前回のつづき。

電源を投入すると、CRTが温まっていれば一瞬ランダムパターンが表示されて消える。
CRT自体も輝度調整のVRが接触不良だがちょっと後回しで、動いているPET2001Nの筐体にメインボードを接続して調査。

調査結果:
(1) CPU単体は正常
(2) VRAMは片側が故障
(3) ROMは正常
(4) RAMは故障
2021-03-21 11.49.54

 ROM/RAM replacement boardを使ってメインボード上のROM/RAMをバイパスし動作確認。

2021-03-23 21.57.10

 BASICは起動するがVRAMが化けている。文字を入力すると離れた所に化けた文字が出てくる。毎回同じ表示なのでなんらかの法則性がある。
 文字入力で64キャラクタ離れた所に化けた文字が表示される。画面の位置によっては64文字先だったり64文字前だったり。これはVRAMのアドレスSA6がおかしそう。
 文字化けのパターンをさぐる。0~9で0、AAAと入力すれば@@@、P入力でP。PETSCIIコードで確認すると上位4bitが化けている。下位bitが書き換えられていないか確認する。64文字先をX(0101_1000)で埋めた後、A(0100_0001)を書き込むとH(0100_1000)が表示される。これで上位4bitだけ書き換わっていることがわかった。

 この UF7 2114 が故障している可能性がある。UF8 2114にも同じアドレスが与えられ同じタイミングで書き込まれているがUF7のみSA6を0/1両方の状態で受け取って複数の箇所に書き込まれている。
 ただ直付けされているので外してソケット化しなければならない。私のPET2001N(CBM3032)はソケットだった。
2021-03-23 22.42.16

 さてROM/RAM replacement boardでメインボード上のROMやRAMを有効にしながら動作確認。まずROMはOKだった。
2021-03-24 22.32.48

 RAMは有効にするとBASICは起動しない。前半16KBをROM/RAM replacement boardに、後半16KBをメインボード(メインボード上は空)にするとRAM 16KBで起動する。
2021-03-24 22.34.09

 メインボード上のRAMを有効にしてPETTESTERを動作させると"B"表示、異常がある。

 このCBM3016は8Kx1bitのDRAM(MK4115P-4)が16個で直付け。CBM3032は16Kx1bit DRAM(4116)が16個。
2021-03-24 22.50.07

 もし下位8KバイトのみにしたければジャンパーのIをカットしLを接続すればよいが、下位8Kバイトに対応する8個のDRAMが生きていることが前提。
 ソケット化して入れ替えてもMK4115P-4が入手困難なので元通りにするのは難しいので、入手しやすい16Kx1 DRAMに交換すれば同等になる。ジャンパーは変更が必要。

CBM3032  8KRAMx16 xxCxxF HIJxxxxPxS / BA15 32K
CBM3016 16KRAMx16 AxxxEx xIJxxMxPxS / BA15,BA14 16K

A,C,B RAMTYPE 8K-1 16K-1 8K-0
E,F ROW SELECT 8K/16K
H,I,J,L,M RAMデコード
N,P I/Oセレクト BAS14/*SEL8
R,S I/Oセレクト *SEL8 *SELE

メモ:4116、I2~I9(奥)は*CAS0、J2~J9(手前)は*CAS1