再生可能エネルギーを考える②再生可能エネルギーの本質を探る

前回、第一回目として「まずは世界のエネルギー事情を知る」でまずは世界の地域特性にあったエネルギーと何かについて調査し、考察しました。

今回は、再生可能(自然)エネルギーについて深く掘り下げてみたいと思います。

なお、孫正義氏の「電田プロジェクト」を素晴らしいと心から感銘を受けており、否定するつもりは毛頭なく、強く期待しております。しかしながら、過去の原発神話と同じ轍を踏まずに、ただ信じるだけは無くしっかりと疑い考え抜く事を目的としたいと考えております。


感情に流されずに、現実を直視する勇気が今の日本人には求められていると強く感じています。

(参考文献)

武田邦彦氏は、この2つの書籍の中で、再生可能エネルギーについて大きく下記の4点を指摘しております。
①再生可能エネルギーは全て太陽エネルギーが元である
②再生可能エネルギーが地球に優しいウソ
③日本の国土面積人口密度を考えると再生可能エネルギーの比率は上げられない
④石油は高騰しているため石炭発電強化した方が良い



それではいつも通り、一つずつしっかりと検証していきたいと思います。

①大半の再生可能エネルギーは全て太陽エネルギーが元である
風力発電のエネルギー源となるは、太陽エネルギーの偏在を元に気圧のバラツキが起きて発生するもので、同様に水力発電のエネルギー源太陽のエネルギーが元となっています。


②再生可能エネルギーは地球に優しいウソ
環境漫談家とも揶揄される武田邦彦氏らしい視点で、自然にあるのものを活用すれば自然に負担をかけないのではという落ち入り易い思考に対して、警鐘を鳴らしています。

武田邦彦氏は書籍の中で、長崎県佐世保市における調査/シミュレーション結果を例に挙げ、如何に再生可能エネルギー自然に負担をかけるかを説明しております。

武田邦彦氏の調査のきっかけは、佐世保市前市長である光武顕氏の「市議会で佐世保市の発電を全て太陽光発電にしたら自然環境はどうなるかを検証したい」という依頼を受けた事でした。

シミュレーションの結果は、下記の恐ろしい結果でした。

佐世保市の電力の内、8%太陽光発電でまかなうと仮定し、市周辺の野生生物は太陽光を奪われ死滅する

この結果を踏まえ、当然ですが、佐世保市市議会は太陽光発電の構想を見送る事にしたようです。

そもそも発電所において、電気へのエネルギー変換効率はかなり良くても40%半分以上のエネルギーは電気に変えられずに中途半端な熱となって外界へ放出されます。原子力、火力、水力、風力ともにタービンを動かす物理エネルギーに一旦変換し、タービンから電気を作り出すため、二重にエネルギーの効率は落ちる事になります。

水力発電所における自然破壊は分かり易く、川の勢いを無くし温めてしまう為に、川の水は淀み、川に生息していた生物は水質の変化によって死滅させられ、生態系が壊されるというものです。

風力発電所ができた頃は「風量発電によって風が弱まる事は無い」と信じられていたようですが、エネルギー保存の法則を考えても、自然から風の力を奪えば、その風に恩恵を受けていた生物が影響を受けるだけでなく、空気の浄化作用の低下などの自然破壊が起きることは大なり小なり想定できます。

地熱発電についても、その地熱恩恵を受けている動植物やバクテリアなどの微生物が織りなって生態系を維持していることから、自然環境への影響は無視できないのかもしれません。


③日本は国土面積人口密度を考えると再生可能エネルギーの比率は上げにくい
前回「まずは世界のエネルギー事情を知る」でも書きましたが、日本は国土人口密度から考えれば、ノルウェーニュージーランドのように自然エネルギーの比率を上げる事は難しいと感じます。
 
(各国の人口密度の各種発電量の割合)
ele4


自然破壊は、人間の自然エネルギーの消費量自然エネルギーの全体量バランスが崩れて起きるものであるとイメージする事ができます。エネルギー保存の法則がある限り、自然エネルギーは少なからず自然を痛めるのが必然なのかもしれません。


④石油は高騰しているため石炭発電強化した方が良い
太陽光発電について、武田邦彦氏はかなり悲観的な印象を持っているようで、

30年間補助金があっても採算が取れない事業は実現する可能性が低い

と断言しています。

同時に、太陽光全体のエネルギー量は多いものの、非常に薄いエネルギーであるため、その点でも実現が困難ではないかと説明しています。

武田邦彦氏は、「原発大崩壊!第2のフクシマは日本中にある」の中で、化石燃料は8000年は取れ続けられるとしながらも、現在の日本に一番向いているのは石炭発電であるとしています。

石炭日本の国土にある資源であり、採掘の危険性も昔に比べて大幅に低下し、現在はほとんど運転されていないものの、国内に石炭発電所が多数あることを挙げております。



私は、過去の30年間は、目先の利益に為に原子力推進に大きく流れた科学者達や原子力推進に極端に偏った国家予算を考えれば、まだ太陽光発電の可能性はあるのではと考えております。

孫正義氏電田プロジェクトに期待し、応援したいと考えております。

霞ヶ関の官僚原子力の御用学者ではなく、孫正義氏のような民間敏腕ビジネスマン真のプロフェッショナルなら、最小限の自然破壊に抑えて太陽光発電を実現できると期待しております。

 



(参考文献)  
     

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コメント一覧

1. Posted by 孫正義はないでしょう   2015年03月23日 16:01
武田先生を利用して孫正義でまとめですか・・・
例によってコメントが付いてなさそうなので
検閲されるのでしょうけれど

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