まごころせいじつ堂

浜町庄金 研究開発  マイコンで遊んでばっかりで

2020年03月

メモ:PET2001のROMセレクト

 PET2001のROMはこのように大きなアルミ製の放熱板が接着してある。これはROM自体が発熱し内容が読めなくなるようなトラブル対策だと思われるが、実際手持ちのPET2001は基板上のROM付近が悪さをして起動しない。

2020PET2001ROM

 で、現在はROM/RAM replacement boardを使っている。これはMPU 6502と差し替えて使うボードで、メモリアクセスはボード上のROM/RAMに対して行う。ROMやRAMは一部または全部、本体側のメモリをアクセスするような設定もできる。


 PET2001のROMはMOSテクノロジ製で入手困難。このROM/RAMreplacement boardでもできるのだが入手性と価格で2台目以降のPET2001にはもっと簡便な方法で対処したい。ということでPET2001のROM領域だけでもリプレースできないか考えた。

 PET2001のROM領域は$9000~$FFFFで、このうち$E800~$EFFFの2KバイトはI/O領域となる。これを整理すると:

$8000~$FFFF はVRAM,ROM,I/O領域
$8000~$8FFF はVRAM領域なのでROMアクセスから除外
$E800~$EFFF はI/O領域なのでROMアクセスから除外
基板上のROMは全部はずし、6502と差し替えるボード上のROMにアクセスする

 ROM/RAM replacement boardはPLDでアドレスデコードを実現している。これ汎用ロジック2個ぐらいでなんとかできんだろうか。できた。

PET2001ROMDECODE_2020-03-17 21_18_56

 LS139とLS138をそれぞれ1個。初段のLS139では以下をデコード。
(1) x000_xxxx_xxxx_xxxx
(2) x110_xxxx_xxxx_xxxx

 次段のLS139では(2)に追加。
(2') x110_1xxx_xxxx_xxxx

 これらと$8000~$FFFFのアクセスを最終段のLS138でまとめ、クロックφ2とあわせROMの*CSを得る。ロジックは三段になるがクロックは1MHzなので問題ない。これで汎用ロジックIC 2個で実現できそう。



 今朝方あまりにも寒くて眠れずずっと考えていたのをメモしました。

15KHz対応の液晶ディスプレイと注意点

  1980年代の古いパソコンで遊ぶためには専用のデジタルRGB対応ディスプレイが必要になることがあるのだけれども当時物はブラウン管で場所も取るしそもそもブツがない。だが一部の液晶ディスプレイではデジタルRGBからアナログRGBの変換をすれば非公式で約15KHzの水平同期周波数に対応しているものがある。

 まずデジタルRGBからアナログRGBへの変換について。

VGA端子(Wikipedia)

 8ピン角型端子はディスプレイ側の形状で、パソコン側はほとんどがDIN 8P。すべての信号はTTLレベルだが、映像信号(R,G,B)はFM-8の例をみるとオープンコレクタの74LS07出力を330Ωで+5Vにプルアップした出力になっている。これをアナログRGBの信号入力、ピークで0.7Vになるよう電圧を変換する。インピーダンスを75Ωとして、デジタルRGBとアナログRGBをつなぐケーブルに直列に挿入する抵抗値は約130Ω。VSYNC/HSYNCはTTLレベルなのでそのまま接続してよい。

Untitled_2020-03-10 16_08_31

 作ってみたもの。68Ωと75Ωを直列にして143Ωにしている。
2020VGA1

 一部の機種はDIN 8Pに+12Vが供給されていたり、FM-11などRGBに加えてI(Intensity)信号が追加されているものもある。この基板は電源供給チェックのLEDをつけてあり、RGBIには未対応。


手持ちの液晶ディスプレイで15KHz表示が確認できたもの:

MITSUBISHI RDT171LM
MITSUBISHI RDT202WM-S
SONY CPD-L150

15KHz表示できなかったもの:

MITSUBISHI RDT156V
ADTEC AD-AS15R
LG L1753S

 15KHz表示は320x200や640x200のように縦200ドット、24KHz表示は640x400のように縦400ドット。VGAは31KHzで640x480で縦480ドット。24KHzも試したかったけど機材故障につき実験できなかった。ADTEC AD-AS15Rは以前試した結果では24KHz OK。

 さて、CASIO FP-1100ではこのようにドットが欠けたように表示される。これは640x400表示を水平同期周波数15KHzで行う場合に縦の奇数ドットと偶数ドットを交互に出力するインターレース表示を行っているせいできちんと表示できない。日立ベーシックマスターレベル3もインターレース表示モードでは同様の結果。レベル3純正では長残光ディスプレイというものを使っていた。液晶ディスプレイでは直前のフレームが残像にならないのでこうなるようだ。

2020VGA2


 これはSONY CPD-L150にCASIO FP-1100を接続した例。文字の形はちゃんとしていそうだが表示が二重にだぶっている。これはCPD-L150がディスプレイ側に画面のバッファを持っていて、インターレース表示での奇数側、または偶数側のフレームが残っているようにみえる。
あと、CASIO FP-1100は常時インターレース表示らしい。

2020VGA3


 ケーブルは完成品がありますね ↓




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