まごころせいじつ堂

浜町庄金 研究開発  マイコンで遊んでばっかりで

2021年07月

24kHz / 15kHz 対応液晶ディスプレイ調査

 昔のパソコンを楽しむためには対応したディスプレイが必要だがブラウン管の当時物はかさばるのでスリムな液晶ディスプレイが欲しいところ。三菱の液晶ディスプレイが15kHzに対応しているものが多いと聞き中古でコツコツ集めたものの対応状況を整理。

 昔のパソコンは320x200や640x200ドット表示のものが水平同期周波数が15kHz、640x400ドット表示のものが24kHz。CASIO FP-1100やHITACHI BASICMASTER LEVEL3といった640x400表示ができてもインターレース表示のものは15kHz。これはブラウン管の残像を利用して垂直同期の奇数回と偶数回で縦方向に異なるドットを表示するため、液晶ディスプレイの水平同期周波数が15kHzで対応していてもうまく表示できない。
 基本的にVGA対応(水平同期周波数31kHz)のディスプレイは公式には24kHzや15kHzはサポートしていないので映ればラッキー、同じ15kHzでもパソコンの機種によっては表示できたりできなかったりする。なおデジタルRGBをアナログRGBに変換するには対応するケーブルが必要。

 三菱の液晶ディスプレイは生産終了。その他VGA端子(+DVI端子)しかないようなディスプレイは古すぎてハードオフなどで処分価格。RDT171LMは5年前は4500円くらいしたけど今日買ってきたRDT1711Sは550円だったよ。


以下の確認は主にFM-11の400ラインモード(24kHz)と200ラインモード(15kHz)で行った。

・24kHz対応
MITSUBISHI RDT171LM (法人向け)
MITSUBISHI RDT1711S
MITSUBISHI RDT195LM
MITSUBISHI RDT202WM-S
MITSUBISHI RDT156V
MITSUBISHI RDT234WX-S
ADTEC AD-AS15R
SONY CPD-150

・このうち15kHz OKだったもの
MITSUBISHI RDT171LM
2021-07-27 23.20.07

SONY CPD-150 ※15kHzインタレースに正式対応
MITSUBISHI RDT234WX-S

・FM-11の200ラインモードではだめだったが過去実績があるもの
MITSUBISHI RDT202WM-S


皆さんのレトロPCライフにお役立てばさいわいです。


追記:15kHz/24kHzの液晶ディスプレイについてはこちらが詳しい
液晶ディスプレイ(たけるん通信)



FM11RAM V01L02 完成

 FM-11用拡張RAMカードの代わりとして使えるメモリボード。128KB/512KB SRAMを使用してFM-11のメモリ空間1MBをカバーできる。
 
これまでの関連記事:

2021-07-12 23.52.01

特徴
・128KB SRAM 1~4個または512KB SRAM 1~2個で最大1MBのメモリ空間
・FM-11EXなど本体内蔵の128KBを避けることができる
・アドレスデコードはGAL 16V8 1個

使用方法
・DIPスイッチ設定
 ENB 通常ON / OFFでSRAMのセレクト抑止。デバッグ用。
 D128 FM-11本体内蔵の128KBに相当するアドレス$00000~$1FFFFを抑止する。
 R512 ONで512KB SRAM、OFFで128KB SRAMを使用
 SEL 128KB SRAM(R512=OFF)のモードでアドレス空間を指定する。
  OFF $00000~$7FFFF
  ON $80000~$FFFFF
・取り付け
 FM11RAMカードは本体100ピンのスロットに対し64ピンしか使用しないため、1ピン側(拡張カード背面側)に寄せて実装する。

回路図

※右下のU6,U7は基板に予備パターンを載せたかっただけで無関係
FM11RAMV01L02sch

FM11RAMV01L02pcb

F1280101 GAL 16V8 アドレスデコード

部品表
U!~U4 SRAM(128KB) HM628128BLP-8,TC551001CP-85L
または
U1~U2 SRAM(512KB) AS6C4008-55PCN
U5 GAL ATF16V8B
J1 L型ピンコネクタ64P(32x2)
J2 DIPスイッチ4P
RN1 集合抵抗10KΩx4 (x8も可)
C1~C5 0.1uF50V積層セラミック
C8 10uF16Vアルミ電解コンデンサ
※C6,C7は空き
※必要に応じて 32P ICソケットx4、20P ICソケット x1

確認済項目
・FM-11EX(F-BASIC4.0) 先頭128KB抑止(D128=ON)にて
 512KBx2 全スロット認識確認
 128KBx4+512KBx1 2枚構成で認識確認
 512KBx2 CP/M86にて960KB認識確認

2021-07-09 01.25.52

さらにテストを行った後で設計資料一式の公開と基板の頒布を予定しています。

ScanSnap S1500のローラー交換

20230405追記:分解のやりかたついてはもうすっかり忘れてしまっているのであしからず。

 ScanSnapを使って十年くらいになるのだが最近は紙を吸い込まずにガガガッと異音がし、原稿を巻き込んで破ってしまうようになってしまった。調べると紙送りの4つのローラーが劣化してべとべとになってしまっていた。

以下を参考にローラーの交換をやってみた。かなり面倒らしい。
以下は機種が異なるがだいたい同じなので参考にした。

まずはローラーをaliexpressで注文。
フィードローラータイヤ

 本体の分解。まず底面のネジ4つを外す。制御基板が見えるがコネクタは全部抜いて外す。
2021-07-11 03.01.24

 ついでながらコントローラーはH8SX。
2021-07-11 03.03.39

 問題の劣化したローラーが見えるが、これを交換するには側面からシャフトを抜かなければならない。
2021-07-11 03.09.38

 制御基板を抜いたあとは背面の細長いカバー(上方向に抜くだけ)、給紙ローラーのカバー、給紙ローラーをシャフトごと外し、給紙トレイ、排紙トレイを外す。
 次に左右の側面カバーを外す。これは爪で引っかかっているので内側と隙間からこじって外す。そして全体を覆っている黒いプラスチックのカバーを外す。これは本体を両手で抱えて広げるようにするとカパッと外れる。ローラーを覆っている細長いカバーは外しにくいが爪を確認してうまいとこやれば外れる。

 劣化したローラーはピンセットなどで引っ張ると伸びるのでカッターなどで切ったりして除去する。
2021-07-11 03.41.49


 側面にギアが見えるが、この中央と右側にある黒いカバー付きのギアのシャフトにローラーが付いている。ベルトを外し、ギアを抜く。時間が経って劣化しているのでカバー部分は特に脆い。
2021-07-11 03.31.37

 このように金属のシャフトには金属の軸受けがある。軸受けのタブ部分をずらせば本体から外すことができる。シャフトを抜いたらアルコールで清掃。
2021-07-11 03.37.26

 今回いちばん大変だったのがシャフトへの新品ローラーの取り付け。指で押していくなど無理。そこで取り付けジグを作ってみた。穴の開いた金属板があったのでリーマーでシャフトが通るくらいまで穴を広げ、シャフトにクレ556を塗ってからぐいぐいと押し込む。油と樹脂ローラーはよくなかったかもしれないのでシリコンスプレーの方がよさそう。が、劣化しても次はもう交換したくないなあ。
2021-07-11 08.58.10


 元に戻す。ギアはカバー部分が欠けてしまった。中央の白い小さいのはテンションをかけるプーリーで、引っ張ると外れる。これを外した状態でベルトをかけ、元通りに取り付けると良い。
2021-07-11 09.35.10

 交換後のローラー。
2021-07-11 09.48.00

 試行錯誤の末4時間ぐらいかかった。ただ慎重にやれば(少々欠けても)元通りにはできます。
テストなので硬めの紙質のパンフレットを10枚ほど連続スキャンし問題なし。大丈夫でしょう。

※追記
最初からこれを手配していれば楽だったのに……




FM-11拡張RAMの簡易確認

 FM-11は128KBのメモリをマザーボードに内蔵している(AD2+は内蔵なし、256KBカードを実装)。6809カードは電源投入後、メモリ領域を0クリアし確認する。6809カードのBOOT ROM WU11-11ではメモリチェック状況を画面に出力する。128KB単位で緑色の">"を、メモリ領域が不連続でも表示する。
2021-06-27 21.47.01

 さて、作っているFM-11用のメモリカードだけれどもどのように動作確認しようか。F-BASIC4.0/5.0では最初の128KBの先、$20000~は認識しないのでOSが勝手に使うこともない。簡単にはPOKE文でMMR(Memory Management Register)を操作したのちMONで機械語モニタから覗くことができる。

 これは前回のGNDが浮いた状態の$20000~をダンプしたところ。MMR $FD35に書き込むことにより6809の$5000~$5FFFを4KB単位でA19~A12の任意の空間に割り当てることができる(F-BASICではこのアドレス変換は有効)。ここでは$5000~$5FFFを$20000~$20FFFに割り当てて確認している。
2021-06-28 02.35.50

BASICで確認用プログラムの土台を作ってみた。

2021-06-28 02.53.02

 これは$80000~$FFFFFにRAMを実装したときの実行例。0クリアが確認できる。
2021-06-29 15.14.41

 BASICからメモリを読み書きするのは非常に低速になるので、負荷をかけるには機械語でテストコードを書くか、ここまで確認できたらOS-9上で何か動かしてテストするのもよかろうと思います。

Programming the 6809
Labiak, William
Sybex Inc
1982-09-01


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