まごころせいじつ堂

浜町庄金 研究開発  マイコンで遊んでばっかりで

2019年08月

SANNO Primary Compter 84S(SORD M5 Jr.)にビデオ/オーディオ出力端子をつける

 m5 Jr.にビデオ出力端子を取り付ける(RETROPC.NET)をやってみただけの記事です。

 基板右上のRFモジュレータ近辺。R4左端にVDP TMS9918AのCOMVID出力(36PIN)、すぐ下のR3左端はGND。RFモジュレータの左端の端子はSN76489のAUDIO OUT(PIN7)。GNDは下のCC3電解コンデンサあたりから。
2019SANNO-01


2019SANNO-02

 カセットI/FとRF切り替えの小基板の上にエポキシ系接着剤で固定できるようケースを削る。これはいい感じにできたと思ったら

2019SANNO-03

 上のほうの削り方がへたくそだった。
2019SANNO-04

 これで3.5mmステレオプラグ-RCAピンプラグのケーブルを使用するとAV出力が使えます。

 一部のディスプレイで音にノイズが乗るのでSN76489のオーディオ出力直出しはいいんだっけかと調べてProgress on Audio (BMOW)を参考に330μF-10Ωを付けてみました。これはノイズ対策ではないので結果としては変わらず。ビニール線ではなくシールド線を使ったほうがいいのかも。

2019SANNO-05



SANNO Primary Computer 84S(SORD M5 Jr.)基板写真

 SANNO Primary Compter 84S。外観からわかるようにSORD m5 Jr. 。海外ではSORD M2 Computerという名前らしい。

2019SANNO-a

 底面のラベル。産業能率大学が販売してたようだ。なので、サンノープライマリーコンピューターと読むのかな?SANNOの後継シリーズはMSX。

2019SANNO-b


 キーボードは上部2箇所のツメで固定されているのだが……

2019SANNO-d

 強力な両面テープで貼り付けてあった。底面のネジ3個を外せばカバーを外せる。

2019SANNO-e

 内部。かなり余裕がある。スイッチング電源を内蔵している。

2019SANNO-c

 メインの基板。基板名はM2C-01A。プリンタインターフェースの端子はない。

2019SANNO-f

 メイン基板裏面。ジャンパはない。

2019SANNO-g

 SRAMはHM6116が2個で4Kバイト。HN61364PはマスクROM。

2019SANNO-h

 RFモジュレータのチャンネルを切り替えるスライドスイッチとカセットインターフェースのジャックを載せた小基板。右側はRFモジュレータ。カセットのモーターを制御するリレーはない。

2019SANNO-i

 スイッチング電源。

2019SANNO-j


 さて、内蔵しているIPL ROMはSORD M5(TAKARA ゲームパソコンM5)と違いはあるのだろうか。簡単なチェックサムを取ってみた。結果は一致。IPLROMの内容は同じものと思われる。

2019SANNO-l

タカラ ゲームパソコンM5(SORD M5) 基板写真

SORD M5(OLD COMPUTERS.COM) ←これによるとチェコスロバキアではやったと。

タカラ ゲームパソコンM5はキーボードの色がSORD M5と違って青っぽい。手前の底面3ヶ所のネジを外すと簡単に分解できる。黄色い部分のカバーははめ込んであるだけ。

2019TAKARAM5

 シールドをはずしたところ。シンプルですね。ROMカートリッジははんだ面が手前になる。

2019TAKARAM5a


 基板名はM5C-01。空きエリアにROM用のソケットをはんだ付けしたのは気の迷いですので以降無視してください。

2019TAKARAM5c

 裏面。

2019TAKARAM5d

 ビデオ・オーディオ出力、キーボードのコネクタ、カセットI/F用のリレーなど。

2019TAKARAM5e

 CPU Z80A(LH0080A)とカスタムICのSORD GA015。GA015がアドレスデコード全般を担っているおかげで部品点数が少なくなっている。GAはたぶんゲートアレイのこと。

2019TAKARAM5f

 プリンタI/F、カセットI/F、電源コネクタ、カートリッジスロット、IPL ROM。

2019TAKARAM5g

 IPL ROMの下に2Kx8のSRAMが2個。その左にSN76489。CPUの下はZ80 CTC(LH0082A)。

2019TAKARAM5h

 VDP TMS9918Aと16Kx1のDRAM 8個。VRAM。

2019TAKARAM5i

Další z mnoha BlogůにあるSORD M5の回路図だとTMS9918A(コンポジット出力/60Hz)のかわりにTMS9929A(コンポーネント出力/50Hz)があってその出力に多数の回路が付いているがこれは海外仕様かな?

2019TAKARAM5l


SORD M5 ROM/RAM EXPANDER(ROMカートリッジの改造)

 SORD M5のROMカートリッジの基板を見ていると空いたパターンに部品を実装したら簡単に拡張できそうな気がするのでちょっと考えた。BASIC-Gは16Kバイトなので2764を1個にするより27128あたりで載せられそう。そうすると空いたROM1の場所に32KバイトRAMを実装できるんじゃないか?ではデコーダをどうするか。TTL 1個でできるか?

 ROMのCSはROMCS0(2000-3FFF)、ROMCS1(4000-5FFF)の2つだが同時にアサートされることはないのでXORで2000-5FFFの16Kバイトをセレクトできる。A13をスイッチで反転することで16Kバイトの前半と後半を入れ替えて8KのROMイメージを切り替えられるようにする。A14,A15はROM 27128/27256/27512内のイメージを選択できるようにする。SRAMについてはA15を反転して*CSに与えることで8000-FFFFにマップする。これが74LS86(74HC86) 1個でできた。
SORDM5_2019-08-14 00_22_39

 LS86をLS139の空きパターンに実装する検討。GND側に寄せてICソケットのピン上げ、基板の上側と下側で配線。パターンカットと部品面/半田面へ配線を渡す穴も必要。
2019SORDROM0


 さて改造。基板上ROM0,ROM1,LS139の端子部分のハンダを抜き、ROM0に実装されているBASIC-IのROMを外す。私はカプトンテープで周囲を保護してからハンダ取り外しキットの低融点はんだで外しました。
2019SORDROM1

 部品面での配線カット。
2019SORDROM2

 ハンダ面での配線カット。
2019SORDROM3

 ここまでやってからROM0,ROM1にソケットを実装し、カットした配線をジャンパ線で戻して動作確認。
2019SORDROM4

 このBASIC-Iカートリッジは動かないという説明のTAKARA M5と同時に入手したのですが、このカートリッジ上で*WEとA12がどこかでショートしてました。*WE近辺をカットして動作。

 LS86を実装するための準備。カプトンテープでソケットの端子と基板を分離、パターンカット、配線を逃がすためのバカ穴あけ。
2019SORDROM5

 こんな感じの立体配線に。
2019SORDROM6

 先にSRAMの方を配線し、BASIC-IのROMを起動すると本体内蔵の4K+32K=36Kバイトを確認できます。
2019SORDROM7

 さてA15/A14/A13RでROMイメージをセレクトするスイッチですが、SRAM 6116の空きパターン上に基板を重ねて実装することに。写真右下にバカ穴。ここからA15/A14/A13Rの信号線を引き出し。
2019SORDROM8

 できました。
2019SORDROM9

2019SORDROM9R

 思ったとおりにいったので満足度は高いのですが、プリント基板を作製できるスキルのある方はそちらが楽だと思います。また、BASIC-Fはイメージが20Kバイトなのでこの改造では動作しません。おそらくカートリッジ基板が異なると思われます。




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SORD M5 ROMカートリッジ調査

 SORD M5のROMカートリッジについて。

 基板上にM5E-00の文字。レジストなしの両面基板。SRAM 6116(2Kx8)のパターンが2つ、ROM 2764(8Kx8)のパターンが2つ、16pinのTTL、RAMのアドレスデコード用74LS139のパターンが1つ。
2019SORDM5ROM1

右の方からRAM0、RAM1、ROM0、ROM1と呼ぶことにする。BASIC-IやゲームのROMはROM0に直接はんだ付けされている。これはBASIC-Iの写真でROMのラベルにはM5 BA4と書いてありますね。
RAM0の*OE(SRAM/ROM共通)は471(470pF)のコンデンサでGNDに接続してある。信号のタイミングを遅くして調整しているのだろうか。

BASIC-Gカートリッジ内部構成(RettoPC.net)を参考に見ていくとBASIC-Gも同じ基板。ただし16KバイトあるのでROM0/ROM1を使用し、SRAMも4Kバイト分実装している。

RAMのアドレスデコードは以下のとおり。
SORDM5_2019-08-13 22_52_41

 カードエッジの端子は以下のとおり。ただし必要のない*IORDなどは端子ごと削除されている。

スクリーンショット 2019-08-13 23.01.03


 次回はSRAMを32K、ROMを512Kからソフトを選択できるよう改造します。

PROMで*PGMをオープンにしていると読めないことがある

 ハマったのでメモ。

 パラレル接続のPROMは容量が違っても互換性があるようにピン配置にを決めてある。

スクリーンショット 2019-08-08 7.37.01

 さて、この28ピンパッケージでVppやP#(*PGM)をオープンにしたままでROMの種類を変えていたらリードできないものがあった。使ったのはいずれも富士通製のUVEPROM。

2019UVEPROM

 Vpp,*PGMをオープンにしたままでの結果は以下のとおり。

MBM2764 読める
MBM27C128 読めない
MBM27C256 読める

 データシートを確認してみると、リード時ではVppはVccと同じ、*PGMはVIH(=Hレベル)とあった。追加実験としてMBM27C128で*PGMを4.7KΩでプルアップしたらリードできた。

 ということでサボってハマってしまったという話でした。




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