最近、金融や経済について関心を持ったので、購入。
金融トリックを用いた推理モノの経済小説かと思ったら全然違いました。
推理はあるのですが、あまり金融と関係なく、そのうえバトル物です。
結構ごった煮感が強くて、荒唐無稽な内容でした。

天才たちの集う学園。
学園トップに君臨する超ハイスペック女子高生が、
教職員数十名を殺した犯人を追い詰めるお話です。
なぜか途中で、アメリカ政府やCIAが絡んでくるなど、
話がだんだん大きくなるのも特徴的ですね。
戦闘シーンも多いです。
邪魔をする軍人や特高警察を倒します。
最後は、ロボットスーツを着た犯人と、銃でバトルしています。
そして光学迷彩のヘリで逃げようとするCIAメンバーを撃ち落とします。
凄くハデハデな展開がされて、驚くことばかりです。
普通の学園もの推理小説を期待してはいけません。
エンターテイメント・バトル系のライトノベル(推理付)です。

被害者が殺される場面があるのですが、これはすべて自殺です。
サブリミナルで映像を刷り込み、LSDで引き金をひかせ、自殺させる。
いわゆる「マインドコントロール」で自殺させていったと書いてあります。
正直「そんなことできるわけないだろ!」と言いたくなったのですが、
最後に文献が示されており、実際に似たような実験が行われていたようなのです。
怖いですね…。
いや、そんなマインドコントロールできるわけないだろ(震え声)
作品内では教職員が数十名死亡、留学生が百人死亡と半端ない死者数です。
死者数が多いのも、ハデハデな感じを演出してくれます。

最初にも言ったように、金融経済は、お話に関わってきません。
ですが、「銀行業務」をうまく扱って推理に活用しています。
主人公は29歳の銀行員(兼高校生)なのですが、
紙幣番号を扱った推理や、銀行で得た人脈や情報を推理に活用していました。
そこはうまいなと思いました。
銀行員は探偵みたいなことができるんですね。
まぁ、期待していた「金融経済をトリックとして使う」みたいなことは一切無かったんですがね…。

ヒロインは複数います。
メインヒロインである超ハイスペック女子高生(頭もよくて戦闘もできる)
天才科学者だがクセの強すぎる女子高生(科学でサポートする役)
気が強くて性格に難のある女性教諭や、銀行の同僚女性社員も出てきます。
感想を書いてて気づいたのですが、大人しいヒロインは出てこないですね。
みんな強い感じがします。

あとこれだけは言っておく。

百合要素は無いぞ!(百合厨並の感想)