まごころせいじつ堂

浜町庄金 研究開発  マイコンで遊んでばっかりで

2023年02月

PASOPIAのシリアルインターフェース PASOPIA232C

 PASOPIAは内部にRS232C引き出し用のコネクタを持っている。これを引き出してDsub25ピンに変換し外部接続可能な基板を作った。

 スライドスイッチによりストレート/クロス接続切り替え可能。

2023-02-18 18.31.50

部品表:

PASOPIA本体との接続には16ピンのICソケットどうしを接続するDIP-CABLEが必要です。長さは15cm以上。

このようなコネクタを使ってケーブルを自作してもよい。

丸ピンICソケット16PをDIP-CABLEに刺して、PASOPIA232Cに接続すると端子を保護できます。

接続例:
秋月USB-シリアル(Dsub9Pオス) - ジェンダーチェンジャー(メスーメス) - Dsub9P-25P変換(オスーオス)
2023-02-18 19.32.04

T-BASIC 例: TERM 300,&H4C,F (300bps,パリティなし/1ストップビット/キャラクタ長8bit,全二重)
第1引数 : 75 / 110 / 150 / 300 / 600
第2引数:i8251の設定 
 bit 7:6 ストップビット 00 .. なし 01 .. 1bit 10 .. 1.5bit 11 .. 2bit
 bit 5:4 パリティ 00 .. なし 01 .. Odd 11 .. Even
 bit 3:2 データ長 00 .. 5bit 01 .. 6bit 10 .. 7bit 11 .. 8bit
 bit 1:0 00
第3引数:H .. 半二重 F.. 全二重
SHIFT + (STOP)でTERMモードを抜ける。

OA-BASIC 例: TERM 5,N,1,1,F
TERM {速度},{パリティ},{ストップビット},{キャラクタ長},{モード}
速度 : 5 .. 1200bps 4 .. 600bps 3 .. 300bps
2 .. 150bps? 1 .. 75pbs? 0 .. 110bps? ←これらは未確認
パリティ : N .. none O .. odd E .. even
ストップビット : 0 .. 0bit 1 .. 1bit 2 .. 1.5bit 3 .. 2bit
キャラクタ長 : 0 .. 7bit 1 .. 8bit
モード : H .. 半二重 F .. 全二重
CTRL + (STOP)でTERMモードを抜ける。

残念ながらT-BASIC,OA-BASICともDISK版でないとBASICから入出力を制御する命令が動かない。TERMコマンドのみ。

内蔵シリアルの制御は8255とZ80CTCの組み合わせでやっているので多分ソフトを書くのは簡単ではない。
2023-02-18 19.32.25

DIP CABLEの接続(1) プリンタ用のコネクタ上部を通す場合は、プリンタ用のコネクタを固定しているネジをいったん外してから通す。
2023-02-21 21.41.51

2023-02-21 21.44.27


DIP CABLEの接続(2) リセットボタン横にある穴から出す。

2023-02-21 21.56.33

2023-02-21 22.03.38

回路図

PASOPIA232C-sch

PASOPIA232c-pcb

参考資料:
『パソピアの内部構造』より
PASOPIA-SERIAL-16P

PASOPIASERIAL-25P

『PASOPIA全回路図』より
PASOPIASERIAL1

PASOPIASERIAL2

設計データ一式は後日公開予定。

boothにて配布開始しました。→ PASOPIA232C 基板


雑誌広告から調べたパソピアと周辺機器

 パソピアのカタログは持っていないので当時の雑誌広告などから拾い集めて調べてみた。

パソピアの最初の記事は I/O 1981.11 東芝パーコン『PASOPIA』

I/O 1981.12 よりPASOPIA広告掲載
 この時点での競合:MZ-80B,BML3,FM-8,PC-8001,PC-8801(予定)
I/O 1983.4 PASOPIA16広告 初登場
I/O 1983.7 PASOPIA7広告 初登場
I/O 1983.9 PASOPIA5広告 初登場
I/O 1984.6 PASOPIA IQ(MSX)広告 初登場
ここからPASOPIA IQと旧機種の広告がまじる
旧機種の広告はI/O 1985.4まで

I/O 1985.5 よりPASOPIA IQ HX-20,21,22の広告


PASOPIA周辺機器
(マイコン1983.1 I/O1982.12 I/O1982.3 広告より)

PA7161 ファインカラーディスプレイ 168,000
PA7200 ミニフロッピーディスクユニット 280kb x2 290,000
PA7251 ドットプリンタII 153,000
PA7240 4Kバイト RAM PAC2 14,000
PA7242 16Kバイト RAM PAC2 28,000
PA7244 32Kバイト RAM PAC2 未定
PA7246 漢字 ROM PAC2 40,000
PA7520 T-BASIC(ROM PAC1) 33,000
PA7522 OA-BASIC(ROM PAC1) 33,000
PA7540 MINI-PASCAL(ROM PAC1) 33,000
PA7210 8インチフロッピーディスクユニット 375,000
PA7202 片面ミニフロッピーディスクユニット 79,000
PA7300 拡張ユニット 78,000
PA7504 ジェネラルプログラムローダー 5,000
PA7521 T-DISK BASIC 18,000
PA7523 OA-DISK BASIC 18,000
PA7419 ユニバーサルカード 4,800
PA7426 RS-232Cケーブル
PA7500 CP/M 34,000
PA7150 グリーンディスプレイ 45,000
PA7160  カラーディスプレイ 79,000
PA7170 液晶ディスプレイ 40,000
PA7201 増設フロッピーディスクユニット280kb x2  266,000
PA7250 ドットプリンタI 69,000
PA7370 カラーTVアダプタ 13,000

PASOPIA7周辺機器
(I/O 1983.7 I/O 1983.12 I/O 1984.2 広告より)

PA7152 グリーンディスプレイ 29,800
PA7165 ファインカラーディスプレイ 98,000
PA7171 液晶ディスプレイ 60,000
PA7207 ミニフロッピーディスク 79,000
PA7208 増設片面ミニフロッピーディスク 69,000
PA7230 データレコーダ 12,800
PA7253 ドットプリンタII 139,000
PA7290 カラープロッタプリンタ 39,800
PA7373 カラーTVアダプタ 14,000
PA7380 RS-232Cアダプタ 27,000
PA7502 CP/Mシステム 34,000
PA7528 パソピアT-BASIC 9,800
PA7234 パック拡張ユニット 18,000
PA7241 RAM PAC 4KB 14,000
PA7243 RAM PAC 16K 28,000
PA7245 RAM PAC 32K 39,000
PA7247 漢字ROM PAC 40,000
PA7390 ジョイスティックアダプタ 27,000
PA7470 EP ROMホルダー 9,000
PA7221 ミニフロッピーディスクユニット(両面倍密) 158,000
PA7291 カラープリンタ PA7291 123,000
PA7232 コンパクトフロッピーディスクユニット 69,800
PA7381 ボイスユニット 29.800
PA7248 RAM PAC 64KB 56,000

元の広告にあった誤記はできるだけ直したけど間違えてたらごめんね。

パソピアの漢字ROMPAC2 PA7247

 PASOPIA / PASOPIA7用の漢字ROMカートリッジを入手したので調査。

漢字ROMPAC2 PA7247。旧版はPA7246でおそらく同じもの。
2023-02-12 00.02.17

第一水準の漢字ROM TMM23256P 0174~0177
2023-02-12 00.02.04

PAC2のI/Oポートは&H18~&H1B。漢字ROMの場合は
&H18 : ROMアドレスA7~A0
&H19 : ROMアドレスA15~A8
&H1A : ROMアドレスA16(最下位ビット)
上記をセットした後で&H18~&H1Bの任意のI/Oポートを読み出すと漢字ROMのデータが読める。

 最近出たKiCad7の操作練習も兼ねて回路図起こし。
PASOPIA-PAC2KROM

U3 LS74、U5 LS374、U4 LS374でPASOPIA側からのA16~A0を保持。漢字ROMのフォントは16x16ドットでROM 0174~0177は8バイト(8x8dot)づつ左上/右上/左下/右下を構成している。PASOPIA側から見てA0とA4でROMを選択、A1/A2/A3でフォントの1/4(8x8dot)にあたる8バイトを読み出せる。連続たアドレス32バイト読むと漢字1文字分のフォントが2バイト(16dot)x16行として読める。


PAC2インターフェースは8bitの双方向バスにアドレスCAD1,CAD0の2bit、セレクト信号の*CSEL2、リードライトの*CRD / *CWR。ここにPPI 8255をつなげるような信号になっており、実際ジョイスティックインターフェースや4KRAMカートリッジは8255が使われている。PAC2の信号は漢字ROMカートリッジ内6.8kΩでプルアップされている。

DIP28SSOP32P1mm 1mmピッチのSSOP→DIP変換基板

 沖電気のMSM82C51A-2GS-KをDIP 28ピン品と間違えて購入してしまった。これはSSOP 32ピンでピンピッチが1mmとあまり見かけないもの。市販の変換基板は1.27mmや0.635mmしかないので作った。

回路図:
SSOP 32ピンのうち4本はNCで残りがDIP 28ピンに対応している。
DIP28SSOP32P1mm-sch

JP1をショートするとベタ面と8251のGND(5ピン)が接続される。
DIP28SSOP32P1mm-pcb

設計データ一式はこちら。ガーバーデータはそのまま使えます。

2023-02-06 02.43.50

 SSOPのフットプリントの長さ方向には余裕がありません。
SSOPのはんだ付けはYouTube動画などを参照してやってみました。色々やり方はあるようです。
私の場合、有鉛糸ハンダ0.8mm、先の細いハンダゴテを使いました。位置合わせの仮止めのために1ピンと対角のピンを少しカットしてフットプリントに余裕をもたせてはんだ付けし、残りはフラックスをたっぷり塗布した後で1ピンづつはんだ付けしました。JP1もブリッジしておきます。
2023-02-06 22.03.05

 SORDm5F基板で動作確認。OK
2023-02-06 22.47.39

見かけたことはないですがその他の1mmピッチSSOP品にも使えるはずです。

PYUUTAJOY3 ぴゅう太用MSXジョイスティックアダプタ

 ぴゅう太のパッド型コントローラの代わりにMSXジョイスティックを接続するアダプタの三作目、
PYUUTAJOY3を作りました。

2023-02-02 21.10.47

 前作 PYUUTAJOY2 と同等の機能で2本のMSXジョイスティックが接続可能、SL/SRのトリガボタンを入れ替えることができます。
 PYUUTAJOY2は基板1枚を1P/2P兼用の設計にして上下に合体させるしくみが自分でも気に入っているのですが、部品点数が多くなり組み立てるのが面倒でした。これを部品削減とコネクタを垂直に取り付けることにより同一面積で同じ機能を実現したのがPYUUTAJOY3です。

その1:Dsubコネクタの垂直取り付けフットプリント
 KiCad(5)にはDsubコネクタを垂直に取り付けるためのフットプリント DSUB-9_Male_Vertical_P2.77x2.84mm というのがありますがどうみても端子の穴が小さいので自前のフットプリントライブラリにコピーして編集。1番ピンの四角いパターンは円に変更し、デフォルトでぎりぎり端子間に配線が通るよう穴を拡大。
DSUB9VLH

 サイズは2.1mm、穴は1.6mmでOK
DSUB9VLHpad

実際に挿入してみるとDsubコネクタ両端は6mmスペーサが適合、もう少し押し込めることができるくらい。ハンダ付けは端子間の内側からするとよい感じ。
2023-02-03 23.51.47

その2:ダイオード削減
 ぴゅう太のコントローラは6個のダイオードを内蔵しておりPYUUTAJOY2でも合計12個のダイオードを使用していた。が、回路図を見てみると減らせそうな感じがする。

ここからは回路図 ぴゅう太 (TP1000) キーボード、コントローラまわり を参照。
キーマトリクスはJ2、コントローラはJ3のコネクタ。

キースキャン出力はLS138のY0~Y7出力がダイオードを介してJ2-1,2,3,4,5,6,7,8に対応。どれか1つだけが"L"になりその他はダイオードのおかげでオープン。キーマトリクスを通ってJ2-9,10,11,12,13,14,15,16がLS251の入力D0~D7に対応。LS251のセレクト端子A,B,Cでどれか1bitを選択して読み取る。
コントローラはコモン端子がLS138のY4,Y5でそれぞれJ3-1,J3-2に対応。J3-3,4,5,6,7,8はキーボードマトリックスのJ2-11,12,13,14,15,16に対応し、それぞれがコントローラのSL,SR,Down,Left,Up,Rightボタンに対応する。これらはキーボードマトリックスの
[Oラ] [Pセ] [Lリ] [;レ] [.ル] [,ネ]
[¥ヘ] [@ヲ] [:ケ] [ ム] [/メ] [ ロ]
に対応する。なのでコントローラを接続しなくても対応するキーを押したら反応するはず。

LS138からの出力はダイオードを介しているので複数キーを同時に押しても"L"と"H"がショートしないようになっている。しかしコントローラのコモン端子はなぜかLS138の出力が直接出ている。このためコントローラ内の6個のボタンそれぞれにダイオードが挿入されているのだが、LS138の出力もLS251の入力も同時に1bitずつしか行わないのでコモン端子をダイオードの先から出していればコントローラにダイオードはいらなかったはず。ということでPYUUTAJOY2を改造し、コモン端子側にダイオードを挿入し本来ダイオードを入れるべき箇所をすべてショートしてみたら問題なく動作した。

PYUUTAJOY3回路図
PYUUTAJOY3V01L01-sch
※ダイオードが並列になっているのは貫通部品と表面実装部品を選択するためで実質1本

PYUUTAJOY3V01L01-pcb

 組み立てると高さがあり送料が高くなりそうなので今回はキットで配布する予定です。設計データなども公開予定。


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