吉田クライミング日記

フリークライマー吉田和正の不定期日記

2011年07月

7/31

昨日はかなり飲んで、ヤバめのことを書いたような気もするが、いつの間にやら削除してて詳しく覚えていない。

ひとつ自分として思うのは、あとから来る世代に対して恥ずかしくない生き方はしたい、と思う。

今日は一日 レスト。すっかり元気のなかった腰中ネコも、となりのネコに、ちょっかい出す元気を取り戻した。

私も頑張りたい。皆さんご同様に。

7/30 1

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夏本番の名寄見晴らし岩である。ひなたでは結構ヌメる、がもう10日もすれば秋風が吹きはじめ、さらに10日もすれば、ジャンパー必携になる。岩場には私達の他に10名ほどの人達。15年ほど前にアプローチ途中の採石業者が採石許可を営林署にもとめ、あやうくゴーサインがでそうになったが、地元の博物館の人が、少し騒げばきっと、中止になりますよ、と教えてくれた。署名活動したら、本当にアッというまに中止になってしまった。新聞によると、採石中止の理由は岩質が道路の敷石としてはふさわしくない、ことがわかったからだそうだが、はるか上流をボーリングしたみたいで、体裁を保った、というところだろうか。採石場はいつも見ながらとおるが、まだまだきれいな砂利山は健在のようで、地元の人々にも行政にも、頑張ってほしいと思う。

7/29

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S條くん、北海道上陸。 望岳台へ。下界よりは気温も5度ほど低いが、それでも今日は蒸し暑いようである。ブッダマンエリアにおいてS條早くもポテンヒットをかっとばした。(エジプトの手)の下ハングの左手の岩の上から取りついて後半ハンドクラックになるトラバース課題(コーナーに合流して終了) (酒呑童子 6c)に成功。その後夕立ちとなるも酒呑童子はアメにも強い。ヨシーダ課題も少し進んでいとうれし。

7/28と50肩考 3

さて肩も元に戻った。明日は登りたいところ。パートナーは今頃フェリーに揺られてるはず。

因みに朝食はパスタ180グラムほどに、ホッケ片身、豚肉80グラムほど、卵×1 スライスチーズ×1 コゴミ(収穫)トマト タマネギ適宜 ヨーグルト+きな粉 メロン(大家氏がくれた) +ビタミン、ミネラル剤とかなり多いほうではなかろうか。

ちなみに昨日朝は 食パン×2(5枚切り) ご飯軽く一杯 シシャモ×5 卵×2 トマト タマネギ適宜 タモギタケ(収穫) ヨーグルトキナコ グレープフルーツ 豆腐 でごわした。
登らない日は一日2食で、夕飯はもう少し重めにしている。夕飯ではパンや甘いもの、果物などはたべないようにしている。登る前日はたんぱく質は減らして午後から2〜3回にわけて炭水化物を大量にとる。何か書くほどにハジをさらしてる気もするが、聞くところによると(減量のため?)あまりに貧しい食生活をされてる方があるとのことなので参考までに書いてみました。

さてすっかり長くなった50肩のハナシ(推測)の結論を急ぎたい。

昨日のブログで(二頭筋長頭筋腱炎にさらなる首のズレがおきると→亜脱臼につながる、という定理を発見した!) というようなことを書いたが、あまりに予想したことがおこったので(以前にもちらっと書いたことがあると思うが)思わず大げさな表現になった。

50肩痛とクライマーの肩痛(突発的な力が加わったものは除く)の間に大きな違いはないと思われる。どちらも、そもそもの肩痛発生原因は頚椎5〜6番(本当は6番と断言したいところ)からの電圧不足(パルスの弱化)による。クライマーの場合、パルスの弱化は首周辺の筋肉疲労や生活習慣などでおこる頚椎のズレによるところが多い(神経経路での圧迫はおいといて)のに対して、50肩では椎間板の老化や頚椎周辺筋肉の変質によって引き起こされるケースが多いのだろう。

それによって、肩甲上神経と筋皮神経の電圧降下がおこって、さまざまな部位の筋肉硬直を引き起こし、(亜脱臼)やいろんな故障につながる可能性があるのは書いたとおりである。

少し違うのは50肩では、クライマーの肩痛に比べてよりいっそうの電圧降下がおきており、それが棘上筋などの麻痺に近い状態を起こしているとともに、肩関節の亜脱臼もともなっているケースが多いのではないだろうか?(当然のことながらクライマーの肩痛でも圧迫が強くなってパルスが弱まれば同様のことがおこるはずである)

因みに昨日私の亜脱臼発生時に強い硬直を起こしていたのは、おもに棘上筋(肩甲上神経、頚椎5〜6発)、棘下筋(同) 上腕二頭筋(筋皮神経 頚椎5〜6発) 肩甲下筋(肩甲下神経 頚椎5〜6発)などであるが、他に小胸筋(胸つけね)、鎖骨下筋(鎖骨下)、腕とうこつ筋、前鋸筋などにも硬直があった(これらも同様に頚椎5〜6発)。

よく50肩の人は肘を曲げて手を胸のあたりにつけて、ぐるぐる回しているのを見かける。これらは今書いた諸筋の血行を促進し、亜脱臼を治す効果があるのかもしれない(?)が、もう少しやりかたがあるようにも思える..




7/27と50肩考2

9ce174e0.jpg朝、外にでると待っていたムギワラトンボが西風に乗って夕張山塊から大挙来襲。スイーッととびまわる。これでブヨや蚊から解放される。

国道をはさんだ高台に拡がる、牧草地帯にいってみる。初めてきたが、美瑛を思わせる波うった地形となっていた。かなり広大だが入植者の半分がたは離農されたようで廃屋多し。農作業中の人から耳寄りな情報をキャッチ、近くの廃屋でちょいちょいネコ集会が開かれているようだ、というのである。

さて50肩である。不思議なのは筋肉バナシを書き出すとなぜか自分の身に似たことが起きる..という怪現象をこれまでたびたび経験してきたことだ..

今回の場合、昨日、二頭筋長頭筋腱が妙に痛くなった。先週末講習時の、かわったホールディングで肩に負担がかかったか、とマッサージをしたが、一発解決はせず。どうも頚椎6番に少し歪みが生じてるようで、6番横下の痛み(圧痛)のでてるところをもむと、長頭筋腱痛はなくなるが、またしばらくすると痛くなるということを繰り返した。意を決して首に紐をかけて引っ張ってみると、楽になった気がしたが、今日マッサージ中に突然悪化して、長頭筋腱痛(肩前)に加え棘下筋(肩後ろ)、肩甲下筋(肩甲骨の前)が一気に硬直したような感触があって腕をあげる(動かす)のがかなり辛くなってしまった。

これは、はからずも2年ほど前の冬に経験した状態である。
亜脱臼が起きたようである。弱いぶらさがりとアイロン体操をしてやるとおさまった。

ケガの功名みたいなもので、
二頭筋長頭筋腱炎+頚椎の歪み増える=肩関節亜脱臼という定理を私は発見してしまったのかもしれない。
同じことが50肩の場合も起きている可能性はある。

50肩の原因は肩のインナーマッスル(棘下、棘上、肩甲下、小円筋)の老化、部分断裂によると書かれた医学書を読んだことがあるが、そう考えるには無理がある。腕が挙がらないほどの断裂が起きれば若い人でも、手術しなければなおらないだろう。老化してるはずの筋肉が自力で回復するわけがない。それにある程度、突然痛みが起きて、また突然に痛みがなくなる理由が説明できなくなる。

吉田フリークライミングスクール(北海道)8〜9月の予定です。

8/27(土) 望岳台 B 初中
/28(日) 神居岩 F 初中

9/3(土) 名寄見晴らし岩 F 初中

/4(日) 名寄見晴らし岩 F 初中

/10(土) 青巌峡 B 初中

/11(日) 青巌峡 F 初中

/17(土) 美瑛 C(5.11〜5.13) 上

/18(日) 石垣山 C 初中

/24(土) 小樽赤岩 三岩塔 C 初中

/25(日) 小樽赤岩 西奥壁 F 初中

以上です。参加費は8000円/日です。

吉田スクールの日程は http://esaoman.web.fc2.com/schedule.htmlでもご覧になれます。

7/25と50肩考



ネコ×1は戻らず、だがなぜか死んでる気はしないので、探す..私の声が届いているのに逃げてるような気もする。理由は越中ネコがヨソ猫に走ったのと、この家は白黒ブチネコの縄張りらしいことだ。ネコ社会も山奥ぐらしの続いたヤツラにはカルチャーショックだったにちがいない。

50肩であるが、自分自身これまで数人の50肩の人にしかあっていないので、推測である。


50肩になると腕が上がらない、と皆さんおっしゃる。
横に腕をあげるには棘上筋と三角筋の中央部あたりの筋肉が必要。どちらも頚椎5〜6の神経支配である。

これまで拝見してきて、比較的若い人(30〜40代)で肩痛のあるひとには首を前に倒してもらって後ろからみると頚椎6番に左右のズレがあるケースがほとんどだった
が、50肩の人は左右ズレはないが、首が前に倒れる姿勢で首の5〜7番あたりの筋肉がガチガチになっていた。老化といってしまえばそれまでだが、まずはその周辺をやわらかくしてみるのが第一か?

腕がまるっきり上がらないということであれば頚椎5〜6発の肩甲上神経の麻痺に近いことがおこっている可能性がある。

7/24

7e3a198e.jpgN中氏、ツアー最終日。西岩峡へ、岩場の前のオプチャヌンペ川はダレも知らない森の中を濁りと水かさをまして今日もとうとうと流れていた。氏、涼しい時間帯に5.10を5本サラリとのぼり、スーパー十勝に乗って帰っていった。小さい身体ながら柔らかい股関節をいかしたスタティックのぼりが印象的。遠いホールドが苦手とおっしゃるが、デットポイントの練習を少しすれば、さらに変わりそうである。




7/23

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石垣山クラック講習。このところ講習がたびたび降雨中止となってたので、ホッとする。野崎村のエリアでやってると下から登山の人たちが登ってきてスゴい、と驚いていた。

ハンドジャムはコツをつかむと皆さんどんどん決まるようになるが、フィンガージャムは苦戦する人多し。理由を考えると

1.手のひらの厚いひとは虫様筋が(勝手に)働いて気が付くとにぎりになっている。まずフェースを登ってつかれてからやるか、第三関節にぐるぐる巻きにテープを巻いて曲がらないという状況をつくるのも手か?

2.手のひらのそれほど厚くないひとは、フェースを登るとき人差し指、中指、薬指の第一関節腱を使うことが多く、小指や第二関節腱をあまり使い慣れていない。傾斜の垂直程度までならそれでOK、かぶったものにはダンベル指先まで転がして巻き上げるなんてのが効くか?

7/22と肩2

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ツアー中のN中さんと、旭川に移動。春光台キャンプ場へ、広くて快適、しかも無料。
肩のはなし。おそらくほとんどの肩(前)痛もちの人に上腕二頭筋長頭腱の硬直がおこっているだろう。場所は肩関節上腕骨の前面のわずかな縦溝状の上。上腕二頭筋長頭腱はここを通過して肩関節内側の関節唇というところに付着している。上腕二頭筋長頭筋腱は場所さえわかればマッサージがかなり有効(写真)。また腱部だけでなく、ちからこぶの内側、外側がすべて硬直してるはずなので、そちらも要マッサージ。ひどくなると、腱部に断裂がおきたり、腱が溝からズレたり、関節唇がいたんだりするが、そうなるまでには時間がかかる。早めに手をうつことが重要だと思う。最大のポイントは、昨日書いたように頚椎5と6の横(やや下よりの椎間板の近く、写真)と肩甲切痕の上である。この部分のマッサージは一日何度も行いたいが圧迫ポイントをもんでも、すぐに硬くなった筋肉は軟らかくならず、一時的に痛みがひいてもまたすぐにぶりかえす。かなり広範囲に硬直した周辺筋肉にマッサージを加えなければならない(後述)

さてこれまで書いたように肩甲上神経と筋皮神経のトラブルが起きたとしても、もし筋皮神経が、鎖骨の圧迫をうけなければ、肩痛は肩の後ろ側だけになる。肩幅が広く、鎖骨下にスペースがある人ならば、そういうケースもあるだろう。

さて、ひとまず肩幅がそれほど広くなくて、その二つの神経が書いたような圧迫をうけたとすると、
肩の後ろと上では棘上筋、(棘上筋のインピンジ:腕横挙げの痛み は棘上筋をやわらかくするとほとんどなくなるようである)、棘下筋、肩板に硬直が起きる→ここにもってきて痛みをおして激しいクライミングをくりかえす(身体があたたまってこれらの硬直がゆるんでくると痛みはへってくるが、さめて硬くなるとまた痛みがでる)→徐々に棘下筋や棘上筋の腱板付着部が損傷してゆく。

また腱板(肩関節)周囲炎も起きるだろう。ここまではあまり無理なく説明できる。

問題は50肩である。
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