「節電ブーム」で得するのは誰か? 誰が損をし続けるのか?

前回の記事、「それでも電力は足りている! — 原子力推進強行派による計画停電の脅しに屈してはならない!」を読まれていることを前提として「節電ブーム」について考察したいと思います。お読みになられていない方は、お読み頂く事をお勧め致します。


今回は、何故、日本全国で「節電ブーム」が巻き起こっているのか、「節電ブームで誰が得をして、誰が損をするのか」まで深堀りして考えてみたいと思います。

現在は、原発が無い地域、原発を止めても全く影響が無いと分かっている地域ですら、「節電」を意識しています。

まず、政府を始め、大手マスコミも「節電」をアピールしているから、このような「節電ブーム」が起きています。実は全く不要だった計画停電を実施し、不安を煽っているわけですから効果は絶大であることは言うまでもありません。


では、何故、政府も大手メディアも「節電」をアピールするのか、それは「原子力関係だけでなく、電機メーカを始め、大きな利権が動く」からであると論理的に説明できます。

まだまだ使えるテレビ、冷蔵庫、クーラーを捨てさせ、新たに消費電力が少ない家電に、わざわざ購入させようとしています。

大手メディアにしてみれば、節電が必要と訴えれば、節電商品を売りたい電機メーカ、量販店から数多くのCMを流し続ける事ができます。もしかしたら避暑地への旅行を増やしたい旅行代理店からもCMが増えているのかもしれません。


それでは改めて「電気が足りない」プロパガンダ(情報操作による洗脳)で得をする人と、その目的を紹介したいと思います。

する人=下記の①~⑧に関わる人達】

①原子力行政に関わる官僚
50年前のカビの生えたエネルギー政策である原子力推進をして、継続的に公益法人、独立行政法などの天下り先を守る事が目的。同時に予算を減らされたく無い事が目的。

②政治家
電力会社、電事連、その他産業界からの企業献金及び、行政機関の労働組合からの関連企業の労働組合からのが目的。

③電力会社
電力会社は、新たな原発の開発が再開できれば設備コストをこれまで通り上げ続けることできる。
全てのコストから3%の利益を上乗せして電気料金を決める事ができる為、設備コストを上げて利益額を上げたい。

すなわち、継続して原発を増設し利益額を最大化し続ける事が目的。

同時に、原子力発電所がそもそも必要が無かったことを明らかにしたくない。
更に、原子力発電所のコストが一番高いことを明らかにしたくない。

④電機メーカ御三家(東芝/三菱/日立)
原子力発電所の設計~製造~維持メンテ費用からの莫大な利益を維持しつつ、更に「節電」家電を売る事が目的。

⑤御三家以外の電機メーカ
「節電」家電を売る事が目的。

⑥大学などの研究機関(アカデミズム
官僚からの研究予算、原発推進企業や似非エコ企業からの研究費を継続的に受ける事が目的。

⑦大手メディア
東日本大震災の影響による不況もあり、電機メーカからの広告費を取る事が目的。
東京電力以外からの電力会社からの広告費継続的に得る事が目的。

⑧銀行
巨額の設備投資が行われ続ける事により、決して潰れない電力会社への融資による利息という利益を得る事が目的。
東電が潰れなければこれまで通り多額の配当と利息で利益を上げ続けることができる。


ずいぶん前に書いた「ガンジーと原発 — 原発問題の本質に「7つの大罪」あり」に書いた通り、これまでも原子力を推進してきた本質には、悪しき資本主義の歪みがあることは明らかです。

私は資本主義自体を否定しておりませんので誤解のないよう、下記をお読み頂ければうれしく思います。


それでは、逆に「電気が足りない」というプロパガンダで損をする人と、その理由を明確にしたいと思います。

をする人 = ①~⑧に全く関わりの無い一般の国民】

(理由)
先進国で最も高い電気料金(アメリカの2.5倍~3倍)を払い続けているから。
高い電気料金により大半のメーカは海外に工場を移転したため、失業率が高まっているから。
企業競争が熾烈を極め、社会の厳しさから自殺者うつ病患者が増え続けているから。
電力会社の上がり続けるコスト(設備コスト、人件費、CM代、原油の高騰、etc)から3%上乗せされた電気料金をこれからも払い続けるから。
東京電力の救済の為に税金を使われるから。
計画停電の脅しと「節電」プロパガンダにより節電家電を買うための出費が増えるから。
復興支援社会保障というウソの名目で本当は必要のない増税をされ、搾取され続けるから。
何よりも本当のことを知らされずに騙され続けているから。

これらの現実を勇気を持って直視し、将来の不安危機感に変えることが今は求められていると思います。

一昨日の「福島の子供達を守る政府間交渉」で「原発事故から100日も経過しているのにも関わらず、尿検査した10人全員が内部被曝している」事が明らかになりました。

専門家によって意見は分かれますし、このような事を書きたくありませんが、最悪の想定では、数万人の子供達が白血病や甲状腺ガンなるという説すらあります。

しかしながら、それでも未だ全く危機感の無いTweetを数多く拝見しました。

もしも今日、菅総理が「脱原発解散総選挙」を行ったとしても、原子力推進派が勝ってしまうかもしれません。

現実を知らない人現実を知っても危機感を全く感じていない人が多いためです。

私はこの事に危機感を募らせております。しつこいですが、不安では無く危機感です。

「脱原発」をきっかけに「日本の未来を良くしたい」人は、是非、私のTweetもご覧下さい。
(私のTwitterのアカウントは「そふたん」です。)

この危機感から厳しいこともつぶやきますが、リツィート(RT)して情報を拡散していただければと考えております。もちろん正しいと感じたことだけで結構です。

今は、正しい情報を拡散すること、危機感を共有し、勇気を持って行動する事が求められております。





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hardthink at 15:00コメント(2)トラックバック(0)震災/原発 | 政治 

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コメント一覧

1. Posted by トマトママ   2011年07月05日 10:50
おっしゃること、まったくそのとおりだと思います。
悪しき資本主義の歪みを感じまくっていました。
よくぞ理路整然とまとめていらっしゃると賞賛したいくらいです。

そして、利益のうまい汁を吸っている輩の思う壺のごとく操作されてしまう国民感情・・・・・
何も考えない人々。悲しく思います。

今、必要なのはおっしゃるとおり「危機感」なのに、怖いものは見ない!!見たくないと目をそむける方の多いこと・・・現実を直視する勇気すら持ち合わせていないのでしょうか??

これがはっきりと発病により、子供たちの悲劇が現実感を持って見ざるを得なくなった時では遅いということ、しっかりと認識していかねばと思っています。

今、最優先でやらなければならないことは、経済を守ることじゃない!国民を守ることなのに!!

私は決めました。
守ってくれないのなら、自主自衛です!!
逃げるのではなく、地元で戦うことにしました。
この現状では日本で逃げ場はなくなります。

葛飾区に住んでいるのですが、町中が除染に勤めれば空間線量は落とせる。と同時に内部被曝も減らせるのではと。それによって子供たちの悲劇を減らせるのではないか?と思い始めています。
少々乱暴な意見ですが、下水などに集まったのなら、線量が上がれば上がるほど、行政は動かざるを得なくなるでしょう。
集まったものの処理くらいやれと!!

「鳴かぬなら鳴かせて見せようホトトギス」です。

やつらが国民のために動かざるを得なくするように手を打つ。
知恵比べです。

2. Posted by ヨシア機   2011年07月07日 18:41
5 はじめまして

TOCの検索から来ました。

ひとつ記事を拝見し、非常に興味深く思って過去の記事を全部読もうとしているところです。

3月の途中まで読みました。


すごく勉強になりそうです。
これからもよろしくお願いいたします。



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