知人や友人に頼まれて中古でいいからパソコンが欲しいと言われたら?

 まず、余程のことがない限り断れ。サポートしなきゃいけなくなる。
 また、ほとんどの人はPC=ノートPCの事だと思っている。デスクトップは論外らしい。

 では、どうしても用意しなければならないとしたら。私はこうした。
(1) 本体はWindowsXP以上の法人用PCを用意。法人用は余計なソフトが入っていないし標準的なチップセット構成なのでドライバ探しも楽。当然、ライセンスのシールがケースに貼ってあるものを。
Pentium4 3GHzがAtom330程度の性能なのでそれを目安に。また、DVD再生/書き込みもこのクラスなら問題ない。HDDもIDEが主流だがBigDriveにも対応している。が、40GB〜80GBでいいだろう。
メモリはこの頃はDDRが主流だが入手が困難。合計1GBあれば大丈夫。512MBはちょっときつい。
自分で組み立てるのは避けたい。余計な工数がかかるし、静音化が難しい。こういったユーザーはファンがうるさいのには我慢出来ない。
(2)モニタは液晶の1280×1024程度の物を。古いPCだと16:9ワイドに対応していない。
(3)キーボードは日本語キーボード、マウスは適当に。USB接続が望ましい。 
 
 以上でハードは大体3万円以下で準備できる。NetBookも選択肢としてはあるが、年配の方にはディスプレイが小さすぎてきつい。
 Memtest86+ Advanced Memory Diagnostic Toolで念のためメモリテストを済ませておく。

 ソフトウェアのセットアップ。WindowsXPを前提とする。
(1) Pentium4の場合、BIOS設定でHT(Hyper Threading)をOFFにしておく。インストール時のトラブルを極力避けるため。
(2)OEM版WindowsXPをインストール。ライセンスキーはボディに貼ってあるシールから。
 メーカーが提供しているリカバリCDがあれば、ライセンスキーなしでもインストールできるようだ。ユーザ名は使用者の苗字など。パスワードは付けない。
 ドライバインストール時はPS/2マウス接続を推奨。USBデバイスが認識する以前でも動作してくれるし、IMEの操作で文字もマウスから入力できる。
(3)ダウンロード詳細 Windows XP Service Pack 3 - ISO-9660 CD イメージ ファイルをダウンロードしてCD-Rに焼いておく。これを適用。なお、SP3はSP1以降適用済が前提なので、SP1が当たっていない場合はWindows XP Service Pack 3の記事を参照してSP1aまたはSP2を適用する。CD-R経由でSP3を当てるのはオンラインのアップデートだと大変煩雑なため。SP3適用後も最新パッチにするまでは相当の時間がかかる。これは回線速度だけでなくPCの速度も関係する。
(4)ユーティリティ類をインストール。これはなにかあったときに作業者が使いやすいように入れておく。Lhaplus,Terapad,Adobe ReaderXなど。デスクトップにできたアイコンは「保守」フォルダでも作ってそこに隠しておく。
(5)アンチウィルスソフトは色々あるがアバスト!無料アンチウィルスを推奨。これはAVG等と比較した場合、再起動やうるさいダイアログボックスが出てこないようにできるため。メールアドレスを登録する必要があるが、次のYahoo!で取得したメールアドレスにしておく。
(6)IE8をインストールしているはずなので、スタートページをhttp://www.yahoo.co.jp/にしておく。それからユーザに説明しながら一緒に操作し、メールアドレスを取得する。別のメールアドレスが必要になるが、携帯電話のメールアドレスにするか、プロバイダ提供のメールアドレスを指定しておく。
ThunderBirdやOutlookExpressなどを設定しないのは、どうせ使わないため。面倒なことはやめてWebメールのみ使ってもらう。慣れてきたら聞いてくるはず。
(7)オフィスソフトをインストール。Microsoft Officeが買えなければOpenOffice.orgなどを。
(8)インストール作業時には変更していたかもしれないが、デスクトップの操作体系を「シングルクリックで実行」、「クラッシックメニューからデフォルトに戻す」、「”フォルダオプション”で登録した拡張子を表示しないをオフに、それ以外はデフォルト」に設定しておく。ダブルクリックが難しいという人は多いのだ。
(9)自動更新をオンにしておく。

 とにかく、極力不要なダイアログボックスを表示させないようにすること。慣れないので操作に迷うし、ダイアログボックスが出るたびに電話で呼び出されることになる。英語表示にも慣れないので日本語化されていないソフト類もできるだけ避ける。ログインも自動に。複数人で使い分けるようなことはしない。
 これでパソコンに慣れてくれれば、もっと速い機種が欲しくなったり使い方に関する質問をするようになってくるが、ただ単にパソコンというものが欲しかっただけという人も多いので、それはそれで放置しておけばよい。人生においてパソコンが最優先という人ばかりではないのだ。