったが、
今年度はいい意味で肩肘が抜けた分、
それぞれの人たちのメッセージが強く伝わってくる舞台だった。


次は「男性編」。
発表はシアタートラムから打って変わって、
稽古場Aに。
発表場所やワークショップの回数も鑑みて、
ある意味、後発で「女性編」のカウンターパートだと油断していたら、
あまりにも堂々とした発表で「女性編」以上に衝撃を受けた。
ゲイやトランスジェンダーの人、アブノーマルな趣味の人、
軽そうな若者からストレートな初老の男性まで
参加者が幅広い。
冒頭の「はぎさんのモノローグ」で出てくる
女性を初めて意識したという「フォークダンス」の話から、
舞台は参加者全員のフォークダンスのシーンに。
いきなりこれでやられてしまった。
全員が男性で、ペアになって手に手を取り合い踊る。
そして音楽に合わせて、パートナーを替えていく。
圧巻!
男性同士で踊るユーモラスさがありながら、
多様性を尊重することが表現されていて、見ていてとても心地よい。

さびしさを感じる男性が知り合いに
ただ「上にのってほしい」と頼み、
身体の上に覆いかぶさるシーンがあったり、
ひたすら「〇〇年〇〇回」
(その年のセックスの回数を暗示し、後でわかる)と叫ぶ人がいたり。
発表の仕方が自然体で自由。
また途中で出てくる異性とのエピソードも
すべて男性参加者?が演じるため、
性への見方もマヒしてくる感覚があった。


極めつけは、最後に出てきた「まんこにいさん」だ。
性同一性障害(身体は女性、心は男性)の20代の若者が
性別にとらわれてきた過去をふりかえり、
最後に「ただいまんこ」と言い放つ。
いやあ、すごいなあ。


両方を観た後、観る前とでは、
自分の「生」と「性」への距離が
あきらかに変わっていることがわかる。
そして、自分の歴史を誰かにしゃべりたくなっていた。


「ささやか」と書いておきながら、
「ささやか」では全然なかった発表会。
今年度は大いにだまされた。

「巨人 VS アンチ巨人 〜名シーンを声に出してよんでみよう」

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ひょんなことから葛飾区鎌倉図書館で
こんなワークショップをやることになりました。

そもそもは、
図書館の職員の人からの相談がきっかけです。

・利用者さんたちのスポーツ新聞の
 奪い合いが激しくて困っている。
(少なくとも喧嘩はしないでほしい。)
・その人たちの多くはたぶん巨人ファン。
 巨人戦があると来ない。または帰っていく。
・欲を言うと新聞だけでなく、
 本にも興味を持ってほしい。

この課題が一時性のイベントで解決できるのか。
そもそもそんな人たちは参加してくれるのだろうか。

ま、そういう難しい悩みは
図書館の職員のみなさんに任せて、
自分の頭で考えられる
面白いことをやってしまおうということで、
こんな講座を企画してみました。


かく言う私も昔は巨人ファンでした。
しかし、90年を過ぎたあたりの巨人戦が
子どもながらにつまらなく感じ、
金銭にものを言わせた
大型補強に頼っていく頃から
完全に気持ちが離れました。

反面、1992年のシーズン終盤の
ダイエーホークスの試合が
非常に面白く映りました。
弱いながら個性的な選手が多く、
シーズンが終了してから、
度重なる逆転勝ち、
サヨナラ勝ちを続けることに
不思議な共感がわいたのです。
以来、中途半端ではありますが、
ホークスファンを続けてきました。

なので、それなりにプロ野球の世界には
興味関心を持っていますし、
好きな選手が載るスポーツ新聞を
いち早く読みたくなる気持ちもわかります。

平日の午前中ですが、
巨人ファンの方、アンチ巨人ファンの方、
ぜひご参加ください。

「巨人 VS アンチ巨人 〜名シーンを声に出してよんでみよう」

【日時】平成26年11月5日(水)午前10時〜12時
【会場】鎌倉図書館 大会議室
【定員】20名(先着順)
【対象】中学生以上
【申込方法】10月31日(金)午後8時まで受付
      鎌倉図書館のカウンターまたは電話でお申込ください。(開館時間内)
【講師】福原忠彦氏(葛飾まちづくり劇場 代表)
【参加費】無料
【お問合せ・申し込み先】鎌倉図書館
                 電話:03-3650-7741

他人と「わかりあえる」という幻想

突然ですが、あなたは誰かとわかりあえると思っていますか?


志をともにした仲間と事業を起こすことがあります。

お互い恋心をいだき、男女が結婚することがあります。

誰からもうらやまれるように仲のよい家族があります。

いがみ合っていた国同士が同盟国になることさえあります。


でも、それは「わかりあえたから」なのでしょうか。


こんな意地悪なブログを書くと、身近な人から
「ふっきーさんにはわかってもらえていると思っていたのに」とか、
「またひねくれている」「夢がない」とか言われそうで、
ちょっと怖いですが、勇気を出して意見を言います。



他人と「わかりあえる」ことは幻想です。



どんなに親しい人であっても、
「わかりあえる」ことはありません。
もちろん、「わかってもらえている」
という一瞬間があることはあります。
でも、それが持続することはありません。

私がなぜそういうふうに思うようになったかというと、
演劇をやっているからです。


演劇は、価値観が全く違う者同士が集まり、
ああでもない、こうでもないと、
価値観をすり合わせていくメディアです。

ひとりの強力な権限を持つ人の価値観に
染め上げてしまうような演劇もありますが、
私はそのような場所が嫌いで、
早々とおさらばしました。


でも、私は演劇を使って、
「わかりあう」ことはできなくても、
「近づく」ことはできると思っています。


例えば、
「今日、マンションのエレベータ―で
 一緒になった子どもがすごくかわいくて、
 あいさつしたんだけれど、
 突然怖がって泣いてしまった」
出来事があったとします。


‖梢佑鯀杼する


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このときは具体的に聞けなくても、
演劇にする機会を持つことで初めて、
子どものことをちゃんと想像します。

どんな子どもか。
何歳ぐらいか。
エレベーターになぜ乗ってきたのか。
どこへ行こうとしていたのか。
私を見て、どう思っていたのか。
なぜ泣いたのか。
あいさつの仕方が行けなかったのか。
以前、怖い体験をしたことがあったのか。

直接、子どもに聞くことができなくても、
具体的な情報を想像することができれば、
その分、少しだけ近づくことができます。
例え、正確でなくても、
単純な思い込みを排除し、
考えを整理することに役立ちます。


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もちろん、通常のおしゃべりでも、
身ぶり手ぶりがありますから、
話をしていれば、なんとなく、
その人の癖や雰囲気が伝わり、
言葉以上のことがわかることはあります。

でも、ここでいう「からだを使う」とは、
もっと細部まで表現できるということです。


例えば、
どっちが先に乗ってきたのか、
男の子なのか、女の子なのか、
親は一緒にいなかったのか、
どのような距離だったのか、
どのようにあいさつをしたのか、
どのくらいの時間、一緒だったのか、
どのように別れたのか
などがわかってきます。

ここらへんは他人に話すとき、
省略されることが多いですが、
細かい部分を具体的にしてみると、
そのときは気づかなかったようなことを発見し、
意外な事実がわかることがあります。

その子がそのマンションに来たのは
初めてだったかもしれません。


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大村さん








おしゃべりの中では永遠に自分のままですが、
演劇を使うと、他人になることができます。

例えば、
 ↓△涼奮を経て、実際に自分が
子どもを演じてみることができます。

その子になってみると、
エレベーターに乗る前、
エレベーターに乗って、私と出会った瞬間、
あいさつをされて、泣いた時、
別れた後などが
想像上のことですが、
具体的になっていきます。

実際にからだを動かすことで、
そのときの気持ちがわかってきます。
自分から見る風景は
他人から見る風景が全然違うのです。
あたりまえのことですが、
このことを理解するのに適した
メディアはなかなかありません。

 ↓◆↓のことは演劇の得意分野だと思います。


このことをふまえ、
実際にやってみると、
その日、たまたま着ていたTシャツに
パンクバンドのボーカルが描かれており、
急に近づいたため、
男の子がびっくりして
泣いてしまったのではないかという
新たな仮説がたてられてりします。


なので、
他人と「わかりあう」ことは難しくても、
その人に近づくことができます。


6月29日(日)に
こんな実験をしてみようと思っています。
あと1名で成立します。
ぜひご参加ください。

***************************

6/29(日)ふっきーの演劇ワークショップvol.2
「おしゃべりするみたいに演劇ができたら」


【日時】2014年6月29日(日)13時〜17時

【場所】葛飾区市民活動支援センター

【参加費】500円

【定員】10名*5名で成立

【締切】6月27日(金)まで

【申込】fukky※edg.or.jp
    ※を@に変えて、
    ,名前 年齢(年代でも可) O⇒軅茵´せ臆弾圧
    を書いて期日までにお申し込みください。 

【協力】 葛飾まちづくり劇場

6/29(日)ふっきーの演劇ワークショップvol.2「おしゃべりするみたいに演劇ができたら」

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「悩みごとをからだで表現してみよう」に続く
第二弾の演
劇ワークショップ。

私が身近な方々に演劇ワークショップを
気軽に楽しんでも
らいたいと思ったのがきっかけです。

おしゃべりは、人に何かを伝えたい、
何かあったことを共
有したいと思う気持ちの表現です。
でも、話が長くなって
しまったり、
相手の話を聞くことができなかったり。
そも
そも話を聞いてくれる人がいない!なんてことも。

そこで、今回はおしゃべりしたいことを持ち寄り、
からだ
で表現することを通して、
いつもと違った方法で人と出会
ってみます。


テーマは「激しく怒っていること」
または「
人にはなかなかわかってもらえない私のこだわり」
のいず
れかを選んできてください。

※終了後に立石の居酒屋で
交流会を開きたいと思っています。
そちらもぜひ!

【日時】2014年6月29日(日)13時〜17時

【場所】葛飾区市民活動支援センター

【参加費】500円

【定員】10名*5名で成立

【締切】6月27日(金)まで

【申込】fukky※edg.or.jp
    ※を@に変えて、
    ,名前 年齢(年代でも可) O⇒軅茵´せ臆弾圧
    を書いて期日までにお申し込みください。 

【協力】 葛飾まちづくり劇場

「人を傷つけたい」と思う子どもたちに演劇をやってもらいたい

「人を傷つけたい」「むしゃくしゃする」
「自分なんていなくてもいい」

子どもからそう言われたら、どう答えますか?


「そんなことを言っちゃダメ!」なんて答えていませんか?


子どもは意外にネガティブなことをたくさん考えています。
実は、どんな大人も子どもの頃、
一度はそんな想いを抱いたことがあるはずです。
にもかかわらず、
自分の気持ちときちんと向き合った経験がないと、
子どもの気持ち自体を否定したくなります。
※言い方にもよるかもしれませんが。


でも、本来、子どもからそう言われたら、
その言葉を受け止め、
表現できる環境を作ることが大事ではないでしょうか。


先日、某所で子どもたちと
演劇ワークショップをやりました。
子どもが描いた絵をもとに、
みんなで芝居作りをしたのですが、
一人の子が描いた絵に衝撃を受けました。


色はほぼ黒と赤のみ。
月夜に照らされて
たくさんの人と動物が血を流して倒れていました。
傍らには包丁が転がっています。
まさに凄惨と表現した方がよい絵でした。


私は率直に「いい絵だ」と思いました。
描いた子のやりきれない想いが伝わってくるのです。

ほのぼのとする絵が多い中で、
その子の絵は異彩を放っていました。
他の子どもたちもその絵を見たとき、
「怖い」と言っていました。

でも、みんなはその子の絵を選び、
全員で凄惨なシーンを演じきりました。
それはどの話よりも生き生きとしていました。


なぜでしょうか。

思春期の子どもたちは多かれ少なかれ
ネガティブな想いを抱えています。

私も同じくらいの年齢の頃、
たくさんのコンプレックスを抱えていました。
しかし、周りの大人たちからは
「よい子」「できる子」を期待される。
そんな状況では、
ネガティブな想いは絶対に外には出せません。
むしろ、親や先生が望むことを先読みし、
器用に実現できてしまうイヤな子でした。
そんな自分を嫌悪しつつも
それ以外の表現をすることができずにいました。
逃げ場所がどこにもない悪循環。
表現する場も方法も知らなかったし、
身近な大人を信頼したこともなかったからです。
表面は明るくても、中身は鬱々とした子どもでした。
なので、先日の子どもたちの想いが
ちょっとはわかります。


私は幸運にも
大学時代に演劇と出会うことができました。
演劇であれば、堂々と人を刺したり、
自殺したりができるのです。
暗く救いがないように見える
私の芝居は賛否もありましたが、
人を本気で泣かせたり、怒らせたり、
笑わせたりすることができました。
そして、そのことはコンプレックスを
反転させる大きな自信になったのです。



以上のことから、
私は思春期の子どもたちにこそ、
演劇をやってもらいたいと考えています。
演劇は安全な場所にいながら、
ネガティブな想いに触れ、
周りの人たちと一緒に
力強い表現にしていくことができるからです。

というわけで、
思春期の子どもたちとどう付き合っていいのか
悩む先生のみなさん、
演劇ワークショップをやってみませんか(笑)

悩みごとをからだで表現した結果

人はくよくよと悩む。
自分の中で解消できない悩みは、
ツイッターでつぶいたり、身近な人に愚痴を言ったり、
はたまた弱い人にあたったりして、
姿が変わることが間々ある。

いずれもネガティブなイメージである。

5月5日(月)に行った
ふっきーの演劇ワークショップ
「悩みごとをからだで表現してみる」は
自分の悩みごとを人のからだを使って、
ダイナミックに表現してみようという試みである。
どんな悩みごとであっても、
からだで表現し虚構化されることで、
ポジティブに変換されるのだ。

これがみんなで作った悩みごとのタブロー(静止画)。

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部屋の中枕












大村さん1点を見つめる











個人情報の守秘義務のため、
内容は書けないのが残念!


最後にその中のひとつのタブローを使って、
実際のシーンを演じてみた。
他の人からいただいた意見を元に、
解決を試みる。

悩みごとを出した参加者にとっては、
自分の生活が変わる可能性をはらんでおり、
真剣そのもの。
まさに現実のリハーサルが行なわれていたように思う。

役を代えたり、他の可能性を試してみたり、
もっと遊んでみたかったが、
その日はここでタイムオーバー。
次回はもっと面白いことをやろう。

備忘録を兼ねて、今度から演劇ワークショップの
進行表もアップしておきます。

進行表

私が救われた演劇的な悩み方のススメ

悩みを人に打ち明けられない人は意外と多い。
特に男性は自分の弱みを人に見せまいと、
一人で頑張ってしまう。

事実、私がそうだ。
数年前、ドロドロとした人間関係に悩んでいたことがあった。
そこに私の恋愛も絡まり、状況は最悪。
内容が内容だけに、身近な人には相談できない。

困った挙句、
思い切って知り合いの精神科医に相談してみた。

すると、彼からこう言われたのだ。


「ふっきーさんは演劇の人ですよね。
 ならば、演劇で解決してみたらどうですか」



確かに、私たちは演劇の手法を使って、
いろいろな課題について考えたり、
議論をしたりするワークショップをやっている。
でも、演劇で自分の問題、
ましてプライベートの問題を
考えようなどとは夢にも思ったことがなかった。


売り言葉に買い言葉。
一瞬でも面白いと思う余裕もあったものだから、
ついついのってしまった。

そこで、私は彼とつながりがある人たち
(もちろん、演劇的には素人。一般の方々)
に協力してもらい、
自分の悩みごとを題材に演劇にしてみたのだ。


以下が6,7人のグループでやったことである。



 1)今回の事情を説明し協力を求める


  見ず知らずの人たちに悩みを相談するのは変だったが、
  見ず知らずの人たちだからこそできることもあるのだ。


 2)簡単にウォームアップ


  人のからだを使って、
  いろいろな「気持ち」や「人物」を表現する練習をしてもらう。
  私たちが「人間彫刻」と言っているプログラムである。


 3)私の悩みを話す。

  すごく抵抗があったが、演劇をつくるのだと思うと割りきれた。


 4)悩みを元にそれぞれの人に役をふる。

 
  問題の渦中にいる登場人物や関係者について説明し、
  年代や性別、見た目の印象などから配役をする。


 5)象徴的なシーンを元に空間に人を配置し、静止画をつくる。


  いきなり演劇にはできないので、
  私がイメージする場所を設定し、
  配役した人たちを表情やポーズをつけて置いてみる。
  *そのときは、意味があるとは思わなかったので、
   特に芝居っぽくはしなかった。


 6)登場人物として思っていることを言ってもらう。

  それぞれの登場人物が、私の悩みごとや、
  悩んでいる私自身について、
  どう思っているかを想像して言ってもらう。


この過程を得て、私はすごく元気をもらうことができた。


まずは誰にも言えなかった悩みを
思い切り話をすることができたこと。
これが一番すっきりしたことだった。
「王様の耳はロバの耳効果」(笑)

次によかったのは、演じた登場人物を通して、
意見を言ってもらえたことだ。
問題の渦中にある人から率直な意見を
まとめてもらえる機会などは絶対にない。
仮想とは言え、彼らは私が思う以上に、
私の悩みにさほど関心がなかったし、
私のことを信頼してくれていたこともわかった。

またグループで作業することで、
同じ課題に立ち向かっている
連帯感みたいなものが感じられた。
孤立をしていた私にはすごく嬉しかった。
 
というようなかんじで、人の協力さえ得られれば、
悩みをからだで表現してみる意味は大きい。


今回、ゴールデンウィークの1日を利用して、
次のようなワークショップを実施してみることにした。

私自身もひとつの「悩み」を抱えて参戦する予定だ。
自分のことでも、人のことでも、組織のことでもよい。
なんらかの「悩み」を持って、ぜひ遊びに来てください!

***********************

ふっきーの演劇ワークショップ
「悩みごとをからだで表現してみる」


突然ですが、
現在、悩んでいることはありますか?

仕事のこと、家族のこと、恋愛、人間関係、
将来のこと、地域のこと・・・。

ズバリ。悩みごとをからだで表現してみます。
*言える範囲のものにしておいてください。


終了後には、立石の居酒屋で交流会を開く予定です。
GWを楽しみましょう!



【日時】 2014年5月5日(祝・月)13時〜17時

【場所】 葛飾区立石近辺の公共施設*検討中

【参加費】 500円

【定員】 10名 *5名で成立

【対象】 私と知り合いの人もしくはその方の紹介の人まで

【締切】 5月3日(土)まで

【協力】 葛飾まちづくり劇場

ワークショップをやりやすい場所、やりづらい場所

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「会場によって何が違うんですか?」

昨日、某女子中学校の先生から聞かれた言葉だ。


私を含む4人で、都内の女子中学校へ
演劇ワークショップをしに行ってきた。
1人1クラスを受け持つことになっていたため、
4人とも違う会場に分かれることになる。


最初に、この先生は
私たち4人がどの場所を受け持つかを
ああだこうだ言いながら決めていたのを
見ておられたのだ。


演劇ワークショップをやるとき、
私が大事にするのは居心地のよさである。
あたり前のように思うけれど、
なかなかそうはなっていない会場も多い。
そうだとしても、
この点を意識しているかしていないかで
やる(やれる)内容が大きく変わってくるので、
どんな会場でやるかは非常に大事なことなのである。



ゞ間の広さ
参加人数に比べて、
動き回れる十分なスペースがあるかどうか。
あまり広すぎてもやりづらいが、
せますぎるよりも表現の幅は広がる。


¬世襪

窓がない部屋よりも、
自然光が入ってくる部屋の方がよい。
地下室やスタジオは
集中するのにはいいかもしれないけれど、
あまり好きではありません。


E薫罎旅發
これも高すぎると、
空間把握に神経を使ってやりづらい。




歩いたとき、音がするかどうか。
裸足になれるかどうか。
なったとき、心地がよいかどうか。
すべらないかどうか。
はたまた遠慮なく寝転がれるかどうか。
段差はなく、できるだけフラットな方がよい。



例えば、コンクリートの打ちっぱなしよりも、
木目があったりした方が気分的によい。


Δ匹鵑壁景が見えるか
△箸盍愀犬あるが、
外(社会)とつながっている
かんじがしたほうがよい。


私は日常でも
場所に対する身体感覚みたいなものを大事にしている。
例えば、満員電車などは、
自分のからだに負荷をかける最たる場所である。
だから、電車を使わない
地元で働いているとも言える(笑)

89万人の町の「地域の物語」

みなさんは、世田谷区の人口を知っているだろうか。
約89万人。
東京23区中最多。
人口だけなら鳥取県などの6県を越え、
山梨県と肩を並べるマンモス区である。

では、世田谷区に住んでいる89万人の人たちは、
どのくらいの人と交流があり、
どのぐらいの空間を「地域」と認識しているのだろうか。


今年も世田谷パブリックシアターで
「地域の物語2014」という演劇ワークショップがあった。
地域の人たちが住んでいる地域を自分たちで取材し、
最終日に劇場で発表する
開館以来続いている名物ワークショップである。
私は6年ぶりに、
進行チームのアシスタントとして関わらせてもらった。
今回のテーマは「介助するひと、介助すること」。

私自身、世田谷の障害者のみなさんから
「介助」を学んだだけに
自分のルーツをたどるようなワークショップだった。
また参加者のみなさんも介助・介護の世界に
身を置いている方も多く、
いつも以上に真剣度の高い内容となった。
非常に面白い試みができたと思う。


けれど、この「地域の物語」という演劇ワークショップは、
いつもなぜか物足りなさが残るのだ。
過去にも感じた既視観。


誰が得をしたんだろう?
誰が何をやりたいんだろう?


そういうモヤモヤが絶えず残るワークショップなのだ。


主催は「世田谷パブリックシアター」。
ならば、得をしたのは「世田谷パブリックシアター」か。
いやいや、公共劇場だから参加者や観客に代表される
「世田谷区民」なのか。

ここらへんが曖昧になる。


私は「世田谷パブリックシアター」と銘打つには
地域と抱える人口が広大すぎるのだと思う。

今回の参加者は20人。観客は2日間で200人強だろうか。

大目に見積もっても、関わった人は
約89万分の300人ほどだ。
しかし、その中に主催者も含めて、
主体的にかかわった人はどのくらいいるのだろうか。

私が「主体的に」と使ったのは、
「当事者として」という意味だ。
これから10年、30年、場合によっては100年、
世田谷区をよくするために活動していこう、
そういう覚悟みたいなものが
自然と問われてしまう。

ちなみに、
私はいくら企画の時点から関わろうが、
ホームグランドは「葛飾」なので、
世田谷はアウェイである。


劇場の人たちは・・・。

はたまた参加者の人たちは・・・。

観客の人たちは、
発表自体を「地域(世田谷)の物語」として見ているのだろうか・・・。

いま、世田谷パブリックシアターの周辺で
「地域」のことを考えている人は
どれぐらいいるのだろうか・・・。


「地域の物語」をつくるためには、
今後も、その「地域」自体をつくっていく
意思みたいなものが大事になると
私は考えている。
それ抜きで「物語」をつくることは、
本末転倒になってしまう。


ちなみに、葛飾の人口は世田谷区の半分の約45万人。
水俣市の人口は約3万人。


人口が違う地域でつくる「地域の物語」はどんなふうになるだろうか。


こんなことをずーーーーーっと考えている春なのだ。

「介助」の演劇は面白いか

「介助」と「演劇」を組み合わせるとどうなるか。

ふつうの人ではわけのわからないことを
ぽ〜んとやってしまったのが、
今年の世田谷パブリックシアター「地域の物語2014」である。
現在、私は進行役としてかかわっている。

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※たまちゃん(山田珠実さん)が描いてくれた私の対面似顔絵。
  全員が手元を見ずに相手の顔だけを見て似顔絵に挑戦。

今回は「介助」がテーマ。

「介護」ではなく「介助」。

たとえ、障害や病気になり、
他人の手助けが必要になったとしても
自ら主体的にどうしてほしいかを
選べるのが「介助」という意味である。


私はこの考え方を
世田谷の障害者の人たちから学んだ。

でも、高齢者の人たちの「介助」は
どうしても「介護」になってしまいがちだ。
今回、演劇ワークショップのテーマで
「介助」を取り上げれば、
将来的に高齢者の「介護」を再考する
機会になればいいと思い、参加させてもらった。

本音を言えば、今回の演劇ワークショップの成果を
葛飾や自分の仕事でどう応用できるかを
探りたいという下心もある。
第ニの故郷と言えど、
わざわざ世田谷まで行くのだし(笑)


対象は「介助」(「介護」)を仕事としている人や
何らかの形で関わっている人。

当然のことながら、いつも以上に真剣度が高い。
それゆえに面白い!!!

乞うご期待!
※今回ご覧になりたい方は申込みが必須だそうです。
 お早めにお申し込みください。


地域の物語 2014
『介助するひと、介助すること』発表会

【日時】2014年3月22日(土)、23日(日)
    両日とも15:00開演
【会場】シアタートラム
【料金】無料


↓詳細・申し込みは
世田谷パブリックシアターのHPをご覧ください。
♪ラブ・ユー立石(先輩&友人柳田さんの人気ブログ)
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