12-068_ごちそうさんまでの日々

[第68回]
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■正蔵 : 人の役に立っとるちゅうことで、自分が救われとるんやなあ。まあしかし、こういう時は人の気持ちに寄り添うちゅうのは難しいこっちゃ。気を遣うたつもりが却って的外れんなったりしてな。「私は私で救われに行っとって、それが誰かの役に立っとるんやったら、おっ、結構な話やないかー」、このぐらいの気持ちでおったらええんや。

■め以子 : けど・・・

■正蔵 : あのな、表に出なんだらそれで済む話やないかいな。

■め以子 : あ・・・

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炊き出しの手伝いをするめ以子は、避難者に気遣いの言葉をかけたつもりが逆効果に。
正蔵はめ以子に、長屋で子どもたちに文字や算盤を教えることで自分が救われていることを話す。
自分が「救われてる」と感じている時、知らぬ間にそれが誰かの役に立っていることもあるかもしれませんね。