ふっきーの演劇ワークショップ日誌

演劇ワークショップと言ってもいろいろ。自分の考える「演劇」や「ワークショップ」を、現場だけでなく率直な言葉で発信していきたいと思い、このブログを作りました。が、最近は地元葛飾区立石の関係の発信が多くなってきております。

防災

葛飾区の木造住宅等耐震等事業説明・相談会の報告

1月21日(土)午前中に金町地区センターであった
区の耐震等事業説明・相談会に出席してきました。


当初用意した席が足りないほど、ほぼ満員の会場。
総数30名弱といったところでしょうか。
私ひとりが30代。
あとの方は説明者も含め、全員50代以上でした。
ま、不動産の名義を考えれば、そうなるのでしょうか。


冒頭の説明。
東京都の調査によると、
関東大震災級の地震が発生した場合、
倒壊は14,000棟、死者は700人にのぼるそうです。


私の感覚から言うと、
この数は少なく見積もっているように思います。
なぜなら、身近に一人暮らしをしている高齢者はたくさんいますし、
区の防災計画自体も津波が起こりうる可能性がある河川敷に
避難者10万人以上を収容しなくてはならず、
現実的なものではないからです。

全てが終わった後に石原さんの口から
「想定外」という言葉を聞きたくないのであれば、

細い道路で車のガソリンが漏れ、
近くの木造住宅に火が次から次へ燃え移り、
倒れた家屋で避難路がなくなる、
さらに河川の堤防が決壊し、
液状化の上に浸水被害も起こる・・・というような
最悪の状況を想定しておいたほうが、
より切実で現実的なプランがたてられるのではないかと思うのです。



本題に移ります。

*私は意訳で書いていますので、
もっと詳しいものを確かめたい方は必ずこちらをご覧ください。
http://www.city.katsushika.lg.jp/29/120/002351.html



大きくは以下の三つの段取りになります。


‖竸命巴改修設計2修工事orぢ竸魅轡Д襯拭

最大助成金額( 銑は費用の半分、い9割)
3.75万円 20万円 80万円 27万円
*65歳以上の人である場合などは、
◆↓ぐ奮阿呂發少し助成されます。


以下見ていくポイントは助成対象となる建物の条件が、
お金がかかるに伴い、増えて行くことです。



「耐震診断」

助成の対象となる建物は
「葛飾区内の2階以下の木造住宅等」です。
原則、「商店」とか「工場」とかはダメです。

で、強度を点数で調べます。通常は目視が多いようです。
これはある程度見ればわかるのと、
費用を簡素にするためでしょう。




「改修設計」

条件がひとつプラス。
「(建築基準が厳しくなった)昭和56年(1981年)5月31日以前」と
「道路に倒れる可能性が大きそう」というものです。
*後者は具体的な基準があります。


広い庭の真ん中にぽつんとある家は
倒壊の恐れがあっても、助成しませんということです。

道路に倒れなければ、自分でやってねということでしょう。
住宅密集地が多い葛飾でそんな家はほとんどないと思いますが。



「改修」

ここになるともうひとつ条件が増えます。
「震災時に避難通路や緊急車両の進入路に面している建物」
であることです。


大きい道をとにかく優先的に確保しようという執念が見えます。



※「耐震シェルター」

「改修」まではいくら助成があると言えど、
それなりの資産がないとできません。
そこで、高齢者・障害者自身、
または同居などの条件を満たした人は
耐震シェルターを入れることができます。

例えば、30万のベッド方シェルターを入れると、
3万円の自己負担で済むみたいです。
これのみ、道の確保ではなく、
個人の命、特に高齢者の命の一時的な保護が
目的になっているように思われます。


結論としては、我が家もできたのは
私が生まれる以前なので、
耐震改修を検討しようと考えています。



で、この説明会も助成制度も意義はありますが、
もう少し実際的なものにしてほしいと思います。
説明会の開催は各地域で計20回。
一回に来る人を30人と見積もっても、
30人×20人=600人です。
都が出す試算は14,000棟の倒壊ですから、
600人の家の全部を改修しても5%にも達しません。


う〜ん。
大丈夫?
頑張っているけれど、
頑張っているだけになっていない?


区が財政的にも人材的にも足りないのは明白なので、
最悪のシナリオを地域で共有して、
地域の人が避難の計画をつくったり、
それに基づき、
改修の優先順位をつけていったりする
仕組みが必要なのではないでしょうか。

かつしかFMウィーク

3月の震災以来、今まで以上に「情報」が大切になってきました。
テレビ、新聞、ネット、数あるマスコミの中で
存在感を示したのがラジオだったと思います。

葛飾区には「かつしかFM」というコミュニティラジオがあります。
震災直後、私は職場のラジオのひとつを「かつしかFM」に合わせました。

大きな情報は、全国放送のラジオ局から。
地域の小さな情報は「かつしかFM」から。

帰宅困難者がどの道を通って帰っているのか、
区内ではどんな被害が出ているのか、
葛飾区はどんな対応をしているのか、つぶさに伝わってきます。
余震が次々と起こる中、
知り合いの放送局長佐々木啓子さんが
動揺を隠さず、必要な情報を的確に伝えていました。

身近なところで身近な人が頑張っている様子が伝わってきます。
不安だった数日間。
かつしかFMでは特別体制で
ふたりのメインパーソナリティーが交代で放送をしていました。
どんなに勇気づけられたかわかりません。

本日、13時20分から約10分間、かつしかFMに電話出演しました。
約半年ぶり4回目。
市民活動支援センターで担当している
「6月〜7月『葛飾版社会起業塾』開講☆トキワ荘プロジェクトに学ぶ+葛飾で社会的起業をする。」の宣伝です。

前日はNPO法人みらくるの三好義仁さん。
元センターの同僚。
6月から柴又で始めたばかりのベロタクシーの事業がリポートされていました。

前々日は、葛飾探検団の寺島玄さん。
立石で二度ほど、一緒に演劇をつくりました。
立石について書いた私の文章ものっている
雑誌「可豆思賀」についてのお話。

3日前は、座・スーパーマーケットの田村啓子さんが
レギュラーを務める番組。
先月おこなった『TATEISHI IN THE DARK(タテイシ・イン・ザ・ダーク)』の共同仕掛け人です。

こうして、文章を書いている現在も
葛飾区の今日の放射線量の調査結果を発表しています。

私は震災前から、ラジオ好きだったのですが、
今回の件でさらにラジオ好きになりました。

非常時には、区内のNPOの人から
「かつしかFM」に集まる仕組みを作れるとよいなぁと思います。

葛飾区にお住まいのみなさん、「かつしかFM」を聴きましょう!

葛飾区の河川が氾濫したら

葛飾区と台東区で本日2日から放射線量の測定が始まったという記事が載っていた。
千葉県の我孫子市・柏市あたりから東京東部までの放射線量の値が
震災以降、他地域よりも高いと話題になっていたのだ。

毎日新聞「東日本大震災:葛飾、台東で空間放射線量測定開始へ/東京」

ついでに区のHPを確認してみたら、6月2日11時現在、
放射線量の測定のことはUPされていなかったが、
洪水のハザードマップが目に入り、じっくり見てしまった。

葛飾区は荒川、綾瀬川、中川、新中川、江戸川の下流域。
そのうち、荒川放水路と新中川は治水事業によって作られた人工河川である。
昔から洪水に悩まされてきた土地であるがゆえに、
洪水対策には並々ならぬ気の使いようをしてきた。
しかし、最近は新住民はもちろん、長く住んできた人の中にも
荒川や新中川が自然の川だと思っている人も大勢いる。

葛飾区の土地は砂地で地盤も弱い。
大震災時には液状化も心配されている。
根有石と言われた立石様信仰は
地震や洪水に悩まされた湿地帯であることから来ているのだと思う。

さて、今回の本題はハザードマップ。
荒川、中川・綾瀬川、江戸川が洪水したときの被害状況を想定している。

★葛飾区荒川洪水ハザードマップ(浸水深・避難行動等)(PDFファイル 1.9MB)

★葛飾区中川・綾瀬川洪水ハザードマップ(PDFファイル 1.8MB)

★葛飾区江戸川洪水ハザードマップ(浸水深・避難行動等)(PDFファイル 1.8MB)

さてさて、東立石地区にある我が家は2階建て。
1階の部分までが約2メートルとすると。

々喟遒洪水を起こした場合、3〜4メートルの浸水
 「避難勧告・指示」が出た場合、松戸市へ
 ※できるだけ公共交通機関を利用する。 

中川・綾瀬川が洪水を起こした場合、1.5〜2メートルの浸水
 このままであれば、「現状待機」になるのだが、
 「避難勧告・指示」が出た場合、荒川区または墨田区の浸水しない区域の避難所へ。
 ※できるだけ公共交通機関を利用する。

9掌誉遒洪水した場合、1.5〜2メートルの浸水
 このままであれば、「現状待機」になるのだが、
 「避難勧告・指示」が出た場合、荒川区または墨田区の浸水しない区域の避難所へ。
 ※できるだけ公共交通機関を利用する。

我が家で洪水の経験があるのは、94歳の祖母だけである。
昭和22年のキャサリン台風はこれまで何度も聞いた話。
二階屋に住んでいたため、狭い一室で、何人もの人が寝起きをし、
最終的には墨田区に一週間くらい避難したそうである。

今回のポイントは「できるだけ『公共交通機関』を利用する」というところか。
果たして、こんな状態になったら公共交通機関など利用できるのか。

いずれの場合も最寄りの立石駅は浸水するのは目に見えている。
他に身近であるのは京成バスだけだ。
しかも、いずれかの河川が氾濫するような大雨や台風の場合、
荒川と江戸川が同時に氾濫するようなことは想定できないだろうか。
そして、荒川区と墨田区と松戸市は
どのような「ハザードマップ」を持っているのだろうか。
葛飾からの避難民なんて想定しているのだろうか。

我が家には94歳の祖母がいるから、
浸水している中、大雨が降り注ぐ中、
公共交通機関までたどり着くことができるだろうか。

近年、ずっと考えてきたことだけれど、
震災の後、より現実味を帯びてきた。不安はつきない。

そんな中、葛飾区市民活動支援センターでも
6月・7月「地元学講座〜いま考えよう!葛飾の防災〜入門編・実践編」が開催される。
こんなご時世なので、申し込みがたくさん集まっている。
私も改めて勉強したい。

猶予期間

そう、かに氏がコメントをくれたように、
今後30年の間に東京で直下型震災がかなりの確率で起こる可能性は高い。
そして、現在も東日本各地で余震が続いており、
震源地によっては東京で
震度6クラスの震災が発生することもありうるだろう。

怖い・・・が自然は待ってはくれない。
残された時間を猶予期間として、
小さいことから大きなことまで
できる防災対策を考えてみた。


◎個人や家族単位でできること
・家具の転倒防止
・窓ガラスの飛散防止
・最低数日分の備蓄をする
・非常時の家族の連絡先・連絡方法の確認
・いらないものを捨てる
・日頃から近隣住民とコミュニケーションをとっておく
・複数の避難場所・避難ルートの確認
・近くの消火器の位置の確認


◎地域でできること
・地域でネットワークをつくる(特に非常時動ける若者)
・行政や町会とコミュニケーションをとり、防災について調べる
・防災訓練に積極的に参加をする


◎長い目で考えること
・地域の特性を知り、それに応じたまちづくりをする
・貨幣経済一辺倒ではなく、
 相互扶助、自給自足の経済のバランスを増やしていく
♪ラブ・ユー立石(先輩&友人柳田さんの人気ブログ)
Profile

ふっきー

Recent Comments
Recent TrackBacks
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ