腰を悪くしていたとき、あたかも故障が飛び火したかのように、全身あちこちの筋肉や関節の調子が悪くなってしまった。肩もそのひとつだった。なおったかと思うと再発したりしてかなり長い期間患った。症状は腕をあげていくと肩の前のほうに痛みがでるがあげきると痛みはきえる。手術を考えた時期もあったが、コシをなおすために全身マッサージをするようになって痛みがでなくなった。やはり筋肉の硬直化が故障の原因になっていたようだ。このことについて自分の考えを書いてみたい。肩のインナーマッスルは4つ。これらの筋肉はいずれも肩関節と肩胛骨を連結している。2つは背面、1つが上面、1つが前面から連結している。故障のほとんどは、このインナーマッスルのひとつで上面を連結する(棘上筋)に発生する。腕を挙げる動作の中で(棘上筋)が、上腕骨と肩峰(肩胛骨の一部)の間にはさまれて痛みがでたり、棘上筋の肩関節についている部分が裂けたりする。これらをおこさせる原因と考えられているのは、強い衝撃
、あるいは棘上筋の老化、またカルシウムの沈着も原因とされる(がなぜ沈着するかは原因不明となっている)。自分の場合、棘上筋が2つの骨にはさまれて痛みがでていたのか、はたまた棘上筋の付け根が傷ついていたのかはさだかではない、がこの筋肉から痛みがでていたのは場所からしてまちがいない。当時この痛みのある棘上筋の肩関節の付着部分をずいぶんとアイシングしたが効果はなかった。ところが4つあるインナーマッスルのうち肩関節と肩胛骨の後面をつなぐ2つの筋肉(棘下筋と小円筋)をアイシングすると症状がやわらぐのが不思議であった。その後のマッサージ経験とあわせて私が考える肩痛(棘上筋痛)の原因とは次のようなものだ。首から来る神経障害でこれら4つのインナーマッスルや肩胛骨を取り巻く筋肉群が硬直化する。それによって肩関節の動きは制限される。一方、棘上筋自体にも硬直化がおこるのだが、この硬直化が長くつづくと筋肉からは次第に水分がぬけてひからびたような状態になる。この状態になると
筋肉はのびることも縮むこともできなくなって脆くなる。 またこの硬直化によって肩関節と肩胛骨の隙間が狭くなることが考えられる。カルシウムは筋肉中にたくさんあって筋肉の収縮には欠かせないものだが、収縮できなくなった筋肉からそれが放出されても不思議ではないような気がする(これは想像)。 つまり自分の考える肩痛の原因は頚椎の異常からくる筋肉の硬直化による肩関節の可動域の減少、棘上筋の弱化、肩関節と肩胛骨の隙間の減少にあると思う。(つづく)