上京してみて思う。
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西日本と東京と違うのは、まず、出汁の色だと。

・・・黒い(笑)。

西日本は色が薄いからと言って、味が薄い訳でなく、店によって、まちまち。
辛かったり甘かったり、浅かったり深かったりだ。

ところで、こないだ行った大阪で、久々に西のうどんを食べたらほっとした。
「食」というものは、絶妙なところで地味~に引っかかって、
ジャブのように効いていくのだというのを改めて感じた。

東京は、うどんより蕎麦を扱う店が圧倒的に多い。蕎麦湯も普通に飲めたりする。

ここに来て、嬉しかったのは、豆腐屋と煎餅屋の数が多い事。
ありがたいことに、最寄りの商店街に両方ある。

肉食をほぼしない私にとっては、厚揚げとか油揚げは、たんぱく源で肉がわり。
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試しに油揚げを買ってみたら、香ばしくて美味しくて、ファンになってしまった。
厚揚げ、がんも、お豆腐。ときどき納豆も出るみたい。
お煎餅も種類が多くて、マクロビ的には許せる所もナイス。

某社長に豆腐屋と煎餅屋のそんな話をすると、
「江戸時代が残ってるって事だな」と、返ってきた。

・・・人口の分母が大きければ、底が引き上がって、大事なものは、生き残っていけるわけ。

そう言えば、昭和の匂いがする喫茶店も普通に賑わっている。
田舎では、人が落ち着きすぎで、店をたたむところもある。
とはいえ、それはそれできちんとやらないと、という前提条件はついているけども。

「これだけ人がいれば、何でもできる(気がする)」
・・・というのは、田舎から出張にいらしていたフレンドさんと一緒のときのお話で、
逆に言えば、これだけいるのに何にもなってない日本の首都は
最初から向かっている方向が全員そろって間違いだと言っても良いともとれる。

田舎というのは人が少ない分、良くも悪くも人が際立つ。
都会受注の仕事を田舎でやったとしても、遜色のないクリエイターなことも今では普通にできる。
ただ、即日その日に納期を、なんてことは少し難しいだろうけど。

・・・がんばろうね。

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意外と、東京って所は私にとって、生きやすいところかも知れない。