twitterでこういうつぶやきがありましたので、興味を持って調べてみました。

 確かにフォトインタラプタだと発光部と受光部が外部に出ているので黒がいいのだが、素子の内部に発光部と受光部が埋め込んであるフォトカプラのパッケージはなぜ白なのだろうか。
 画像検索であたってみると、東芝製のフォトカプラが白いものが多い。そこで東芝セミコンダクタに質問することにした。

その前にフォトカプラについて。発光側はLED、受光側はフォトトランジスタや太陽電池などで受けることにより、制御する方(マイコン等)と制御される方(モータ等)を電気的に絶縁する役割を持つ。メーカーによりフォトスイッチ、MOSphotoスイッチなどと違う呼び名がある。

東芝

フォトリレー

松下電工

Photo MOSリレー

日本電気

光MOSFETリレー

沖電気

光MOSスイッチ

沖田製作所

Photo DMOS-FETリレー

HP

Solid State Relay

オムロン

MOS FETリレー 


動作原理などについてはメーカーの資料を参照のこと。
PhotoMOSリレーとは
ソリッドステートリレー概要

さて、東芝のカタログp.68〜69に図解がある。これらのうちシングルモールド型は白い樹脂、ダブルモールド型は内側が白い樹脂で外側が黒い樹脂。
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 シングルモード反射型はLEDと受光器が同じ方向を向いている。モールド内部で光が反射して伝わる。 07


 シングルモールド対向型はLEDと受光器が向かい合っている。 29


 シングルモールド対向型フィルム入りはLEDと受光器が向かい合っている。さらにLEDと受光器の間にフィルムが挿入されている。これは絶縁電圧を高くする効果がある。 42

  ダブルモールド品は 内部が赤外光を通す白色樹脂で外側のみ黒樹脂の構造となっており、絶縁特性に優れているメリットがあるが、一般的に高価格というデメリットもある。 また、特許方面から調査したら 1992年、東芝の特許特許公開平6-21506 というのを見つけた。 薄型フォトカプラ これによると可視光による外乱を防ぐモールドを選び、LEDは赤外線を使っている。ここからは推測だが、リードフレームを曲げて対向となるように加工するのは難しく、リードフレームにLED、受光素子を並べて載せるしかなかったら天井で反射させるしかない。これが反射率の高い白いモールドを選んだのではないかと思われる。


 これはFAIRCHILDの素子。 2013fairchild
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 Optoplanarと呼んでいるが、東芝のシングルモールド反射型に似ている。特許切れたのかな?

 とまあなぜフォトカプラは白いのかで調べてみたら面白かった。丁寧に質問に答えてくださった東芝セミコンダクタ&SSDのWEBユーザサポート窓口担当の方、ありがとうございました。