いついかなる時も表情を変えないというイギリスの近衛兵よろしく”ふしだらなアリスの娼館”の衛兵のキャストは何をされても動かないことで有名。
「おいおい、こんだけ、弄ってもピクリともしねーぜ」
「マジかよ。ハートに続いてスペードもアへらせたから、ダイヤも余裕って思ったけど、これりゃ手強いぞ」
軽薄な雰囲気の二人の若い男が槍を携えて直立不動の衛兵の大女を前に途方に暮れている。
「……」
チャラ男たちの一時間に及ぶ執拗な愛撫にも関わらず、190cmに達する長身で見下ろす瞳にはなんの感情もよぎらない。
つんと澄ました表情を浮かべる顔は冷たさを感じるほどに整っている。怜悧な美貌の下に続く身体は見事に引き締まっていて一欠片の贅肉も見当たらない。
肉体に厚みはあるがごついという印象はなく小ぶりなスイカを二つひっつけたような乳房や上向きに締まったヒップなど女性的な丸みをしっかりと残した肢体は戦乙女という形容がしっかりとくる。
「あそこはべとべとで、感じてないわけないんだけどなぁ」
マイクロビキニはすでにぐしょぐしょで粘つく愛液が指の間で糸を引く。
「さすがは”不動”の異名に違わない手強さだな……!」
衛兵のキャストになってから一か月。新入りの衛兵のアへ顔撮影を試みる挑戦者たちを眉一つ動かさず全て根負けさせた彼女は早くも水龍敬ランド園内で”不動”の異名を馳せていた。
「もう道具に頼るしかねーかぁ?」
「えー、でも道具って、ちょっとズルくね?なんか負けた感じがする」
にわかテク自慢のプライドをへし折られ、涼しい顔の巨女衛兵をなんとしてもイカせることに固執していると仕事が終わったマコトが直立不動の大女に背後から声を掛ける。
「コトネ姉さん!」
チャラ男が振り返ると、ふしだらなアリスの娼婦の舘に勤務するバニーボーイのマコトが仕事を終えて裏口から出てきたところだった。
「えっ!ひょっとして弟……!」
「えぇ、マコトくんのお姉さんかよ」
知り合いの姉という事実にコトネのチャラ男たちは罰の悪そうな顔でコトネの身体から手を離し、覚えてろ!とチンピラの常套句を残してそそくさとその場を後にした。
「もう上がりだよね。一緒に帰ろう」
「うん、パ……マコト」
「随分我慢したね。」
体格はコトネの方が二回りは大きいが、受ける印象は幼い娘が父親に甘える様。衛兵のコスチュームのまま、近場のレストコテージへと向かい、部屋に入るなりマコトはコトネは押し倒された。
「はぁはぁ♥パパッ♥パパ♥♥」
マコトを強引に抱きしめて唇を貪ると、ベッドに押し倒した。
「わっ!コトネ!」
「パパ、見てっ♥コトネ、お仕事頑張って、こんなに濡れちゃったっ♥」
ビキニを肉の割れ目に食い込ませると、膣口から滾々と溢れ出る愛液が玉になって浮かび、コトネの長時間に渡る忍耐を物語る。
クール系の美女の仮面を脱ぎ捨てて、父親に褒めてもらいたくて年相応な稚気を剥き出しにする。
(やれやれ、仕事が終わった後はすぐこれだ)
あくまと人間とのハーフとして生まれたコトネは人間の”よくぼう”を集めることを本能として備えていた。
(誕生して一年もしない内に、この恵体……母方の祖母が身長180cm近くあるし、隔世遺伝かな?)
同じあくまとのハーフのレンジと比べて、あまりにも急速に肉体が成長してしまったたため、精神の発達が追いついていない。
「すっかりとろとろだ……気持ちよくしてあげるから、おいで」
コトネははしゃいだ声と共に、マコトの顔面に跨り濡れそぼった割れ目を押し付ける。
「コトネ、パパのクンニ好きっ♥」コトネははしゃいだ声と共に、マコトの顔面に跨り濡れそぼった割れ目を押し付ける。
性欲を持て余す若々しく強靭な肉体と甘えたい盛りの子供の未熟な精神のアンバランスさはある種の魅力がある。子供らしい素直さで自分の欲求をぶつけてくるコトネの気持ちを、父親として受け止める。
(コトネは、こうされると弱いんだよな)
アへ顔記念撮影は何をしてもいいという建前だが、水龍敬ランドではキャストとはいえ意にそぐわない性行為や危険なことは絶対的禁忌。チャラ二人組も、いわゆるガシマンは封印していたので、最後は道具の使用を検討していた。
「あぁぁっ♥パパ♥ゴシゴシ気持ちいいよっ♥もっとペロペロしてっ♥♥」
勃起して反り返った大きなクリトリスを親指でごしごしと強く擦り上げて、舌先を膣奥に押し込んで獣の様に実の娘の女陰を貪っていく。
「あぁぁぁっ♥くすぐったいっ♥もっと♥もっとしてぇ♥」
(うぉぉっ!太ももに挟み潰されるっっ!)
本気で悶えるコトネの両太ももがプレス機のようにマコトの顔を頭蓋骨が軋みしそうなほどに圧迫する。
(おぉっ!きついっ!でも、コトネがもうすぐイキそうだ……!)
膣奥に押し込んだ舌が万力の様に締め付けて舌に鈍痛が走るのも厭わず、娘の絶頂が近いことを察知して舌を動かしていく。
「パパっ♥あそこむずむずするっ♥あぁぁっ♥イクっ♥イッちゃう♥」
絶頂を迎えると同時に腰が痙攣してぐんと浮き上がり、マコトの後頭部を鷲掴みにして女陰に密着させる。
「はぁはぁはぁ……気持ちいい♥……頭真っ白になっちゃう♥」
青白い肌にしっとりと汗が滲み、昂った性欲を発散して、爽快な笑みを浮かべる。
「わぷっ!はぁはぁ、気持ちよかった?コトネ」
ようやくコトネの太ももの谷間から解放され、胸を上下させて不足していた酸素を思う存分に補給する。
「うんっ♥すっごい気持ちよかった♥今度はコトネがパパを気持ち良くしてあげるね♥」
「うん、よろしく頼むよ。ボクもそろそろ出したい」
仰向けになったマコトの勃起して臍に張り付いたペニスに口を寄せ、パパを気持ちよくして上げられると目を輝かせたコネはまるで膣壁のように肉粒がびっしりと生えた黝い舌が蛇の様にマコトのペニスに絡みついた。
つづく
偉大な原作様

