実際にデータを見てみよう⑮国境なき記者団が公表した「世界報道自由ランキング」を考察する

今回は、久しぶりに実際にデータを見てみよう」シリーズを書いてみたいと思います。

私が一次情報の取得から考察までを行うことを重要視している理由については、以下の記事をお読み頂ければと考えております。


先月末、国境なき記者団が2013年度の「世界報道自由ランキング」を発表し、日本のランキング22位から53位へと大幅に下落した事がインターネット上で大きな話題となりました。

<国境なき記者団>CLASSMENT MONDIAL 2013

そもそも国境なき記者団とは何かと言えば、言論の自由(または報道の自由)」の擁護を目的とした非政府組織(NGO)で、1985年にパリで設立されたそうです。

<WikiPedia>国境なき記者団

所詮、NGOのまとめた情報であるためか、或はかねてより国境なき記者団日本の記者クラブに対して非常に厳しい提言を行ってきたためか、2013年度の「世界報道自由ランキングについてはあまり日本の大手メディアで大きく取り上げられておりません。

ストレート・ニュースを配信する時事通信によると以下のように紹介されておりますが、何が根本原因で日本の報道の自由度ランキングが大幅に下落したのかまで言及されておりません。


<抜粋>

【パリ時事】国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(本部パリ)は30日、世界179カ国・地域を対象とした報道の自由度に関するランキングを公表した。日本は、東日本大震災後の東京電力福島第1原発事故に関する情報アクセスに問題があるなどとして、前年の22位から53位に急落した。
 イスラム武装勢力が北部を占領しフランスの軍事介入を招いたマリは、2012年春のクーデター後に記者への暴力行為が増えたとして前年の25位から99位に後退。一方、最下位グループ常連だったミャンマーは、民主化への取り組みが評価され169位から151位に、アフガニスタンは150位から128位にランクを上げた。
 エリトリア、北朝鮮、トルクメニスタン、シリアのワースト4は前年と同じ。北朝鮮に関しては「金正恩体制発足後もニュースや情報の完全な統制に変化はない」と厳しい評価を下した。トップ3はフィンランド、オランダ、ノルウェーで、上位のほとんどを欧州諸国が占めた。

ここで改めて日本のランキングが22位から53位大幅に下落した理由原文のレポートからピックアップすると以下のように書いてあります。

<原文>
Japan resorts to press restrictions.

Japan, demoted from 22nd to 53rd place, recorded the biggest drop of any Asian country.
The reason was the ban imposed by the authorities on independent coverage of any topic related directly or indirectly to the accident at the Fukushima Daiichi nuclear power plant. Several freelance journalists who complained that public debate was being stifled were subjected to censorship, police intimidation and judicial harassment. 
The continued existence of the discriminatory system of “kisha clubs”, exclusive press clubs which restrict access to information to their own 
members, is a key element that could prevent the country from moving up the index significantly in the near future.

<Excite翻訳(機械翻訳)>
報道制限への日本のリゾート。
 
第22から53番目の場所へ降格された日本は、アジアの国の中で最も大きな低下を記録しました。
理由は、福島第一原子力発電所で事故と直接あるいは間接的に関係する任意のトピックの独立した報道についての権威によって課された禁止でした。
公開討論が抑えられていると苦情を言った数人のフリーランス・ジャーナリストは検閲、警察威嚇および司法のハラスメントにさらされました。
「kishaクラブ」(自分のメンバーに情報へのアクセスを制限する排他的な記者クラブ)の区別となるシステムの存続は、国が目先の中でインデックスを上へ著しく移動するのを妨げることができる重要な要素です。

国境なき記者団のレポートは、福島第一原発事故における報道の問題を僅か数行で的確に表現しており、その言論の統制を切り崩そうとしたフリー・ジャーナリストが警察や司法から迫害を受けていた事実までを明らかにしております。

そして日本の報道の自由を阻害している根本原因として記者クラブ」問題が挙げられており、福島第一原発事故の報道の問題はあくまで表面上の問題であると読み取ることができます。

先の時事通信の報道においては、この記者クラブ問題への指摘については一切無視されております。

私も記者クラブ問題について、幾つか記事を書いておりますが、国境なき記者団の表現は、非常に的を射ていると感じております。

せっかくなので、日本の報道の自由度のランキングが2002年から現在まで、どの様に推移してきたかも分析しておきたいと思います。

<日本の報道の自由度ランキングの推移>
20130212-1

20130212-2

表、グラフで見てみると、日本のランキングは大きく前後してきたことが分かります。

また、これまでの最高順位であった11位というランキング自体が、日本の報道のレベル過大評価し過ぎたものであるとも感じますし、今回の53位という順位は、そもそも妥当な評価であるとも感じます。

東京新聞の長谷川幸洋・論説副主幹によると、日本の報道における記者クラブ問題は、非常に根が深い既得権益構造的問題であるとされております。


日本の報道の自由度ランキングの大幅下落の根本原因とされた記者クラブの問題を、日本のメディアが報道しない時点で、日本の報道の自由度の低さ記者クラブにおける既得権益構造の根深さが理解できるかと思います。
 

私が本当に問題として捉えるべきと考えている点は、決して53位という順位では無く、日本人の報道に対する信頼度が高過ぎるという点です。

<世界各国のマスメディアに対する信頼度>

私は、国境なき記者団がまとめた「世界報道の自由ランキング」53位とその理由と根本原因を把握した上で、多くの人がもう少し報道を疑った方が良いと感じております。


今回はデータを見るというよりは、原文(一次情報)を読むという試みでまとめてみました。

報道の大元の情報を入手し、考察することにより、一般的なニュースを読むだけよりも深く物事を捉える事ができたのでは無いかと感じております。


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