2012年12月

 本日12月28日の午前をもちまして、年内の診療をお休みします。

  今年を振り返えるこの時期・・ 結果がでなかったり、流産された方、タイミング指導や
  採卵に失敗してしまった方など、みなさんの命を預かり、人生をかけた治療に100%応えられなかった
 こと、反省しきりです。

  妊娠まで、数回の体外受精の失敗が続いたにもかかわらず、我慢強く通院され、信頼していただいたこと
  医者として、感謝しております。

  多くの方の貴重な時間とお子様の誕生にかける大切な気持ちをお預かりしていること、
  信頼をいただいていること、期待にお応え出来るよう来年も努力いたします。

 最後に、今年は妊娠率、出産率とも群を抜いて良い成績でした。(統計は出産後の再来年に)
  胚移植方法の変更、新しい培養液の導入などの変更が、
  午前・午後の胚移植(ET)にて全員妊娠(パーフェクト)も数回あり、
   良好な妊娠成績を残せたと考えております。  
  しかし、 数回の体外受精にても妊娠に至らず残念な結果に終わってしまった方には、申し訳ないと
  思っております。
  より良い結果を求め休み中さらに新しい方法などの検討を進め
                来年はさらに良い妊娠成績をあげられるよう頑張ります。

  休診中も投薬、精子凍結、一部診療などおこなっております(詳しくはホームページで)
 
  妊娠初期の方には、休診中の紹介状をお渡ししてありますので、利用ください。

 それでは、来年までブログもおやすみしますので、 みなさん良い歳をお迎えください。



 
  

 

  
  



 待合室に「共同通信ニュース」を中心に簡単クッキング、今日のわんこ、などの番組放送を
  開始しました。

  待ち時間が長くなって申し訳ありません。すこしでも時間がつぶせれば・・・・・

1カ月間に性交がないセックスレスの夫婦は16〜49歳で4割以上を占め、今回を含めた5回の調査で一貫して増えていると、北村邦夫(きたむら・くにお)・日本家族計画協会クリニック所長が20日、発表した。

 2004年の調査では約32%で調査を重ねるごとに増加、10年には40%を超えた。今年は41・3%で増加の度合いは鈍くなったものの、セックスレス化が進行している状況は変わらないという。

 調査は9月、全国の16〜49歳の男女3千人を対象に実施、1306人から回答を得た。結婚している男女からの回答で、セックスに積極的になれない理由として最も多かったのは、男性が「仕事で疲れている」(28・2%)、女性は「面倒くさい」(23・5%)だった。

 またセックスに無関心だったり、嫌悪感を持ったりしている男性を前回調査と比較すると、16〜19歳ではやや減ったものの、20〜34歳では2〜8%ほど増加する傾向があった。

 北村所長は「セックスレスに、仕事の問題も何らかの形で影響しているようだ。企業が時間外労働を減らす努力をすることも、少子化対策になるのではないか」と話している。

インフルエンザ流行入りは平年並み A香港型が主流



 厚生労働省によると、この時期の流行入りは平年並み。検出されたウイルスでは、昨シーズン同様、A香港型が多いという。

 感染研によると、10〜16日の患者報告数は5789人。都道府県別で1医療機関当たりの患者報告数が多かったのは佐賀(8・11人)、群馬(6・87人)、沖縄(3・79人)、山梨(3・08人)、埼玉(2・28人)の順。青森、秋田、岡山を除く44都道府県で前の週より増加した。

 インフルエンザの症状は38度以上の発熱や頭痛、筋肉痛、のどの痛みなど。短期間に急速に広がるのが特徴で、国内では推計で毎年約1千万人が感染する。接触のほか、くしゃみやせきで飛んだしぶきからも感染し、子どもや高齢者、基礎疾患のある人では重症化することもある。

 厚労省の担当者は「まだ流行していない地域では予防接種が有効だ」と早めの接種を呼び掛けた。

 体外受精および顕微授精の治療を受けた方は、年度末申請により治療費の一部が助成されます。

 多くの自治体では、所得制限を設定していて、(例)千葉県では、夫婦の合計所得が730万円未満としています。

 ここで注意しなければならないことは、 730万円とは、夫婦の合計収入ではない。

 助成制度での「所得」とは = 年間収入ー必要経費ー諸控除ー80000円

   諸控除とは、医療費控除、雑損控除など・・80000円は、社会保険料相当額

 ご夫婦の収入が、(例)夫700万円+ 妻350万円=1050万円 このご夫婦で経費など控除しますと、 
 合計所得は、720万円くらいになり、助成金制度の対象となります。
 控除額は各家庭により違いますが一般的には約250~300万円程度ですので、
 単純に収入が1000万円超えているから、助成金もらえない!と判断しないでくださいネ。

その他、自治体により助成制度が違いますので、必ず調べてみてください。
 保健所か福祉課などが窓口になります。

 
 



 ノロウイルス変異型、猛威 06年に次ぐ流行 嘔吐物処理、手袋つけて





 ノロウイルスが主な原因となって下痢や嘔吐(おうと)を起こす感染性胃腸炎が猛威をふるっている。国立感染症研究所が全国約3000カ所の小児科で実施している定点調査(11月19〜25日)では1地点あたりの患者報告数が13・02人となり、過去10年での同時期としては06年に次ぐ2番目の流行となった。今年は06年のウイルスが変異した新型が全国の患者から検出され、感染力が強まったことが患者増加の原因とみられている。【

 感染研によると、感染性胃腸炎は西日本地域で多く報告されており、ほとんどがノロウイルスによるものとみられている。

 。

 ノロウイルスは感染力が非常に強いため、患者の便や嘔吐物を適切に処理しないと家庭内や保育園、高齢者施設などで感染が拡大する。2次感染を防ぐには、手洗いを徹底し、指の間や親指、手首までせっけんで洗う▽調理の前後に必ず手洗いをする▽嘔吐物を処理するときには使い捨てのマスクや手袋を着用し、新聞紙などに嘔吐物を吸い取らせ、ビニール袋に密封して捨てる。処理する人以外は少なくとも3メートル以上離れる▽「次亜塩素酸ナトリウム」を成分に含む液体の塩素系漂白剤や殺菌剤で消毒する――と効果があるという。

 「吐いてしまった時などはシャワーで洗うとウイルスが舞い上がり手伝った人は高い確率で感染してしまう。とにかく体を紙で拭き取り、捨てることが基本」と注意を呼びかけている。

 毎日新聞より

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 ■ことば

 ◇ノロウイルス

 米国・ノーウォークで最初に確認された。地名の最初の3文字「Nor」にラテン語の連結形「o」が付いた「ノロ」が学名となった。多くは人から人に感染する。カキなど二枚貝の生食が原因となることもあるが、人から排出されて下水から海に流れ込んだウイルスが消化管で濃縮されるためで、魚介類の体内では増殖しない。感染力が強く、10〜100個が体に入っただけで感染。1〜2日の潜伏期間を経て症状が出る。


日曜日、大阪医科大学にて「生殖免疫学会」がありました。

免疫全般にわたり討論されますが、今回のテーマで最も興味深かったテーマは、
 「生化学的妊娠」と「不育症の新しい薬」です。

 生化学的妊娠は、流産に含めないというのが学会の見解でしたが、今回の討論では
 流産としてあつかい治療することにより、生産率の上昇、分娩にいたることが
 確認されました。
 早期妊娠と着床不全、このはざまの研究の重要性が再確認されました。

 化学流産とか、超早期妊娠などの用語も統一する見解が出されました。

 不育症の治療には、ヘパリン、アスピリンで対応できなかった領域が解決できる薬の実用化の
 研究も進んでいました。

 学会は大阪医科大学構内で行われので、昼食は学食でいただきました。



                                

 中村勘三郎さんが肺炎のため、永眠されました。享年57歳。

 2週間前の週刊文春に「不妊」記事があり、コメントを求められた記事の近くに「中村勘三郎・肺炎重症」の記事
   がありました。  なにげなく読んでいたのですが、信ぴょう性の高い内容で、嫌な感じでした。
  しかし、彼のことだから復活は時間の問題と思っていました。

  中村勘三郎さんとは、同級生でした。1学年の生徒が90名程度の学校ですから、生徒全員顔見知り
  でしたし、高校1年の時には一度だけ同じクラスでした。
                     (文系と理系で授業は別、英語、数学などは能力別でした)

  当時は、勘九郎でしたが、学校では「波野」と、本名で呼ばれていました。 とにかくいたずら好き
  というのが、彼の印象でした。

  最後にお会いしたのは、3~4年前のクラス会の時で、一段とまぶしいオーラを放っていたことが
  記憶に残っています。
  
  ご冥福をお祈りします・・・合掌
                       
                                   (写真は高校1年?)       
 



 12月2日、錦鯉の品評会がありました。
 写真ではわかりにくいのですが、1メートル超えの素晴らしい鯉100匹以上から写真の1匹が
 選ばれました。

 錦鯉といえば、学生実習で新潟の糸魚川地方(富山県側・黒部ダムなど)に、2週間ほど
 滞在しました。

 山間部の農家の皆さんの健康診断でした 主に米とタバコ農家のみなさん家庭でしたが、
  各家庭では庭先にたんぼからの水を引き込み錦鯉を養殖していました。「副業だったと思います」

 健康診断におじゃますると、昼ごはんをいただくというのどかで平和な場所でした。

 「おきゅうと」、「とんこん干し」という地元のおかずもいただきました。やぎのミルクも糸魚川で
  始めて飲みました。
 
 
 

 

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