PASOPIA IQシリーズは東芝が独自路線からMSX規格に変更したパソコン。 HX-22はHX-20シリーズの最上位機種で、この時期では珍しくRS-232Cインターフェースを内蔵している。
MSXでは珍しい、ステレオサウンド出力が可能だった「東芝 HX-20」
(AKIBA PC Hotline!)
HX-20が基本でHX-21はアナログRGB対応、HX-22は加えてRS-232Cというグレード。HX-22を分解して気になったのは以下の記事の写真にあるHX-20とマザーボードが異なることだった。
パソピアIQ(HX-20)を分解!
(濃飛樹脂軌道)
子基板の変更だけで対応しているのではないのか。ロットにより異なるのか。気になってしかたがないのでHX-20を入手し確認した。
HX-20背面 RS-232C付近のパネルは外せる。
HX-22背面 パネルは一体化。アナログRGB出力とRS-232Cのコネクタ、ON/OFFスイッチがある。

HX-20底面ラベル 消費電力12W。
HX-20 AV出力基板 マザーボードとは10Pのコネクタで接続。
HX-20電源基板
HX-20マザーボード

HX-22のRS-232Cボード

マザーボードは部品はほぼ同じだがレイアウトが異なる。一番の違いはVDPで、HX-20はTMS9918 TMS9118、HX-22はTMS9928を搭載している。TMS9928は外付けのディスクリート回路でアナログRGB出力が可能だが、そのあたりはAV子基板に実装されている。しかしレイアウトを変えるほどの変更が必要だったのだろうか。HX-21はアナログ出力対応なのでマザーボードとAV子基板はHX-22と同一と思われる。
マスクROMはTMM23256P 2013と2014で、HX-20とHX-22で共通。つまりHX-22で使えるRS232C拡張BASICがハードウェアさえあればHX-20でも使えるはず。HX-21でもおそらく同じで変える理由がない。
電源基板はRS-232Cの信号を背面に通すおもしろい構造。おそらくはRS-232Cに必要な±12Vをここからもらっている。HX-20ではインダクタが省略されているので-12Vが出力されないのかもしれない。
アナログRGBのコネクタはヒロセRP13A。
とりあえずは目視で確認できる範囲でだが、HX-20とHX-22(HX-21)でマザーボード基板が大幅に変わる理由がよくわからない。
※追記
@sunagawa_keikiさんの指摘でDRAM数が違うんじゃないかということで見直したらHX-20のVDPはTMS9918ではなくTMS9118でした。これは16kbit DRAM(4116) 16個→16x4bit DRAM(MB81416-2) 2個の変更があります。これにより-5Vの供給はなくなっていると思われます。
※追記2
TMS9918の互換チップで東芝製のT6950というのがあるらしい。HX-20に搭載という記事があるがこのモデルはTMS9118なのでロットによって違うのかもしれない。








