「…神様、もう少しだけ…。
もう少しだけ待ってくれないかな、
もう少しだけ待ってくれないかな、
自分の先が見たいんだ…!」
家に帰り、ひっくり返ると、体が動かせなくなる。
6年前の私。
怒涛のようにできる体内の出来物に、東洋の緊急医療である
灸で対応し続けた。
つぶしてもつぶしてもそういう体になっているので、できる間隔が
1年に一度、半年、三か月と、言う感じで狭まっていた。
「後、10年くらいしかこの体が持たないかも…
それどころじゃないところもあった」
22年か3年か、お世話になったお灸の先生が、音をあげた。初めて聞いた。
曰く「潰れれば、即死」レベルのものも、あったようだ。
実際にその部位だけピンポイントで冷えていた。
体はガチゴチ。
寝転んで、動き出すときには、右手さん左手さん、右足さん左足さんと呼びかける。
何かの拍子で、バッキリ行くなという、自覚症状があった。
このまま、世の中からいなくなるかな。…いや、単純に面白くない。
現状分析する。
「先生のやり方」では、もう限界なんだ。
「でき続ける体になっている」なら、問題は、細胞だ。
ならば、細胞をすべてつくりかえれば良いのでは?
どうして作り上げるか?
「口から入る食べ物から、人の体はできている」
以前パニック障害がひどいとき、スーパーに行くと、何を買っていいのか、
何を食べたらいいのか、途方に暮れたことがある。
それでも、食べないといけない。
幸い、作ろうと思えば作れるので、どうにか食べたいものを探すため、
どの食べ物が食べたいか体に選ばせた。
「何が食べたい?」
全種類が即座に分かるのは、本屋の料理コーナー。
当時、選んだ本はマクロビオティックの本だった。
食事を変えようと思ったけど、肉食、牛乳卵を控えるなんて、と思っていたので、
その時点では変えなかった。
それから1年後くらいだったと思う。
玄米菜食に賭ける決断をした。この度は意識が違うが、周りには専門家はいなかった。
本を頼りに夢中で手探りの食養がスタート。
ところが、3ヶ月すぎると玄米の罠にかかる。体調がもとに戻る。
(脂肪がもともと多いため、肝臓に負担がかかる。
マクロビオティックの本には1口200回以上噛むようにと指示がある。)
どうにか見つけたのが、望診ができる精進料理の和尚さん。
見つけたのはSNS。
書いてあるコメントで、どれだけの知識と経験があるか
どうにか見つけたのが、望診ができる精進料理の和尚さん。
見つけたのはSNS。
書いてあるコメントで、どれだけの知識と経験があるか
だいたい分かるので、仕事で使うそうした判断能力を、
全力で自分のために初めて使った。
(2014年8月28日 阿佐ヶ谷の秋の花)
無神論者で現実主義者だったけど、初めて神に祈った。
「お願いだから、自分の先が見たい。
面白そうなんだ」
と、思いながらも、気力は低下傾向。
自分のために死ねるエネルギーもない。
(自殺者はエネルギーがあるんだよ、と言うのも、この時に教わった)
ならば、このなけなしのエネルギーを
他人のために使ったらどうなるんだろう?
役に立たない自分なんて、削ってしまえ、と。
性格なんて変わっていい。どうせ一人だ。
思考が変わった。言葉が変わった。
行動し始めると、「性質」は変わらないことが分かった。
「物語の先がある」と感覚だけ見えてきた。
江戸時代の運命学者「水野南北」は、自身の経験からも
「3年食を控えると、運命は好転する」と書いた。
食を変えて3年後、「東京なんて…」と思っていた私が、
上京することになった。
どんな人にも物語がある。
私は、そんな「物語」が大好きです。
全力で自分のために初めて使った。
(2014年8月28日 阿佐ヶ谷の秋の花)
無神論者で現実主義者だったけど、初めて神に祈った。
「お願いだから、自分の先が見たい。
面白そうなんだ」
と、思いながらも、気力は低下傾向。
自分のために死ねるエネルギーもない。
(自殺者はエネルギーがあるんだよ、と言うのも、この時に教わった)
ならば、このなけなしのエネルギーを
他人のために使ったらどうなるんだろう?
役に立たない自分なんて、削ってしまえ、と。
性格なんて変わっていい。どうせ一人だ。
思考が変わった。言葉が変わった。
行動し始めると、「性質」は変わらないことが分かった。
「物語の先がある」と感覚だけ見えてきた。
江戸時代の運命学者「水野南北」は、自身の経験からも
「3年食を控えると、運命は好転する」と書いた。
食を変えて3年後、「東京なんて…」と思っていた私が、
上京することになった。
どんな人にも物語がある。
私は、そんな「物語」が大好きです。
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