ふっきーの演劇ワークショップ日誌

演劇ワークショップと言ってもいろいろ。自分の考える「演劇」や「ワークショップ」を、現場だけでなく率直な言葉で発信していきたいと思い、このブログを作りました。が、最近は地元葛飾区立石の関係の発信が多くなってきております。

葛飾以外−町歩き

マンホールカード集めにはまる

最近、つとに下水道に詳しくなっている。


マンホールが丸いわけとか、
水はドロップシャウトを通って下に落ちるとか、
シールド工法で作られるとか。

なぜかというと。


まずは旅先で
息子が全国津々浦々にある
マンホールカード集めにはまった。
カードが配布される場所は
役所や下水道施設が多く、
さすがに小3一人で
行かせるわけにはいかないから
着いていくと同じカードをもらう。

この過程が想像以上に楽しく、
性に合った。
カードをきっかけに、
知らない街に行けるし、
カードに描かれたものも学べる。



今日行った場所は、蔵前水の街。
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案内人がすごく熱心な方で、
ほぼマンツーマン。
30メートルの地下に降りて、
下水道の仕組みについて
みっちり講義をしてもらえた。
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その後、マンホールカードを
もらえるという仕組みだ。
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ちなみにこの施設、
もともとは蔵前国技館があったところで、
地下に降りる階段の途中には、
お相撲さんの手形なんかもある。


地元学の基本は
「水のゆくえ」だから、
マンホールカード集めのついでに
水がどこに行くかを意識するようになる。


子どもは子どもで、
下水道だけでなく、
大人も知らないような自治体を訪れ、
カードに描かれた名産品や文化に
詳しくなる。
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一石四鳥ぐらいか。


この新たな趣味、しばらく続きそうだ。





空き物件ツアーに参加して考えたこと

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墨田区でやっていた
「ものづくりのための空き物件ツアー八広編」に参加した。
私自身は別にものづくりをやっているわけではないし、
空き物件をさがしているわけでもない。
参加したのは、実家の隣に改修が難しい空き物件を抱えており、
使う人をさがす仕組みづくりのヒントをもらえないかと思ったためだ。


案内してくれたのは地元の若手不動産屋の女性のお二人。
そして、参加者は7名ほど。
ほとんどの方がものづくりの空き物件を探しているわけではなかった。
ツアー自体に興味があって参加した人や行政関係者が多かった。

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みんなでこんなところを回っていく。
歩いている最中に、
どちらともなく会話がはずむのもこういうツアーの楽しいところだ。
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「ライブはできないかな」とか
「ダンス教室とかにいいんじゃないの」とかの
アイディアもちらほら。


案内人の女性に今回の企画をやった理由を聞いてみた。
「不動産屋の息子・娘たちが月に一回集まっているんですよ。
 と言っても飲んでいるだけなんですけれどね。
 そこで、せっかくだから何かやらないかっていう話になって、
 今回みたいなことをやってみることになったんです。」


なるほど。若者が集まっているところには、
やはり新たな試みが生まれやすい。
高砂のトホイチもそうだけれど、
同業種の若者が集まって何かをやることは意味があるのだ。

今回、私が考えたこと。

☆今後、どんなことが想像できるか。

仝縮鬚猟工場は高齢化や、後継者不足、
または不況によって廃業が多くなるため、
町工場系の空き物件はどんどん増える。

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新規事業者は少ない。

また町工場の多くは職住近接のため、
改修がしづらい上、家主も生活が苦しく大胆な投資ができない。

ぅ┘優襯ー不足&移動費の節約&コンピューターの発達により、
職住近接の働き方が求められるようになる。また増える。

【まとめ】老朽化をしているにもかかわらず、
現状維持の受け身的な空き物件がたくさん増える。
その一方で、若者に地域で働くニーズが出てくる。



☆では、どのような使い方なら可能か。

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⊆禺圓離轡Д▲好據璽后覆發里鼎りもデスクワークも含む)

コミュニティカフェ的な使い方

ぞΧ氾な複合スペース

 Ν◆Ν・い盍泙瓩董短期の貸し出し


【まとめ】工場とか、倉庫とかにこだわらず、
今までとは違う発想での使い方が増える。



☆結論と課題

だから、ここのところを細やかにコーディネートできる
仲介者が求められているのを感じる。

しかし、ここには大きな落とし穴がある。
手間がかかる割に収益性が低いということ。
またこういう細やかなことが成り立つための
地域づくり・価値観づくりもしなくてはならないこと。


これらの課題をクリアして、
地域に受け入れ態勢が整っていれば、
地域で若い人たちの仕事がしやすくなる。
官民問わず、それができるかどうかが
地域が生き残る大きな分かれ目だと思う。

野老澤町造商店

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ひょんなことから所沢市にある
野老澤町造商店(ところざわまちづくりしょうてん)に行ってきた。
所沢自体はほぼ5年ぶりだ。なんだかとても懐かしい。

「野老澤」と書いて「ところざわ」と読む。
歴史上、「ところざわ」の当て字の一つとして
用いられてきたそう。勉強になる。

別件の用事で行ったので、名刺などは持っておらず。
しかも突然の訪問。あぁ、なんて失礼な・・・。
にもかかわらず、
店長の榊原さんに丁寧に応対していただいた。

野老澤町造商店は商工会議所がお金を出して運営。
所沢市の中心市街地の活性化が目的である。

お話を聞いている最中にも
小学生の女の子が「航空公園のことについて調べたいんですけど」と尋ねに来ていたり、
商店街の人や大学生の集団が打ち合わせに訪れていたりして、
いろいろな世代の人に活発に使われている様子が伝わってくる。

町の盛り上げ隊なのだなぁと思った。
あと、「人探し」と「人さらい」(笑)
地域の盛り上げ役をさがし、関わってもらう。
そして、そういう人たちをつなげていく。

根本的なところは葛飾区市民活動支援センターと似ている。
予算がない中で工夫満載の企画も面白かった。

特に、複数の小学校の子どもたちを対象としたお化け屋敷や、
12月に60人ものサンタクロースが町を歩く企画など、
最小限のお金で最大限の効果をあげるような
大胆な企画をやっているところなのだ。

所沢でも頑張っている人たちがいるのだなぁ。
勇気をもらった。

友人の住む町にお金を落とすこと

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年に数回会って、
意見交換をする友人がいます。

その人は西の町に住んでいるので、
いつもは中間地点の山手線沿線で
会うことが多かったのですが、
初めてその人の住んでいる町に行ってみることに。

これが実に面白かった。
観光地でも大都市でもないふつうの町。
でも、ふつうではありませんでした。
さらに自分は東のほうなので、
東京の西のほうは見るだけで新鮮。
知らない町というのはこれほど面白いものなのか!

いわし料理の専門店を満喫しました。

大都市のチェーン店にお金を落とすと、
全国に展開しているチェーン店がもうかります。

友人の住む町にお金を落とすと、
友人が住む町がもうかります。

「このお店に(ふだん)また来よう」と友人が言いました。
遠い町に住む私もまた行きたい美味しいお店。
そのお店の料理は友人に住む町に行かないと食べられません。

これぞ贅沢。

酎ハイ街道を行く

玉ノ井を抜けると449号線に出る。
誰が名づけたか「酎ハイ街道」。
酎ハイ好きの私としては、
今回の散策でとっても楽しみにしていた場所だった。

その名の通り、良質の酎ハイを提供してくれる
老舗が並んでいるらしい。

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一軒目「和楽」
「奥様公認酒場」の看板が目を引く。
いいなぁ、こういうユーモア。
中に入ると、慣れた常連客のような人たちでいっぱい。
やや躊躇しながらも空いていたカウンターの奥の席に座る。
職人風のご主人がど〜んと構えるお店。

和楽ハイボールを頼むと、
氷なしのジョッキとビンの炭酸が
三つずつドン、ドン、ドンと置かれた。
さらに目の前には
特製の梅エキスで割った焼酎の瓶がドカッと。
何とも豪快。

炭酸を入れたあと、自分で焼酎をそそぐのだ。
「足が悪くなったから、自分で注いで」
と下町流サービスの洗礼である。
でも、それが逆に新鮮でもある。!

「もっとナミナミ入れないともったいないよ」
とご主人。
ギリギリまで注ぐのがこの店の流儀らしい。
牛モツ煮、まぐろのぶつ、モツ焼き・・・
どれも丁寧な仕事ですばらしい!

山谷方面から来たお得意さんもご一緒に盛り上がった。
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玉ノ井を歩く

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言わずと知れた昔の花街。
ここ数年で吉原、鳩の町、福生に行った。
行くたびによそ者の私には緊張感が走る場所だ。
どんな人がどんな想いで生活しているかわからない場所。

でも、当事者ではない地域の人たちは
腫れものにさわるように避けたがる。
以前『立石散策劇場』で
立石のスナック街が花街だった当時の話をママから聞いた。
涙なしには聞けない女性の物語があった。
もちろん、立石で生まれ育った私が露も知らなかった事実ばかり。
その話を94歳の祖母にしたら、
昔東北の農家から立石のお店に売られ、
逃げてきた女性にこっそり針仕事を教え、
雇ったことがあったと聞いた。

「この話は誰にもしなかったんだよ」と言っていた。

玉の井の地名は、「東向島」になっている。
でも、町の至る所に痕跡は見られる。

駅名は「旧玉ノ井」。
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駅前にあった地図の掲示板。
「東向島駅」がはがされ、さらに「玉の井駅」が目立っている。
はがした人はどんな気分で剥がしたのだろうか。
いやいや、酔っぱらった若者が
調子に乗ってはがしてしまっただけかもしれないが。

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玉ノ井は永井荷風が書いた『墨東奇譚』の舞台でも有名な場所だ。
漫画家滝田ゆうの出身地である。
「抜けられます」の表示はさすがになかった。

いまはうらびれたスナック街の風情。
自転車で買い物をする主婦や、
路地で遊んでいる子どもたちともふつうにすれ違う。

その一方で、花街の象徴でもある
アールデコ調の建築物や入り組んだ路地もある。

夕闇せまる町をしずしずと歩かせてもらった。

墨東(ぼくとう)綺譚 (岩波文庫)
墨東(ぼくとう)綺譚 (岩波文庫)


ぬけられますか    私漫画家 滝田ゆう
ぬけられますか 私漫画家 滝田ゆう

作った人の壮大な世界観に魅せられる白鬚団地〜その2

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散策中、初めて遭遇した鐘ヶ淵門の壮大さに圧倒される。
でも、その驚きは始まりに過ぎなかった。

この団地はとにかく長い。
散策数日後、京成線の八広・曳舟間から
団地を見たら一面壁だった。
いままで遠景で気づかなかったけど、
意識して見るとこれは異様だ。
まさに現代版万里の長城である。

翌日、団地の近所に住む知り合いに
「白鬚団地に行ってきました」と言うと
「防災団地に行ってきたの?」と言われた。
別名「防災団地」。

かーりーさんの説明によると
玉ノ井地区が火災になったとき、
住民は隅田川沿いの公園(東白鬚公園)に避難し、
シャッターが降りた団地が防火壁となって
守ってくれるらしい。

同時にこんな団地を作ってしまった
この地域の人たちの潜在的恐怖も感じる。
わが東立石も、東立石公園という
防災公園をつくってしまったしなぁ。
規模は違えど、もとにある恐怖は同じだ。

道路をまたがる建築物。ここも閉まるのだろうか。IMGP2886



梅若門。ここまで来ると中国の城を思い出す。
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墨田川神社の鳥居。神社本体が川沿いに移転したらしい。
なんとしても壁をつくるという強い意志が感じられる場所。
団地間の隙間もこうしてシャッターで覆われる。
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東白鬚公園にあるシンボルタワーは江戸時代の火消しの纏。
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巨大な貯水タンク。
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水神門。
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白鬚橋門。終点。とにかくダイナミック。
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身近なところにこんな場所があったなんて。
こんな場所を作った人がいたなんて。
驚愕の1時間だった。

作った人の壮大な世界観に魅せられる白鬚団地〜その1

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別に団地フェチでもなんでもないので、
かーりーさんに案内されたまま来た。
しかし、敷地に入るやいなや、
白鬚団地を作った人の壮大な世界観に
どんどん魅せられていく。
何を隠そうこの団地、
地域の防災のためにつくられた巨大な壁だったのだ。

かーりーさんいわく
「非常時は各部屋の防火用のシャッターが
 降りるようにできているんだよね。
 あそこ、あそこ」
ベランダの上の隙間を指さしてくれる。

藤澤氏
「一度全部が閉まったの見てみたいよな〜。
 youtubeとかupされていないかな〜」

藤澤氏の純粋な欲望に共感する。
もちろん、非常時を望むわけでもない。
住民の方々に悪いけど、
作った以上、シャッターが全部閉まったときが
本来の機能を十全に生かした姿。
自分も見てみたいと思ってしまった。

もしやるなら、かなり壮大な訓練になるのだろう。
訓練はこの団地ならではのまつりになること、間違いなしだ。
団地の人はシャッター閉めに参加・協力する。
地域の人はシャッターが閉まっていく様子を見ながら、
どうやったら団地の内側に逃げられるかを想像する。
両者とも非常時を意識することになる。
そんな訓練はやられていないのだろうか・・・。

内部の通路はこんなかんじ。
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別の町が隠されている錯覚を受ける。(つづく)

鐘ヶ淵駅から町歩き〜大鳥百貨店

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11月23日午後。東武線鐘ヶ淵駅集合。
半蔵門線から乗り継ぎの東武線は
いつの間にか急行になっていて、
定刻につくはずが駅をどんどんと遠ざかっていく。
悲しいこと、この上ない。

約20分遅れで、かーりーさんと藤澤氏と合流。
初めて降りる駅なのでテンションが上がる。
葛飾とは荒川放水路がない時分は
地続きだった地域だ。

駅前には堂々とした「大鳥百貨店」。
しかも「東京都選定」!
大島百貨店

中に入ると、クラッシックな外装に似合わず、
食料品に雑貨、電化製品なんでもござれの品ぞろえ。
お二方はさかんに「ドンキだ。ドンキだ」とはしゃいでいた。
クラッシックドンキ。
こういうのが町に一軒あると大変重宝しそうなお店だ。

立石にも北口に「島田百貨店」というお店があったが、
結局は生き残れず、閉店してしまった。
閉店間際の数年間は品物が少なく、薄暗いお店という印象。
でも、老舗の風格があったから、子ども心に面白いお店と思って、
時々通っていた。
いま残っていたら、きっとさらに面白いお店に
なっていたかもしれない。

これはまた別のお話。

雨が上がった穏やかな午後、細い路地を変な男たちが3人
のそのそと歩きだした。

乙女のまちあるき〜その4

(つづき)その後、鬼子母神の中にある上川口屋という駄菓子屋を見学。
江戸時代からある古い駄菓子屋だそうだ。

雑司ヶ谷の旧宣教師館に行って、
ブルーベリー摘みをした。
あ、これは水俣以来。

その間、甲斐みのりさんに乙女っぽくない質問をした。
「このへんでいい飲み屋はありますか?」
「雑司ヶ谷はわからないけど、千登里というお店が
 池袋にあります。私大好きなんです」

かばんから雑誌を出して見せてもらった。
ぶしつけな参加者の私にもおやさしい。

聞いたことがあった。
「Tokyo大衆酒場」にも載っていたお店である。
大学の近くでいつでも飲むチャンスはあったのに、
学生時代は全然わからなかったミステリー。

CIRCUS (サーカス) 2010年6月号増刊 TOKYO 大衆酒場 2010年 06月号 [雑誌]
CIRCUS (サーカス) 2010年6月号増刊 TOKYO 大衆酒場 2010年 06月号 [雑誌]
↑すごくおすすめ!

まぁ、立石の町も似たようなものだろう。
つい最近まで
仲見世やら駅前にあんな宝物のようなお店が
たくさんあるとは知る由もなかった。
また知っていても、ひとりで行く勇気はなかった。
チェーン店は行ったことがあったのに。
もったいなかったなぁ。

人生、つくづくタイミングだなと思う。


途中、こんな主張をしている建物やIMGP2621



こんな風情がある建物があった。IMGP2622


ほかの見ず知らずの参加者とも盛り上がった。

途中、いなりずし専門店というのがあって、
私が買ったら、立て続けに行列ができた。
みんなで甘さがしみこんだいなりずしを頬張った。

乙女かどうかは不明だが、
ツアーの名前通り、「みちくさ」の連続。
まちあるきの楽しさは隙間に多い。
(→つづく)

乙女の東京―洋菓子・和菓子店、ホテル・旅館、美術館・博物館、雑貨・化粧品…乙女心の東京案内 (マーブルブックス)
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