前回でT-BASICカートリッジ内のイメージを読み出すことができたので、これを使ってPASOPIA用ROMPAC1互換ボードの動作確認を行う。
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 実験のため各種信号をenable/disableするスイッチ、RAMも搭載できるようバッテリバックアップの回路も入れてある。今回はROMのみの動作確認のため使っていない。
PASOPIAPAC1-pcb

PASOPIAPAC1-sch

 さてROM 27C512の前半32Kと後半32Kに同じイメージを焼いて確認。Arduino MEGA+PASOPIARW基板ではちゃんと読めた。さて実機のROMPAC1スロットに装着してみたが……動かん。
 純正のT-BASIC ROMPAC1カートリッジでは動くのでどこかに違いがある。ROMPAC1を調べ直してみた。

 ROMPAC1 T-BASIC PROGRAMS PA-7520 32KB。
2764(8KB)タイプのマスクROM 4個、LS138、LS08。LS138はおそらくROMのチップセレクト用。
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PASOPIAPAC1-logic-sch
 外部ROMは0x0000-0x7FFFまでが有効。A15は来ているが特にデコードされていない。
 カッコ内はPASOPIA7テクニカルマニュアルでの端子名。X2CLKはPASOPIA7からのクロック出力信号だがPASOPIAではカセットセレクトの入力信号*CSTENとなっている。これはPAC1内のROMが有効なときにenableになる。この箇所はオープンにしていた。*CSTENが有効な間はPASOPIA内部DRAMの*CASが抑止され、読み出せないがデータは保持される状態になる。

 ROMPAC1互換基板の修正は、同等の動作となるよう27C512の*CSを*CSTEN(X2CLK)に接続する。
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 これで動作した。27C512の前半32Kと後半32Kを切り替える機能も確認できた。基板は次回修正時に*CSTENを設定できるように反映する予定。

 さて疑問があってPASOPIA7にT-BASICのカートリッジを挿したらX2CLKとぶつかってしまうし実際動かなかったのよね。PASOPIA7では言語カートリッジを出す予定はなかったんだろうか。また、ROMPAC1はゲームカートリッジとしても使えたはずだけど出なかったですね。PASOPIA7が売れたら出る予定だったんだろうか。