2011年05月24日

個人的オススメPV集

最近いろんな人と話す機会があったのですが、
話題にあげても自分の周りでかなり人気で、
よく作例として挙がるPVについて話しても意外と知らないって事があり、
これはもったいない!と思ったのでこの機会に、
自分の周りで人気で有名なPVを紹介させていただきます。





Star Guitar - The Chemical Brothers

好きなPV監督は?という話になると真っ先にあがる、
ミシェル・ゴンドリーの中でも特に人気のPVがこちら。
ただの車窓からの風景に見えるようで、よく見ると風景と音が同調してるという作品。
そこを意識しても、意識しなくても眺めていて非常に心地よい映像です。
コレを見たことあるとちょっとだけ電車に乗るのが楽しくなります。
ちなみに真偽はわからないですが、高画質でみるとうっすらと窓に車内が反射しており、
ケミカルブラザーズの二人が移ってるとの噂・・・?

またミシェル・ゴンドリーの作品ではこちらもおススメです。
http://www.youtube.com/watch?v=63vqob-MljQ
Kylie Minogue - Come Into My World





Aphex Twin  - Rubber Johnny

ミシェル・ゴンドリー並に自分の周りでは人気の監督、クリス・カニンガムの作品です。
この監督の作品は共通して、非常に気持ち悪く、
怪しく恐ろしい雰囲気に特化した作品ばかりなので、
この作品もまた、何度見ても非常に見ていて不安定な気持ちになりますね。
恐ろしいほどに曲と映像が同調しているというのに、心地よりも恐怖が増すばかりです・・・!
余談ですが、画面に衝突しているシーンは鶏肉を使っただとか。

またこちらもカニンガム&エイフェックスツインによる作品で、中でも代表作。
こちらも本当に気持ち悪い・・・!よく話題に出ますし、元ネタ盛りだくさんです。
http://www.youtube.com/watch?v=k0C4yOcPCLQ
Aphex Twin - Windowlicker





高木正勝 - Girls

曲も映像も高木正勝さんの作品です。こちらは完全に芸術作品ですね。
IRCにいたころは本当に人気だった気がします。
最初見たときは、何が起きてるかわからず、魅力もわからず、不安も感じられたのですが、
美しい旋律をバックに、元気にはしゃく女の子たちが絵の具のように描かれ、
非常にまぶしく暖かい、そして切ないようなアーティスティックな作品になっております。
高木正勝さんは映像であらゆる実験的な手法を模索されており、
どれもこれもアナログな質感があり非常に芸術的。
実際に1コマづつ手を加えられた作品もあるんだとか。

こちらも人気だったなぁ。自分はこれで高木さんの魅力が判った気がします。
心なしか曲の盛り上がりに伴い線も荒々しくなっていくのに目頭が熱くなります。
http://www.youtube.com/watch?v=xufG5lYRafQ
高木正勝 - Private Drawing





サカナクション - ネイティブダンサー

技法がうまい!といえばこのPVが話題にあがります。
なんと黒バックで歌い、踊るだけの作品。
しかもボーカルは上半身だけの撮影で、足元は別のダンサーでありながら、
ボーカルが歌ってるように見えるというギミック。
というのも、じっくりと見てると気づくようなチープなトリックであり、
実際非常に低コストなPV。ですが、こんなにもシンプルだけなのに、
終始リズミカル&カラフルな映像に目が離せなくなる、
非常に不思議な魅力を持った作品です。

またサカナクションのPVといえば、やはりこちら。
誰が見ても楽しく、わかりやすいギミックが詰め込まれた作品。
http://www.youtube.com/watch?v=vS6wzjpCvec
サカナクション - アルクアラウンド


Autechre - Gantz Graf

もはや、モーショングラフィック・デジタルアブストラクトの代名詞的映像でしょうか。
4分もの間、1音足りとも余すことなく映像で完璧に再現してしまっている、
恐ろしい程に音との同調をしてしまっている映像です。
世のモーショングラフィッカーに多大な衝撃と影響を与えた作品、
じゃあないかと思います。






Squarepusher - My Red Hot Car

非常に短い作品ですが、100%モーショングラフィックな作品。
終始、グイグイと変化しまくるグラフィックがたまらなく気持ちがいい!
モーショングラフィックやってる人なら一度は真似したくなるんじゃないでしょうか。






Gouryella - Ligaya

個人的に「トランスな映像・・・といえばコレ!」と
ガッチリと記憶が固定されてしまっている映像です。
この未来感と清潔感、浮遊感。心地よい映像のリズム、
細かな造形とタイポグラフィ。
見ているだけでどこまでもたまらなく心地のよい映像です。
もはや8年前の映像となりますが、一切古さを感じないのもすごいですね。
そしてこれから古さを感じるどころか、
この未来感とトランス感は薄れる気がしません。






SOUR - 日々の音色

見ればわかる、この面白さと凄さ、そして楽しさ。
発想・手間・技法など本当に驚き、関心することばかりですが、
何が素晴らしいって、その技術を使うことによって、
作品に果てしなく深みが付いてるところですね。
インターネットの普及・コンピューター技術の向上によって薄まった人間関係と人の重み。
そんな話を打破してくれるような、むしろそれらによって繋がれていく、
人々の繋がり、世界への広がり、
形が変わろうと残り続ける感情などが表現されてるような気がします。
本当に、本当に何度見ても素晴らしい限りの映像だと思います。


そして最後にこちら。
http://sour-mirror.jp/
SOUR - 映し鏡

こちらは、普通の映像ではなく、インタラクティブビデオと呼ばれるもので、
インターネットブラウザが限定されるため、
Google ChromeかSafariでご覧になってください。
読み込みが長く、ウィンドウが凄い事になりますが、どうかそのままお待ちください。
内容は言いません。
ただ、前述の日々の音色で表現された事をさらに深く描いてくれたようであり、
また、音楽のデータ化に伴う音楽市場の変化、
低迷化についての答えでもあるような気がしました。
こちらはもはや自分の人生の中で1番素晴らしいと思えるPVとなりました。
是非ともご覧になってください。



以上です。非常に長くなってしまいましたが、
この中にご存じなかった映像、既にご存知でした映像であり、
新しい魅力が発見できたのでしたら本当に幸いです。
またそれぞれが是非ともおススメしたいPVがございましたら、
各々のブログであれ、ツイッターであれ、皆さんにご紹介していただけると幸いです。
もっとみんなでPVを楽しみましょう!

hard_schranz555 at 23:53コメント(1) 

コメント一覧

1. Posted by 2M   2011年05月25日 00:46
全て拝見させていただきました。
音楽と映像は密接に関係してるものがあるんでしょうね。
どれも本当に素晴らしかったです。
ちょっと人生得した気分です^^w

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TOHRU MiTSUHASHi
トールミツハシと申します。
自称 映像製作者で、
過去に他多数の名義でも
活動しておりました。
よろしくお願いします。

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宿無しの活動も気楽でしたが、
一応まずはブログ開設しました。
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