前回の続き。

 さて、KP580BM80Aの動作が怪しいので確認用にebayでもう1個購入。2週間程度で届いた。

 マークが{S}みたいなのは製造元(工場?)が異なるため。
2019KP580-1

 で、問題なく動作。ということはKP580BM80Aは個別故障ということになる。
2019KP580-2

 PALO ALTO BASICで5.09V/0.51A、BASICでA=A+1しながら数字を表示するループ実行で0.53A。電圧高めなのはスマホ用のUSB電源アダプタを適当に使ったせい。

 これでおしまい、でも良かったのだけれどももうちょっとだけ調査。

 割り込みの観測のため8080のINTE(pin16)にLEDを追加。電流制限抵抗は大きめ(8.2kΩ)にしたので駆動力ヨワヨワの8080でも問題ないでしょう。
2019KP580-3


 INTEは故障と思われるKP580BM80Aでもリセット後は点灯。ただし端末側のキーを押してINTを発生させるとLEDで消え、画面に連続した文字は出なくなる。つまりPALO ALTO BASICのROMで割り込みを受けるまでは画面に連続して文字が出ているので、CPUはなにかしらの命令を実行しているのだが、どこかで暴走しループしているように見える。
2019KP580-4

 故障箇所は前回の調査でわかった「INT信号で割り込みが発生し割り込みがマスクされるが38Hには飛んでいない」以外にもあり特定の命令の実行またはジャンプ先が変わるような動作でおかしくなっているようだ。少なくとも00HのNOP連続による動作はできた。

 横井与次郎著 マイクロコンピュータ・ハードウェア基礎技術 のp.156にある3.1.3 8080Aの絶対最大定格によると-5V側の電流は1μA〜1mAとあるが、ここの電圧が0Vだと+5V/+12Vの電流が非常に大きくなるので長時間-5Vを与えない状態で使うのはしてはいけないと書いてある。ということは何らかの原因で-5Vが印加されなくなったら動くことは動くけれども発熱で8080が故障するのであろうか。

 まあ良品を壊してまで調べようとは思わないので故障調査はこれでおしまい。ということでソ連製の8080クローンでもSBC8080は動作します。