僕は、この事を書こうか書くまいか悩みました。

しかし、この方の生きた証を残しておきたいとの想いで書かせて頂きます。

僕は、障害を持った方々をはじめ社会的に弱い方々に対して、今回の震災でのこの国の対応を見ていてとても憤りを感じておりました。

時に、悔しくも感じました。

この震災そして原発事故で最大の犠牲者は、子供と老人と障害を持った方だと思っています。

そして、何も言わない、いや言う事すなわち伝える事ができない方々が人知れず苦しんでいる姿を目にして僕は「えんどう豆」を支援して欲しいとMY LIFE IS MY MESSAGEのメンバーへ伝えたのが1年前でした。

そのえんどう豆で働いていた方が先日お亡くなりになられました。

その日、僕は佐藤さんと偶然お逢いしました。

いや偶然では、ないのかも知れません。

その時の佐藤さんの顔は見ている自分も辛かった。

この人は心底、障害を持つ方と向き合ってえんどう豆を運営しているんだと確信しました。

その亡くなられた方は、会話も中々むずかしい?

しかし佐藤さんだけは彼が何を伝えたいのか分かっていたのです。

それこそ心と心で会話をしていたのですね。

僕の頭の中には、いつもカホンを叩いていた印象が強く残っています。

カホンに座った瞬間に彼の表情が変わるのです。

自信に満ちた顔になるのです。

おそらく彼がえんどう豆と出逢わなければ、彼は自分にとっての幸せな事を見つけられなかったかも知れません。

そして、僕たちMY LIFE IS MY MESSAGEの活動で彼に、ほんの一瞬でも喜んでもらえたと自負しております。

昨年のSOMA WEEKで藤沢からわざわざ来てくれて、えんどう豆で料理を振舞ってくれた田火田の橋本くんの料理を食べてもらったこと・・・

翌日のはまなす館での山口くんとリアムが参加し、佐藤さんが唄った「僕は相馬好きだよ」を一緒に演奏した事・・・

彼の人生で幸せの瞬間を同時体験できた事を改めて自分自身が有り難く感じています。

音楽が、何より好きだった彼に僕は音楽の大切さを教えられました。


どうか、安らかにおやすみください。

心よりご冥福をお祈りいたします。

あなたと出逢えたことに感謝しています。

ありがとう。

soma4_0989

Phot 松本康男氏