2015年01月

常にポッケにボールペン

「ボールペンを持ってない役者は信用失うよ。」

という言葉を昨年聞いて、それから僕は常にボールペンを持ち歩くようになった。

僕の右ポケットには常にボールペン。

ちなみにイレギュラーな場合を除いて必ずJETSTREAMだ。安いくせに物凄い書きやすい。

結構な頻度で「あれ、ボールペン無い」なんて自体が結構あった僕は、作演出というポジションも相まって、この習慣を始めてみたらとっても便利で、今では右ポッケにボールペンが入ってないと落ち着かなくて、すぐ出先でボールペン(JETSTREM)を買う。

ちなみにそんな習慣が当然になってしまった僕は、稽古場でボールペンを持ってないってだけでその役者から少し心が離れる。ちょっと前まで自分もそうだったくせに勝手なもんだ。

メモ。今日のキーワード。

ボールペンでのメモだけでなく、最近ではアイポン(打ち間違えたが、可愛いのでそのまま)のメモ機能やツイッターのハッシュタグなどを使って、思いついたアイデアや事柄を習慣的にメモしている。

一日の中には“ひらめき”というチャンスが何度も転がっていて、まずそのチャンスが増えるような思考回路構築が必要なんだけど、そのひらめきが増えてきた時に、それを逃さず掴んどく。

それは少し時間が経ってみてみたら、思いのほか大した事じゃ無かったり、もう誰かが余裕でやってる事だったりもするけど、たまに人生を大きくひん曲げるエネルギーを秘めたヤツだったりする。

“ひらめき”は常日頃、いつ転がってくるかわからないが、いざ実行に移す“勝負所”は人生の中で何故か一定周期で上手い事訪れる。

だから掴んだ“ひらめき”を温めておけば、その勝負所で、「今はコレだぁ!」と遊戯王のように打って出れる。

「今こんな事やりたいんだけどさぁ。」なんて事を一つも言えない表現者にはなりたくないのです。

「継続の意識」と「ここぞの思い切り」

この二つを上手い事使い分けて今年も遊び倒す。

その為に僕が肌身離さず持っているのは、お守りでは無く、ボールペン。

あけおめことよろ

気付けば1月4日なのである。
明日(というか今日)から本格参戦させて貰う1月15日からのモンキーチョップの稽古の為にこんな時間まで台詞覚えに追われていた訳だが、何をこんなギリギリになってそんな事になってるんだと言うと、まぁバイトをしていたのだ。
元旦と2日の二日間、12時間ずつバイトをして、それだけで一日を終わらせて年を始めての今日なのである。それが僕の現実であって、年の初めからバイトをしなくてはならないのが現状なのである。
一昨年くらいから真剣に考えだした「演劇だけで食っていく。」の目標は2015年になった今も実現する事はできていない。前に、より稼いでるものが職業で、その他は副業と聞いたことがあるが、それでいくと僕は完全にアルバイターで副業で役者をやってる者だ。プロの役者と名乗る権利さえ無い。
とは言えその計算でいくと周りの役者も結構な数がプロの役者では無くなってしまうが、それもそのはず、役者には免許が無ければ、舞台に立ちさえすれば役者になれるから。間口が広い分、そう簡単に稼げない、当然の厳しさがそこにはあって、僕は見事にその荒波にさらされながらどうにか溺れないように泳ぎ方を研究している所だ。
約半年続けてきた朝劇下北沢の新作は、初日二週間前にしてまだ完売していない。これも現実だと思っている、「まだまだ」、ただそれだけ。
今年の抱負を聞かれ、考えた結果「周り全員をぶち抜く」にした。
演劇を始めて10年目、もうここまで来たら才能があるとか無いとかは関係無い気がしてきていて、気持ちの強さの張り合いのような日々。
色々乗り越えて仲良くなってきたメンバーを、「じゃあ俺もう上行くんでさいなら。」と言って焦らせられるくらいの自分になる事が今年の目標であり、一応曲がりなりにも旗を掲げてきたヤツの使命なんじゃないかと思ってる。
「友達はいない」という言葉の意味がしみじみわかっていく、そんな一日一日。

フラっとYOUTUBEサーフィンしていたら現れた昔共演した斎藤工。
元から差はあったけれど、今じゃもう姿がかすむほどの大差。
笑われるかもしれないけど、いつもちゃんと悔しいのです。

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